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■目的
WindowsXPでカスタマイズしたDesktop環境を可能な限りFedora7で構築します。
第4回目はOpenOfficeによる文書作成と配布を可能にします。
■環境条件
PC:Thinkpad X60
OS:Fedora7
Officeソフト:OpenOffice2
OpenOfficeのサイトはこちら
■OpenOffice
Fedora標準のOfficeソフトはOpenOffice2でMicrosoftのOffice同等機能を無償で提供します。
OASIS Open Document Formatに対応
・「writer」ワープロ
・「Calc」表計算
・「impress」プレセンテーション
・「Base」データベース
・「Math」数式
* マイクロソフトOfficeとは互換ですが完全互換はありません。
■文書作成
OpenOfficeが備える前項の機能を使用して文書作成が可能です。
左はMsOfficeのwordテンプレートのオリジナル、右はWriterで開いた例です。
*レイアウトが違うように見えますが、同じフォントにすればまったく同じ文書になるのを確認しました。
■文書配布
OpenOfficeはボタン1つでpdf出力が可能なのでpdfフォーマットで配布します。
* pdf変換は印刷機能としても組み込まれているためopenOffice文書に限らず画像なども出力可能です。
■文書交換
Microsoft Officeとは高い相互互換性がありますが完全互換はありません。
基本的にはOpenDocumentフォーマットなど文書フォーマットの標準化推進の結果を見守ることになります。
OpenOffice、Microsoft Office、OpenDocumentフォーマットなどに関する動向はこちら
■結果
文書の作成と配布についてはpdfを使用することで問題はありません。
Microsoft Officeとの文書交換は、相互互換性向上とOpenDocumentなどの標準化進展を待つしかありません。
World/wideで政府や自治体からの圧力で流れはMicrosoftからOpenOfficeへ向かっているようです。
文書配布のみで交換の機会のすくないケースでは高価なMicrosoft OfficeをOpenOfficeに代えても問題ないと思われます。