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2011年11月 アーカイブ

2011年11月 3日

eTypist13 OCR

■目的
 印刷文書のイメージをテキストに変換します。
 使用するのはBrother DCP-J925N複合機+eTypistです。

■構成
 スキャナー:Brother DCP-J925N
 ソフトウェア:Mediadrive eTypist 13
 OS:Win7/64
  Configuration
 eTypistのページはこちら

■イメージ取り込み
 eTypistを起動します。
 [スキャナー読込][スキャナードライバー選択=TW-Brother DCP-925N LAN]でスキャナー設定画面を開きます。
 文書タイプ/解像度/サイズ等を設定して[スキャン開始]で取り込み開始です。
 scan
■レイアウト解析/認識
 [レイアウト]でテキスト行/表/図形に分類しレウィアウトを自動解析します。
 結果はマニュアルで修正可能です。
 [認識]でテキスト変換や図の切り出しなどを実行します。
 recognition
■Word出力
 [ワンタッチ転送-Word][テキスト転送]で認識結果をワードに転送します。
  word
■編集
 Word側で認識結果やテキストやレイアウトを調整/編集します。

■サンプル
 以下は電子化した記念誌サンプルです。
 「スキーおだわら50年のシュプールを辿って」 2011/10/02
 
■結果
 印刷文書の電子化を完了しました。
 今回の文書は全111ページの記念誌です。
 テキストの認識にはほぼ誤りはありませんでした。
 時間を要したのは入力よりWordでのレイアウト調整です。
 効率向上には入力時のノイズ低減が効果的です。

2011年11月 4日

Control Center4

■目的
 Brother DCP-J925NのControlCenterの情報がHelp以外に見当たりません。
 ControlCenterの概要をメモします。

■CotrolCenter4
 ControlCenter4の内容を確認するには現状HelpファイルしかなくBrotherのGlobalサイトでその存在が確認できます。
「Brother Control Center 4.0 interface enables you to create user profiles and customize your settings to make printing and scanning more efficient.」
 ..プリンタやスキャナーをより効率的に使うための設定やカスタマイズを可能にする
 結果的にControlCenter4の基本機能は以下になりました。
項目 仕様 備考
スキャン スキャナー入力と出力 /保存
出力先: アプリ /OCR /Email /HDD
フォト メディアの入力と印刷およびHDD出力/保存
メディア: SSDなどのデジカメ保存媒体
コピー 本体パネルのコピー機能をPC側で実行 コピー: カラー/モノクロ/2in1/4in1

ControlCenter4
 
■フォト
(1)メモリカードアクセス
 デジカメ等のメモリーカードを取り込み分類して指定されたHDDのディレクトリに保存します。
 指定可能な事項は以下です。
 photo
(2)写真印刷
 選択した写真を指定の印刷レイアウトで印刷します。
 出力レイアウト指定画面は以下です。
 layout
■スキャン
(1)スキャナ/出力フォーマット設定
 スキャナ入力と出力フォーマットの設定が可能です。
 特にマルチページのpdf出力はドキュメントの電子化に最適です。
[スキャナー設定]
scaner
[出力フォーマット]
format
(2)イメージ転送先
 スキャンしたイメージは以下の転送先へ転送/保存します。
 ・アプリケーション..Photoshopなど
 ・OCR..Presto! PageManagerに限定
 ・Email添付..イメージが添付された既定のemailアプリケーション作成画面が開きます。
 ・ファイル ..指定のフォルダーにイメージが出力されます。
 image
■コピー
 PCからコピーを制御します。
 PCの電源投入やソフトの起動など余分な操作を伴うので使用予定はありません。

■結果
 公開が不十分なControlCenter4の機能概要を把握できました。
 「スキャン」は複数スキャンをまとめてシングルPDFで出力できるので文書入力には便利です。
 「スキャン」でのOCRアプリ転送はPresto!PageManager限定です。
 「フォト」では媒体データのPCへのFTP転送速度が2-3Mbpsと超低速で使用に耐えません。
  -> DCP-J925N本体FTPサーバーの性能の問題と推定します。
  -> かわりにデジカメUSB接続+WindowsLiveフォトギャラリなどで対応予定。
 「コピー」は本体側に機能を持つので使用予定はありません。
 結果的にControlCenter4では「スキャン」だけをCanon MP Navigatorの代わりに使用します。

2011年11月 6日

Google Cloud Print

■目的
 iPhoneで受信したGmailをGoogle Cloud Printで印刷します。
 正式リリース前にもかかわらず印刷が可能でした。

■Google Cloud Print
 Webアプリケーションの環境での印刷をサポートします。
 目標はWeb/デスクトップ/モバイルのあらゆるアプリから世界のどのプリンターでも印刷できる環境の実現です。
 アプリはGoogle Cloud Printを利用して印刷ジョブを行います。
 Google Cloud Printは印刷ジョブをユザー指定のプリンタに送信しジョブステータスをアプリに返します。
 使用できるプリンタはCloud Print対応プリンター以外にPC接続の一般のプリンタも含まれます。
 Cloud Print対応プリンターは1つ以上のクラウドプリントサービス(Google ID)に登録され、印刷ジョブを待ちま す。
 一般のプリンタがCloud Printと通信するためにはプロキシを経由します。
 プロキシはプリンタをGoogle Cloud Printに登録しプリントジョブが送られてくるのを待ちます。
 プロキシのPCへのインストールの手間を省くためGoogleChromeでプロキシ機能をサポートします。
 Google Cloud Printではプリンタドライバーも印刷スタックも必要なくなります。
 Cloud Print
  Google Cloud Printのサイトはこちら

■プリンターの登録
 [GoogleChrome][オプション][高度な設定][Google Cloud Printにログイン]でGoogleIDを指定してログインします。
 [Googleクラウドプリント][プリンター登録を完了]でプリンタがCloud Printに登録されます。
 [GoogleChrome][オプション][高度な設定][Google Cloud Print][印刷設定を管理]で管理画面を開きます。
 [プリンタ]で登録済プリンタが表示されます。
 Cloud printer
■印刷
 iPhone4で受信したGmailを印刷の例です。
 印刷開始指定して間を置かずにプリンタが印刷を開始しました。
項目 内容 画像
Gmail
Gmail (iPhone4): [印刷]
iphone4 Gmail
プリンターリスト: [Brother DCP -J925N]
printer
Print プリンタオプション: まだ日本語未対応
Configuration
プリント開始
print start
■結果
 Google Cloud PrintでiPhone4からPC経由でDCP-J925Nに印刷が可能でした。
 DCP-J925Nは12月にGoogle Cloud Print対応(PCを経由しない)の予定です。
 プリンタ設定事項など日本語にはまだ対応してないようです。
 印刷フォントやサイズにはまだ対応してないようです。
 未対応事項は正式リリースを待つことになります。

