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2007年9月 アーカイブ

2007年9月 3日

Webページレイアウト変更

■目的
Webページのレイアウト変更を計画中です。

■サイトマップ
 メインページのテーマはPC/SKI/BLOGとなります。
 全容をよりクリアにしアクセスを容易にするためサブカテゴリを追加します。
 例:PC-Hardware/Software/Net&Media
 
■レイアウト
 メインページのレイアウトとテーマカラーは概略以下のとおりです。
  PC:グレイ/緑  SKI:グレイ/青  BLOG:グレイ/グレイ
 
■結果
 メインページのレイアウトのイメージができたので各カテゴリのレイアウトを作成予定です。
 Movable Typeの導入でページ作成はかなり楽になっていますが、現行ではまだメリットを生かしているといえません。
 ・カテゴリ分けで内容を明確にしてアクセスが容易な構成に変更予定です。
 ・トラックバックや同じ仲間とのコミュニケーションの仕掛けもあわせて検討予定です。

■参考資料
 松原慶太ほか 「標準Webデザイン講座」 2003/3初版 翔泳社

2007年9月 6日

B5ノートPC検討

■目的
 性能向上のため2002年モデルThinkPadX24ノートPCのリプレイスを計画中です。

■仕様比較
 現行ThinkPadX24と予定のX60を比較した結果です。
 条件はCPU:Dual Core、Memory:1GB、HDD:80GB、OS:WinXP ProまたはVista Business以上です。
  ThinkPad X24 (現行)
2662-L3J
ThinkPad X60
1709-Q6J
CPU Pentium Ⅲ
1.13GHz-M
Core2 Duo T7200
2GHz
ChipSet 830MP 945GM
Memory 384MB (PC133 128 +256MB) 1GB (512MB x2 PC2-5300)
Video RAM ATI Mobility Radeon
8MB AGP
128MB (共用)内蔵
HDD 80GB (30GB から換装) 120GB
CD/DVD なし (外付け) なし (外付け)
FD なし (外付け) なし (外付け)
Display 12.1 XGA 1024 x768 12.1 XGA 1024 x768
USB 2x USB1.0 3x USB2.0
IEEE 1394 1x IEEE 1394 1x IEEE 1394
Ethernet 10 /100 BASE-T 10 /100 /1000 BASE-T
無線LAN IEEE802 .11b IEEE802 .11a/b/g
battery
稼動時間
4Hr 3.6Hr
Size B5 279 x227 x25-30 mm B5 268 x211 x20-30 mm
Weight 1.69Kg 1.44Kg
OS Win XP Pro Win Vista Business 正規版
Office なし なし
Others - 指紋センサ
Bluethooth
SD カードスロット
価格
(秋葉原通販)
- 129 Kyen
*各モデルの詳細情報は以下です。
  ThinkPad X24
  ThinkPad X60
  Dynabook SS SX15A

■結果
 CPU性能から選択すれば圧倒的にX60です。
 X60はUSB、Ethernetは現行の10倍の転送速度仕様になります。

2007年9月 8日

X24 fedora7インストール

■目的
 Fedora7をThinkPad X24にインストールします。
 X24はWeb Serverとして使用のDynabook SS3440の代替えとして使用します。

■Fedora7
Fedora7のサイトはこちら
Fedora7/wikiのサイトはこちら

■インストールDVDの作成
(1)ダウンロード
  Mirrorサイトリストからrikenを選択してISOイメージをダウロードです。
 ftp://ftp.riken.jp/Linux/fedora/releases/7/Fedora/i386/iso/F-7-i386-DVD.iso
(2)DVD作成
ISOイメージからインストールDVDを作成します。
  ISOイメージからインストールDVDの作成方法はこちら


■Bootの変更
 X24起動時にF12を選択しBootシーケンスをCD/DVDに一時的に変更します。

■インストール
 今回は以下の設定でインストールです。
 なお今回のServer構築に必要なAPPもインストールしておきます。
 WWW(Apache) FTP(vsftp) MySQL Perl SSH
2007/5月に公開されたfedora 7はRedhat Linuxの先行開発バージョンで無償で使用できます。カーネルは2.6.21で主なAPPのVerは以下になります。
 gnome 2.18.3
 glibc 2.6
 gcc 4.1.2
 httpd 2.2.4
 Samba 3.0.25
 MySQL 5.0.37
 perl 5.8.8
項目 設定値
言語 Japanese
keyboard JP106
モード 新規インストール
Partition パーティションを削除してデフォルトレイアウトを作成=選択
 sda 76317MB ATA HTS541080 G9AT00
 起動ドライブ: sda 選択
 パーティションレイアウトの再確認と変更=on
 警告 (Partition削除?)= はい
Partition 確認
LVM Volume Group
 Vol Group 00 76160
  LogVol00 / ext3 format= on 75392
  LogVol01 swap format= on 768
Hard drive
 /dev /sda
  /dev /sda1 /boot ext3 format= on 102 1 13
  /dev /sda2 Vol Group 00 LVM PM format= on 76215 14 9729
Boot Loader Grubブートローダは /dev /sda上にインストール= on
Fedora 7 /dev /Vol Group 00 /LogVol 00= default
Network eth0 192.168.1.x /24 Auto= アクティブ
ホスト名=X24
Gateway= 192.168.x.x
DNS= Gatewayと同じ値 Gateway から取得
Time Zone 都市: アジア /東京
システムクロックでUTCを使用= on
Root Password rootパスワード: xxx
Software 今すぐカスタマイズする= on
Sftware
Customize
アプリケーション
 著作と発行= on (HTML /pdf 変換など)
開発
 開発ツール= on (Perlなど)
サーバ
 FTP サーバ= on
 MySQL データベース= on
 Web サーバ= on
 サーバ設定ツール= on
Firewall ファイアウォール= 有効
信頼できるサービス
 ftp= on
 SSH= on
 WWW= on
SELinux SELinux: 無効
■キャラクタモードでの起動
 本番のServer適用時はXwindowなしで起動するように/etc/inittabの内容を以下のとおり変更します。
 変更前 id:5:initdefault:
 変更後 id:3:initdefault:

