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■目的
Bフレッツ接続で東京-大阪間ダウンロード速度はWinXPで30Mbpsほどが理論値のようです。
100Mbpsの転送速度を生かすにはRWin値をチューニングします。
■RWin
TCP/IPではRwinで指定された受信データ単位で受信確認応答を行います。
RWin値が小さすぎると確認応答時間が増大し、転送速度を低下させます。
特に遠距離の応答確認では低下が大きくなります。
一方大きいRwin値は、転送エラー発生時の再送信データ増大を招き、転送速度を低下させます。
結果として通信回線の速度、通信エラーの発生確率を考慮してRWin値を設定する必要があります。
最大転送速度(kbps)= 8 RWin /RTT
RTT: ping往復遅延時間(ms)
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RWin= 65535 (XPのデフォルト) |
RWin= 262140 |
東京 -大阪
RTT=15ms |
最大 転送速度= 34,952 Kbps |
最大 転送速度= 139,808 Kbps |
■必要なRWin計算値
RWin= 転送速度 (kbps) *RTT /8
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東京 -大阪 RTT=15 ms |
東京 -九州 RTT=25 ms |
最大転送速度
=100000kbps |
RWin= 187.5 Kbps |
RWin= 312.5 Kbps |
*RWin値は65535の倍数での設定になるので65535 /131070 /262140のなかから262140を選択します。
■RWinの変更
(1)FletsSquereのサイトからチューニング用のファイルをダウンロードします。
チューニングファイルのダウンロード先はこちら
*事前にFletsSquereへのネットワーク接続を可能にしておく必要があります。
(2)RWin設定
対象のチューニングファイル(今回はRWIN_262140_XP.reg)を選択し[右クリック][結合][レジストリへの追加=yes]を実行。
PC再起動で設定完了です。
(3)デフォルト値リカバリ
デフォルト用RWin設定ファイルを結合します。
■実測
以下はRWin変更前と後の転送速度です。
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flets squere (東京: エリア内測定サイト) |
RBB |
RWin
=65,535
(WinXP標準) |
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RWin
=262,140 |
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■結果
100MbpsのBフレッツだとRWin値を65535からの262140への変更で速度の大幅な向上が可能です。
真鶴-東京間でダウンロードの実測値は58Mbpsから88Mbpsに向上しました。
RWinは受信の転送速度を改善するものでアップロードには関連しません。