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■目的
無償版VMwareのWin11 preview仮想マシンのUpdateができません。
最近TPMの制限が強化されたようなので対応します。
■現象
無償版VMware Workstaion Player 16のWin11 Preview版仮想マシンをアップできません。
(!)このPCは現在、Windows 11システム要件を満たしていません。
TPM2.0がこのPCでサポートされ有効になっている必要があります。
■対応1
仮想マシンにTPMを追加します。
現時点VMware無償版では追加のためのUIをサポートしないのでPro trial版で代行です。
TPM追加時に要求される暗号化とあわせて、Secure Bootを同時に追加設定します。
- 無償版に替えてVMware Workstation Proのtrial版をインストールします。
..元の無償版はアンインストールされます。
- Proのホーム画面で[仮想マシンを開く]で元のWin11仮想マシンを開きます。
- [仮想マシンの設定][オプション /アクセスコントロール]からSecure Bootのパスワードを設定して暗号化します。
- [詳細 /ファームウェアタイプ][UEFI=on]します。
[セキュアブートを有効にする=on][OK]でSecure Bootを有効にします。
- [ハードウェア][追加]でリストから[Trusted Platform Module]を選択し追加します。
..以上で仮想マシンの変更は完了です。
- Pro Trial版をアンインストールし、無償版 Playerを再インストールします。
- 無償版で[仮想マシンを開く]で更新されたWin11仮想マシンを開きます。
- 「PCの正常性アプリ」でWindows 11の要件を満たしていることを確認します。
PC 正常性チェック アプリのダウンロードはこちらから
■対応2 (Ver16.2.0)..非公式
WMware Playerのver 16.2.0で、vmxファイルを編集してTPMに非公式対応です。
これにより起動時のパスワードの指定も不要になります。
- 起動してない状態で仮想マシンのvmxファイルに以下を追加します。
managedvm.autoAddVTPM="software"
■関連情報
Qiita 「VMware Workstation 16 Pro /
Player で Windows 11 受け入れ準備をするには」
Neowin 「Windows 11 compliant TPM support added to the free version of VMware Workstation 16.2.0」2021 /10/16
■結果
- VMware Win 11 preview版仮想マシンの最新Updateを完了しました。
- Win 11の要件を満たすには仮想マシンでTPMとSecure Bootを構成します。
- 無償版では追加構成のためのUIをサポートしないのでPro trial版で代行です。
- 非公式ながら無償VMwareでもver 16.2.0でvmxファイルでTPMに対応です。