■結果
 問題なくインストールを終了しソフトのUpdateも完了しました。
 ISOイメージのダウンロードにはADSL8M回線を利用して約90分/2.8GBを要しました。
 80GBのHDDでインストールに要した容量は3.5GBです。

2007年9月11日

X24 Webサーバの更新

■目的
 Webサーバ高速化のためPentiumⅢ500MHz Dynabook SS3440を1.13GHzのThinkPad X24に更新します。

■Webサーバの移行
 移行に伴う関連事項は以下になります。
項目 移行前 移行後
本体 Dynabook SS3440
Pentium Ⅲ 500MHz 128MB メモリ
30GBHDD
ThinkPad X24
Pentium Ⅲ 1.13GHz-M 384MB メモリ
80GB HDD
OS Fedora Core Fedora
httpd Apache Apache
ftp vsftp vsftp
ftp クライアント NextFTP NextFTP
Blog Movable Type 3.2 Movable Type 4.0
DB MySQL 5 MySQL 5
perl Perl Perl
解析 Webalizer Webalizer
■Fedoraのインストール
 Fedoraインストール時に以下のアプリもインストールします。
  Apache/vsftp/MySQL/perl
  Fedora インストール詳細はこちら

■Apacheの設定
 /etc/httpd/conf/httpd.confを設定します。...セキュリティの関係で非公開です。
 なお文字コードをUTF-8に統一のため以下を変更します。
 AddDefaultCharset shift_jis -> utf-8

■vsftpの設定
 /etc/vsftpd/vsftpd.confを設定します。
vsftpの設定の詳細はこちらです。

■ftpクライアント
 Fedora7の文字コードがUTF-8なのでNextFTPクライアントの文字コードを以下にします。
 *正しい設定がされないと文字化けの要因のひとつになります。
 

■Blogデータベースの作成
 Blogで使用するデータベースを作成します。
 # chkconfig --level 35 mysqld on ..MySQLの自動起動設定
 # service mysqld start ..MySQLの起動
 # mysqladmin -u root password PASSWORD ..パスワード設定
 # mysql -uroot -pPASSWORD ..ログイン
 mysql> create database blog character set utf8; ..db生成
 mysql> grant all on blog.* to bloguser@localhost identified by 'PASSWORD'; ..user/password設定
■MySQLのバックアップと移行
 SS3440のBlogで使用のデータベースをバックアップしX24に移行します。
  バックアップとリカバリ(移行)の詳細はこちらです。

■Movable Typeの導入
 アップグレードで導入の場合と同様です。
  Movable Type導入の詳細はこちらです。

■crontabの設定
 以下を自動実行するように設定します。
 ・Webalizer ..Web解析
 ・MySQLのバックアップ
 # crontab -e
  00 5 * * * webalizer -o /home/www/usage/ /var/log/httpd/access_log
  00 6 * * * mysqldump -a --user=root --password=PASSWORD blog > /home/kuri/blog.mysql
■結果
 2日ほどでSS3440からX24への更新を完了しました。
 OSを含めて関連する8つのアプリの更新も無事完了し軽快に動作中です。
 更新に関連する設定ファイルはバックアップしておきます。
 /etc/httpd/conf/httpd.conf /etc/vsftpd/vaftpd.conf /etc/hosts.allow /etc/hosts.deny
 /etc/vsftpd/chroot_list /etc/vsftpd/user_list mt-config.cgi /etc/my.cnf
 

2007年9月17日

X60:WinXP/AHCI Diver

■目的
 ThinkPad X60 VistaモデルをWinXPに変更ます。
 WinXPはAHCIを正式サポートしていませんがIntelよりDriverを入手してSATA/HDDの高速転送を可能にします。

■AHCI
 Advanced Host Controller Interfaceの略。
 これまでのSATAはパラレルATAとの互換性を確保するためSATAのネイティブな実力を発揮していません。
 AHCIをサポートすることでSATA本来の動作が可能になりより高速なHDD転送速度を実現できます。
 ThinkPad X60のChipSetは945GMですがAHCI搭載の区分では
  インテル 82801GBM I/O コントローラー・ハブ (ICH7M) - AHCI  となります。
 AHCI搭載のIntelチップセットには以下があります。
  • インテル 82801HR/HH/HO I/O コントローラー・ハブ (ICH8R) - RAID / AHCI
  • インテル 631xESB/632xESB I/O コントローラー・ハブ - RAID / AHCI
  • インテル 82801GHM I/O コントローラー・ハブ (ICH7MDH) - RAID のみ
  • インテル 82801GBM I/O コントローラー・ハブ (ICH7M) - AHCI のみ
  • インテル 82801GR I/O コントローラー・ハブ (ICH7R) - RAID / AHCI
  • インテル 82801GH I/O コントローラー・ハブ (ICH7DH) - RAID / AHCI
  • インテル 82801FR I/O コントローラー・ハブ (ICH6R) - RAID / AHCI
  • インテル 82801FBM I/O コントローラー・ハブ (ICH6M) - AHCI のみ
  Intel マトリックスストレージテクノロジのサイトはこちら

