« 2021年5月 | メイン | 2021年7月 »

2021年6月 アーカイブ

2021年6月 3日

Windows Update Assistant

■目的

Windows 10 May 2021 Update (21H1)を適用します。
今回はWindows Update Assistantによるアップデートです。

■Update Assistant

21H1へのアップデートは通常ならWindows Updateより自動実行されます。
Update Assistantを利用すると手動で21H1へのアップデートが可能です。
Windows 10 ダウンロードページからUpdate Assistantを実行できます。
Windows 10 のダウンロードのページはこちら
Windows 10 Update Assistantのページはこちら
win10 downloard

■手順

Windows 10ダウンロードページからUpdate Assistantをダウンロード/実行します。
実行したら画面の指示に従ってWindows 10のダウンロードとインストールを実行します。
  1. Updateの失敗に備えて事前にシステムのバックアップをしておきます。
    今回はHDM17市販アプリでC:ドライブのイメージをバックアップです。
  2. Windows 10ダウンロードページで[今すぐアップデート]をクリックします。
  3. Update Assistantがダウンロード/実行されるので[今すぐ更新]で互換性チェックの後、更新版のダウンロード開始です。ここまではPCを利用しながら作業できます。
  4. ダウンロード完了ならPC利用をやめて[今すぐ再起動]します。
  5. 再起動が終わればUpdate完了です。

■結果

  • Windows Update Assistant経由で21H1のUpdateを完了しました。
  • 20H2へは失敗(クリーンインストールでリカバー)ながら今回は問題なしです。
  • Update時間はPC性能やネットワーク環境にもよりますが30分ほどです。

2021年6月13日

画面キャプチャ OBS Studio

■目的

OBS Studio はライブ配信と録画のオープンソースアプリです。
今回はPC画面の録画に使います。

■OBS Studio

OBS Projectコミュニティが2012年からリリースのWindows、MacOS、Linux対応のレコーディングとライブストリーミングのオープンソースソフトウェア で、無償で利用できます。
OBS Studioのページからダウンロードしたファイル実行からインストール開始です。
Visual C++など追加のインストールの要求があれば指示に従います。
最初の起動で自動構成ウィザード画面が表示されるのでアプリの使用目的を指定します。
今回は[録画のために最適化し配信はしない]を選択しますが後で変更が可能です。
OBS Studioの日本語サイトはこちら
obs

■初期設定

今回の画面録画のための初期設定のサンプルです。
出力先のディレクトリや録画フォーマット、解像度などを指定します。
録画開始/終了のホットキーはOBS自身を録画から排除するためです。
項目 設定内容
[設定][出力/録画] 録画ファイルのパス= D:\Video\Capture
録画フォーマット= mp4
[設定][映像]
基本解像度= 3840 x2160 ..Display出力に同じ
出力解像度= 1920 x1080
FPS共通値= 30
[設定][ホットキー]
録画開始= Ctl + S
録画終了= Ctl + Q

■ソース

全画面キャプチャの録画ソースを指定のサンプルです。
ウィンドウキャプチャなど他のソースも同様です。
  1. メイン画面で[ソース/+]で表示される一覧から[画面キャプチャ]を選択します。
  2. [ソースを作成/選択]ポップアップが表示されるので[OK]です。
  3. [画面キャプチャのプロパティ]画面が開くのでそのまま[OK]します。
OBS source

■キャプチャ

画面キャプチャの手順サンプルです。
  1. ソースの画面キャプチャをクリックして有効にします。
  2. OBSを含むキャプチャ画面が確認出来たらOBSを最小化します。
  3. 先に定義したホットキーで録画開始します。
  4. 録画終了ホットキーで終了です。

■結果

  • 2016年以降UpdateのないCamStudioに代えてOBS Studioを使います。
  • OBS Studioはライブ配信/録画が可能ですが今回は録画のみの使用です。
  • 画面録画に限定すれば設定は最小限で操作も簡単です。
  • 全画面録画時はOBS自身は最小化してホットキーで録画開始/終了します。

2021年6月16日

Amazon Music HD

■目的

Amazon Music UnlimitedからHDへ無料アップグレードしハイレゾ再生します。
再生は排他モードサポートのAmazon MusicアプリからUSB-DAC経由です。

