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2011年8月 アーカイブ

2011年8月 2日

はがき宛名印刷..Word2007

■目的
 宛名書きソフトにかわりWord2007で、はがきの宛名印刷を実行します。

■準備作業
 事前に住所データをExcelで作成しておきます。
 会社宛の場合は最低以下の項目を作成しておます。
 [姓][名][所属][役職][会社名][郵便番号][住所-1][住所-2..ビル名など]
 *ファイル拡張子はxlsにします。

■Word2007
 宛名書きには[差し込み文書][はがき印刷]を利用します。
 [差し込み文書][はがき印刷][宛名面の作成]ではがき宛名印刷ウィザード画面が表示されます。
 
 ウィザードに従って以下のように必要な事項を指定します。
  [はがきの種類=年賀/暑中見舞い] [縦書き=on] [フォント=....]
  [差出人情報入力] [差し込みデータファイル名 =xxx.excel] [完了]
  [テーブルの選択=宛先のシート名]

■印刷レイアウト
 宛名印刷ウィザードを終了すると自動的に印刷レイアウトが作成されます。
 ただしこの時点のレイアウトや差し込みデータは完全ではありません。
 プレビュー
 
 不完全な差し込みフィールド..住所
 
■差し込みフィールド
 [差し込みフィールドの挿入]で差し込みフィールを修正します。
 今回の例では住所部分の<<>住所_1>><<住所_2>>をExcelの項目名に合わせ修正します。
 

■レイアウトデザイン
 宛名のフォントやレイアウトを調整します。
レイアウト調整の例。
(1)データの上/下/中央揃えを確認します。
(2)フォントのサイズ/種類を指定します
(3)データ間に改行を追加/削除します
(4)データ間にスペースを追加/削除します。
(5)郵便番号のフォントサイズと文字間隔を調整します。
■印刷
 [完了と差し込み][文書の印刷]で印刷します。
 
■結果
 宛名書きソフトにかわってWord2007ではがきの宛名書きを可能にしました。
 差し込みデータやレイアウトは自動作成されますが、マニュアルで修正が必要です。
 宛名に利用できるフォントはWindows標準では多くありません。
  -> Verの古い宛名書きソフトでもインストールすれば拡張フォントの利用が可能と思われます。

2011年8月 3日

Portableアプリ

■目的
 USBメモリなどから起動できるPortableアプリケーションを使用します。
 インストール不要で管理者権限を必要としません。

■PortableApps.com
 ポータブルアプリケーションはインストールの必要のないソフトウェアです。
 可搬媒体から実行でき実行前後でPC内のファイルやレジストリに変化を与えないように動作します。
 Windowsではこの実現にアクセスを可搬媒体にリダイレクトするDLLインジェクション技法が用いられます。
 Windows向けPortableアプリケーションの開発を行っている組織にPortableApps.comがあります。
  PortableApps.comのサイトはこちら

■PortableAppsプラットフォーム
 ポータブルアプリのインストール/一覧表示/起動/管理などのためにPortableAppsのNextを使用します。
 * Windowsのスタートメニュのデザインに外観が似てます。
・Nextのインストール
 可搬媒体にインストールします。
・Nextの起動
 Start.exeから実行します。
・ポータブルアプリのインストール
 [アプリの管理][アプリの入手]で Portable App Directoryを
 開きます。
 チェックマークをつけてインストールします。
・ポータブルアプリの起動
 アプリのアイコンのダブルクリックで起動します。
・ポータブルアプリのアンインストール
 [当該アプリ選択][右クリック][アンインストール]
・可搬媒体のアンマウント
 右下にある排出ボタンをクリックします。

詳細はPortableApps Nextのページを参照ください。

 Portable App Directory
 

■Portableアプリ
 PortableApps.comでリリースしている中から個人的にインストール済のアプリです。
 PortableApps.comでは多くの著名なオープンソース/フリーソフトがポータブルアプリとして提供されています。
区分 アプリケーション ポータブルアプリケーション
インターネット Thunderbird メーラー Thunderbird Portable
Google Chrome Webブラウザ Google Chrome Portable
FileZilla FTPクライアント FileZilla Portable
オフィス Libre Office ワープロ /表 /プレゼンなど Libre Office Portable
kompoZer Home Page Builder代換え KompoZer Portable
Foxit Reader Adobe Reader 代換え Foxit Reader Portable
Utility 7-Zip ファイル圧縮& 書庫 7-Zip Portable
CamStudio 画面録画 CamStudio Portable
Crystal Disk Mark Diskベンチマーク Crystal Disk Mark Portable
フォト Gimp Photoshop 代換え GIMP Portable
irfanview フォトビュアー irfanview Portable
映像/音楽 VLC Player ビデオプレーヤ VLC Player Portable
Audacity 音楽編集 Audacity Portable
■可搬媒体
 PortableアプリはUSBメモリなどの可搬媒体にインストールするケースが大半と思われます。
 使用に際しての注意事項です。
 (1)USBメモリーのファイルシステム
  デフォルトでFAT32ですが容量4GBを超えるファイルは保存できません。
  使用する前にNTFSにフォーマットするのがベターです。
  *exFATはXPでOSのUpdateが必要です。
 (2)アプリ起動時間
  可搬媒体のアクセス速度はアプリの起動時間に直接影響します。
  以下はUSB2.0接続のときの代表的なアプリの起動時間実測値です。
 

 (3)Crystal Disk Mark
  USBメモリやUSB2.0接続/SATA2.0のポータブルHDD/SSDの実測値です。
  体感上はSSD >2.5" HDD >USBメモリの順です。
[6Gbps /SSD]
[2.5"HDD /SATA2.0 3Gbps]
 [USB2.0 対応 USBメモリ SanDisk Red Cruser 4GB]
[USB3.0 対応USBメモリ Buffalo RUF3-S32GS -BK 32GB]
■結果
 個人的にはPortableAppsから13件のアプリをダウンロードして準備中です。
 PortableアプリはPCへのインストールや管理者権限を必要としないのでどこでも使用できます。
 Portableアプリは既存のファイルやレジストリの変更を伴わずPC環境をクリーンなままで使用できます。
 ポータブルアプリは当然ながらWindowsのスタートメニューに登録されません。
  -> スタートメニュにかわってPortableAppsのNextをアプリの起動/管理に使用します。
 アプリは単独でインストール可能ですがNextからインストールのほうが管理など容易になります。
 可搬媒体としてのUSBメモリはアプリ起動など媒体アクセスに長時間を要し最初はかなりの違和感を覚えます。
  -> ポータブル2.5"HDDだと違和感なく使用できます..SSDも同様か?
  -> USBメモリならUSB3.0対応の高速モデルを使用します。
 個人的に追加希望のアプリにはpdf作成/翻訳・単語などがあります。

2011年8月 4日

USB3.0高速USBメモリ

■目的
 Portableアプリ用にUSB3.0対応の高速USBメモリを使用します。
 購入するのはSuper Talent USB3.0 Express Duoです。

