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■目的
i321自作PCサーバーのシステムドライブ(WHS2011)をSSDに移行します。
狙いは高速化と省電力です。
■i321自作PCサーバー
WHS2011のOSを採用したi3-2100 CPU搭載PCサーバーです。
今回システムHDD(Cドライブ)をSSDに移行します。
項目 |
i321 PC Server
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備考 |
OS |
Windows Home Server 2011
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Windows Server 2008 R2 相当
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CPU |
Core i3-2100 3.1GHz 3M Cache LGA1155
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Sandy bridge |
Mother |
ASRock Z68M /USB3
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2x SATA3 4x SATA2 |
Memory |
Patriot PSD38 G1600KH PC3-12800 2x4GB
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- |
HDD |
C: HDT721010 SLA 360 SATA160 /1024GB
-> ADATA S511 /60GB SATA3 SSD
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HDD-> SDD交換
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■SSD組込み
ADATA S511/SSD 60GB故障代品が納品されたのでHDDと置き換えます。
SSD付属2.5/3.5"アダプタをNSK2450ケース底面にネジ止めします。
SATAの空きポートにSSDを接続します。
■BIOS SATA Mode
BIOSを開いて[Advance] [Storage Configuration] [SATA Mode]が[AHCI]であることを確認します。
■Pragon HDM 11 Suite 英語版
HDM 11はWindowsXP以降のOSのSSDへのコピー機能をサポートします。
*NEW > Move any Windows OS since XP from a regular hard disk to a fast SSD even of a smaller capacity.
HDM 11を起動して [Copy and Migration] [Migrate OS to SSD] でOSをSSDへコピーします。
..HDM 11が自動的に検出したWHS2011をSSDに移行するように指定します。
..パーティション関連のデータは自動的にSSD用に調整されるようです。
Pragon HDM 11 Suiteのサイトはこちら
[DISK0:HDD構成]
[DISK0:SSD構成]
■起動確認
HDDを取り外し、SSDをSATA3ポートに接続後SSDのBoot順位を第1位にBIOSで設定します。
システムを起動するとSSDからWindowsが起動されるようになります。
■WHS2011の変更
(1)Trim
コマンドプロンプトでTrim設定が有効なことを確認します。
C:\Users\xxxx>fsutil behavior query
DisableDeleteNotify
DisableDeleteNotify = 0
(2)Defrag
CドライブがDefragスケジュール対象から外れていることを確認します。
(3)Indexing
SSDのインデックス作成を手動で停止します。
■画面ロック回避
以下の問題を回避する設定を事前に実行しておきます。
現象:ランダムなタイミングでディスプレイがロックされることがある。
原因:RST(SATA/RAID)ドライバの不調と推定
対策:Webの情報を参考に以下を実行。
(1)[電源オプション]でハードディスクoff時間=0(なし)に設定
(2)最新Intel Rapid Storage Technology(RST)ドライバーをインストール
(3)RST Registryエントリーの追加
Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\iaStor\Parameters\Port0]
"LPM"=dword:00000000
"LPMDSTATE"=dword:00000000
"DIPM"=dword:00000000
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\iaStor\Parameters\Port1]
"LPM"=dword:00000000
"LPMDSTATE"=dword:00000000
"DIPM"=dword:00000000
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\iaStor\Parameters\Port2]
"LPM"=dword:00000000
"LPMDSTATE"=dword:00000000
"DIPM"=dword:00000000
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\iaStor\Parameters\Port3]
"LPM"=dword:00000000
"LPMDSTATE"=dword:00000000
"DIPM"=dword:00000000
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\iaStor\Parameters\Port4]
"LPM"=dword:00000000
"LPMDSTATE"=dword:00000000
"DIPM"=dword:00000000
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\iaStor\Parameters\Port5]
"LPM"=dword:00000000
"LPMDSTATE"=dword:00000000
"DIPM"=dword:00000000
■転送速度
SSD交換後のCrystalDiskMarkの測定値です。
■問題点
現象:S511をASRock Z68M/USBのBIOSが認識しない。
原因:ADATA製2.5"SSDケースでSATA3ポートに接続..本来は問題にならないか?
暫定対策1:SATA2ポートにSSDを接続で解消..2.5"SSDケース使用のまま
暫定対策2:SATA3ポートとSSDを直接接続で解消
■関連サイト
SSDのインストール基本事項についてはSF2281/SSDを持つOCZのサイトを推奨できます。
「The Basic Guide &
FAQ ABC for OCZ SSD」 OCZ
■結果
問題はあったもののHDDからSSDへの移行を完了しました。
SSDが消失する問題につまずきましたが、S511では既知の問題のようです。
Windowsやアプリの起動時間はHDD比較で圧倒的に短時間です。
SATA3接続でのS511の転送速度の実測値は、ほぼ製品発表データと同じでした。
HDD容量160GB以上が条件につき、60GB/SSDへのWHS2011の直接インストールが可能かは不明です。
Paragon HDM 11 Suite(英語版)には感謝です..今なら3.2Kyenで購入可能です。