■Amazon Music

Amazon Music HDでは7,500万曲のHD音質や700万曲の24bit /192kHzのハイレゾ楽曲を提供する音楽ストリーミングサービスです。
参考までにJEITA (電子情報技術産業協会)によるハイレゾオーディオ領域は以下です。
Amazon Music HD のサイトはこちら
Amazon Music HDについてよくある質問はこちら

amazon music hd
amazon music hd

■機器構成

PCからUSB DAC経由で、ミニコンポでの再生です。
使用するミニコンポはUSB-DAC搭載ですが、あえて単体USB-DACと組合せます。
DENON DA-310USB USB-DAC のページはこちら
Marantz M-CR612ミニコンポ のページはこちら
M-CR612

■再生デバイス

再生用USB-DACのプロパティでは、排他モードや24bit /192kHz音質などを指定します。
以下はDENON DA-310USB接続での設定サンプルです。
  1. [設定][システム][サウンド][出力] =デジタルオーディオデバイス(DA-310USB)
    [デバイスのプロパティ][関連設定 /追加のデバイスプロパティ] [詳細 /既定の形式] =2チャンネル,24bit,192000Hz(スタジオの音質)
  2. [詳細 /排他モード][アプリケーションにより..排他的に制御できるようにする]=on
  3. [詳細 /排他モード][排他モードのアプリケーションを優先する]=on
USB-DAC

■アプリ

Amazon Musicアプリでは、Windows内部処理をパスする排他モードを有効にします。
また再生時は利用可能なデバイスを選択し、その排他モードもONにします。
利用可能なデバイスの排他モードはアプリを終了でリセットされる点に注意です。
[設定][再生] [音質] =自動またはHD /Hi-Res
[ラウドネスノーマライゼーション] =OFF
[排他モードを有効にする] =ON
[再生] [利用可能なデバイス] =デジタルオーディオデバイス(XXXX)
[排他モード] =ON
amazon music hd
amazon music hd

■結果

  1. Amazon Music UnlimitedからアップグレードでPCでのハイレゾ再生に対応です。
  2. Amazon MusicアプリではWindows内部処理をパスする排他モードを有効にします。
    さらに楽曲再生時には利用可能なデバイスを選択して排他モードをONにします。
  3. USB-DACプロパティではサンプルレートや排他モードONなど設定します。
  4. iPhone でのハイレゾ再生は48kHz /24bitで、それ以上は外付けDAC要です。

2021年6月22日

天気アイコン非表示

■目的

Windowsのタスクバーに突然現れた天気アイコンを非表示にします。

■ニュースと関心事項

2021/4月のWindows Updateで「ニュースと関心事項」の機能がサポートされました。
タスクバーの天気アイコンをクリックすると、ニュースや天気が表示されます。
Microsoftサポート「最新のニュースや関心事項を常に把握する」のページはこちら
news icon

■無効化

「ニュースと関心事項」を非表示にするにはタスクバーから無効化します。
  1. [タスクバー/右クリック][ニュースと関心事項][無効にする=on]
news disabled

■結果

  • タスクバーに現れた天気アイコンは2021/4月のWindows Updateの結果でした。
  • 今回はタスクバーの「ニュースと関心事項」を無効にして、非表示にします。

2021年6月26日

Windows 11 互換性

■目的

Windows 11へのアップグレード互換性をアプリで確認します。
また今回は互換性無し判定の自作PCをUEFI設定変更で有りとします。

■Windows 11

Windows 11は2021秋にリリース予定で10から無料アップグレード可です。
2025/10月延長サポート終了の10は、あと4年余りで11への更新が必須です。
新しいWindows11へのアップグレードのページはこちら
windows 11

■互換性

使用中のr737自作PCのWindows 11の動作要件を確認します。
特に暗号化などのTPM(Trusted Platform Module)チップやファームの有無がポイントです。
要件を満たすかどうかはMicrosoftのPC正常性チェックアプリで確認できます。
Microsoft PC正常性チェックアプリのダウンロードはこちら
r737自作PCの最新仕様はこちら
項目
r737自作PC Win11要件
CPU ◎Ryzen 7 3700X (3.6GHz /8コア) >1GHz /2コア
メモリ ◎32GB >4GB
ストレージ ◎500GB >64GB
ファームウェア ◎Gigabyte B550I UEFI /Secure Boot
TPM ◎Ryzen 7 3700X (farmware) TPM 2.0
GPU ◎Quadro P2200 DirectX 12 /WDDM 2.0
ディスプレイ ◎Dell U2720QM (4K /27型 /10bit) >1280×720 /9型 /8bit