■Super Talent USB3.0 Express Duo
 USB3.0Express Duoは最も高速なUSB2.0USBメモリの2倍の性能です。
 USB3.0ポートで使用の場合は67MB/sの性能です。
 
  SuperTalent USBメモリのサイトはこちら

■性能測定
 性能の実測値を従来仕様のUSBメモリと比較します。
区分 USB3.0 Express Duo SanDisk Red Cruiser ..USB2.0
USB2.0 ポート
USB3.0 ポート 測定予定
■結果
 USB2.0世代のRed Cruiserではアプリの起動時間が異常に長かったりでスムーズに動作しません。
 USB3.0ExpressDuoは薄厚ですが性能は従来モデルの2倍程度でアプリを動かすには荷が重そうです。
 アプリ起動時間次第ではUSB接続2.5"ポータブルHDDを使用することになりそうです。

2011年8月 5日

Chrome印刷プレビュー

■目的
 Chrome13で印刷プレビューとpdf変換機能が追加されました。
 どちらもレベル的にもう一つでした。

■Chrome13
 Ver13で[印刷]と[pdfへ保存]の機能が追加されました。
 ただし背景印刷やサイス拡大縮小の機能がないのが今一歩です。
 
 
  Chromeのサイトはこちら

■印刷プレビュー
 背景印刷や拡大縮小が必要な場合はIE Tab拡張機能を利用します。
IE Tab印刷プレビュー
 
Chrome13印刷プレビュー
■pdf保存
 Chrome13ではpdf保存機能がサポートされています。
 残念ながらファイル容量が異常に大きくなるので従来通りprimoPDFを使用します。
 以下はChromeホームページの背景なしのプレビューのpdfファイルの容量です。
  Chrome13:10,903KB
  PrimoPDF(印刷モード):161KB

■結果
 Chrome13で印刷プレビューとpdf保存が可能になりました。
 印刷プレビューは背景と、拡大縮小によるページ数削減未サポートのため代わりにIE Tab拡張機能を使用します。
 pdf保存は容量が異常に大きいので従来通りprimoPDFを使用します。
 次のUpgrade に期待です。

2011年8月 9日

自作ポータブルSSD

■目的
 元来HDD上で実行のアプリをUSBメモリで実行すると。
 そこでUSBメモリに代えてポータブルSSDを制作します。

■ポータブルSSD
 市販モデルも存在しますが中身が未公開なので最新/最速のケース/SSDでポータブルSSDを構成します。
 ケースはUSB3.0対応をSSDは低価格/高速の60GB/6Gbpsタイプを使用します。
区分 モデル 仕様
ケース Owltech
OWL-ESL25 /U3(B)
詳細はこちら
USB3.0 /SATA2 max3000 Mbps
USB2.0 /SATA2 max480 Mbps
SSD
ADATA
S511S3 -60GM-C
60GB
詳細はこちら
SATA3 max6000 bps
SATA2 max3000bps
max 550MB/s Read
max 510MB/s Write
消費電力 3W
■ベンチマーク
 最も利用シーンの多いUSB2.0接続でのCrystalDiskMarkでのベンチマークです。
 比較として2.5"HDDなどのデータも示します。

 ・SSD /6Gbps
  OWL-ESL25 /U3(B) +SSD (S511S3 -60GM-C)

・2.5" HDD /SATA2
 OWL-ESL25 /U3(B) +2.5"HDD (Fujitu MHV2120BH)
 

■アプリ起動時間
 USB2.0接続でのポータブルアプリの起動時間です。
 いずれもPC起動後最初の測定値です。
 
 参考:テスト環境
  OS:Win7/64bit
  CPU:Quad Core Q9450
  Memory:4GB
  USB:USB2.0(480Mbps)

■結果
 USB3.0対応2.5"HDDケースに6Gbps/SSDを入れてポータブルアプリを使用します。
 総合的にUSB3.0接続で300MB/s、USB2.0接続で40MB/sの最大速度が期待できます。
 使用頻度の多いUSB2.0の環境でもSSDだとアプリ起動時間などストレスは感じません。

2011年8月12日

Weblio英和辞典

■目的
 Google Chromeのマウスオーバー英和辞書を使用できるようにします。
 使用するのはWeblio英和辞典エクステンションです。

■Weblio英和辞典エクステンション
 Google Chromeの拡張機能で、Webページの英単語にカーソルを合わせるとポップアップに和訳が表示されます。
 使い方は簡単です。
 *日本語には反応しません。
 *リンクの英単語には反応しません
 
  Weblio英和辞典エクステンションのページはこちら

■機能のオン/オフ
 機能がオンのままだとChromeを開いている間は常時動作します。
 CPUのリソースは無駄にしたくないので通常はオフにして使用時のみオンにします。
 
■使用例
 Webページの単語翻訳例です。
 
 * 参考:Google翻訳の例です。
 
■結果
 個人的には単語検索を多く使用すると思われますが、Google翻訳と合わせて使用するケースもありです。 
 Google翻訳内で単語検索が出来ればベストですがWeblioではサポートしてないようです。

BlueGriffonアプリ

■目的
 オープンソースでフリーのBlueGriffon(Ver1.1.1)でhtmlを作成します。

■BlueGriffon
 本ソフトはNvuやKompoZerの後継となるオープンソースのWebオーサリングソフトです。
 レンダリングエンジンはFirefox4と同じGeckoでWin/Mac/Linux版があり日本語版も提供されています。
 画面は作成画面とソースコードを表示でき、対象の様式はhtml4/xhtml1/html5です。
 CSSは最新CSS3.0をサポートします。
 BlueGriffon image001
 BlueGriffonのサイトはこちら

■日本語表示
 インストール時にLanguage=日本語を指定すれば日本語表示になります。
 仮に日本語表示にならないときは[Tool][Add-ons][JananeseLanguagePack=Enable]としま す。

■VerUp
 Ver1.2.1にUpされました..2011/09/30
 GUIで設定可能な項目が追加されたようです。

■ソースコード
 編集は作成画面とソースコード両方で可能です。
 bluegriffon image003

■結果
 HomePageBuilder10はhtmlの最新規格未サポートにつきBlueGriffonに変更します。
 使い勝手に違いはありますが、不要なコードを生成することもなくシンプルです。
 * 2019現在アプリは機能別にMovableType7 +BlueGriffon3 +Bootstrap3です。

2011年8月13日

宛名書きフォント

■目的
 2007年版宛名書きソフトを使用しています。
 フォントを利用可能にします。

■フォントのインストール
 今回は「宛名職人」のCDをCDドライブに挿入し[フォルダーを開いてファイルを表示]します。
 Q:\FONTS\FSETUP.EXE を起動し画面の指示に従ってインストールを実行します。
 install image001
■インストール結果の確認
 [コントロール パネル][フォント]を開いてフォントが追加されたことを確認します。

