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2009年3月 アーカイブ

2009年3月 3日

Bフレッツ速度チューニング

■目的
 Bフレッツ接続で東京-大阪間ダウンロード速度はWinXPで30Mbpsほどが理論値のようです。
 100Mbpsの転送速度を生かすにはRWin値をチューニングします。

■RWin
 TCP/IPではRwinで指定された受信データ単位で受信確認応答を行います。
 RWin値が小さすぎると確認応答時間が増大し、転送速度を低下させます。
 特に遠距離の応答確認では低下が大きくなります。
 一方大きいRwin値は、転送エラー発生時の再送信データ増大を招き、転送速度を低下させます。
 結果として通信回線の速度、通信エラーの発生確率を考慮してRWin値を設定する必要があります。
  最大転送速度(kbps)= 8 RWin /RTT
  RTT: ping往復遅延時間(ms)
RWin= 65535 (XPのデフォルト) RWin= 262140
東京 -大阪
RTT=15ms
最大 転送速度= 34,952 Kbps 最大 転送速度= 139,808 Kbps
■必要なRWin計算値
 RWin= 転送速度 (kbps) *RTT /8
東京 -大阪 RTT=15 ms 東京 -九州 RTT=25 ms
最大転送速度
=100000kbps
RWin= 187.5 Kbps RWin= 312.5 Kbps
*RWin値は65535の倍数での設定になるので65535 /131070 /262140のなかから262140を選択します。

■RWinの変更
(1)FletsSquereのサイトからチューニング用のファイルをダウンロードします。
  チューニングファイルのダウンロード先はこちら
  *事前にFletsSquereへのネットワーク接続を可能にしておく必要があります。
 

(2)RWin設定
 対象のチューニングファイル(今回はRWIN_262140_XP.reg)を選択し[右クリック][結合][レジストリへの追加=yes]を実行。
 PC再起動で設定完了です。

(3)デフォルト値リカバリ
 デフォルト用RWin設定ファイルを結合します。

■実測
以下はRWin変更前と後の転送速度です。
  flets squere (東京: エリア内測定サイト) RBB
RWin
=65,535
(WinXP標準)
RWin
=262,140
■結果
 100MbpsのBフレッツだとRWin値を65535からの262140への変更で速度の大幅な向上が可能です。
 真鶴-東京間でダウンロードの実測値は58Mbpsから88Mbpsに向上しました。
 RWinは受信の転送速度を改善するものでアップロードには関連しません。

2009年3月13日

DynamicDNS不整合障害

■目的
 3日間にわたるWebサーバアクセス不能の要因がDynamic DNSの不整合でした。
 回復までの概要をメモします。

■アクセス障害
 アクセス解析ソフトWebalizerのWebサーバへのDailyアクセス数が異常なことに気づきました。
 
 現象/原因/対応などは以下です。
 発生日:2009/3/9 06:21:19
 現象:WAN側からのWebサーバへのアクセス不能
     ..LAN側からはアクセス可能/IPアドレス指定ではWAN側からアクセス可能
     * WAN側からのアクセスは携帯電話経由です
 原因:DynamicDNSのIPアドレスとドメインサーバ名の不一致。
 対応:DynamicDNSにIPアドレスを手動設定
■DynamicDNSの手動設定
 IPアドレスでのアクセスでは問題ないのでDNSの名前解決がうまくいっていないことが容易に想定できます。
 解決手段として手動でドメインとIPアドレスを設定します。
 利用しているDynamicDNSはplalaのサービスです。
 Plalaの手動設定の頁にログインしてIPアドレスを設定します。
 
 設定はOKをクリックするだけです。
 
手動設定の頁はこちら

■結果
 Dynamic DNSを手動設定してアクセス不能を解消できました。
 付与されているgrobal IPアドレスはルータのWAN側IPアドレスを確認することで知ることができます。
 WAN側からのアクセスは携帯電話を経由することで確認できます。
 3日間にも及ぶアクセス不能はWebサイト開設以来最長です。

2009年3月14日

RV-S340SEルータ

■目的
 ひかり電話ルータ RV-S340SEは、BフレッツVDSL宅内装置を内蔵した光電話機能内蔵のルータです。
 機能などの仕様をまとめておきます。

■ひかり電話対応ルータRV-S340SE
(1)概要
 BフレッツマンションタイプVDSL回線でインタネット接続とひかり電話利用が可能なルータです。
 本装置はNTTからのレンタルのみの供給で、市販品は存在しません(2009/3現在)。
 対応OS:Win2000/XP/Vista/MacOSX   ..MacOSXは有線LANのみ