■UEFI設定

r737自作PCは比較的最新のハードウェアながらアプリでは互換性なしの判定です。
ただTPMとSecure BootのUEFI設定変更後の再チェックで実行可となりました。
以前のモデルでは工場出荷時に無効にされた要件もあるので注意が必要です。
なおUEFI設定サンプルはGIGABYTE B550I AORUS PRO AXマザーボードのものです。
win11 check
[TPM]
  1. [Setting][Miscellaneous][AMD CPU fTPM =Enabled]
    fTPM
[Secure Boot]
  1. [Boot][CSM Support =Disabled]
    Secure Boot 1
  2. [Secure Boot] [Secure Boot Mode =Custom]、[Restore Factory Keys =yes]、[Secure Boot =Enabled]
    Secure Boot 2

■トラブルシューティング

GIGABYTE B550IマザーボードでSecure Boot =Enabledでのエラー対応です。
[エラー]
System in Setup mode !
Secure Boot can be enabled System in User mode. Repeat operation after enrolling Platform Key.

[対応]
[Secure Boot Mode =Custom]にして[Restore Factory Keys]をyesで応答後に[Secure Boot]をEnabledにして解消

■結果

  • Windows 10から11へは動作要件を満たせば無料アップグレードが可です。
  • 正常性チェックアプリで使用中のr737自作PCのアップグレード不可が判明です。
  • 対応としてTPMとSecureBootのUEFI設定変更後の再チェックで解消しました。
  • TPMやSecure Bootは工場出荷時に無効にされているケースもあるので注意です。

2021年6月30日

Windows11 仮想マシン#1

■目的

Windows10は2025年/10月延長サポート終了で、秋には11がリリース予定です。
11のPreview版を仮想マシンにして早めに移行準備します。

■Windows Insider Program

Windowsライセンスを登録済ならファンコミュニティのInsider Programに参加できます。
コミュニティへ[登録]して[フライト]でWindows Preview版の入手が可能です。
現時点Win11 ISOファイルの代わりに10 ISOとWindows Updateを組合わせます。
Windows11 Insider Programのページはこちら
windows insider program

■ISOダウンロード

Insider Programフライトページのリンク先からWin10 Preview版 ISO を入手します。
  1. [フライト][Windows Insider Preview ISO をダウンロード]からDownloadページにアクセスします。
  2. [Select edition =Windows10 Insider Preview(Dev Channel)]
    [ Product language =japanese]、[ 64bit Downloard]でダウンロード開始です。
flight

■Win仮想マシン

今回はr737自作PCをホストマシンにしてVMware Workstation Playerをインストールします。
ホストマシンでVMwareを起動し、Win10 Preview ISOファイルから仮想マシンを生成します。
VMware仮想マシンの生成サンプルはこちら
VMWare

■Insider Programリンク

Win11にアップグレードの前に、仮想マシンで、Insider Programへのリンクを設定します。
  1. [設定][更新とセキュリティ][Windows Insider Program]のページで [Windows Insiderアカウントをリンクする]からIndider Programの登録アカウント設定します。
  2. 同様に   [診断&..オプションの診断データをオンにします]のリンクから
    [必須とオプションの診断データを送信する =on]にします。
  3.  [Insiderの設定を選択してください =Devチャネル]とします。
Insider Program

■Win11 Upgrade

Insider Programへのリンクのあと、Windows UpdateでWin11へアップグレードします。
  1. [設定][更新とセキュリティ][Windows Update]で、 [更新プログラムのチェック]をクリックで[Windows11 Insider Preview] がUpdate項目に表示されます。
  2. Updateの実行、再起動でWin11 Preview版が起動します。
Insider Program

■問題点 2021/09/22追加

・現象
 無償版VMware Workstaion Player 16のWin11 Preview版仮想マシンをアップできない。
(!)このPCは現在、Windows 11システム要件を満たしていません。
  TPM2.0がこのPCでサポートされ有効になっている必要があります。
VMware Win11 preview
・対応
ベースとなるホストマシンはTPM2.0対応なので仮想マシンにTPM追加します。
現時点VMware無償版では追加のためのUIをサポートしないのでPro trial版で代行です。
TPM追加時に要求される暗号化とあわせて、Secure Bootを同時に追加設定します。
詳細は「Windows11仮想マシン#2」を参照。

■結果

  • Win11 Preview版をVMware仮想マシンとしてインストールを完了しました。
  • Windows Insider Programに参加することでPreview版の入手が可能です。
  • Win11のISOファイルがまだなのでWin10Preview版のUpgradeで対応です。
  • Win10は2025年終了で、11は今秋からの移行予定で今から準備します。

About 2021年6月

2021年6月にブログ「cbreeze」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2021年5月です。

次のアーカイブは2021年7月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。