■ThinkPad X60
 IBM B5モバイルノートで、最新機種はX61。X60は価格40%値引きながらCPUにCore2Duo2.0GHzを搭載。
 OSはVista Business あるいはXP。Vista Business版を購入ながらOSをXPに変更します。
項目 ThinkPad X60
1709Q6J
ThinkPad X60
1709GDJ
OS Windows Vista Business Windows XP Pro
CPU Intel Core2 Duo T7200 (2GHz) Intel Core2 Duo T7200 (2GHz)
FSB 667 MHz 667 MHz
ChipSet Intel 945GM Express Intel 945GM Express
Memory 1GB (512MB x2) 1GB (1GB x1)
HDD SATA 120GB SATA 120GB
CD /DVD なし (Option) なし (Option)
Display 12.1" 1024 x768 12.1" 1024 x768
LAN 10 /100 /1000 Base-T 10 /100 /1000 Base-T
Wireless IEEE802 .11a/b/g IEEE802 .11a/b/g MIMO 対応
USB 3x USB2.0 3x USB2.0
IEEE1394 1x IEEE 1394 1x IEEE 1394
Size 268 x211 x20-30mm 268 x211 x20-30mm
Weight 1.44Kg 1.44kg
消費電力 最大 65W 最大 65W
その他 指紋センサ
Blue-tooth
SDスロット
指紋センサ
Blue-tooth
SDスロット
■WinXPインストール時のAHCI Driverの組込み
 X60のBiosで[Configuration][SATA=AHCI]であることを確認します。
 IntelのサイトよりダウンロードしてDriver用FDを作成してWinXPインストール時にF6でDriverを組み込みます。
 (1)Driver FDの作成
   対象:フロッピー設定ユーティリティインテルマトリックスストレージマネージャ 5.5.0.1035 2006/01/05
    X60用AHCI Driverのダウンロード先はこちら
 (2)Driver組込み
   WinXPインストールの最初でF6キーで以下のDriverを組み込みます。 
   「Intel(r)82801GBM SATA AHCI Controller(Mobile ICH7M)」
■WinXP用AHCI Driver
 WinXPのAHCI Driverはソフトウェア導入支援ユーティリティでThinkPadのサイトから自動インストールします。
 * Windows Update後にソフトウェア導入支援ユーティリティを実行。

■結果
 ThinkPad X60 VistaモデルをXPに変更しAHCI をサポートしました。
 X60で使用できるIntelサイトのDriverは5.5.0.1035 2006/01/05のVerに限定されます。
 X60のBiosで[Configuration][SATA=Compatiblity]でAHCIを適用しないことも可能です。
 今回Vistaの削除後にAHCI Driverの必要が判明し、X60のF6用Driverの入手に時間をかけてしまいました。
 以下はWinXPインストール後のDevice Manager表示の例です。
 

Thinkpad X60の導入

■目的
 ThinkPad X24をWebサーバに流用した関係で新規にX60ノートPCを導入しました。
 Core2Duo T7200 2.0GHz/1GBメモリでOSはVista Businessです。

■Windows Vista
 あまり期待はしていなかったですが、感想は以下です。
・日本語フォント「メイリオ」はHGマルゴシックM-Proを見ているようででDisplay表示のエッジのスムーズさがもうひとつです。
・UACはセキュリティ強化と裏腹に本人確認が頻繁におこなわれ操作性が今ひとつです。
・Aeroの効果はわずかで必要とする資源は性能のほうに振り向けたい思いです。
・Windows フリップはサイズが小さいので個人的には邪魔なだけです。
・Windows フリップ3Dは、もともとDesktopに多くのウィンドウを開かないのでこのための資源は性能向上に使いたく思います。
■ThinkPad X60
・X24より一回り小型化されていますが、発熱量はかなり多いです..最大消費電力65W
・背面にバッテリがありコネクタが左右に移動され左右のスペースがタイトになった点はマイナスです。
・必要性を感じないので指紋認証ソフトはインストールしていません。
・対応機器を持たないBlueToothはソフトのインストールをしていません。
・初期設定状態でタスクトレイはアイコンの山ですが、時計など一部を除いて除去します。

■OSの入換え
現状ではよりシンプルなWinXPで十分なのでOSをVistaからXPに入換えました。
・Vistaで標準のSATA AHCI DriverはWinXPでも実装が可能です。
 詳細はWinXP/AHCI Diver..X60 (2007/09/17)を参照。
・X60固有のWinXP用Device Driverを含めてDriver類は「ソフトウェア導入支援」ユーティリティで自動インストール可能です。
 
■結果
 Vistaは、より少ない資源で動作するXPに入換えてしまいましたが、必要なとき復活予定です。
 X60へのWiXPのCDインストールも結果的に問題ありません。
 X60はLinuxインストールを終えてLinux Desktopとしても試行的に使用予定です。

2007年9月19日

WinXPインストール/X60

■目的
 ThinkPad X60 VistaモデルにWinXPをCDインストールします。
 WinXPが提供していないX60固有のDriverはすべてIBMのWebサイトよりダウンロードします。