  RV-S340SEのサイトはこちら

(2)接続機器
タイプ 機器 接続数
Ethernet 有線LAN (PCなど) 4
無線LAN (PCなど) 5
TELポート アナログ電話 2

(3)機能
 Bフレッツ接続時の機能は以下です
機能 詳細 備考
PPPoE PPPoE 機能を内蔵 PC側で PPPoEソフトが不要
IPマスカレード 複数のIPアドレスをグローバルアドレスに変換 複数PCのインタネット接続を可能にします。
ポートマッピング 特定ポート番号とプライベートIPアドレスを対応 WebサーバをプライベートLAN内に設置可能です。
DHCPサーバ PCにプライベートIPアドレスを自動的配布 PCIPアドレス設定を不要にします。
パケットフィルタ 登録条件でパケットの送受信を制御 インタネットとのアクセスを制限します。
ステートフル
パケット
インスペクション
通過する全ての通信をセッション単位で管理 Firewall の一種
マルチセッション 複数の接続先 (プロバイダ等) に同時に接続  
UPnP UPnP 対応アプリケーションをご利用可能 Messenger などのAPPを利用できます
複数固定
IPアドレス
複数固定IPアドレスサービス利用可  
スイッチング HUB スイッチング HUB機能を内蔵  
無線 LAN 無線 LANに対応可能  
IPv6 ブリッジ IPv6 ブリッジ機能を標準搭載  
内線制御 電話機間で内線通話および転送が可能  
複数チャネル 2回線通話サービスに対応 1契約で2回線通話が可能
追加番号 マイナンバー」サービスに対応しています。  
テレビ電話 テレビ電話」サービスがご利用可能  
携帯電話 無線LAN 対応携帯電話が利用可  
(4)ひかり電話

■配線接続
 以下は接続イメージです。
 

■Firmwareバージョンアップ
 出荷時設定が「自動」につき自動Updateが行われます。

■無線LAN接続
  今回は使用しません。

■050IP電話接続
 今回は使用しません。

■ルータ設定
デフォルト設定だとhttp://192.168.1.1/へアクセスしてログインします。
(1)接続先設定
 メインセッションにISPへの接続を設定します。
 
(2)DHCPサーバ設定
 レンタルするIPアドレスを設定します。
 
(3)Webサーバの公開
 Webサーバの公開設定を行います。
 
■結果
 ISP接続/DHCPサーバ設定/Webサーバ公開など設定してBフレッツ接続を完了しました。
 基本的にADSL用従来品ルータと設定は同じです。
 NTTのサイトではドキュメントを見つけにくいのでリンクを追加しました。

LUMIX DMC-FZ18

■目的
 光学10倍ズームでスキーシーンを撮り続けたLUMIX DMC-FZ1のバッテリが寿命です。
 壊れた金具の修理も考慮してFZ18にリプレースしました。

■DMC-FZ18
 光学18倍で2万円台のFZ18を購入しました。
 使用中のFZ1比較で画素数200->810万画素/ズーム12->18倍と大幅向上。
■特長
・軽量コンパクトボディに光学18倍ズーム/広角28mmレンズを搭載
・iAモードで5つのシーンから最適モードを自動選択
・<人物> <風景> <スポーツ> <夜景&人物>4つのモードダイヤル搭載
・タイトル入力、焼き込みができる「タイトル編集」[NEW]
・明るい場所で自動で液晶が見やすくなる「オートパワーLCD」[NEW]
・明るく、キレイ、「2.5型高精細パワー液晶」
・シーンモードなどの写真情報を元に分類できる「カテゴリー再生」
・最高ISO6400で撮れる「新・高感度モード」

