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2022年2月 アーカイブ

2022年2月 3日

Bluetooth機能消失

■目的

r737自作PCでBluetoothの機能が消失し無効となる問題の対応です。

■現象

Win10をWin11にアップグレードのあとBluetoothイヤフォンをPCに接続できません。
なぜか問題のなかったアップグレード前のWin10に戻しても同様です。
  1. デバイスマネージャはBluetoothを認識できずに表示しない
  2. 接続/削除/ペアリングはできず「Bluetoothが無効」等のエラーとなる
  3. BluetoothドライバーやBIOSのアップデートでも解消しない
device manager

■環境条件

問題発生時のBluetoothの利用環境です。
項目 内容
OS
Windows11 /Windows10 21H2
Motherboard GIGABYTE B550I AORUS PRO AX
Bluetooth Intel® Wi-Fi 6 AX200 +Bluetooth5

■対応

要因がドライバー/BIOSいずれのソフトウェアでもないのでマザーボードの故障を想定です。
最終的にredditのサイトを参照して電源ケーブルを4-5分ほど外して解消です。
reddit 「Bluetooth disappeared and not working - B550I AORUS PRO AX
Turn off your computer, unplug from the wall, drain all energy remaining or wait for a minute, and turn on the computer again.
PCの電源をオフにし電源ケーブルをコンセントから外して、全ての残存エネルギーを放出させるかあるいは数分間待ってPCを再起動します。

■結果

  • 電源ケーブルを外すことでBluetoothが再現し問題は解消しました。
  • 要因と思われるドライバーの再インストールやBIOS Updateでは解消しません。
  • Web上には同様の報告が見られ、マザーボードのハードウェアの問題と思われます。
  • 再発の可能性がありですが、4か月経過時点でも再発なしです。

2022年2月10日

Q-Flash /BIOS更新

■目的

r737自作PCのGigabyte B550I AORUS PRO AXのBIOSを更新します。
使用ツールはマザーボード内蔵のQ-Flash Plusです。

■Q-Flash

Q-Flashは書換え可能なROMに内蔵のBIOS書換ツールです。
WindowsやDOSなどのOSなしでBIOSをアップデートできます。
Q-Flash Plus ならCPUなしでもBIOSのアップデートが可能です。
GIGABYTE Q-Flash のページはこちら

■手順

Gigabyte B550I AORUS PRO AXマザーボードでのQ-Flash利用サンプルです。
  1. BIOSファイルをダウンロード/解凍しUSBメモリに保存します。
    BIOS file
  2. PC起動時<F2>または<DEL>キーでBIOSを経由してQ-Flashを起動します。

  3. Q-Flash画面で[Update BIOS]を選択します。
    update BIOS
  4. ファイル選択画面が開くのでUSBメモリに保存のBIOSファイルを選択します。
    select BIOS file
  5. [RUN]画面に進んで[YES]でアップデート開始です。 数分で終了となるので、そのあとPCを再起動します。
    update

■結果

  • r737自作PCのGigabyte B550I AORUS PRO AXのBIOSを更新しました。
  • 使用ツールはマザーボード内蔵のQ-Flash Plusです。
  • アップデートしたらBIOSの設定がデフォルトに戻る点に注意です。
  • Q-Flash Plus ならCPUなしでもBIOSのアップデートが可能です。

2022年2月12日

Visual Studio Codeエディタ

■目的

マイクロソフトのVisual Studio Codeテキストエディターを試します。
今回はhtmlソース編集とメモ帳としての利用です。

■Visual Studio Code

Visual Studio Codeはマイクロソフトが2015年から公開のオープンソースエディタです。
ソースコード編集など開発環境での利用がメインでWindows /MacOS /Linux対応です。
高速でカスタマイズ性が高く強力なデバッグ機能や、拡張機能などをサポートします。
Visual Studio Codeのサイトはこちら
VScode html

■インストール

Visual Studio CodeのサイトからWindows用をダウンロード /インストールします。
日本語表示なら以下の手順で日本語パックもインストールします。
  1. [View][Command Palette][Display]でConfigure Display Languageのコマンドを選択
  2. [Install additional language]で[Japanese Language Pack for Visual Studio Code]を選択
  3. [Install]を選択し[restart]で完了です。
VScode Japanese

■初期設定

今回は特にメモ帳で使いやすいように外観などを設定変更します。
  1. [ファイル][ユーザー設定][配色テーマ=Light(Visual Studio)]で背景を変更
  2. [表示][ミニマップ=off]でミニマップを非表示
  3. [アクティビティバー/エクスプローラ=off]でエクスプローラを非表示

■ハイライト表示オフ

Visual Studio Codeでは半角スペースや全角文字がハイライト表示されます。
メモ帳で使うときは違和感があるのでハイライトを非表示にします。
  1. アクティビティバーの[管理][設定]ページを開きます。
  2. whitespaceで検索し[Editor: Render Whitespace]をSelectionからnoneに変更。
  3. 同じくUnicode Highlightで検索し[Editor > Unicode Highlight: Non Basic ASCII]をIntrustedWorkspaceからfalseに変更。
[ハイライト表示..デフォルト] highlight

■結果

  • マイクロソフトVisual Studio Codeエディターを試用中です。
  • 今回はhtmlソース編集とメモ帳としての利用になります。
  • 日本語表示はJapanese Language Packのインストールが必要です。
  • 多機能かつエンジニア向けながら設定などは一度きりなので問題なしです。
  • ハイライト表示はメモ帳では違和感なので非表示に設定変更です。