2011年11月11日

2.5"HDDによる騒音低減

■目的
 Abee Smart430TケースのHDDによる振動音を解消します。
 方法は3.5"から2.5"HDDへの交換です。

■HDD構成
 3個の3.5"HDDのうち、Dドライブに2009年購入の2.5"HDDx2の余剰品を再利用します。
 * 3.5"から軽量の2.5"に変更することでケースの剛性不足による振動音を低減できると予測。
項目 2.5" RAID0 (交換後) 3.5" RAID0 (従来)
HDD /構成 HGST /7K 2.5" 320GB 7200rpm x2
RAID0 /640GB 
HGST /T7K500 3.5" 500GB 7200rpm x2
RAID0 /1,000GB
消費電力/重量
1.7W /115g x2
7W /640g x2
ケース
case
3.5" Case (2.5"x2 )

■交換作業
 Dドライブの不要データを削除後、Eドライブにバックアップします。
 Intel RSTで3.5"RAID0構成を解除します。
 2.5"へ交換後、RSTでRAID0を構成します。
 Windowsを起動して[ディスクの管理]で新しい2.5"RAIDをNTFSでフォーマットしてDドライブに指定します。
 バックアップしたデータをDドライブにリストアします。
 disk
■転送速度
 念のため交換前後の転送速度を測定します。
項目 2.5" RAID0 (交換後) 3.5" RAID0 (従来)
Crystal
Disk
Mark
HGST /7K 2.5" 320GB 7200rpm x2
RAID0 /640GB 
2.5
HGST /T7K 500 3.5" 500GB 7200rpm x2
RAID0 /1,000GB
3.5" performance
■結果
 3.5"HDD/2個を2.5"HDDに交換することで発熱/重量は1/4~1/5となり振動音の問題は解消しました。
 新しい(2009年)2.5"は、以外にも古い(2006年)3.5"と同等の転送速度でした。
 PC本体消費電力は58Wから54Wへ低減し約1.5kWh/月の節電です。
 取り付けに2.5"HDDx2を収容可能な3.5"HDDケースを使用したので3.5"ベイ1個がスペースとなります。
 余剰の3.5"HDD(500GB)x2はTV録画アーカイブ用に使います..タイ洪水によるHDD品不足と価格高騰への対応。
 結果的に良い事ずくめで交換完了です。

2011年11月14日

E520Upgrade計画メモ

■目的
 E520自作サーバーをアップグレードします。
 最大の目的は省電力化です。

■条件
 90W消費電力の半減を目標に今回のサーバーの必要条件は以下のとおりです。
項目 条件
備考
Mother MicroATX
既存ケース
Server TV録画 /ファイル共有 /DLNA

省電力
Intel Speed Step Technology
Intel HD2000 /3000 Graphic
CPU: Sandy Bridge
拡張 Graphic ボードなし
Storage
SATA3 /RAID0 /USB3.0
Z68 Chip set
拡張スロット
1x PCIex16 1x PCI


■構成
 コスト重視で条件を満たすパーツを選択します。
i321 (新規パーツ) e520 (従来)
WHS2011
  buttomOS: Win Home Server 2011 64bit
  6.8kyen
Windows XP /SP3
i3-2100
buttomintel Core i3-2100 3.1GHz  
 9.2kyen
Pentium DualCore E5200
asrock
buttomASROCK Z68M /USB3
 8.7kyen
Foxconn G45M-S
patriot  buttomPatriot PSD38G 1600KH
  2x4GB PC3 -12800
  3.4kyen
PC2 -6400 2x2GB
■WHS2011
 今回はネットワークや共有管理などのサーバー機能が強化されたOSを使用します。
 とはいえ最大の目的はWin7の1/2以下の価格によるコスト削減です。
  リモートアクセス環境:外出先よりサーバーへのアクセスを可能にする
  DLNA:サーバー機能をサポートしメディアを共有
  メディアストリーミング:再生可能なフォーマットにリアルタイムで変換する
  保護:サーバーはもちろんクライアントPCの自動バックアップ
 WHS2011

■仕様
 アップグレード後の計画仕様です。
項目 自作 i321 (Upgrade)
自作 E520 (従来)
OS Windows Home Server 2011 DSP 64bit
Windows XP Pro
CPU Intel Core i3-2100 3.1GHz 3MB
LGA1155 Sandy Bridge
Intel Pentiun DualCore E5200 2.5GHz  LGA775
CPU Cooler Scythe NINJA mini SCMNJ -1000 + 4Way Clip
Scythe NINJA mini SCMNJ -1000
Mother ASROCK Z68M /USB3 Z68 Chipset FOXCONN G45M-S G45+ICH10R Chipset
Memory Patriot PSD38G 1600KH
PC3-12800 (DDR3 -1600) 8GB (4Gbx2)
UMAX PC2 -6400 DDR2 -800MHz 2GBx2
Graphic HD2000 /Quick Video Sync (CPU内蔵) Sapphire HD4550 512MB /PCIe x16
Storage 2x SATA3.0 /4x SATA2.0 Raid0 ,1,5,10
5x SATA2.0 (RAID0, 1,10)
HDD C: ADATA S511 /SATA3 /60GB SSD (予定)
D: HDT721010 SLA360 SATA2 /1TB HDD
HDT721010 SLA360 1TBx2 Raid0 HDD
CD/DVD ->
Pioneer DVR-S15J-BK
LAN Realtek 8111e Gigabit Lan (Onboard) Realtek Gigabit RTL8111B -VC -GR (Onboard)
Sound Realtek ALC892 8ch HD Audio (Onboard)
Realtek ALC888 -GR 7.1ch (Onboard)
PCI 1x PCIex16 2x PCIex1 1x PCI 1x PCIex16 1x PCIex1 2x PCI
USB 2x USB3.0 /6x USB2.0
8x USB2
IEEE 1394 NA
2x IEEE 1394
I/O 2 x SATA3 (RAID 0, 1, 10, 5)
4 x SATA2 (RAID 0, 1, 10, 5)
1 x Floppy
1 x 赤外線ポート
1 x Printer
1 x COM
1 x HDMI SPDIF
3 x USB 2.0 (6Ports)
5 x SATA2 (RAID 0, 1, 10)
1 x eSATA
1 x Floppy
1/1 x COM1/2
1 x S/PDIF
1 x IEEE 1394a
4 x USB 2.0 (8Ports)
Rear Panel
1 x PS /2Key board
1/1/1 x D-Sub /DVI-D /HDMI port
1 x SPDIF 光出力コネクタ
4 x USB 2.0/2 xUSB 3.0
1 x RJ-45 LAN
6 x Audio
1/1 x PS2 key board /Mouse
1/1 x VGA /Display Port™ /HDMI
6 x Audio
4 x USB 2.0
1 x RJ45 LAN
1 x IEEE 1394a
Front Panel ->
IEEE 1394 x1 USB2.0 x1 Audio In/On >
拡張 board ->
Earth soft PT2 TV tuner
Bay ->
5.25" x2 3.5" x0 (外部) 3.5" x2
Display ->
Diamond crysta RDT201 WS 1920 x1080
Mouse ->
Logicool VX Revo
Power Supply ->
Antec ATX 430W
Case ->
Antec NSK 2450 Black
Size ->
447W /419D /146H mm
Weight ->
約8kg
■結果
 消費電力は現行E520の90Wの半減を目指します。
 CPUはSpeedStep Technologyで省電力のSandybridge Core i3-2100を使用します。
 On BoardのGraphic利用によるGraphicボード廃止で消費電力を削減します。
 OSはWinXPに代えて録画映像共有などに好都合かつ低価格のWindows Home Server2011サーバーOSを使います。
 MemoryはIvyBridge移行を考慮してPC3-12800オーバークロックの4GBx2枚構成にします。
 構成品はコスト削減優先の選択でOSを含めて28.1kyenになります。