■使用例
 追加したフォントの例です。
 word image004

■結果
 宛名書きソフトのフォントを利用可能にしました。
 宛名書きで使える標準フォントは少数なので書体の選択範囲を広くできます。

2011年8月14日

SPDIFブラケット

■目的
 MotherboardのSPDIF端子とスピーカを接続します。
 接続のためにブラケットを追加します。

■SPDIFブラケット
 スピーカをマザーボードSPDIF端子に接続にするためブラケットを追加します。
 使用するのはGigabyteの「12CR1-1SPINO-12R SPDIF In and Out Cable」です。
 コネクタのピン配列はMotherboardと同じです。
 購入先:amazon
 spdif image001
 Gigabyte Accessoryのページはこちら

■Motherboardとピンアサイン
 使用しているマザーボードのモデルはGigabyte GA-G33M-DS2Rです。
 spdif image002
■サウンドデバイス
 Gigabyte GA-G33M-DS2Rの場合SPDIFサウンドデバイスは再生/録音とも以下になります。
 *アナログデバイスとの共用はできないようです。
 spdif device
■結果
 Motherboard内蔵のSPDIFデバイスが再生/録音に使用できるようになりました。
 節電のため変更前に使用のサウンドボードは取り外しとなります。
 *手持ちのサウンドボードはデジタル信号をスルーするだけなので使用する意味がありません。
 ブラケットはGigabyteのアクセサリーですがマーケットの在庫が少なく購入タイミングが微妙です。

2011年8月15日

Q945自作PC消費電力低減

■目的
 Q945自作PCの消費電力を低減します。
 PCは我が家の電力使用量の1/3を占めます。

■Q945仕様
 Q945自作PCの構成は以下で最大消費電力は274Wになります。
q945 CPU: Intel Core2 Quad Q9450 3.0GHz OC @2.6GHz ..95W
Graphic: Sapphire Ultimate HD4670 ..59W
Sound: ASUS Xonar Essence STX
Display: EIZO FlexScan SX2462W ..95W
最大消費電力: 274W
 Q945の詳細は「自作PC Upgrade」を参照

■消費電力低減
 消費電力低減内容と実測値です。
項目 消費電力
低減内容
Q945 本体 114W -> 102W
Radion HD4670 -> HD4550  最大-29W
Xonar Essence STX -> 内蔵 Sound
Display 80W -> 56W
Brightness ->36% -24W
合計
194W -> 158W
-36W
setuden
■参考:測定器
 SanwaSupply TAP-TST5 ワットチェッカー
 
 TAP-TS5のページはこちら

■結果
 CPU動作クロックなど性能を維持したまま約20%(測定値)低減達成です。
 ・ディスプレはブライトネスの調整(36%)で30%の低減です。
 ・3Dの使用機会がないGraphicボードは下位モデルへの変更で50%の節電です。
 ・Soundボードはデジタル内蔵デバイスに変更して拡張ボードを取り外しました。
 将来的には高性能/低消費電力のIvyBridgeへ移行予定です。

2011年8月16日

CPU Ivybridge #2

■目的
 今回はIvyBridgeと現行SandyBridgeの互換性のメモです。

■IvyBridge
 Intelの次期開発予定CPUです。
 アーキテクチャはSandyBridgeそのままで22nmプロセス化を図った次期CPUです。
 注目は3次元構造Transistorを初めて採用し低電圧で従来比37%の性能向上が見込めることです。
 ・性能と省電力を両立
 ・ハンドヘルドデバイスからクラウドベースサーバーまでをカバー
 ・ムーアの法則を維持

■IvyBridge/SandyBridge比較
 デスクトップPCの比較情報です。
項目 Ivy Bridge Sandy Bridge
Socket ->
LGA1155
製造プロセス 22nm /TriGate Transistor
32nm /High-k Metal Gate
Chipset z77 (Panther Point) z68 /h67 /p67 (Couger Point)
Core
->
2/4
L1/L2/L3 Cache -> 32kB /256kB /最大8MB
Memory DDR3 /DDR3 /1600MHz /2ch DDR3 /1333MHz /2ch
USB USB3.0 (4.8Gbps) USB2.0 (0.48Gbps)
DTP -> 95/65 /45/34 Watt
GPU/API
16 /Direct 11 /OpenGL /OpenCL
12 /Direct 10.1 /OpenGL
PCIe
PCIe3.0 (16GB/s) PCIe2.0 (8GB/s)
Display 最大3 最大2
  参考資料:「見えてきたIntelCPU Ivy Bridgeの姿」 PC Watch 20110608

■互換性
 IvyBridgeはQ67/B65チップセットを除いてCougerPointプラットフォームと互換性を有するようです。
 当然ながらBIOSとファームウェアのアップデートが必要です。
  参考資料:「Ivy Bridge 22nm works with H67 and P67」 Fudzilla 20110204
  参考資料:「Ivy Bridge cross compatibility explained」 Fudzilla 20110527

■スケジュール
 出荷予定:2012年Q1から

■結果
 SandyBridgeのマザーボードでIvyBridgeが動作するようです。
 SandyBridgeにアップグレードしたのち、CPUだけIvyBridgeにUpすることが可能になります。
 このときSandyBridgeチップセットで未サポートの機能への対応を考慮しておきます。
  USB3.0 : USB3.0サポートのSandyBridgeマザーボードを選択..ほとんどのマザーボードで装備
  DDR3/1600MHz Memory : 1600MHzサポートのSandyBridgeマザーボードを選択
  PCIe3.0 : 可能ならPCIe3.0対応SandyBridgeマザーボードを選択
   * Game用Graphicを使用しないのでPCIe2.0のままでもOKとします。

i726自作PCプラン

■目的
 次期IvyBridgeがSandyBridge互換となったので急遽自作PCをQ9450からi7-2600Kへアップします。
 節電と性能向上(とくにts->h.264変換処理)が目的です。

■必須条件
 以下はアップグレードに際しての必須条件です。
 ・次期IvyBridgeへアップグレード可能
 ・Intel Quick Video Syncをサポート
 ・SATA3.0/RAID0、USB3.0、PCIex16、PCIex1、PCIをサポート
 ・DVIまたはDisplayポートで解像度 1920x1200をサポート

■構成
 上記条件をすべて満たすパーツ構成です。
 Config1の最小構成でまずはアップグレードし残りはすべてQ945のパーツを流用します。
 * 価格は2011/8月現在の通販価格です。
 i726
i726PCCPU: Intel Core i7 -2600K
3.4/3.8 GHz 8M Cache LGA1155
Sandy Bridge
p8z68-M ProMother: ASUS P8Z68-M Pro
Z68 Chipset LGA1155
micro ATX
CFD memory
Memory: CFD W3U1600F -4G
PC12800 (DDR3-1600) 8GB (4Gbx2)