■仕様
項目 FZ18 FZ1 (従来使用機種)
撮像素子 1/2.5 810万画素 CCD 1/3.2 200万画素CCD
Lenze 光学18倍ズーム
f= 4.6~ 82.8mm
(35mm フィルムカメラ換算時: 28 ~504mm)
F2.8 ~4.2
光学 12倍ズーム
f =4.6 ~55.2mm
(35mm 判換算 35~420 mm相当)
全域 F2.8
シャッタ速度 60秒~ 1/2000秒 8~ 1/2000秒
解像度 最大 3264 ×2448 最大 1600 ×1200
ISO 感度 オート
ISO 100 /200 /400 /800 /1250 /1600
(高感度モード時は ISO 1600 ~6400) 相当
オート
ISO 50 /100 /200 /400
Movie 最大848 ×480ドット, 30fps
Quick Time Motion JPEG 形式
320 x240ドット, 10fps
Quick Time Motion JPEG 形式
連写 3コマ /秒 最大7コマ (スタンダード) /4コマ (ファイン) 全ての記録画素数で 4コマ/秒、
最大 7コマ (スタンダード) /4コマ (ファイン)
Display 2.5インチTFT、約20万7000画素 1.5型 11.4万画素 低温ポリシリコン TFT液晶
Storage 内蔵: 約27MB フラッシュメモリー
SD メモリーカード (SDHC 対応)
MMC (静止画のみ)
SDメモリーカード
MMC
Interface USB /AV出力 AV出力 (NTSC/PAL)、USB、シリアル(携帯電話接続用)
Battery リチウムイオン充電池 (DMW -BMA7) リチウムイオンバッテリーパック(付属、7.2V、680mAh)
撮影可能枚数 約400枚 (CIPA 規格) 液晶モニター撮影時: 約100分 /200枚
ファインダー撮影時:約120分 /240枚
Size 幅117.6 x奥行き88.2 x高さ75.3mm 幅114.0 x高さ70.3 x奥行83.3mm
Weight 約360g (本体のみ)
約407g (装備重量)
約318g (本体)
約350g (メモリーカード, 電池含む)
発売日 2007/8月 2003/4月
FZ18のマニュアルはこちら

■使い勝手
 見やすいLCD、モードダイヤルのLCD表示、ジョイスティックなど使い勝手は大幅に向上。
 LCDモードは5つのモードに切替可能でヒストグラム表示をサポート。
 ズーム時は手ぶれ防止機能は必須。

■結果
 高倍率のズームはスキーなどのシーンを撮影するには必須です。
 コントラストの幅の広いシーンでは狭いスポットでのAEが必須です。
 使いなれた従来機種FZ1がより高性能で使い勝手がよくなったFZ18はベストの選択です。

2009年3月15日

SSD概要メモ

■目的
 HDDの2倍近い性能速度(200MB/S)のSSDが発売され、普及が本格化しているようです。
 果たして今購入してメリットがあるのか?今回はSSDの概要を見てみました。

■SSD(Solid State Drive)
 HDD接続インタフェース(IDE/SATA)を持つフラッシュメモリでサイズは2.5"/3.5"がメインで容量は30-250GB程度。
 Wikiを参照するとHDDとの比較で概要は以下になりました。
(1)概要
項目 SSD HDD
メモリ媒体 フラッシュメモリ 磁気ディスク
特長 機械的可動部分がない
ランダムアクセスRead性能が高い
低騒音/低消費電力
耐衝撃性大
機械的可動部分あり
ランダムアクセスRead性能が低い(シークタイム)
耐衝撃性小(ヘッドクラッシュ)
短所 書込耐性(回数)小 -> ウェアレベリング /キャッシュ
メモリチップ書込速度小 -> 並列動作
ビット単価大
(2)SSDタイプ
 SLCとMLCのタイプが存在しますが、一般的にはMLCが普及すると予測されます。
タイプ SLC (Single Level Cell) MLC (Multi Level Cell)
記録方式 1つの素子に1ビットのデータを記録 1つの素子に2ビットのデータを記録
特長 書込速度大 /低消費電力 /書込耐性(回数)大 低価格 /大容量
(3)SSDの用途
 書込耐性の問題に対応するため一般には書込み回数の少ないデータの格納に使用します。
項目 適合する用途 備考
書込頻度 書込頻度の少ない用途 OS 領域用なら Swap回避 /Deflag回避か?
更新回数の多いデータベースなどには不向き
ランダムアクセス 小さなサイズのファイル 大容量ファイルの編集には不向き
(4)プチフリーズ
 以下の問題が一般的に知られています。
 現象:JMicron製コントローラーチップ「JMF602」使用の製品で、読み書きが混在集中したとき一時的にフリーズ。
 原因:未定
 対策:未定