2011年11月15日

WHS2011導入予定メモ

■目的
 Windows Home Server2011を導入予定です。
 自作メディアサーバーのWinXPを置き換えます。

■環境条件(PC)
 E520自作メディアサーバーの省電力化を目的にシステムアップグレードを計画中です。
 OSもWinXPからWHS2011にアップグレードします。
 WHS2011の選定理由はWin7の1/2以下の価格です。
項目 i321構成 e520(従来)
OS WHS2011
  buttomOS: WinHome Server 2011 64bit
  6.8kyen
Windows XP/SP3 32bit
CPU i3-2100
buttomintel Core i3-2100 3.1GHz  
 9.2kyen
Pentium Dual Core E5200
2.5GHz
Mother asrock
buttomASROCK Z68M /USB3
 Z68 Chipset
 8.7kyen
Foxconn G45M-S
G45 + ICH10R
Memory
patriot  buttomPatriot PSD38G 1600KH
  2x4GB PC3-12800
  3.4kyen
PC2-6400 2x 2GB
■WHS2011
 WHS2011は業務用Windows Server 2008 R2ベースのサーバーOSです。
 Win7と同じOSカーネルにネットワークやサーバー管理機能などが追加されます。
 GUIなどはWin7/64bit環境と同等でDriverはWindows Server 2008 R2版が条件です。
 以下はWHS2011の概要メモです。
項目 仕様
備考
システム要件
CPU> 1.4GHz/X64
Memory> 2GB
HDD> 160GB
NIC: Gigabit Ethernet
ClientPC: WinXPSP3 /VistaSP2 /7  MacOS 10.5
WinSAT CPU Score> 4.2/6 (高解像度)
Windows Server 2008 R2 Driver
Boot Drive: NTFS
ユーザ数 max 10

ライセンス
サーバーライセンス DLNA サーバー機能を含む
管理 ダッシュボード

インストール Server: WSH サーバーインストール
Client:コネクタインストール

管理機能 ユーザアカウント
ネットワーク監視 (Firewall /HDD空き)
アラート表示
フォルダー共有
メディアストリーム (Windows Media 関連中心)
ホームグループ
ドライブ管理 (追加)
シャドウコピー
RAID構成

バックアップ /回復 WSH バックアップ /回復
ClientPC バックアップ /回復

リモートアクセス リモートWebアクセス
リモートデスクトップ
共有フォルダー
Client PC制御
アドイン オンラインサービスアドイン
オンプレミスアドイン
クラウドサービス用アドイン
WHS 機能拡張アドイン
■GUI
 WHS201Iは高セキュリティとサーバー機能優先でデフォルト設定されているようです。
 必要なら変更することが可能です。
項目 内容
設定
Desktop
注意メッセージ背景を使用しない
[デスクトップ右クリック] [背景選択] で背景変更
Log-on [Ctl +Alt +Del] ログオン省略
[管理ツール] [ローカルセキュリティポリシー] [セキュリティオプション][プロパ ティ] [対話型ログオン: Ctrl +Alt +Delを必要としな い= 有効]
IE Security level
IE Security levelを下げる
[サーバーマネージャ] [IE ESCの構成] [設定=off]
[インターネットオプション] [セキュリティ] [セキュリティのレベル= 高->中]
Windows Aero
Aeroを有効にする [デスクトップ右クリック] [Aeroテーマ選択]
CPU Schedule バックグランドジョブ優先を変更 [コントロールパネル] [システムとセキュリティ] [システムプロパティ] [詳細設定タ グ] [プロセッサーのスケジュール=プログラム]
■Driver
(1)マザーボード
 マザーボードはWHS2011サーバー対応と思われます。
区分 ASROCK Z68M/USB3 備考
LAN Realtek 8111e Digabit LAN OnBoard
Gigabit LAN
Graphic
Intel HD2000 OnCPU
Intel HD2000 (内蔵)
Chipset Intel Z68 Chipset
SATA2/3 USB2など
RST Intel AHCI /RAID0 /1/5/10
Intel Rapid Storage Technology
USB3 Etron USB3
USB3.0 480Mbps
Audio Realtek ALC892 8ch OnBoard
7.1ch HD Sound
(2)拡張ボード/周辺機器
 DCP-J925N Scanner DriverのWHS2011への対応についてはBrotherに問い合わました。
  -> 回答:Windows Server 2008 R2ではサポートしていません。
  -> WSD(Windows Service on Device)ドライバーを使用することでネットワーク経由の使用が可能になりました。
   buttom「WSDスキャナー..WHS2011」のページはこちら

■App
 インストール予定のアプリです。
 ただしMicrosoft Security EssentialsはWHS2011で未サポートです。
区分
名称
備考
Security Microsoft Security Essentials WHS 未サポート
Development JAVA
DirectX End-user Runtime

日本語変換 Google 日本語入力
Web Adobe Reader
Chrome/IE9

Server /Client TeraTerm /NextFTP
email
Thunderbird
editor
Blue Griffon
iphone iTunes /QuickTime
Audio /Video VLC Player
CCCP /Murdoc Cut
Radiko
TV Tuner
TVTest /TVRock
Tool CPUZ /HWMonitor
Crystal Disk Mark