■ThinkPad X60
 IBM B5モバイルノートで、最新機種はX61。X60は価格40%値引でCPUにCore2Duo2.0GHzを搭載。
 今回のモデルは1709Q6JのVista Business版ですがOSをXPに変更しモデル1709GDJ同等にします。
項目 ThinkPad X60
1709Q6J
ThinkPad X60
1709GDJ
OS Windows Vista Business Windows XP Pro
CPU Intel Core2 Duo T7200 (2GHz) Intel Core2 Duo T7200 (2GHz)
FSB 667 MHz 667 MHz
ChipSet Intel 945GM Express Intel 945GM Express
Memory 1GB (512MB x2) 1GB (1GB x1)
HDD SATA 120GB SATA 120GB
CD /DVD なし (Option) なし (Option)
Display 12.1" 1024 x768 12.1" 1024 x768
LAN 10 /100 /1000 Base-T 10 /100 /1000 Base-T
Wireless IEEE802 .11a/b/g IEEE802 .11a/b/g MIMO 対応
USB 3x USB2.0 3x USB2.0
IEEE 1394 1x IEEE 1394 1x IEEE 1394
Size 268 x211 x20-30 mm 268 x211 x20-30 mm
Weight 1.44Kg 1.44kg
消費電力 最大 65W 最大 65W
その他 指紋センサ
Bluetooth
SDスロット
指紋センサ
Bluetooth
SDスロット
  ThinkPad X60のサイトはこちら

■準備作業
(1)Vistaモデルリカバリメディアの作成
 以下の手順で将来のVista復活のためリカバリディスクを作成します。
 [ThinkVantage][Create Recovery Media][プロダクトリカバリメディアを作成する]
(2)System Backup Partitionのバックアップ
 ThinkPadはバックアップ用partitionにシステムをバックアップしています。
 これを市販のソフトを使用してDVDにバックアップしておきます。
 容量:約5.4GB
 使用ソフト:Hard Disk Manager
(3)Intel AHCI Driver FDの作成
 WinXPはSATAネイティブのAHCI DriverをサポートしていないのでIntelのサイトからダウンロードしFDを作成します。
 対象:インテル 82801GBM I/O コントローラー・ハブ (ICH7M) - AHCI 
  X60用AHCI Driverのダウンロード先はこちら

■WinXPのCDインストール
(1)WinXPのCDからブート起動し、インストールを開始します。
(2)起動直後のF6でFDからIntel(r)82801GBM SATA AHCI Controller(Mobile ICH7M)をインストールします。
  X60用AHCI Driverのインストールの詳細はこちら
(3)画面の指示に従ってインストールを実行します。
 インストール完了の段階で、まだ多くのDriverがインストールされていません。
 
■Ethernet Driverのインストール
 別のPCでUSBメモリにダウンロードしたDriverをX60にインストールし、ネットワーク接続でダウンロードを可能にします。
 対象:Intel Pro 10/100/1000MHz Ethernet Driver
  X60用のIntel Pro 10/100/1000MHz Ethernet Driverのダウンロード先はこちら
 
■Windows Update
 Windows Updateを実行しSP2を含めて最新の状態にします。
 * 「ソフトウェア導入支援」ユーティリティの前に実行する必要があります。

■「ソフトウェア導入支援」ユーティリティによるDriverのインストール
 IBM提供の「ソフトウェア導入支援」をダウンロード&インストール後、これでDriverなどをダウンロード&インストールします
 インストール対象のDriverおよびユーティリティは48にも及びます。
 
  「ソフトウェア導入支援」のダウンロード先はこちら

■結果
 X60へのWinXPのインストールを無事に問題なく終了しました。
 WinXPが提供していないDriverとX60固有のユーティリティはIBMのWebサイトより自動でダウンロード可能でした。
 以下はインストール完了後のDevice Managerの一部です。
 

* 注意事項
 WinXPはSATA用AHCI DriverをサポートしていないのでWinXPインストールの初期段階でSATA HDDを認識できません。
 インストール時F6でIntelサイトからダウンロードしたDriverを追加してあげるとHDDの認識が可能になります。
 なお[BIOS][Config][SerialATA=AHCI]の設定を[SerialATA=Compatibility]にするとAHCI Driverは不要です。

2007年9月20日

X60:CrystalMark2004

■目的
 ThinkPad X60(Core2Duo 2GHz)のCrystalMark2004のベンチマークデータです。

■CrystalMark2004
 フリーのベンチマークソフトで、CPU,Memory,HDD,Graphicなどのテストが可能です。
  CrystalMark2004のサイトはこちら

■テストPC
 テスト対象PCの詳細は以下です。
項目 ThinkPad X60 m745 自作
OS Windows XP Pro Windows XP Pro
CPU Intel Core2 Duo T7200 2GHz Pentium 4 M745 1.8 GHz
FSB 667MHz 533MHz
ChipSet Intel 945GM Express +ICH7M Intel 855GME +ICH4M
Memory 1GB (512MB x2 PC2 5300) 1GB (512x2 PC2700) 
HDD SATA 120GB FUJITSU SATA 100 320GB x2 RAID0
Graphic G3100 内蔵 Radeon 9550 128MB
Display SVGA 1024 x768 XGA 1280 x1024
Size 268 x211 x20-30 mm 447 x419 x146 mm
Weight 1.44kg 約9kg
■測定データ
 測定結果は以下のとおりです。
項目 ThinkPad X60
AHCI /Compati-blity
m745 自作
Mark 68096 /66318 42415
ALU 19536 /17641 6734
FPU 21104 /21018 8365
Memory 10946 /10733 3788
HDD 5102 /5551 10826
GDI 4704 /4676 6734
D2D 4435 /4432 1867
OGL 2267 /2267 4101
■SATA DriverによるHDDベンチマーク