■性能
 CPUとメモリの動作周波数からi7-2600KはQ9450の1.5-2.5倍の性能と思われます。
 Quick SyncハードウェアエンコードでのH.264変換性能はQ9450の2-3倍が見込まれます。
 以下はIntelのWebページにおけるパフォーマンスデータの一例です。
 
 
 

■仕様
 アップグレード後の計画仕様です。
項目 自作i726 micro ATX
自作Q945 micro ATX (従来)
CPU Intel Core i7 -2600K 3.4/3.8 GHz 8M Cache LGA1155 Sandy Bridge Intel Core2 Quad Q9450 2.6GHz @3.0GHz OC
LGA775 1333 MHz
CPU Cooler Noctua NH-U12P +NM-I3 Noctua NH-U12P
Mother ASUS P8Z68-M Pro Z68 Chipset GigaByte GA-G33M -DS2R Ver1.0 G33 +ICHR9R
Memory CFD W3U1600F -4G
PC12800 (DDR3-1600) 8GB (4Gbx2)
PC6400 DDR2 -800 2GBx2 (Max2GB x4)
Graphic HD3000 /Quick Video Sync (CPU内蔵) Sapphire HD4550 512MB /PCIe x16
Storage 2x SATA3.0 /4x SATA2.0 Raid0, 1,5,10
1x SATA3.0 /1x eSATA3.0
5x SATA2.0 RAID0,1
HDD ->

HDS721680 PLA380 SATA 80GB
HDP725050 GLA360 SATA 500GB x2 RAID0
OCZ Vertex 30G x2 Raid0

CD/DVD ->
Pioneer BDR-S06J -BK
LAN Realtek 8111e Gigabit Lan (内蔵)

Realtek RTL8111B Gigabit Ethernet (内蔵)

Sound Realtek ALC982 8ch HDA(内蔵)
ASUS Xonar Essence STX
PCI ->
1x PCIex16 1x PCIex4 2x PCI
USB 2x USB3.0 /14x USB2.0
8x USB2
IEEE1394 NA
3x IEEE1394
I/O 3x SATA 6Gbps 4x SATA 3Gbps 1x eSATA 6Gbps
1x PS2 keyboard /Mouse
1x RJ45 1x COM 6x Audio 1x SPDIF (out)
(1/1/1/1)x DVI /D-sub /DsPort /HDMI   
* IDE /Floppy /Parallelなし
1x IDE 1x FD 6x SATA 3Gbps
1x PS/2 keyboard  1x PS/2 Mouse
1x Parallel 1x RJ45 6x Audio 1x COM
1x VGA
Front Panel ->
2x USB /HD Audio /eSATA
拡張board ->
TV tuner
Bay ->
3x5" 5x3.5"
Display ->
Nanao Flex Scan SX2462W 1920 x1200
Mouse ->
Logicool VX Revo
Power Supply ->
Antec NeoPower 650 ATX650W
Case ->
Abee Smart 430T
Size ->
W205 xH415 XD455
Weight ->
約11.4 kg
■結果
 必須条件をすべてクリアしてのアップグレードが可能な構成を確認できました。
 CPUの高CPとメモリ価格下落でコストは予定より低い¥43kほどです。
 新規パーツはCPU/Mother/Memoryで、CPUクーラーはLGA1155への無償キットを使用します。
 同時にUSB3.0(4.8Gbps)/SATA3.0(6Gbps)がサポートされます。
 Z68ChipsetによりオーバークロックとQuickSyncVudeoが同時に可能になります。
 Memoryは次期IvyBridgeへのUpを考慮してPC-12800(DDR3-1600)を準備します。
 次期IvyBridgeCPUへのアップグレードがCPU交換のみで可能です。

2011年8月17日

Z68 Chipsetメモ

■目的
 Z68はLGA1155ソケットのIntel Sandy BridgeプラットフォームChipsetです。
 概要をメモしておきます。

■Z68
 Z68Chipsetの特徴です。
項目 機能 内容
対応CPU
第2世代Coreプロセッサーをサポート オーバークロック機能に対応
ストレージ Rapid Storage Tecnologyサポート
SATA2.0 Raid0 /1/5/10に対応

Smart Response Technologyサポート
SSDのキャッシュ利用でHDDレスポンスを高速化

Rapid Recovery Technologyサポート HDD異常時にリカバリーポイントを提供

6Gbps SATA3.0サポート SATA2.0の2倍の高速転送を実現
Display HDMI /Display Port /DVIなどサポート
1080PフルHDを2台のモニターに表示

マルチモニターサポート
マルチモニターをサポート (Win7)
Audio
HDオーディオをサポート
オーバークロック機能に対応
 Intel Z68のページはこちら

■機能ブロック
 Z68はGraphic機能を内蔵するCPUとペアで使用されます。
z68
CPU;
 Memory Controllerを内蔵
 HD2000/3000 Graphicを内蔵
DMI; Direct Media Interconnect
FDI; Flexible Display Interface
 内蔵GPUの映像転送Bus
■システムブロック
 z68
■OverClock
 Z68はSandyBridge Unlock CPUの倍率変更によるOver Clockを可能にします。

■Quick Sync Video
 CPUに統合されたGPUを映像フォーマット変換処理でハードウェアアクセラレータとして使用できます。
 効果は大で2-3倍の高速処理を可能にします。
 個人的にはこのためにZ68を使用するようなものです。

■SATA3.0
 従来比2倍の6Gbps転送でHDD高速接続可能にします。
 500MB/sの高速SSD接続では必須の機能です。

■Virtu(GPU Virtualization)
 Windows上で内蔵GPUと外部GPUの切り替えを可能にします。
 Quick Sync Videoを使用するときは内蔵GPUを、3Dアプリは外部GPUと使い分けが可能です。
 VirtuはIntelサイトからダウンロード可能です。

■関連記事
 「P67とH67を合体させた夢のチップセットZ68の実力を探る」ASCII.JP  2011/05/12
  
■結果
 Z68とCore i7-2600kの組み合わせで使用予定で、マザーボードはASUS P8Z68-M Proを発注済です。
 Z68マザーボードはIvyBridgeのCPU互換性ありとの情報です。
 Z68後継はIvyBridgeのZ77Chipsetが予定されています。
 Z68の機能で使用予定は以下です。 
  ・内蔵GPU/Quick Sync Video
  ・CPU OverClock
  ・6Gbps SATA3.0
  ・Rapid Storage Technology(Raid0)
  ・High Definition Audio

2011年8月18日

P8Z68-M Proメモ

■目的
 P8Z68-M ProはSandyBridge Z68チップセット搭載のmicroATXマザーボードです。
 概要をメモしておきます。

■P8Z68-M Proの仕様
 今回SandyBridge Core i7-2600K CPUと組み合わせます。
項目 仕様 備考
CPU
Intel LGA1155ソケット第2世代 Coreプロセッサ Sandy Bridge Core i7 -2600K
Chipset Intel Z68 Express
 
