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■目的
Windows 11へのアップグレード互換性をアプリで確認します。
また今回は互換性無し判定の自作PCをUEFI設定変更で有りとします。
■Windows 11
Windows 11は2021秋にリリース予定で10から無料アップグレード可です。
2025/10月延長サポート終了の10は、あと4年余りで11への更新が必須です。
新しいWindows11へのアップグレードのページはこちら
■互換性
使用中のr737自作PCのWindows 11の動作要件を確認します。
特に暗号化などのTPM(Trusted Platform Module)チップやファームの有無がポイントです。
要件を満たすかどうかはMicrosoftのPC正常性チェックアプリで確認できます。
Microsoft
PC正常性チェックアプリのダウンロードはこちら
r737自作PCの最新仕様はこちら
項目
|
r737自作PC |
Win11要件 |
CPU |
◎Ryzen 7 3700X (3.6GHz /8コア) |
>1GHz /2コア |
メモリ |
◎32GB |
>4GB |
ストレージ |
◎500GB |
>64GB |
ファームウェア |
◎Gigabyte B550I |
UEFI /Secure Boot |
TPM |
◎Ryzen 7 3700X (farmware) |
TPM 2.0 |
GPU |
◎Quadro P2200 |
DirectX 12 /WDDM 2.0 |
ディスプレイ |
◎Dell U2720QM (4K /27型 /10bit) |
>1280×720 /9型 /8bit |
■UEFI設定
r737自作PCは比較的最新のハードウェアながらアプリでは互換性なしの判定です。
ただTPMとSecure BootのUEFI設定変更後の再チェックで実行可となりました。
以前のモデルでは工場出荷時に無効にされた要件もあるので注意が必要です。
なおUEFI設定サンプルはGIGABYTE B550I AORUS PRO AXマザーボードのものです。
[TPM]
- [Setting][Miscellaneous][AMD CPU fTPM =Enabled]
[Secure Boot]
- [Boot][CSM Support =Disabled]
- [Secure Boot] [Secure Boot Mode =Custom]、[Restore Factory Keys =yes]、[Secure Boot =Enabled]
■トラブルシューティング
GIGABYTE B550IマザーボードでSecure Boot =Enabledでのエラー対応です。
[エラー]
System in Setup mode !
Secure Boot can be enabled System in User mode. Repeat operation after enrolling Platform Key.
[対応]
[Secure Boot Mode =Custom]にして[Restore Factory Keys]をyesで応答後に[Secure Boot]をEnabledにして解消
■結果
- Windows 10から11へは動作要件を満たせば無料アップグレードが可です。
- 正常性チェックアプリで使用中のr737自作PCのアップグレード不可が判明です。
- 対応としてTPMとSecureBootのUEFI設定変更後の再チェックで解消しました。
- TPMやSecure Bootは工場出荷時に無効にされているケースもあるので注意です。