Office Open Office
Gimp2 /Inkspace
7-Zip /primoPDF
Label Producer
Powe2Go
本格翻訳4 /英和辞書「電辞海」
など
■結果
 WHS2011をTVチューナー内蔵の予約録画/音楽/フォトサーバーのOSとして使います。
 現時点で使用予定のハード/ソフトの中でWHS2011未サポートは以下です。
 ・DCP-J925N Scanner Driver
   * Microsoft WSD(Web Service on Device)スキャナードライバーが使用可能でした..2011/12/09
 ・Microsoft Security Essentials ..Anti-Virus Software

2011年11月19日

i321自作PCサーバ

■目的
 TV録画/音楽/フォトサーバE520自作PCをアップグレードします。
 目的はデスクトップの2倍近い消費電力の低減です。

■PCサーバー
 自作i321PCサーバーの映像をネットワークメディアプレイヤを介してTVで再生します。
 PCサーバーでは予約録画やアーカイブの機能をサポートしますが今回は性能より省電力重視です。
 Network

■構成パーツ
 CPU/Mother/Memoryの3点セットでE5200/PC2-6400からi3-2100/PC3-12800へUpしま す。
 今回はサポート期限が2014年まで延長されたとはいえWinXPもWHS2011にアップグレードです。
 WHS2011の選定理由はWin7 Professionalの1/2以下の価格です。
i321 構成 e520 (従来)
WHS2011
  buttomOS:Win Home Server 2011 64bit
  6.8kyen
Windows XP/SP3 32bit
i3-2100buttomintel Core i3 -2100 3.1GHz  
 TDP65W LGA1155
 9.2k yen
Pentium Dual Core E5200 2.5GHz
TDP65W LGA775
cpu cooler
buttomScythe SCMNJ -1000
+4Way Clip (LGA1156 対応)
Scythe SCMNJ -1000
asrockbuttomASROCK Z68M /USB3
 Z68 Chipset
 8.7 kyen
Foxconn G45M-S
G45 + ICH10R
patriot  buttomPatriot PSD38 G1600KH
  2x4GB PC3 -12800
  3.4 kyen
PC2 -6400 2x2GB
■組込み
 今回の部品の組み込みとコネクタ接続です。
[CPU /Mother /Memory]
i321
・Mother: Z68M /USB3
・CPU: i3-2100
・CPU Cooler: 固定Clipを LGA775から LGA1156対応に交換
・Memory: PC3 -12800
[System Panel Header]
front panel header

[USB2.0] x1
[eSATA]: 未接続
[Front Panel Audio] x1
PWRBTN: 電源スイッチ
HDLED: HDD LEDランプ
RESET: リセットスイッチ
PLED: 電源LED 未接続 (4ピン5V 電源端子へ接続)
[FAN]
 CPUFan: なし
 Chase FANx2
CPUはファンレス
[電源]
 ATX 電源コネクタ x24ピン
 ATX12V x8ピン
  x4ピン 接続の時は 1/5 ピン側半分に接続

 buttomASROCK Z68M /USB3 マニュアルはこちら (英文)

■SATA MODE変更
 組込みが完了したらSATA MODEをBIOSでIDEからAHCIに変更します。

■WHS2011インストール
 WHS2011のインストール要件を満たすことを確認します。
 インストールはインストール/初期設定/サーバーの準備の3パートにわかれます。
 DVDブートで開始したらインストーラの指示に従って作業を進めます。
項目 内容
備考
システム要件
CPU> 1.4GHz /X64
Memory> 2GB
HDD> 160GB
NIC: Gigabit Ethernet
ClientPC: WinXPSP3 /VistaSP2 /7  MacOS10.5
WinSAT CPU Score> 4.2/6 (高解像度)
Windows Server 2008 R2 Driver
Boot Drive: NTFS
インストール インストール先 HDD は選択できません。
 ->不要な HDD は接続しないほうがベターです。
パーティション分割: 60GB +残りスペース
 * HDD内のデータは削除になります
「ネットワークデバイスドライバーが見つかりません」のメッセジには以下で対応します。
 -> [デバイスマネージャ起動]
 -> [LAN ドライバーインストール] [再起動]
初期設定 場所 /ID /パスワード /Product Keyなどを設定します
サーバーの準備 サーバーの更新作業などが実行されます

■WHS2011カスタマイズ
(1)HDDパーティション
 今回はCドライブ: 60GB+Dドライブ: 残りのデフォルトパーティション構成をHDDx2構成に変更します。
 ディスク0は後に故障修理依頼中の SSD/60GB に移行予定です。
 Partition
(2)GUI
 WHS201Iは高セキュリティとサーバー機能優先でデフォルト設定されているようです。
 以下は今回行ったカスタマイズです。
項目 内容
設定
Desktop
注意メッセージ背景を使用しない
[デスクトップ右クリック] [背景選択] で背景変更
Log-on [Ctl +Alt +Del]ログオン省略
[管理ツール] [ローカルセキュリティポリシー] [セキュリティオプション] [プロパ ティ] [対話型ログオン: Ctrl+Alt+Delを必要としな い=有効]
IE Security level
IE Security levelを下げる
[サーバーマネージャ] [IE ESCの構成] [設定=off]
[インターネットオプション] [セキュリティ] [セキュリティのレベル= 高-> 中]
Windows Aero
Aeroを有効にする [デスクトップ右クリック] [Aeroテーマ選択]
CPU Schedule バックグランドジョブ優先を変更 [コントロールパネル] [システムとセキュリティ] [システムプロパティ] [詳細設定タ グ] [プロセッサーのスケジュール=プログラム]
視覚効果 アイコンの代わりに縮小版表示 =on
ドラッグ中にウインドウの内容を表示する=on
[コントロールパネル] [システム] [システム詳細] [パフォーマンス設定] [視覚効果]
電源オプション 休止有効化 [powercfg -h on]
電源オプション 休止アイコンボタン作成 [C:\Windows \System32 \rundll32.exe powrprof.dll, Set Suspend State]

(3)ホームネットワーク
 ネットワークの場所はデフォルトでホームネットワークです。
 デフォルトで社内ネットワークへの変更が許可されていません ->ネットワークポリシーなど変更方法を確認中。

■Driverインストール
(1)マザーボード
 今回は使用予定のないASROCK APP Chargerを除いてドライバーはすべてインストールです。
 ユーティリティは使用しないのでインストールしません。
 Z68m/USB3