Memory
DDR3 2200 /2133 /1866 /1600 /1333 non -ECC
Dual Channel max32GB
DDR-3 1600 8GB

Graphic
HDMI /DVI /Display Port /VGA
AMD Quad-GPU Cross FireX Technology
Lucid Virtu Technology

Extension Slot

1x PCIe2.0 x16
1x PCIe2.0x16 (x1/x4 モード)
2xPCI
 
LAN RealTek 8111E Gigabit LANコントローラ
 
Storage
4x SATA 3Gbps (RAID0 /1/5/10は2ポート)
2x SATA 6Gbps (RAID0 /1/5/10)
1x eSATA 6Gbps (ASMedia)
1x SATA 6Gbps (ASMedia)
ASMediaポートはATAPIデバイスを未サポート
Audio
RealTek ALC892 HD /8ch
光デジタル S/PDIF
USB
2x USB3.0 (ASMedia)
14x USB2.0
 
Over Clock Precision Tweak 2
Step Frequency Selection
CPU Parameter Recall
 

Internal Connector

5x USB2.0 Connector
3x SATA 6Gbps Connector
4x SATA 3Gbps Connector
1x Front Panel Audio Connector
1x S/PDIF Output Header
1x System Panel Connector
1x Com Port
 p8z68

Back Panel
1x PS2 Keyboard /Mouse
1/1/1/1x DVI /D-sub /Display Port /HDMI
1x eSATA 6Gbps
1x Gigabit Ethernet LAN
2x USB3.0 4.8Gbps
4x USB2.0 0.48Gbps
1x Optical S/PDIF out
6x Audio
back panel
Form Factor
micro ATX (24.5 x24.5mm)
 
 ASUS P8Z68-M Proのページはこちら

■機能
 主な機能です。
区分
機能 内容
BIOS Ai Tweak (Over Clock)
Sandy Bridge Unlock CPUの倍率変更によるOver Clockを可能にします。

UEFI BIOS 2.2TB 以上のブートPartitionをサポートします。
* 3TB超大容量HDD使用上の制限をなくします。
本ボードでは操作がGUI画面になります。
GPU
Quick Sync Video GPU をハードウェアアクセラレータに使用します。
効果は大で2-3倍の高速処理を可能にします。

Virtu
GPU Virtualization

Windows上で内蔵/外部GPUを切り替えます。
Quick Sync Videoを使用するときは内蔵GPUを、3Dアプリは外部GPUと使い分けが可能です。
Storage

Smart Response Technology

SSDの領域をキャシュとして使用し(最大64GB) HDDの高速化を実現します。

USB3.0 従来比10倍の4.8Gbps高速アクセスが可能です。
下位互換ありです。

SATA3.0 従来比2倍の6Gbps高速アクセスを可能にします。
6Gbps対応SSDの接続では必須になります。
Audio
S/PDIF マザーボード内蔵のHD/8chデジタルサウンド

■結果
 SandyBridgeCPUとペアでPC性能の向上が可能になりました。
 SandyBridgeでQuickVideoSyncとOverClock両方を同時に実現できます。
 USBとSATAの高速化を実現します。
 RAID0/1/5/10をサポートします。
 PCI/PCIeスロット数は個人的に問題なしです。

2011年8月19日

XP/SP2/F6統合DVD作成

■目的
 SP2+F6Driver入WinXPのCDを作成します。
 使用するのはフリーのnliteです。

■nlite
 WinXPにSP2とF6 Driverを統合したDVDをnliteで作成します。
 nliteのサイトはこちら

■準備
 CD/SP2/F6Driverデータを予め準備しておきます。
区分 仕様 備考
WinXP CDの内容をコピーしておきます xcopy Q:\ D:\mkcd_xp \cd_winxp /E /F /H /V
SP2 SP2をダウンロードしておきます SP2のダウンロードはこちら
F6 Driver
IntelサイトからF6 Driverをダウンロードします
F6 Driverのダウンロードはこちら
nlite010

■SP2/F6Driverの統合
 SP2/F6Driverを統合した結果はISOイメージで出力します。
(1)nlite起動
nlite001
(2)WinXP(CD) Directory 指定
nlite002
(3)メニュ(+sp+Driver-> ISOファイル)
nlite003
(4)SP2統合
nlite004
(5)F6 Driver Directory指定
nlite005
(6)F6 Driver指定
nlite006
(7)F6 Driver統合
nlite007
(8)ISOファイル出力
nlite008
■問題点
 現象:WinXP/SP2統合DVDでインストール中に「入力されたProductKeyは無効です」のエラー表示となる。
 原因:SP2統合におけるnliteの不具合
 対策:問題点回避のためSP2統合には「SP+メーカ」など他のソフトを利用します。
    SP2統合後nliteでF6 Driverを統合します。

■結果
 結果的には「SP+メーカ」でWinXP+SP2統合DVDを作成しnliteでWinXP/SP2+F6統合DVDを作成しました。
 nliteと「SP+メーカ」のフリーソフトに感謝です。

2011年8月25日

i726自作PC組込み

■目的
 次期IvyBridgeのSandyBridge互換を受けて自作PCをQ9450からi7-2600Kへアップします。
 節電/Video編集の高速化が目的です。

■自作ヒストリー
 2000年の1号機から今回が6代目の自作になります。
 i726 history

■必須条件
 以下は今回の自作にあったっての必須条件です。
 ・次期IvyBridgeへアップグレード可能
 ・Intel Quick Video Syncをサポート
 ・SATA3.0/RAID0をサポート
 ・USB3.0ポートをサポート
 ・1xPCIex1、1xPCIをサポート
 ・DVIまたはDisplayポートをサポート
 ・Display解像度1920x1200をサポート

■構成パーツ
 上記条件をすべて満たす新規パーツを組込みます。
 新規パーツ以外はQ945従来モデルのパーツを流用します。

i726PCCPU: Intel Core i7-2600K
3.4/3.8 GHz 8M Cache LGA1155
Sandy Bridge
Intel Core i7-2600K

p8z68-M ProMother: ASUS P8Z68-M Pro
Z68 Chipset LGA1155
microATX
ASUS P8Z68-M Pro

CFD memory
Memory: CFD W3U1600F -4G
PC12800 (DDR3-1600) 8GB (4Gbx2)
CFD Pro

cooler kitMounting Kit: NM-I3
Cooler:Nocutua NH-U12P
Socket: LGA1136 /1156 /1155 /755
Nocutua NM-I3
■組み込み
 新規構成部品を組み替えます。
 P8Z68-M Proのマニュアルはこちら
(1)CPU /Cooler
 ・CPUをMotherに組み込みます。
 ・Mounting KitqをMotherに組み込みます。
 ・サーマルグリスを塗布してCPUCoolerを取り付けます。
  Nocutua Mounting Kit Manualはこちら

cpu cpu cooler
(2)Memory
 2枚: DIMM-A2 /DIMM-B2に組み込みます。
Memory
(3)システムパネルコネクタ
 HDD_LED/PowerLEDコネクタを接続します
 PowerSW/Resetコネクタを接続します
panel
(4)その他コネクタ
 ・拡張ATX 電源コネクタ1/2
 ・CPU /CaseFanコネクタ
 ・HD Audioコネクタ
 ・USB2.0 コネクタ
 ・SATA 6Gbps /3Gbps
 ・ASMedia SATA 6Gbps
位置は下図を参照
(5)拡張ボード
 PCI: PT2 (TVチューナ)