■転送速度
 単体SSDとRAID0構成のHDDの転送速度の例です。
 確かにHDDのRAID構成より高速です。
■書込速度改善
(1)書換アルゴリズム
 書換えの場合、8KB単位の書換対象ページのあるブロック512KBの退避/消去/書換が行われます。
 一般にSSDでは小さなサイズのファイルの書込み速度が低下します。
 最小書込単位:ページ8KB
 最小消去/書換単位:ブロック512KB
 

(2)ExtremeFFS..SanDisk
 SanDiskの提唱するSSDコントローラの新しいアルゴリズムです。
 ブロック書換に代えて空きエリアにページ単位で更新データを書込みポインタ変更で速度低下を防止します。
 使用済みページの多いブロックはアイドル時にリフレッシュします。
 
■結果
 OCZ Vertex 30GBモデル2個を発注しました。
 RAID0構成でシステムドライブに使用予定です。
 SSD/RAID0だとHDD/RAID0の2-3倍の高速転送を期待できそう。
 ビット単価の安いHDD/RAID0はデータ用に使います。
 SSDでは書込耐性(回数)向上のため書込回数低減の工夫が必要です。
 現状ではモデル間の性能差やプチフリがあり事前の調査は必須です。

2009年3月20日

OCZ Vertex30G導入

■目的
 Q945自作PCのCドライブをSSDに変更し高速化を図ります。
 使用するSSDはOCZのVertex30Gで、2台をRAID0構成で使用します。

■OCZ Vertex30G(Model:OCZSSD2-1VTX30G)
 Vertex30Gは最新技術搭載の30GB/2.5"互換軽量SSDです。
 オンボード64MBキャッシュを装備し最大読込230、書込135MB/Sの高速性能。
 低消費電力で高耐衝撃。
 Conroller: Indilinx製SSDコントローラIDX110M00-LC
 FlashMemory: Sumsung K9GAG08U0M
  OCZ SSDのサイトはこちら
[仕様]
項目 仕様 備考
Size/容量 2.5" /32GB SATA
99.88 x69.63x9.3 mm
 
Max 転送速度 Read: 230MB/S
Write: 135MB/S
連続転送速度: Max80 MB/S
動作温度 0-70℃  
耐衝撃 1500G /0.5ms   
耐振動 20Gピーク, 10-29KHz, 3方向  
MTBF 1,500,000 hr   
価格 @11,967円(通販価格)   

[関連ページ]
  Hermitage「OCZ Vertex Series SSDを試す」

■組込/移行
(1)Q945自作PC
 HDD/RAID0構成のブートディスクをSSD/RAID0に移行します。
 Q945のHDD構成は以下です。
  Mother: Intel G33+ICH9R Chipset
  RAID0: Intel Matorix Storage Manager

(2)組込
 SSDx2台をRAID0でQ945自作PCに実装します。
部材 部材 備考
Enclosure
A-Data
XPG 3.5"
2.5" x2台 SSD /3.5" 変換ケース
Antec 3.5" /5" 変換プレート 余剰品利用
ケーブル SATA ケーブル x2
SATA 電源ケーブル X1
 
(3)組込確認
 PCを起動して[管理ツール][コンピュータの管理][ディスクの管理]でSSDが組み込まれていることを確認します。
 

■RAIDの構成
(1)BIOS設定
 [Integrated Peripherals]で[SATA RAID/AHCI Mode=RAID]に設定
(2)Intel Matrix Storage Manager
 PC起動中< CTRL+I>でRAID0を構成画面に移行しSSD2台でRAID0を構成します。
 以下はHDDの場合のサンプルイメージです。
 
■Cドライブ移行
 今回はHDD/RAID0からSSD/RAID0への移行につきCドライブをHDMでバックアップしSSDにリカバリします。
 これでCドライブのSSDへのコピーが完了です。
 *IntelMatorixStorageDriverを要するSingleHDDからSSD/RAIDへの移行はドライブコピーで可能かは未確認です。

■ブートドライブの変更
 WinXPを再起動すると従来のCドライブ(HDD)からブートされます。
 BiosでブートドライブをSSDに変更します。

■Intel Matrix Storage Manager Consol
 本ソフトはIntelサイトよりダウンロード可能です。
 インストールでRAIDの情報表示/RAIDボリューム作成が可能です。
 