左:AHCI Driver

右:Cpmpatiblity
■結果
 CPUはCore2DuoのX60がP4/2.6GHzの2倍以上をマークしています。
 MemoryもPC2-5300のX60が最も高速です。
 HDDはX60のAHCIの効果を確認しましたが以外にもCompatiblityモードのほうが早い結果になりました。
 

2007年9月23日

F7:Win用Fontインストール

■目的
 WindowsXPでカスタマイズしたDesktop環境を可能な限りFedora7で構築してみます。
 第1回目はフリーのWindowsフォントをFedora 7で使用する方法をメモします。

■環境条件
 PC:ThinkPad X60
 Linux:Fedora7
 Font:Windows用TrueTypeフォント(フリー)

■Fontファイル
 今回以下の用にWinFontディレクトリを作成してFontを格納します。
 /usr/share/fonts/japanese/WinFont

■xfsサーバ設定ファイル
 以下の設定ファイルに新しいディレクトリを登録します。
 /etc/X11/fs/config
catalog=/user/share/X11/fonts/misc:unscaled,
/user/share/X11/fonts/75dpi:unscaled,
/user/share/X11/fonts/100dpi:unscaled,
/user/share/X11/fonts/Type1,
/user/share/X11/fonts/TTF,
/user/share/fonts/default/type1,
/user/share/fonts/japanese/WinFont,
■xfsサーバ再起動..再起動なしでも使用可能になるようです。
 # service xfs restart

■結果
 これでFedora7でのフォント追加が可能になります。
 次回WinFontディレクトリにフォント追加する場合は設定ファイルの変更は不要です。
 *Font使用に際しては使用許諾の内容を確認ください。
 
* 参考
  Linuxに関する「Font HOWTO」のサイトはこちら

2007年9月24日

F7:Thunderbirdインストール

■目的
 WindowsXPでカスタマイズしたDesktop環境を可能な限りFedora7で構築します。
 第2回目はメールソフトThunderbirdのインストールメモです。

■メールソフト
 Fedora 7標準メールソフトはOutlook対応の機能を持つEvolutionです。
 WindowsXP環境と同様にEvolutionでなくThunderbirdを使います。

■環境条件
 PC:ThinkPad X60
 Linux:Fedora7
 メールソフト:Thunderbird 2.0

■Thunderbirdのインストール
 [アプリケーション][ソフトウェアの追加/削除]パッケージマネージャ画面を開きます。
 [アプリケーション][グラフィカルインターネット][オプションパッケージ]でパッケージ一覧表からThunderbirdを選択します。
 
 [閉じる][適用][続行する]でインストールを開始します。
 インストール終了して[OK]で完了です。
 
■Thunderbirdの設定
 [アプリケーション][インターネット][ThunderBird Email]で起動し設定を行います。
 設定はWindows版とほぼ同じなのでここでは省略します。
 
■結果
 GUIで簡単にインストールが可能です。
 インストールはダウンロードの指定の手間が省ける分WinXPよりも楽かもしれません。

F7:MPG2/MP3再生/Totem

■目的
 WindowsXPでカスタマイズしたDesktop環境を可能な限りFedora7で構築します。
 第3回目はTV録画MPG2ファイルの再生をFedora7で可能にします。

■Totem
 録画再生ソフトのTotemは、初期状態でMPEG2の録画ファイルを再生できません。
 MPG2やMP3を再生するためにはMPG2コーディックなどプラグインを追加します。

■環境条件
 PC:ThinkPad X60
 Linux:Fedora7
 録画再生プレーヤ:Totem

■プラグインのインストール
 livnaリポジトリを登録してrpm.livna.orgで公開されているプラグインをインストールします。
(1)livnaリポジトリ登録
 # rpm -Uvh http://rpm.livna.org/livna-release-7.rpm
(2)/etc/yum.repos.d/livna.repoの変更
 明示的にEnableにしたときのみアクセスするように変更します。
 [livna]
  途中省略/
 failovermethod=priority
 #mirrorlist=http://rpm.livna.org/mirrorlist-7
 enabled=0                              ...1 -> 0変更
 gpgcheck=1
 gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-livna
  省略
(3) プラグインのインストール
 以下のコマンドで必要なプラグインをインストールします。
 途中2回ほど画面からの問い合わせに対してはyで応答しています。
 # yum --enablerepo=livna install gstreamer-plugins-ugly ffmpeg
■結果
 CanopusのMPG2のTV録画ファイルm2pの再生が可能になりました。 
 RhythmboxでのMP3音楽ファイルも再生可能なことを確認しました。
 
* 注意事項
 インストールはrootユーザでログインしておこないます。

2007年9月26日

F7:文書作成/配布/OpenOffice

■目的
 WindowsXPでカスタマイズしたDesktop環境を可能な限りFedora7で構築します。
 第4回目はOpenOfficeによる文書作成と配布を可能にします。

■環境条件
 PC:Thinkpad X60
 OS:Fedora7
 Officeソフト:OpenOffice2
  OpenOfficeのサイトはこちら

■OpenOffice
 Fedora標準のOfficeソフトはOpenOffice2でMicrosoftのOffice同等機能を無償で提供します。
 OASIS Open Document Formatに対応

 ・「writer」ワープロ
 ・「Calc」表計算
 ・「impress」プレセンテーション
 ・「Base」データベース
 ・「Math」数式
 * マイクロソフトOfficeとは互換ですが完全互換はありません。

■文書作成
 OpenOfficeが備える前項の機能を使用して文書作成が可能です。
 左はMsOfficeのwordテンプレートのオリジナル、右はWriterで開いた例です。
 *レイアウトが違うように見えますが、同じフォントにすればまったく同じ文書になるのを確認しました。
 