(2)PT2..TVチューナー
 以下のドライバーを準備してインストールします。
項目 ソフトウェア 備考
PT2 TV Tuner PT2 Driver
SDK
PT1 /PT2 署名問題対策 Driver 新規
ダウンロード先はこちら。
ダウンロード先はこちら。
ダウンロード先はこちら。
B-CAS
Card Reader
PC Twinリーダ (USB)..Win Server 2008R2 /64bit ダウンロード先はこちら。
 ①PT2 Driver ②SDK ③PT1/PT2 署名問題対策Driverの順でインストールします。
 PT1/PT2 署名問題対策Driverの詳細はpt2_x64_Rreadme.txtを参照します。
 この時点でデバイスマネージャの「マルチメディアコントローラ」に!マークが残ります。
 [マルチメディアコントローラ]を選択し[ドライバーの更新]でPT1/PT2 署名問題対策Driverをインストールすると解消します。
 Driverインストールを正常に終了すると以下のデバイスが追加されます。
  WinDriver (EARTH SOFT PT2)
  EARTH SOFT PT2
  USB Smart Card Reader
 pt2 driver
(3)DCP-J925N..リモートプリンター
 BrotherのサイトからWindows Server 2008R2用のドライバーをダウンロードしてインストールします。
 なおScannerドライバーは未サポートです。

 以上ドライバーインストール後のDevice Managerの内容です。
 !マークが表示されていないことを確認します。
 device manager
 
■Appインストール
 Microsoft Security Essentialsを除きすべてインストール可能でした。
 application
■TVチューナアプリ
 アプリとしてTVTestとTVRockを使用します。
 アプリのインストール/設定はWin7と同じです。
  「PT2メモ#2..Win7」のページはこちら

■画面
(1)デスクトップ
 デジタルTV受信時のデスクトップ画面です。
 * Windows Server 2008 R2のロゴが見えます。
 desktop
(2)サーバーダッシュボード
 サーバー管理用の画面です。
 dash board
■消費電力
 実測したアイドル時の消費電力は約40%の低減です。
 Power comsumption
■仕様
 i321自作PCサーバーの仕様です。
項目 自作 i321 (Upgrade)
自作 E520 (従来)
OS Windows Home Server 2011 DSP 64bit
Windows XP Pro
CPU Intel Core i3-2100 3.1GHz 3M Cache
LGA1155 Sandy Bridge
Intel Pentiun Dual Core E5200 2.5GHz
LGA775
CPU Cooler Scythe NINJA mini SCMNJ -100
 +4Way Clip (LGA1156 対応)
Scythe NINJA mini SCMNJ -100
Mother ASROCK Z68M /USB3 Z68 Chipset FOXCONN G45M-S G45 +ICH10R Chip set
Memory Patriot PSD38 G1600KH
PC3 -12800 (DDR3-1600) 8GB (4Gbx2)
UMAX PC2-6400 DDR2 800MHz 2GBx2
Graphic HD2000 /Quick Video Sync (CPU内蔵) Sapphire HD4550 512MB /PCIe x16
Storage 2x SATA3.0 /4x SATA2.0 Raid0,1 ,5,10
5x SATA2.0 (RAID0,1 ,10)
HDD C: ADATA S511 /SATA3 /60GB SSD
D: HDT721010 SLA360 SATA2 /1TB HDD
HDT721010 SLA360 1TB x2Raid0 HDD
CD /DVD Pioneer DVR-S15J -BK
<-
LAN Realtek 8111e Gigabit Lan (Onboard) Realtek Gigabit RTL8111B -VC-GR (Onboard)
Sound Realtek ALC892 8ch HD Audio (Onboard)
Realtek ALC888 -GR7.1ch (Onboard)
PCI 1x PCIex16 2x PCIex1 1x PCI 1x PCIex16 1x PCIex1 2x PCI
USB 2x USB3.0 /6x USB2.0
8x USB2
IEEE 1394 NA
2x IEEE 1394
Rear Panel
1 x PS/2 Keyboard
1/1/1 x D-Sub /DVI-D /HDMI port
1 x SPDIF 光出力コネクタ
4 x USB 2.0/2 xUSB 3.0
1 x RJ-45 LAN
6 x Audio
1/1 x PS2 keyboard /Mouse
1/1 x VGA /Displa yPort™ /HDMI
6 x Audio
4 x USB 2.0
1 x RJ45 LAN
1 x IEEE 1394a
Front Panel USB2.0 x1 Audio In/On IEEE 1394 x1 USB2.0 x1 Audio In/On
拡張 board Earth soft PT2 TV tuner <-
Bay 5.25"x2 3.5"x2
<-
Display Diamond crysta RDT201WS 1680 x1050
<-
Mouse Logicool VX Revo <-
Power Supply ENERMAX EPG500AWT -01 500W /80Plus Gold Antec ATX 430W
Case Antec NSK2450 Black <-
Size 447W /419D /146H mm <-
Weight 約8kg <-
■結果
 E5200からSandybridge i3-2100 CPUへのアップグレードを完了しました。
 Memoryは1333MHzから1600MHzオーバークロックで動作中です。
 WHS2011は初めてのOSですが予約録画/音楽/フォトサーバーとして使います。
 WHS2011はWin7より高機能(+Server管理)ながら低価格です。
 WHS2011環境でPT2 TVチューナーの予約録画を確認しました。
 WHS2011では現時点で以下が未サポートでした。
 ・DCP-J925N Scanner Driver
  ..Microsoft WSD(Web Service on Device)スキャナードライバーが利用可能でした..2011/12/09
  buttomリモートスキャナー設定の詳細はこちら
 ・Microsoft Security Essentials ..Anti-Virus Software
   ..代替でWinXPのPCにネットワークドライブ接続でSecurity Essentialsでのマニュアルスキャンを実行中です。2012/4月

2011年11月20日

Network Media Player

■目的
 ネットワークメディアプレイヤはPC内の映像/音楽/フォトをTVなどで再生します。
 使用するのはHIMEDIA HD600Aです。

■HD600A
 HD600AはHIMEDIA(中国)製HD/Gigabit LAN対応のネットワークメディアプレイヤです。
 これまでPlayStation3 /FunTwistCinema352 /PrinstonePAV-MP1と3モデルも使って満足で きるものがありませんでした。
 HD600AはGigabitLANでのファイル共有/DLNAをサポートし、HDMI/SPDIF出力の個人的な要件を備えます。
 HIMEDIA HD600Aのサイトはこちら
 TEC(販売)のページはこちら

■接続/構成
 PCとTVなどの間にHD600Aを接続します。
 PC側接続:Gigabit LAN
 TV側接続:HDMI
 AudioComp接続:SPDIF光デジタル
 Network
■機能
 主な機能は以下です。
項目 機能 備考
DLNA PC側のDLNAサーバが公開する映像をHD600Aのリモコンを使用して再生できま す。
PC側にDLNAサーバーのインストールと公開設定が必要
ファイル共有 PC内の共有フォルダの映像などをHD600Aで再生します。
PC側でファイル共有設定が必要
Webアクセス
Webアクセス機能非搭載TVでのインターネットアクセスを可能にします。
-
ブックマーク 映像などをブックマークとして登録しアイコンからアクセスできます。 -
検索
検索機能をサポートします。
-
■準備
(1)DLNA Server
 今回はトランスコード機能を持つTversityをPC側にインストールします。
 インストールしたらDLNAクライアントへの公開フォルダーを設定します。
 Tversity