Mother
■外観
c726 組み込み後の外観です。

・サウンドボードは内蔵デジタルサウンドに置き換え
・Graphicボードは内蔵graphicに置き換え
・信号線/電源ライン経路分離で内部のケーブルを整理


■温度上昇
 通常使用時の温度です。 室温: 26℃
 Utility: HWMonitor
 HWMonitor
 Utility: BIOS (P8Z68-M Pro)
 P8Z68-M Pro
■仕様
 i726の仕様は以下になります。
項目 自作 i726 microTX
自作 Q945 microTX (従来)
CPU Intel Core i7-2600K 3.4/3.8 GHz 8M Cache LGA1155 Sandy Bridge Intel Core2 Quad Q9450 2.6GHz @3.0GHz OC
LGA775 1333MHz
CPU Cooler Noctua NH-U12P +NM -I3 (無償) Noctua NH-U12P
Mother ASUS P8Z68-M Pro Z68 Chipset GigaByte GA-G33M -DS2R Ver1.0 G33 +ICHR9R
Memory CFD W3U1600F -4G
PC12800 (DDR3 -1600) 8GB (4Gbx2)
PC6400 DDR2-800 2GBx2 (Max 2GB x4)
Graphic HD3000 /Quick Video Sync (CPU内蔵)

Sapphire HD4550 512MB /PCIe x16

Storage 2x SATA3.0 /4x SATA2.0 Raid0,1 ,5,10
1x SATA3.0 /1x eSATA3.0
5x SATA2.0 RAID0,1
HDD

HDT725032 VLA360 3.5" SATA2 320GB
HTS723232 L9A360 2.5" SATA2 320GB x2 RAID0
OCZ Vertex3 60G SATA3 SSD

HDS721680 PLA380 SATA2 80GB
HDP725050 GLA360 SATA2 500GB x2 RAID0
OCZ Vertex 30G SATA2 x2 Raid0

CD/DVD ->
Pioneer BDR-S06J -BK
LAN Realtek 8111e Gigabit Lan (内蔵)

Realtek RTL8111B Gigabit Ethernet (内蔵)

Sound Realtek ALC982 8ch HDA (内蔵)
ASUS Xonar Essence STX
PCI ->
1x PCIex16 1x PCIex4 2x PCI
USB 2x USB3.0 /14x USB2.0
8x USB2
IEEE1394 NA
3x IEEE1394
I/O 3x SATA 6Gbps 4x SATA 3Gbps 1x eSATA 6Gbps
1x PS2 keyboard /Mouse
1x RJ45 1x COM 6x Audio 1x SPDIF (out)
(1/1/1/1) xDVI /D-sub /DsPort /HDMI   
1x IDE 1x FD 6x SATA 3Gbps
1x PS/2 keyboard  1x PS/2 Mouse
1x Parallel 1x RJ45 6x Audio 1x COM
1x VGA   
Front Panel ->
2x USB/HD Audio /eSATA
Bay ->
3x 5" 5x 3.5"
Display ->
Nanao Flex Scan SX2462W 1920 x1200
Mouse ->

Logicool VX Revolution

Power Supply ->
Antec Neo Power 650 ATX 650W
Case ->
Abee Smart 430T
Size ->
W205 xH415 XD455
Weight ->
約11.4 kg
■結果
 問題もなく必須条件をすべてクリアして自作PCの組込みを完了しました。
 新規パーツはCPU/Mother/Memoryで、CPUクーラーはNocutiaのLGA1155無償キットを使用します。
 i726ではUSB3.0(4.8Gbps)/SATA3.0(6Gbps)をサポートします。
 i726ではオーバークロックとQuickSyncVudeoが同時に可能です。
 Memoryは次期IvyBridgeへのUpを考慮してPC-12800(DDR3-1600)を選択してあります。
 次期IvyBridgeCPUへのアップグレードがCPU交換のみで可能です。
 サウンドボード/グラフィックボードを外したとはいえ消費電力は従来モデルQ945のほぼ50%です。
 温度上昇はCPU/Systemともに十分すぎるマージンをもつことが確認されました。
 IDE/Floppy/Parallelのいわゆるレガシーインタフェースは削除されました。
 CPUの高コストパフォーマンスとメモリ価格の下落によりコストは¥43kほどです。

2011年8月28日

i726自作PCインストール

■目的
 i726自作PCにWin7/64bit/Upgrade版をインストールします。
 SandyBridgeプラットフォームのZ68マザーボード+6Gbps SSDの構成です。

■i726自作PC
c726
最新SandyBridgeプラットフォームの自作PCです。
従来モデルQ945をベースにCPUなど新規パーツで構成します。
* 外部Graphicボードは使用しません。
OS: Win7 /64bit Upgrade版

 「i726 自作PC..組込み」はこちら
[新規パーツ]
i726PCCPU: Intel Core i7-2600K
3.4/3.8 GHz 8M Cache LGA1155
Sandy Bridge
Intel Core i7-2600K
p8z68-M ProMother: ASUS P8Z68-M Pro
Z68 Chipset LGA1155
microATX
ASUS P8Z68-M Pro

CFD memory
Memory: CFD W3U1600F -4G
PC12800 (DDR3-1600) 8GB (4Gbx2)
CFD Pro

adata
SSD: ADATA S511 60GB /SATA3.0 /6Gbps
Controller: Sound Force 2281
Read 550MB/s, Write 520MB/s
ADATA S511
■WinXP/SP3/F6統合DVD
 Win7/Upgrade版をインストールのためWinXPを先にインストールします。
 WinXPのZ68Chipset/SATA/RAID接続HDD/SSDへのインストールにはintel AHCI及びRAIDドライバが必須です。 
 このためにWinXPのCDにSP3とF6(AHCI/RAID)ドライバを統合します。
 統合には「SP+メーカー」と「nlite」のフリーソフトを使用します。
 Z68用F6ドライバーは以下です。
 ・Intel(R) Desktop/Workstation/Server Express Chipset SATA AHCI Controller  ・Intel(R) Desktop/Workstation/Server Express Chipset SATA RAID Controller
 「WinXP/SP3/F6統合DVD作成」はこちら

■WinXPインストール
 WinXP/SP3/F6統合DVDを使用して画面の指示に従ってインストールします。
 F6ドライバーは統合されているので外部ドライバ入力(F6)の必要はありません。
 「ようこそ」画面が表示されたらインストール完了です。