■文書配布
 OpenOfficeはボタン1つでpdf出力が可能なのでpdfフォーマットで配布します。
 * pdf変換は印刷機能としても組み込まれているためopenOffice文書に限らず画像なども出力可能です。
 
■文書交換
 Microsoft Officeとは高い相互互換性がありますが完全互換はありません。
 基本的にはOpenDocumentフォーマットなど文書フォーマットの標準化推進の結果を見守ることになります。
  OpenOffice、Microsoft Office、OpenDocumentフォーマットなどに関する動向はこちら

■結果
 文書の作成と配布についてはpdfを使用することで問題はありません。
 Microsoft Officeとの文書交換は、相互互換性向上とOpenDocumentなどの標準化進展を待つしかありません。
 World/wideで政府や自治体からの圧力で流れはMicrosoftからOpenOfficeへ向かっているようです。
 文書配布のみで交換の機会のすくないケースでは高価なMicrosoft OfficeをOpenOfficeに代えても問題ないと思われます。

2007年9月27日

F7:ntfsパーティションアクセス

■目的
 Thinkpad X60のマシンはWinXPとLinuxのデュアルブート環境で使用中です。
 WinXP/Dドライブ(ntfs)をLinuxで共有きればWinXPで記録したTV録画や音楽データ利用できます。

■環境条件
 PC:Thinkpad X60
 OS:WinXP+Fedora7
 ntfsパーティション:WinXP/Dドライブ

■ntfsパーティション
 ディスク内のパーティションの中でどれがWinXPのntfsかをsfdiskコマンドで確認します。
 以下の結果からWinXPのCドライブが/dev/sda1、Dドライブは/dev/sda3であることがわかります。
 # sfdisk -l
 ディスク /dev/sda: シリンダ数 14593、ヘッド数 255、63 セクタ/トラック
 ユニット = 8225280 バイトのシリンダ、1024 バイトのブロック、0 から数えます
 Device   Boot  Start     End   #cyls      #blocks   Id  System
 /dev/sda1  *     0+   2088-   2089-   16775608+   7  HPFS/NTFS
     終点: (c,h,s) 期待値 (1023,254,63) (1023,239,63) を発見
 /dev/sda2    2089    2100      12      96390   83  Linux
 /dev/sda3     5221+  14592-  9372-    75274920    7  HPFS/NTFS
     開始: (c,h,s) 期待値 (1023,254,63) (1023,0,1) を発見
     終点: (c,h,s) 期待値 (1023,254,63) (1023,239,63) を発見
 /dev/sda4     2101    5220   3120    25061400   5  拡張領域
 /dev/sda5     2101+    5220   3120-   25061368+ 8e  Linux LVM
■ntfs-3gによるマウント
 ntfs-3gを利用しntfsをマウントしますが、fedora7ではデフォルトでインストール済みです。
 マウントポイント/mnt/winを作成して/etc/fstabに以下を追加すると次回起動以降アクセスが可能になります。
 /dev/sda3 /mnt/win ntfs-3g locale=ja_JP.UTF-8 0 0
以下はWinXPのDドライブにアクセスの結果です。
 
■結果
 /etc/fstabに1行追加するだけでntfsパーティションへのアクセスが可能になりました。

2007年9月29日

F7:DVD-Videoの再生/MPlayer

■目的
 WindowsXPでカスタマイズしたDesktop環境を可能な限りFedora7で構築します。
 第6回目はLinuxが標準でサポートしていないDVD-Videoの再生をFedora7で可能にします。

■環境条件
 PC:ThinkPad X60
 Linux:Fedora7
 DVD Drive:IOデータ DVRP-UN8AS ..USB接続

■MPlayer
 最も多くのフォーマットに対応したオープンソースのメディアプレイヤです。
 今回は、DVD-Video再生の目的でインストールします。

■インストール
 まずlivnaリポジトリを登録してrpm.livna.orgでからMPlayerをインストールします。
(1)livnaリポジトリ登録
 # rpm -Uvh http://rpm.livna.org/livna-release-7.rpm
(2)/etc/yum.repos.d/livna.repoの変更
 明示的にEnableにしたときのみアクセスするように変更します。
 [livna]
  途中省略/
 failovermethod=priority
 #mirrorlist=http://rpm.livna.org/mirrorlist-7
 enabled=0                              ...1 -> 0変更
 gpgcheck=1
 gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-livna
  省略
(3) MPlayerのインストール
 yumコマンドでMPlayerをインストールします。
 # yum --enablerepo=livna install mplayer* libdvdcss
 * インストールの詳細は以下です。
 libdvdcss i386 1.2.9-4.lvn6 livna 31 k
 mplayer-doc i386 1.0-0.80.20070715svn.lvn7 livna 2.2 M
 mplayer-fonts noarch 1.1-4.lvn6 livna 1.0 M
 mplayer-gui i386 1.0-0.80.20070715svn.lvn7 livna 3.5 M
 mplayerplug-in i386 3.45-1.lvn7 livna 514 k
 Installing for dependencies:
 aalib i386 1.4.0-0.12.rc5.fc7 fedora 74 k
 enca i386 1.9-3.fc6 fedora 118 k
 fribidi i386 0.10.7-6.fc7 fedora 52 k
 libcaca i386 0.99-0.1.beta11.fc7 fedora 160 k
 libdvdnav i386 0.1.10-4.20070503.lvn7 livna 123 k
 lirc i386 0.8.2-2.fc7 updates 254 k
 mplayer i386 1.0-0.80.20070715svn.lvn7 livna 4.1 M
 