(2)ファイル共有
 PC側で設定したWindowsファイル共有内の映像などをHD600Aで再生できます。

■HD600A設定
(1)ファームウェア
 [セットアップ][MISC][バージョン情報]を確認し必要ならファームウェアをUSBメモリにダウンロードします。
 マニュアルの指示に従ってUSBメモリーからファームウェアをインストールします。
(2)セットアップ
 [セットアップ]メニューでシステムなどのセットアップを実行します。
 以下は今回の設定項目です。
メニュー 設定内容
システム 言語: 日本語
時間: 日付/時間設定
R/RW 再生: オン
DLNA DMR: オン
レジューム再生: オン
Safety Power Off: オフ (PowerOff スイッチ有効)
View Mode: File Mode
オーディオ
HDMI 出力: RAW
SPDIF 出力: RAW
映像
TV システム: HDMI 自動
ネットワーク
有線LAN: オン (FIXED IP)
  IP /Subnet Mask /Gateway /DNS 設定
(3)ファイルマネージャ
 3つの方法でPCへアクセスできます。
 NET:Windowsファイル共有アクセス
 UPNP:DLNAアクセス..WindowsMediaPlayer/Tversityなど
 NFS:NFSファイル共有アクセス..今回の構成には対象機器が存在しません

■仕様
 仕様は以下のとおりです。
 なお製品のカラーは黒になります。
項目 HIMEDIA HD600A
備考
CPU Realtek 1185DD 500MHz
RAM: 256MB DDR2
Flash:256 NAND
Storage HDD
DVD-ROM /BD-ROM
SD /SDHC /MMC /MS /MSPro
外部 SATA 接続
USB 接続
Card Reader
USB 2x USB2.0
CD /DVD /BD Drive及び Keyboard /Mouse 接続
Video CODEC: RM /RMVB /H.264 /VC1 /WMV /MPEG1 /2 /4
/Divx /Xvid
FORMAT: BDMV /BD-ISO /MKV /TS /M2TS /MTS /FLV
/AVI /DVD-ISO /VOB /MPG /DAT /ASF /TP /SWF
解像度: 480i /480p /576i /576p /720p /1080i
/1080p 24Hz /1080p 50Hz /1080p 60Hz
 
Audio 10 /100 /1000 DTS -HDMA /DTS /AC3 /LPCM /FLAC
/APE /LC-AAC /HE-AAC /MP3 /OGG /WMA /WAV

Image JPG /HDJPEG /TIFF /PNG /BMP /GIF

DISK RBD /MiniBD /AVCHD /DVD /VCD /CD

言語 英語 /日本など

LAN 有線: RJ45 Gigabit LAN 10 /100 /1000 Mbps
無線:IEEE802 .11n WiFi (Option)

Output HDMI1.3 /1080p Audio /Video
Composite Audio /Video
Y/Pb/Pr Video
SPDIF Coaxial (Audio)
SPDIF Optical (Audio)
rear panel
Power Supply DC12V /3A
消費電力 (実測): 16W
Size 160 x115 x25 mm

■結果
 ファイル共有にて使用中ですが、トランスコードの必要出た時点でDLNAサーバーを起動予定です。
 TV録画ts/mp4/flvをメインに再生していますが現時点で画質/音声とも問題ありません。
 デザイン上のポイントになっているカットラインは納品された製品のパネルにはありませんでした。

2011年11月23日

WHS2011電源休止

■目的
 WHS2011はデフォルトで電源休止ボタンがありません。
 休止ボタンに替えて休止アイコンを作成します。

■電源休止アイコン
 「シャットダウン」メニューから消えた「休止状態」復活の方法が簡単でなさそうです。
 TV予約録画で必須になるので代わりに暫定的ながら休止アイコンを作成します。
 休止アイコンを作成の手順は以下です。
項目 内容 備考
休止有効化 管理者コマンドプロンプトで休止を有効にします。
コマンドは以下です。
powercfg -h on
hibernation
休止アイコン
rundll32.exeのシュートカットを作成します。
ショートカットのリンク先を以下とします。
C:\Windows \System32 \rundll32.exe powrprof.dll, SetSuspendState

icon
* 画像はshell32.dllから適当に選択しました。


hibernation2
■休止への移行/復帰
 作成したアイコンをクリックすると休止状態へ移行します。
 PC電源オンボタンで復帰します。

■関連サイト
 buttom「休止状態を無効にする方法および再度 有効にする方法」 Microsoft サポート
 buttom「コマンドラインから電源オフや休止を 実行する」 @IT/Windows TIPS

■結果
 TV予約録画のためWHSサーバーを休止可能にしました。
 今回作成した休止アイコンはタスクバーに設置して運用中です。
 * 誤って実行されない場所に置くのが適当です。
 最終的には誤操作回避のため、「シャットダウン」メニューへの復活を目指します。

2011年11月25日

WHS2011/PT2メモ#3

■目的
 PT2のWHS2001/64bit環境へのインストールサンプルです。

■PT2
 地デジ/BS・CS各2チャネルを同時出力するPCIデジタルチューナーです。
項目 仕様 備考
OS Windows Vista /XP/7 WHS2011 x64 /Linuxも可
インタフェース PCI2.2 /32ビット /33MHZ /3.3V PCI 拡張ボード
受信放送形式 ISDB-S, ISDB-T 地上デジタル /BSデジタル /CS110
受信チャネル BS1-23, ND1-24, 1-62ch, C13-63ch Tuner: シャープ VA1J5JF8011
接続端子 衛星入力F型 x2 地上入力F型 x2  
同時受信 ISDB-S 2TS ISDB-T 2TS 合計4TS
LNB電源 +15V 0.27A +12V 可能
サイズ 119.9 x 102mm プリント基板
発売 2009 /10/1 2010/6 生産終了
2010/11 生産再開

■環境
 インストール先PCの概略です。
項目 Q945 自作1 備考
OS Windows Home Server 2011 Windows Server 2008 R2相当
CPU Intel Core i3-2100 3.1GHz
Mother ASROCK Z68M /USB3 /Micro ATX Z68 Chipset
Memory PC 12800 DDR3 -1600 4GBx2
Graphic Intel HD2000
CPU内蔵
Display Diamond crysta RDT201WS
解像度: 1680 x1050
■機器構成
 今回の機器構成です。
 構成機器はすべてWin7/64bitと同じです。
項目 Model メーカなど
Tuner
Board
PT2
アースソフト/ 16,800 yen
(販売終了)
B-CAS
カードリーダ
PC Twin リーダ (USB)
*後継モデル PC-USB-TR 使用可
ジェムアルト /1,890 yen
アンテナプラグ L型 プッシュプラグ F型 x2 八木アンテナ /568yen
分配器 地デジ 2分配器 JD-2-B2
地BS/CS3 分配器 JD-3L-B2 全端子給電
DX アンテナ /1,886 yen
DX アンテナ /3,050 yen
ブースタ BS/CS ラインブースター CSB-C25 日本アンテナ /3,500 yen
■PT2接続
 今回使用したアンテナと機器との接続は以下です。
 今回BS/CSアンテナ側のブースタに給電のためPT2/HDTVともに給電オンとします。
 