■Win7Updrade版インストール
 WinXPインストール後にWin7Upgrade版を画面の指示に従ってインストールします。
 留意点は以下です。
 (1)Upgradeではなく新規インストールを選択します。
 (2)インストール先はWinXPインストールパーティションを選択します。
 (3)WinXPパーティションはデフォルトでSSD対応のパーティションアライメントをサポートしません。
   インストール先パーティション選択画面でパーティションを一旦削除したのち新規パティションを作成します。

■Driverインストール
(1)P8Z68-M Pro用
区分 Driver
Model
LAN Realtek LAN Win7 7046 07202011 Gigabit LAN
Graphic
Intel Graphics V815102405 Vista Win7 Intel HD3000 (内蔵)
Chip set Intel Chipset V9201030 XP Vista Win7 Intel Z68 Chip set
RST IRST V10511001 XP Vista Win7 Intel Rapid Storage Technology
SATA3
ASMedia 1061 SATA Driver ASMedia SATA3.0 6Gbps
USB3 ASM USB3 Driver v11000 Xp Vista Win7
USB3.0 4.8Gbps
Audio Realtek Audio V51006251 V6016251 Windows
ASMedia HD Audio
(2)拡張ボード/周辺機器
区分 Driver
Model
Printer MP600 Driver
Canon MP600
Scanner
MP Navigater
Canon MP600
Display SX2462W Display Driver Nanao FlexScan SX2462W
Card Reader
USB Card Reader Driver Gemalt
■Win7カスタマイズ
 操作性向上などの目的でスタートメニューなどをカスタマイズします。
区分 内容
備考
HDD Drive文字の変更 C: /D: /E: /R (DVD Drive)

User Directory

User Directory の移動 (C:->D:)
データの D: Driveへの集約
Taskバー/トレイ メニューの簡略化
スタートメニュー
メニューの簡略化
UACレベル
UACレベル変更 警告回数の低減
パスワード
Login パスワードのスキップ(一時的)

control userpasswords2

hosts hostsファイル編集
自前Web Serverの登録
SSD Superfech サービス停止
C:Drive index 作成off
SSD対応
■Appインストール
 固有のアプリをインストールします。
区分
名称
備考
Security

Microsoft Security Essentials

Virus /Adware

Development

JAVA /DirectX End-user Runtime

日本語変換 Google 日本語
Web Adobe Reader /Chrome /Firefox /IE9

Server /Client TeraTerm /NextFTP
Terminal /FTP
email
Thunderbird
Profile移動 (C:->D:)
editor
Blue Griffon
Web authering
iphone iTunes /QuickTime /Lyrics Master /iKara
for iPhone
Audio /Video VLC Player /CCCP /MurdocCut /Radiko
Tool CPUZ /HWMonitor /Crystal DiskMark

Office Office 2007
7-Zip /primoPDF /Label Producer
Photoshop El2 /Powe2Go
本格翻訳4 /英和辞書「電辞海」
■問題点
 現象:ランダムなタイミングでディスプレイがロックされる(HDDアクセスランプもOnになりっぱなし)ことがある。
 原因:RST(SATA/RAID)ドライバの不調と推定
 対策:Webの情報を参考に以下を実行。
 (1)[電源オプション]でハードディスクoff時間=0(なし)に設定
 (2)最新Intel Rapid Storage Technology(RST)ドライバーをインストール
 (3)RST Registryエントリーの追加
Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\iaStor\Parameters\Port0]
"LPM"=dword:00000000
"LPMDSTATE"=dword:00000000
"DIPM"=dword:00000000

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\iaStor\Parameters\Port1]
"LPM"=dword:00000000
"LPMDSTATE"=dword:00000000
"DIPM"=dword:00000000

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\iaStor\Parameters\Port2]
"LPM"=dword:00000000
"LPMDSTATE"=dword:00000000
"DIPM"=dword:00000000

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\iaStor\Parameters\Port3]
"LPM"=dword:00000000
"LPMDSTATE"=dword:00000000
"DIPM"=dword:00000000

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\iaStor\Parameters\Port4]
"LPM"=dword:00000000
"LPMDSTATE"=dword:00000000
"DIPM"=dword:00000000

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\iaStor\Parameters\Port5]
"LPM"=dword:00000000
"LPMDSTATE"=dword:00000000
"DIPM"=dword:00000000
 * 事前にドライブのバックアップをとっておきます。

■関連ページ
 「次期 intelCPU..Ivybridge」はこちら
 「i726 自作PC計画メモ」はこちら
 「Z68Chipset 概要メモ」はこちら
 「P8Z68-M Pro概要メモ」はこちら
 「WinXP/SP3 /F6統合DVD作成」はこちら
 「i726 自作PC..組込み」はこちら

■結果
 P8Z68-M Pro+SSD(ADATA S511)の構成で無事にWin7Upgrade版をインストールしました。
 P8Z68-M ProではIDE/Floppy/Parallelのいわゆるレガシーインターフェースは削除されました。
  -> WinXP/SP3/F6統合DVDを作成することでWinXPのZ68/SSDへのインストールを可能にしました。
 Driverインストールに関しては特に問題なく終わりました。
 Win7は64ビットですが、インストールした範囲で問題のある32ビットアプリは確認されていません。
 SSD対応ではindex=offとSuperfechサービスの停止を実施しました。
 * SSDのdefragはWin7により停止設定がされていました。
 ランダムにディスプレイがロックされる問題(フリーズ)はRSTドライバーの問題対応策で解消しました。
  -> RAID0/OCZ Vertex SSD構成でも同様の現象が発生しました。

i726自作PC消費電力

■目的
 i726自作PCの目的の一つは省電力化です。
 消費電力を測定し効果を確認します。

■i726仕様
 i726自作PCの構成は以下で最大消費電力は270Wになります。
q945 CPU: Intel Core i7-2600K 3.4/3.8 GHz ..95W /DTP
Mother: ASUS P8Z68-M Pro
Graphic: intel HD3000 (CPU内蔵)
Sound: Realtek HD Audio (内蔵)
HDD: 1xSSD /3xHDD
TV: PT2 Digital TV チューナ
Display: EIZO FlexScan SX2462W ..95W
i726のハードウェア詳細は 「i726自作PC組込み」を参照