■MPlayerの起動
 [アプリケーション][サウンドとビデオ][MPlayer]で起動できます。

■結果
 DVD-Videoの再生が可能になりました。 
 スライドバーを動かすと再生を停止するので任意の時点からの再生ができません。
 画面が一瞬途切れるケースがありほかのプレーヤも試す予定です。
 
* 注意事項
 インストールはrootユーザでログインしておこないます。

F7:CD/DVD作成/Nautilus

■目的
 WindowsXPでカスタマイズしたDesktop環境を可能な限りFedora7で構築します。
 第7回目はデータ用のCD/DVD作成です。

■環境条件
 PC:ThinkPad X60
 Linux:Fedora7
 DVD Drive:IOデータ DVRP-UN8AS ..USB接続

■起動と書込み
(1)[場所][CD/DVDの作成]で書き込み対象のファイルおよびディレクトリをドラッグ&ドロップします。
(2)[ファイル][ディスクへ書き込む]でCD/DVDへの書き込み画面を表示します。
(3)書込み先ドライブなどを選択して[書き込む]で書き込みを開始します。
 
■結果
 標準サポートの機能でDrag&Dropにより簡単にデータCD/DVDを作成できます。 
 使用されるソフトウェアはNautilusになっているのを確認できます。

F7:Pirutのエラー回復

■目的
 Desktop環境をFedora7で構築中ですが、頻繁に使用の「ソフトウェアの追加削除」が不調です。
 今回はその回復のメモです。

■「ソフトウェアの追加削除」
 リンク先が/usr/bin/pirutになっており、GUIを使用しパッケージの追加、削除が可能な最新最強のツールです。
 pirutを使用すればアプリケーションが不調に陥ったときなど削除/再インストールが簡単に行えます。
 今回はpirut自身が不調のため、rpmコマンドでpirutの再インストールを行います。
 
■問題と対応
 現象:起動に長時間を要します。
 詳細を表示するためpirutをコンソールより起動します。
 # /usr/bin/pirut
 結果:ファイルがダメージを受けているあるいはemptyのエラーを表示します。
 対応:強制的に再インストールします。

■Pirutのダウンロード
 Fedora7のMirrorサイトからダウンロードします
  ftp://ftp.riken.jp/Linux/fedora/updates/7/i386/pirut-1.3.9-1.fc7.noarch.rpm

■pirutの再インストール
 rpmコマンドで、バージョンに関係なくファイル/パッケージとも強制再インストールします。
 # rpm -ivh --force pirut-1.3.9-1.fc7.noarch.rpm
■結果
 pirutの再インストールにより起動不調から回復しました。
 ほかのAPPにとっては救世主でも自分自身の救世主にはなれません。
 pirutやyumの不調のリカバリには必然的にrpmコマンドに戻ることになります。

F7:CD取込/SoundJuicer

■目的
 WindowsXP同等のDesktop環境をFedora7で構築中です。
 第8回目はAudioCDをMP3フォーマットで取り込みます。

■環境条件
 PC:ThinkPad X60
 Linux:Fedora7
 DVD Drive:IOデータ DVRP-UN8AS ..USB接続
 rippingソフト:Sound Juicer

■MP3 Plug-inのインストール
 livnaレポジトリを利用してgstreamer-plugins-uglyをインストールしてplug-inを入手します。
  plug-inのインストール方法はこちらを参考にできます。

■Sound Juicerと設定
 Fedora7にはAudioCD取り込みにSounJuicerがサポートされています。
 [編集][設定]でドライブ、出力先、出力フォーマット(MP3)など設定します。
 
■CDリッピング
 [取り込む]でリッピングを開始します。
 
 以下が取り込まれたファイルです。
 
■MP3の再生
 Fedora7は標準でRhythmbox音楽Playerをサポートしています。
 plug-inがインストールされていればMP3の再生が可能です。
 
■結果
 CDをドライブに挿入して[取り込む]をクリックするだけで取り込みを開始します。
 標準サポートのRhythmboxで再生可能ですがMPlayerでも可能なことを確認しました。
 Win側で作成のファイルをRhythmboxに登録するとタグ情報文字化けが見えますがFedora側で取り込めばOKです。

F7:メモ帳/gedit

■目的
 WindowsXP同等のDesktop環境をFedora7で構築中です。
 第9回目はWinのメモ帳notepad相当のgeditを使います。

■環境条件
 PC:ThinkPad X60
 Linux:Fedora7
 メモ帳ソフト:gedit

■gedit
 GNOMEディスクトップの標準テキストエディタで、Winのメモ帳によく似ており違和感なく使用が可能です。
 [アプリケーション][アクセサリー][テキストエディタ]で起動します。
 日本語入力の操作も全半角キー切替、スペースキー変換とメモ帳と同じですみます。
 
■結果
 Xwindow環境だとgeditのおかげでViの呪縛から逃れることができます。
 geditとファイルブラウザ(Nautilus)でWin同等操作のディスクトップ環境の主役がそろった感じです。
 geditは主にconfファイルの編集、コンソール画面のコピー保存先として使用しています。

F7:ファイルマネージャ/Nautilus

■目的
 WindowsXP同等のDesktop環境をFedora7で構築中です。
 第10回目はWinのエクスプローラ相当のファイルブラウザNautilusを使います。

■環境条件
 PC:ThinkPad X60
 Linux:Fedora7
 ファイルマネージャソフト:Nautilus

■Nautilus
 GNOMEディスクトップの標準ファイルマネージャです。
 ネットワーク上のnfsやWinファイルサーバにもローカルディスクと同じようにアクセス可能です。
 「burn:///」を利用しCD/DVDの書き込みも可能です。
 [アプリケーション][システムツール][ファイルブラウザ]で起動します。
 