■Driver
(1)Driver
 PT2用署名問題対策DriverとWindowsServer2008 R2対応B-CASカードリーダーDriverを準備します。
項目 ソフトウェア 備考
PT2 TV Tuner PT2 Driver
SDK
ダウンロード先はこちら。
ダウンロード先はこちら。
B-CAS
Card Reader
PC Twin リーダ (USB) Win Server 2008R2 /64bit ダウンロード先はこちら。
(2)インストール
 ①PT2 Driver ②SDK ③Smart Card Readerのドライバーをインストールします。
 *初期Verで必要だったPT1/PT2 署名問題対策Driverは①②の最新Ver2.1では不要です。
 Driverインストールを正常に終了すると以下のデバイスが追加されます。
  WinDriver(EARTH SOFT PT2)
  EARTH SOFT PT2
  USB Smart Card Reader
 pt2 driver
■アプリ一覧
 今回使用したアプリはWin7/64bitの場合に同じです。
 TVTest、TVRockアプリは32bit版を使用します。
項目 ソフトウェア 備考
Mpeg2 Decorder CCCP (ffdshow) ダウンロード先はこちら。
視聴 TVTest ver0.7.23 x32
 BonDriver _PT_ST (人柱版3) X32
 TVRock On TVTest Mod9.1r2 x32
 Microsoft Visual C++ 2005 SP1 X32
ダウンロード先はこちら。
ダウンロード先はこちら。
ダウンロード先はこちら。
ダウンロード先はこちら。
留守録 TVRock ver 0.9t8 ダウンロード先はこちら。
■MPEG2再生用デコーダのインストール
 今回はCCCPのMPEG2デコーダーを使用します。
  CCCPのサイトはこちら

■TVTest/TVRockインストールと設定
 アプリは視聴/録画用にTVTest(32bit版)、録画予約にTVRockを使用します。
 インストールと設定はWin7/64bitに同じです。

■電源休止
 PT2では休止状態から予約録画を実行しますがWHS2001はデフォルトで電源休止ボタンが表示されません。
 消えた休止ボタンの復活が予想以上に困難なため以下の手順で休止アイコンを作成します。
 作成した休止アイコンをクリックすると休止状態に移行します。
項目 内容 備考
休止有効化 管理者コマンドプロンプトで休止を有効にします。
コマンドは以下です。
powercfg -h on
hibernation
休止アイコン
rundll32.exeのシュートカットを作成します。
ショートカットのリンク先を以下とします。
C:\Windows \System32\ rundll32.exe powrprof.dll, SetSuspendState

icon
* 画像はshell32.dllから適当に選択しました。


hibernation2
■再生/編集
 出力ファイルの再生/編集の例です。
  「MPEG2-TS再生..WMP11+CCCP」
  「MPEG2-TS再生..VLC Media Player」
  「MPEG2-TS再生..PSP3MediaServer」
  「MPEG2-TSの再生..REGZA ZV500」
  「MPEG2-TSカット編集..Murdoc」
  「MPEG2-TSカット編集..TME3」
  「MPEG2-TSカット/変換..TMPGEnc4.0Express」

■結果
 WHS2011/64Bit環境でのPT2の動作を確認できました。
 インストールはDriverを除きWin7/64bit OSに同じです。
 休止状態への移行はコマンドで可能ですが、操作性改善のためアイコンにしました。
  * 意図しない誤操作による休止状態への移行に気をつける必要があります。
 
*問題点1
 現象:TVTestで視聴時、動きの速い映像で水平方向に画面が櫛形にずれます。
 原因:録画再生の映像は問題ないのでDecorder周りの問題と推定。
 対策:TVTestの[設定]で[デコーダー=デフォルト]を[デコーダー=ffdshow Video Decorder]に変更。
     ついでにエッジのギラつきが目に付くのでレンダラー=デフォルトもEVRに変更しておきます。
    * 事前にffdshow Video Decoder configurationでmpeg2のcodecを有効にしておきます。
    
*問題点2:
 現象:TVRockで予約した番組でないチャネルが録画(視聴)される。
 原因:「テレビ王国」番組表とTVRockの局名が一致していない。
 対策:TVRockの[ツール][チャンネルエディタ]で 「テレビ王国」の局名をチャネルグループに登録する。
     NHK総合->NHK総合・東京 NHK衛星第一-> NHKBS1 NHK衛星第二-> NHKBS2 など多数。

WHS2011パフォーマンス設定

■目的
 i321自作PCサーバーのOSはWHS2011です。
 デスクトップなどの違和感解消のためパフォーマンスオプションを見直します。

■i321自作PCサーバー
 録画/DLNA/ファイルサーバーとして使用中です。
 WHS2011のパフォーマンス設定はサーバー用の設定です。
 [視覚効果]と[詳細設定]をデスクトップ寄りにカスタマイズします。
 i321
■視覚効果
 [コントロールパネル][システム][システムの詳細]でパフォーマンスオプション画面を開きます。
 今回[視覚効果]をWHS2011カスタマイズに示す内容に変更します。
 参考までにWin7の内容も示します。
 performance1
■詳細設定
 [プロセッサーのスケジュール]の設定を[バックグラウンドサービス]からWin7の設定と同じ[プログラム]に変更します。
 performance2
■参考
 視覚効果の概要については以下の資料の「視覚効果を無効にする」を参照できます。
 buttom「Windows 7 を最適化して、パフォーマンスを向上させる」 Microsoft

■結果
 WHS2011のパフォーマンスオプションをWin7寄りにカスタマイズしました。
 ファイルアイコン/縮小版表示などWHS2011デフォルトのデスクトップの違和感は解消できました。
 デザイン優先の視覚効果ならすべての項目がonになります。
 パフォーマンス優先ならすべての項目がoffになります。