■ベンチマーク
 SSD RAID0のCrystal Disk転送速度実測値です。
 参考までに従来仕様HDD RAID0の測定値も表示します。
項目 RAID0 Single
SSD OCZ Vertex 30G SATA 30GB x2台 RAID0
[参考]OCZ Vertex 30G x1台
HDD HDP725050 GLA360 SATA 500GB x2 RAID0
 

■Q945仕様
 ブートディスク変更後のQ945自作PCの仕様です。
項目 Q945 自作 VAIO PCV-R71 改 (従来)
OS WinXP Pro WinXP Pro
CPU Intel Core2 Quad Q9450 3.0GHz OC @2.6GHz Pentium4 2.6CGHz
CPU Cooler Noctua NH-U12P alpha +PanaFlo FBA08A 12L2EX
FSB 1333 MHz 800 MHz
Form Factor micro ATX micro ATX
Mother GigaByte GA-G33M -DS2R Ver 1.0 MSI 865GM2 -ILS
Chip Set Intel G33 +ICH9R Intel 865G
Memory PC6400 DDR2-800 2GBx2 (Max 2GBx4) PC3200 DDR400 -SDRAM 512MBx2
Graphic Matrox P690PCIe x16 Matrox G550 32MB
HDD /SSD SSD OCZVertex SATA 30GBx2 RAID0
HDP725050 GLA360 SATA 500GBx2 RAID0
HDS721680 PLA380 SATA 80GB
HDS722525 VLSA80 SATA 250GB
HDT722516 DLA380 SATA 160GB
CD /DVD Pioneer DVR-S15J -BK Sony CRX120E
FD - あり
LAN Realtek RTL8111B Gigabit Ethernet Corega Gigabit Ethernet
Sound Realtek ALC889A 8Ch CMI9739A 5.1Ch S/W
PCI 1x PCIex16 1x PCIex4 2xPCI 3x PCI
USB 8x USB2 4x USB2
IEEE 1394 3x IEEE 1394 1x IEEE 1394
I/O 1x IDE 1xFD 6x SATA 3Gbps
1x PS/2 keyboard  1x PS/2 Mouse
1x Parallel 1x RJ45 6x Audio
1x VGA    
2x IDE 1x FD 2x SATA
1x PS/2 keyboard 1x PS/2 Mouse
1x Parallel 1xRJ45 3xAudio
1xVGA  1xAGP
フロントパネル 2x USB /HD Audio /eSATA -
拡張 board Canopus MTV1000
Canopus DVStorm-RT
Canopus MTV1000
Canopus DVStorm-RT
Corega Gigabit Ethernet
Bay 3x5" 5x3.5" 2x5" 3x3.5"
Power Supply Antec NeoPower 650 ATX650W Ever Green Silent King2 ATX350W
Case Antec Mini P180 VAIO PCV -R71
Size W212 xH435 XD436 W220 xH352 XD394
Weight 約14kg 約12kg
■結果
 ブートディスクをHDD RAID0からSSD RAID0へ変更完了です。
 シケンシャル転送速度は以下です。
  Read160->280MB/S、Write160->190MB/S。
 ランダムアクセスは大幅upです。
  Read51->270MB/S、Write77->164MB/S
 効果の有無は別として書込耐性Upのために以下を実施済みです。
 ・4GBメモリ実装..DiskSwap頻度を減らす。
 ・ページファイルのDドライブへの移行
 ・メールprofileのDドライブへの移行
 ・アプリケーションTemporaryファイルのDドライブへの移行
  ..Firefox/IE/photoshop/B'sRecorderGoldなど。
 多くの不具合報告もあるのでFirmwareのUpdateは必須です。

2009年3月21日

SSD書込耐性とデータ移行

■目的
 Q945自作PCのブートディスク(Cドライブ)にSSDを採用しました。
 SSDの書込耐性(回数)を考慮し、大量更新が発生するデータのSSD以外への移行を行います。

■Q945自作PC構成
CドライブにSSDを採用したQ945の構成です。
[ハードウェア]
部品 Q945 自作 コメント
CPU Intel Q9450 2.6GHZ /12MB /1333FSB
45nm 95TDP
 
Memory UMAX DDR2 800MHZ (PC2 -6400) 2GB*2 メモリスワップ回避のため 4GB搭載
Mother Board GigaByte GA-G33M -DS2R
Intel G33 +ICH9R Chipset
 