■結果
 Windowsエクスプローラとほぼ同じファイル管理機能を持ちますが、若干の慣れが必要です。
 ブックマーク機能を使えば1クリックで目的のディレクトリへアクセスが可能です。
 Windowsファイル共有のクライアント機能を持つのでWinPCとのデータ共有を容易に実現できます。

2007年9月30日

F7:画像編集/Gimp

■目的
 WindowsXP同等のDesktop環境をFedora7で構築中です。
 第11回目はフリーソフトながら高度な機能の画像編集ソフトGimpを使います。

■環境条件
 PC:ThinkPad X60
 Linux:Fedora7
 画像編集ソフト:Gimp

■Gimp..GNU Image Manipulation Program
 GimpはWindowsのAdobe Photoshopと比較される機能のオープンソースの画像処理ソフトで特徴は以下です。
 ・画像処理、フォトレタッチ、画像合成
 ・フィルタやスクリプト機能をサポート
 ・プラグインAPIを装備
 ・多数の画像形式に対応
 ・レイヤ編集、グラデーション、チャネル操作、アルファチャネルの混合
 
  Gimpのサイトはこちら

■起動
 [アプリケーション][グラフィックス][The Gimp]で起動します

■結果
 操作やツール類、レイヤの扱いなどほとんどPhotoshopと同じなのでその延長で操作できます。
 保存できるフォーマットは数えただけで35種類にも上ります。

F7:圧縮解凍/FileRoller

■目的
 WindowsXP同等のDesktop環境をFedora7で構築中です。
 第12回目はファイルの圧縮解凍が可能な書庫マネージャFile Rollerを設定します。

■環境条件
 PC:ThinkPad X60
 Linux:Fedora7
 書庫マネージャソフト:File Roller

■File Roller
 Windowsと同様の圧縮・展開の機能を持つ書庫マネージャソフトです。
 ファイルブラウザから直接ファイルやディレクトリをドラッグ&ドロップして書庫に入れられます。
 書庫は圧縮して保存が可能です。
 圧縮された書庫ファイルは解凍して展開することが可能です。

■lzhのサポート
 Fedora7のFile Rollerでは国内で多く使用されているlzhはサポートされていません。
 lzh用のrpmパッケージをVineのサイトからダウンロードしてインストールします。
  http://ring.asahi-net.or.jp/pub/linux/Vine/Vine-4.0/i386/Vine/RPMS/lha-1.14i-0vl9.i386.rpm
 # rpm -ivh lha-1.14i-0vl9.i386.rpm
■起動
 [アプリケーション][アクセサリ][書庫マネージャ]で起動します

■書庫作成
 (1)書庫に登録
 
 (2)保存設定..圧縮フォーマットなどを指定します。
 
 (3)保存結果..zip
 
■結果
 通常使用する圧縮フォーマットのlzh用のrpmはFedoraのサイトには準備されていないようです。
 Vine Linux用をダウンロードしてインストールの結果OKでした。
 Windowsの書庫マネージャと同じ感覚で圧縮、解凍が可能です。

F7:Printer接続/MP600

■目的
 WindowsXP同等のDesktop環境をFedora7で構築中です。
 第13回目はCanonMP600複合機をWinPCを介してリモート接続し共有します。

■環境条件
 PC:ThinkPad X60
 Linux:Fedora7
 Printer:Canon MP600 インクジェット複合機(USB接続)
 接続:WinXPのPCを介してリモート接続

■準備
(1)Linux用Driverのダウンロード
 fc6用に提供されているPrinter DriverをCanonのサイトよりダウンロードします。
 cnijfilter-common-2.70-1.i386.rpm
 cnijfilter-mp600-2.70-1.i386.rpm
  MP600用のLinux用Printer Driverサイトはこちら

(2)libxmlのインストール
 libxmlが未インストールの旨を表示するのでパッケージマネージャで事前にインストールします。
 

■Driverのインストール
 ダウンロードした2つのRPMパッケージをインストールします
 インストールが終わったらcupsを再起動しておきます。
 # rpm -ivh cnijfilter-common-2.70-1.i386.rpm
 # rpm -ivh cnijfilter-mp600-2.70-1.i386.rpm
 # service cups restart
■プリンタ設定
(1)準備事項
 今回はWinPCを介してMP600をリモート接続するので、WinPC側で共有設定を終了させておきます。
 共有結果を見てWorkgroup/Server名/printer名を記録します。
 
■プリンタの設定
 [システム][管理][印刷]を開いて[新規]で新規プリンタを追加します。
 プリンタ名を入力した後、接続の選択=Windows Printer via SAMBA でWinPC側の情報を入力します。
 
 以下のPPDを指定します。
 /usr/share/cups/model/canonmp600.ppd
 
 これでローカルプリンタにMP600が追加されます。
 プリンタが電源onでテストプリントに成功すれば設定完了です。
 
■印刷
 アプリケーション側で[ファイル][印刷]を開いて印刷します。
 
■結果
 fc6に提供されているドライバを使い、Fedora7でMP600のリモート接続での利用を可能にしました。
 用紙トレイやサイズの設定をみるかぎりリCDダイレクト印刷はサポートされていないように見えます。
 MP600をUSBで直接接続する設定についてはDriverダウンロードに付属の説明書を参照ください。
 直接接続の場合Printer、スキャナともにFC6用にドライバが提供されています。

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