2022年2月20日

X220 /Win10インストール

■目的

2011年/6月発売でWin 7のThinkpad X220をWindows 10にし再利用します。
古すぎてオリジナルのHDDや付属品などはありません。

■Thinkpad X220

今回使用するのは第2世代 Core i5-2540M CPU搭載の4386CTOモデルです。
なお2.5"HDDはSSD /240GBにして高速化します。
x220
項目 仕様
OS Windows 7 Home
CPU Core i5-2540M 2.6/3.3 GHz
Chipset Intel QM67 Express
Memory 6GB /PC3 -10600 DDR3 SDRAM
Display 12.5" 液晶 1366 x768
HDD 2.5" /320GB /7200 rpm /SATA2
X220のカタログはこちら
X220の仕様はこちら

■インストール

Windows 10のMedia Creation Toolを作成してOSをインストールします。
インストール手順や詳細は以下のページで参照できます。
*X220ではデジタルライセンスによりproduct key入力の必要はなしです。
*今回はローカルアカウントでインストールできなく終了後に切り替えました。
「Win10 20H2 インストール」ページはこちら

■ドライバー

デバイスマネージャで"ほかのデバイス"に分類の!マーク付きデバイスはドライバー未インストールです。Windows UpdateやX220のサポートページからドライバーをインストールします。

non-install driver
  1. Windows update オプションのドライバー更新プログラムをインストール
  2. Lenovo PCサポートサイトで個別シリアル#対応ドライバーを自動更新
    ・Synaptics UltraNav Driver 
    ・Ricoh Media Card Driver
    ・Audio Driver
  3. 残りはLenovo PCサポートサイトで個別にドライバーをインストール
    ・Intel マネジメント エンジン&シリアル オーバーLAN (SOL) ..Windows8 /7
    ・Intel WiMAX 6250 AGN ..Windows8 /7
   Lenovoサポート 「X220 Type 4286 ドライバーとソフトウェア」はこちら
[Windows Updateドライバー更新]
x220 driver update
[X220 Device Manager]
x220 driver

■結果

  • 第2世代Core CPU搭載でWin 7のThinkpad X220をWin 10にして使用中です。
  • Win10のインストールに合わせて2.5"HDDはSSDにして高速化です。
  • 不足のデバイスドライバーはLenovoサイトから無事インストール完了です。
  • X220などOEM版Win10はデジタルライセンスによりproduct key入力の必要はなしです。
  • ローカルアカウントへはOSインストール後に切り替え可能です。

2022年2月23日

X220 /後付Bluetoothカード

■目的

Thinkpad X220にBluetoothカードを後付けします。
他の機器で使用のBluetoothイヤホンなどの共用が目的です。

■Thinkpad X220

2011年/6月発売で第2世代 Core i5-2540M CPU搭載の4386CTOモデルがベースです。
既存モデルはBluetooth未実装、OSはWindows 10、HDDはSSDにアップ済です。
x220
項目 仕様 /アップグレード版
OS Windows 10 Home
CPU Core i5-2540M 2.6/3.3 GHz
Chipset Intel QM67 Express
Memory 6GB /PC3 -10600 DDR3 SDRAM
Display 12.5" 液晶 1366 x768
SSD SanDisk Ultra II 2.5" /240GB /SATA3
X220のカタログはこちら
X220の仕様はこちら

■Bluetoothカード

Bluetooth4.0対応の保守パーツFRU#60Y3303 /60Y3305 (BDC-4.0)カードを準備します。
カードはAmazonで千円台で入手でき、サイズはわずか約7.5 x35 mmです。
*FRU: Field Replacement Unitの略で保守パーツを意味します。
bluetooth card

■カード組込み

M.2カード用ねじを流用し、本体右下のドーターカード用コネクタに組込み固定します。
組込手順は以下ですが詳細はリンク先で確認できます。
bluetooth installation

■BIOS

古いX220のBIOSはBluetoothカードを認識しないので最新にUpします。
ちなみに最新Verは8DET76WW (1.46) 2018-06-21でした。
  1. [X220ドライバーとソフトウェア][ドライバーの手動更新]ページを開きます。
    X220のドライバーとソフトウェ アのページはこちら
  2. [BIOS/UEFI]のページで[BIOS アップデート ユーティリティ (Windows 8 32bit, 64bit/ 7 32bit, 64bit/ Vista 32bit, 64bit/ XP) - ThinkPad X220, X220i, X220 Tablet]をダウンロード/インストールします。
  3. BIOS アップデート ユーティリティを実行してBIOSをアップデートします。

■Bluetooth Driver

Bluetoothカードが認識されたらドライバーをインストールです。
今回はWindows Updateのドライバー更新プログラムからのインストールがOKでした。
ドライバーがインストールされたらイヤフォンなどペアリングが可能になります。
bluetooth driver
bluetooth device

■結果

  • Bluetoothカードを後付けしてイヤフォンやマウスの共用を可能にしました。
  • Bluetoothカードは保守パーツFRU#60Y3303 /60Y3305 BDC-4.0をAmazonで購入です。
  • 古いx220のBIOSはBluetoothカードを認識しないので最新にアップデートします。
  • x220はWin 11の条件未達につき、Win10 21H2にして2025/10/14がサポート期限です。

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