HDD OCZ Vertex 30G SATA 30GB x2 RAI0
HDP725050 GLA360 SATA 500GB x2 RAID0
HDS721680 PLA380 SATA 80GB
SSD RAID0:ブートドライブ 32GB

[ドライブ構成]
 SSDはCドライブです。
 

■大量データの移行
 Cドライブ外へ格納場所を移行します。
 今回の移行対象ファイルと方法は下表のとおり。
タイプ 名称 移行方法
Win XP My Document [プロパティ] [リンク先=移動先]
WinXP Page File [コントロールパネル] [システム] [詳細設定] [パフォーマンス] [設定] [仮想メモリ変更] [ドライブのページファイルサイズ= パス/サイズ]
Web ブラウザ IE(履歴) [ツール] [インタネットオプション] [全般] [閲覧履歴] [設定] [フォルダの移動=移動先]
Webブラウザ Firefox Profile の移動
「Firefox Profileの移動」を参照ください
メール Outlook 未使用につき未確認
メール Thunder bird Profileの移動
「Firefox Profileの移動」を参照ください
フォト編集 Photoshop [編集] [環境設定] [プラグイン /仮想記録ディスク= 移動先]
映像編集 Premiere [編集] [環境設定] [スクラッチディスクを選択= 移動先]
html編集 Home Page Builder [ツール] [オプション] [ネットワーク] [インタネット一時ファイル] [移動先]
Player Microsoft Media Player [ツール] [オプション] [音楽の取込] [保存場所= 移動先]
Player iTune [編集] [設定] [詳細] [iTune ミュージックフォルダの場所= 移動先]
Player Carry On Music [Setting] [ライン入力録音] [作業フォルダ=移動先]
音楽編集 Audacity [編集] [ディレクトリ=移動先]
Video変換 TMPGEnc [オプション] [環境設定] [フォルダ] [一時ファイル= 移動先]
DVD書込み Power2GO [音声の取込] [保存先=移動先]
[音声の変換] [保存先=移動先]
■結果
 MyDocument/PagefileはDドライブに移動です。
 ブラウザ/メールなど代表的なAPPの一時ファイルを移動します。
 自動デフラグが設定されている場合は停止します。
 移行の効果は不明ですが、多少の改善は期待できます。

2009年3月22日

iPod:HDTV5.1ch再生

■目的
 HDTV5.1ch/Audioを2ch/MP3変換してiPodで再生します。
 今回はBonTSDemuxデマルチプレクサとAudacityカット編集ソフトを使用します。
■iPod
 HDTV5.1ch番組のAudioはaac/5.1chです。
 aac/5.1chをiPodで再生するにはまずAudio分離します。
 分離してからカット編集して2ch/waveまたはMP3に変換します。

■BonTsDemux
 mpeg2-tsのファイルからAudioを分離するのに「BonTsDemux」を使用します。
 分離と同時にエンコードが可能ですが、カット編集を考慮してwav変換します。
 BonTsDemuxの機能は以下です
 ・tsファイルの映像、音声の分離
 ・tsファイルのps化
 ・aac音声のwav形式へのコンバート
 ・2ヶ国語音声の主音声または副音声のみの分離
 ・5.1ch放送のステレオへのダウンミックス
 ・Xvid、x264形式への変換

 *ダウンロード
 BonTsDemuxとMsVisualC++2005SP1再配布パッケージをダウンロード/インストールします。
  BonTsDemuxのダウンロードはこちら
  MsVisualC++2005SP1再配布パッケージはこちら

 [使用例]
 今回はエンコード方式の指定を(Demux wav)にし音声のみを出力します。
 
■Audacity
 カット編集にはフリソフト「Audacity」を使用し、出力はMP3にします。
 曲の部分をマウスで選択し開始/終了部分は再生しながら微調整とフェードイン/アウト処理を行います。
 
  Audacityの使用例は「mp2音声カット編集..Audacity」を参照ください。

■結果
 BonTsDemux+Audacityで懸案の5.1ch/HDTVの音楽のMP3変換が可能になりました。
 音楽ファイル分離/カット編集の2段階でMP3ファイル作成が完了です。
 TMPGEnc4の試行結果は5.1chには未対応でした..2ch aacまで対応。
 無償のソフトウェアの開発者/コミュニティに感謝です。

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