■消費電力測定
 通常使用時の消費電力実測値です。
 Power

■参考:測定器
 SanwaSupply TAP-TST5 ワットチェッカー
 
 TAP-TS5のページはこちら

■関連ページ
「Q945自作PC消費電力低減」 2011・08・15

■結果
 Q945からi726へのUpgradeでほぼ1/2の消費電力となり大幅低減です。
 ・DTPはともに95Wですが、Graphicが含まれるi7-2600KのほうがQ9450より大幅に省電力と思われます。
 ・3Dの使用機会がないGraphicは内蔵のHD3000になりデジタル出力がサポートされました。
 ・Soundボードはデジタル内蔵デバイスに変更して拡張ボードを不要にしました。
 消費電力量では約20kwh/月の節電効果で我が家の月当たり使用量を7%程低減します。
 将来的にはさらに2012/Q1リリース予定の高性能/低消費電力のIvyBridgeへ移行予定です。

i726自作PCベンチマーク

■目的
 i726自作PCの目的の一つは性能向上です。
 オーバクロック(4.3GHz)後に性能確認を行います。

■i726仕様
 i726自作PCはSandyBridge i7-2600KとSSD(6Gbps)が特徴です。
 今回は最終的に4.1GHzオーバークロックで使用中です。
q945 CPU: Intel Core i7-2600K 4.43GHz /OC@3.4 /3.8GHz
Mother: ASUS P8Z68-M Pro
Memory: PC3-1280 (DDR3-1600)
SSD(C:): ADATA S511 /60GB /SATA3.0 /6Gbps
HDD(D:): 2xHDD (SATA2.0 /RAID0)

i726のハードウェア詳細は 「i726自作PC組込み」を参照

■Windowsエクスペリエンスインデックス
 CPU:7.8 、メモリ:7.9、SSD:7.7と高スコアです。 
 Windows Experience index

■PCMarkVintage
 オレンジ色は4.43GHZオーバクロック性能です。
 Sandra2004 result1
   PCMark Vintageサイトはこちら

■Quick Video Sync
 CPU統合GraphicをVideoコード変換のハードウェアアクセラレータとして使用し高速変換を実現します。
 QVS
 *入力映像:mpeg2 1440x1080 24Mbps time=10min
 *出力映像1:mpeg4 avc 1280x720 10Mbps 30fps time=10min 高画質
 *出力映像2:mpeg4 avc 1280x720 6Mbps 30fps time=10min 高速

■SSD/HDD転送速度
 SSD: ADATA/S511/60GB SF2281 SATA3.0
 HDD: RAID0x2/SATA2.0
crystal disk mark ramdum ssd
   [SSD /Ramdum]
crystal disk mark o full ssd
   [SSD /X"0000"]
crystal disk mark ramdum hdd raid0
   [HDD /RAID0 /Ramdum]
crystal disk mark 0 fill hdd
   [HDD /RAID0 /X"0000"]
 CrystalDiskMark のサイトはこちら

■参考
 ベンチマーク実行時のCPU情報と温度計測値です。
cpuz
i7-2600K CPU情報;
Code Name: Sandy Bridge
Socket: LGA1155
Technology: 32nm
Core: 4
Thread : 8
CoreSpeed: 4430.6 MHz (オーバクロック周波数)   
倍率: x43.0
Bus Speed: 103.0 MHz

  [HWMonitor]
 temperature

■関連ページ
 「次期 intelCPU..Ivybridge」はこちら
 「i726 自作PC計画メモ」はこちら
 「Z68Chipset 概要メモ」はこちら
 「P8Z68-M Pro概要メモ」はこちら
 「WinXP/SP3 /F6統合DVD作成」はこちら
 「i726 自作PC組込み」はこちら
 「i726 自作PCインストール」はこちら
 「i726 自作PC消費電力」はこちら

■結果
 i7-2600Kは市場トップレベルの性能でQ9450の約2倍の性能が読み取れます。
 i7-2600Kはノーマル状態でi-980Xをしのぎ、オーバークロック効果で更に高い数値を示しました。
 CPUZからはオーバークロック動作速度が4.43GHz(x43倍)を示しています。
 ベンチマーク中のCPU温度は最大80℃前後でした。
 QuickVideoSyncの効果は従来モデルQ945比較で最大で10~20倍の高速化を実現します。
 6Gbps対応ADATA s511はRead450-500MB/s、Write80-450MB/sの実測値です。
 6Gbps対応ADATA s511はRAID0構成の2xVertex(SATA 3Gbps)と同等以上のパフォ-マンスです。

2011年8月31日

i7-2600Kオーバークロック

■目的
 i7-2600Kは動作クロック3.4/3.8GHzのSandyBridgeトップモデルのCPUです。
 能力に余裕があるなら無理のない範囲でオーバークロックしてみます。

■i7-2600K
 i726自作PCはSandyBridge i7-2600KとSSD(6Gbps)が特徴です。
 第2世代Intel i7 CPUのページはこちら

■i726自作PC
q945 オーバークロック対象のディスクトップPCです。
 CPU: Intel Core i7-2600K 3.4/3.8GHz
 Mother: ASUS P8Z68-M Pro
 Memory: PC3-12800 (DDR3-1600)
 HDD:1x SSD (SATA3.0) /2x HDD (SATA2.0 /RAID0)
   i726のハードウェア詳細は「i726自作PC組込み」を参照

■ASUS AI SuiteⅡ
 OverClock ToolであるTurboV EVOをASUSサイトからダウンロード/インストールします。
 TurboV EVO
 AI_Suite Ⅱのダウンロードはこちら

■TurboV EVO
 最初にASUS Ai-SuiteⅡにあるTurbo EVOの[AutoTuning]使用してオーバークロック限界をチェックします。
 [AutoTuning]では[Fast]と[Extreme]のモードでテストします。
 TurbV EVO

■Auto Tuning
 自動的にTuning結果が表示されます。
 [FAST]
fast
[EXTREME]
over clock

■設定
 発熱とCPU寿命を考慮しCore電圧が高くても1.3V前半のFASTの条件を目標に設定です。
 最終的にCPU倍率を41(FAST倍率-2)、Memoryは仕様の1600MHzにUpしGPUをノーマル状態に戻します。
  CPU Clock: 3.4/3.8 GHz ->4.1 GHZ
  Memory Clock: Auto -> 1600 MHz
  GPU Clock: 変更なし
 overclock result

■CCCT(Overclock Checking Tool)
 CPU100%の負荷テストを実行します。
 1hr程度で問題がなければ安定状態と思われます。
 occt

■ベンチマーク
 4.3GHzでのベンチマークの結果はこちら

■関連記事
 「SandyBridgeオーバークロック基礎知識」DOSV Power Report 2011/03

■問題点
 現象:電源オン後BIOS画面表示の前に停止し自動再起動/Windows正常起動となる。
 原因:オーバークロックが要因(x43倍)
 対策:倍率42倍で解消->倍率41倍に設定

■結果
 今回は最大動作Clockは4.94GHzまでUp可能でした。
 最終的にCPU Clockを3.4GHzから4.1GHzに20%UPしました。
 Memory Clockは1333MHz->仕様値1600MHzにUpです。
 GPUは最大50%のClock Upが可能でしたが3Dアプリを使用しないのでノーマルのままにします。
 BClockは103MHzまで動作可能でしたが最終設定はノーマルの100HMzです。
 EISTの効果で通常動作は1.6GHz(x16倍率)からとなり消費電力などの即Upはないようです。

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