2011年11月26日

WHS2011/SSD移行

■目的
 i321自作PCサーバーのシステムドライブ(WHS2011)をSSDに移行します。
 狙いは高速化と省電力です。

■i321自作PCサーバー
 WHS2011のOSを採用したi3-2100 CPU搭載PCサーバーです。
 今回システムHDD(Cドライブ)をSSDに移行します。
項目 i321 PC Server
備考
OS Windows Home Server 2011
Windows Server 2008 R2 相当
CPU Core i3-2100  3.1GHz 3M Cache LGA1155
Sandy bridge
Mother ASRock Z68M /USB3
2x SATA3 4x SATA2
Memory Patriot PSD38 G1600KH PC3-12800 2x4GB
-
HDD C: HDT721010 SLA 360 SATA160 /1024GB
 -> ADATA S511 /60GB SATA3 SSD
HDD-> SDD交換

■SSD組込み
 ADATA S511/SSD 60GB故障代品が納品されたのでHDDと置き換えます。
 SSD付属2.5/3.5"アダプタをNSK2450ケース底面にネジ止めします。
 SATAの空きポートにSSDを接続します。
SSD install
■BIOS SATA Mode
 BIOSを開いて[Advance] [Storage Configuration] [SATA Mode]が[AHCI]であることを確認します。

■Pragon HDM 11 Suite 英語版
 HDM 11はWindowsXP以降のOSのSSDへのコピー機能をサポートします。
  *NEW > Move any Windows OS since XP from a regular hard disk to a fast SSD even of a smaller capacity.
 HDM 11を起動して [Copy and Migration] [Migrate OS to SSD] でOSをSSDへコピーします。
  ..HDM 11が自動的に検出したWHS2011をSSDに移行するように指定します。
  ..パーティション関連のデータは自動的にSSD用に調整されるようです。
 HDM2011
 Pragon HDM 11 Suiteのサイトはこちら

 [DISK0:HDD構成]
 hdd configuration1
 [DISK0:SSD構成]
 SSD configuration
■起動確認
 HDDを取り外し、SSDをSATA3ポートに接続後SSDのBoot順位を第1位にBIOSで設定します。
 システムを起動するとSSDからWindowsが起動されるようになります。

■WHS2011の変更
(1)Trim
 コマンドプロンプトでTrim設定が有効なことを確認します。
 C:\Users\xxxx>fsutil behavior query DisableDeleteNotify
 DisableDeleteNotify = 0
(2)Defrag
 CドライブがDefragスケジュール対象から外れていることを確認します。
 defrag
(3)Indexing
 SSDのインデックス作成を手動で停止します。
 index 
■画面ロック回避
 以下の問題を回避する設定を事前に実行しておきます。
 現象:ランダムなタイミングでディスプレイがロックされることがある。
 原因:RST(SATA/RAID)ドライバの不調と推定
 対策:Webの情報を参考に以下を実行。
 (1)[電源オプション]でハードディスクoff時間=0(なし)に設定
 (2)最新Intel Rapid Storage Technology(RST)ドライバーをインストール
 (3)RST Registryエントリーの追加
Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\iaStor\Parameters\Port0]
"LPM"=dword:00000000
"LPMDSTATE"=dword:00000000
"DIPM"=dword:00000000

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\iaStor\Parameters\Port1]
"LPM"=dword:00000000
"LPMDSTATE"=dword:00000000
"DIPM"=dword:00000000

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\iaStor\Parameters\Port2]
"LPM"=dword:00000000
"LPMDSTATE"=dword:00000000
"DIPM"=dword:00000000

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\iaStor\Parameters\Port3]
"LPM"=dword:00000000
"LPMDSTATE"=dword:00000000
"DIPM"=dword:00000000

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\iaStor\Parameters\Port4]
"LPM"=dword:00000000
"LPMDSTATE"=dword:00000000
"DIPM"=dword:00000000

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\iaStor\Parameters\Port5]
"LPM"=dword:00000000
"LPMDSTATE"=dword:00000000
"DIPM"=dword:00000000
■転送速度
 SSD交換後のCrystalDiskMarkの測定値です。
crystal disk mark1
crystal disk mark2

■問題点
 現象:S511をASRock Z68M/USBのBIOSが認識しない。
 原因:ADATA製2.5"SSDケースでSATA3ポートに接続..本来は問題にならないか?
 暫定対策1:SATA2ポートにSSDを接続で解消..2.5"SSDケース使用のまま
 暫定対策2:SATA3ポートとSSDを直接接続で解消

■関連サイト
 SSDのインストール基本事項についてはSF2281/SSDを持つOCZのサイトを推奨できます。
  buttom「The Basic Guide & FAQ ABC for OCZ SSD」 OCZ

■結果
 問題はあったもののHDDからSSDへの移行を完了しました。
 SSDが消失する問題につまずきましたが、S511では既知の問題のようです。
 Windowsやアプリの起動時間はHDD比較で圧倒的に短時間です。
 SATA3接続でのS511の転送速度の実測値は、ほぼ製品発表データと同じでした。
 HDD容量160GB以上が条件につき、60GB/SSDへのWHS2011の直接インストールが可能かは不明です。
 Paragon HDM 11 Suite(英語版)には感謝です..今なら3.2Kyenで購入可能です。

2011年11月30日

複数イメージPDF出力

■目的
 スキャナー入力の文書画像をひとまとめにしてPDF変換します。
 使用するのはWin7/Office2007/primoPDFの組み合わせです。

■ソフトウェア
項目 ソフトウェア
備考
スキャン
Windows FAX とスキャン Win7 標準搭載
印刷 Office Picture Manager
Office2003 /2007 /2010に搭載
PDF変換
primoPDF
無償ソフトウェア
■手順
(1)イメージ取り込み..Windows FAXとスキャン
 「Windows FAXとスキャン」を開いて[新しいスキャン]でスキャナードライバーのページを開きます。
 必要な設定を行なって[スキャン]でイメージ取り込みを開始します。
 取り込んだイメージを選択して指定の保存先に保存します。
 Win Fax and  Scan
(2)印刷..Office Picture Manager
 Office Picture Managerを開き[画像へのショートカットを追加]で文書イメージ保存先を指定します。
 変換対象文書を選択し[ファイル][印刷][primoPDF]で印刷を実行します。
 複数の文書イメージはまとめられて1つのPDFファイルに出力されます。
 Office Picture Manager
(3)PDF..primoPDF
 PDFプリンタでの印刷を指定するとprimoPDFに処理が引き継がれます。
 必要事項を設定して変換を実行するとPDFファイルが指定の保存先に出力されます。
 primoPDF
■結果
 スキャナーから取り込んだ複数文書イメージのPDFファイルへの統合出力を可能にしました。
 操作はイメージ取り込みと印刷の2ステップに操作がわかれます。
 使用したソフトは以下の3種です。
 ・Windows FAXとスキャン ..イメージスキャン
 ・Office Picture Manager ..印刷
 ・primoPDF ..PDF変換

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