« 2010年11月 | メイン | 2011年1月 »

2010年12月 アーカイブ

2010年12月 2日

TV購入ポイントメモ

■目的
 デジタル放送完全移行の2011/7/24まで200日足らずです。
 普及率が90%を超えていますが地デジ/BS/CS対応液晶TVの購入ポイントメモです。

■デジタル化
(1)メリット
 16:9のワイド画面で画素数がアナログSDの4倍以上となり高画質です。
 デジタル搬送につき映像/音声とも送信と同じ品質で受信でき劣化がありません。
  * 受信側で差別化できるのはパネルや表示のための画像エンジン部分になります。
 データ放送や字幕/双方向サービスなど付属の機能が利用できます。
(2)デメリット..日本のみ
 録画映像のDVD/Blu-rayへのコピーにはダビング10の制限が加わります。
 録画映像のHDDへのコピーにはMove(もとの映像は消えます)の制限が加わります。
 DVD/Blu-ray Videoにダビングした映像を除いて再生はローカル暗号化(録画)した環境内に制限されます。
  * PC録画だと、パーツ変更などでローカル暗号化の環境が変わると以前の録画映像は再生できなくなります。

■地デジを見るには?
 UHFアンテナ受信では放送受信エリア/家のタイプ/アンテナなど確認します。
 アンテナ受信が困難ならケーブルテレビ、インターネット経由の光TVでの受信も選択できます。
 受信エリアに入らない地域(ホワイトリスト)では2015/3月末まで無料で難視対策BS放送受信が可能です。
 アナログ放送受信中のUHFアンテナならほとんどそのまま継続使用できると思われます。
 以下のmapサンプルは小田原中継局の受信エリアです。
 
  詳細は社団法人デジタル放送推進協会(DPA)のサイトを参照ください。

■BS/CSデジタル
 地デジ対応TVのほとんどはBS/CSデジタルをサポートします。
 受信にはBS/CS対応アンテナが必要ですがアナログ用アンテナをそのまま使えるケースも有ります。
 BSと110度CSのスカパーe2は衛星位置が同じなので同じBS/110度CSデジタル受信アンテナで受信できます。

■受信機の解像度
 デジタル放送の解像度(画素数)はフルハイビジョン(フルHD)で1920x1080です。
 これ以下の解像度の受信機でもデジタル放送を受信できますが間引きされた映像になります。
 * 37インチサイズ以上ならほぼフルHDパネルを採用していますがカタログなどで確認しましょう。

■受信機のサイズ
 適切な視聴距離は液晶TVだと画面の高さの3倍です。
 例えば画面高さ52cmの42形なら1.6m離れて視聴します。
    サイズについての詳細は東芝のサイトなどで確認できます。

■液晶TVの選択
(1)画質/映像技術
 どのメーカーを選択するかは難しい所なので必要ならレビュー記事や販売店で確認しましょう。 
 個人的には現時点、東芝REGZA/日立Woooといったところです。
  東芝REGZAの受賞履歴はこちら
  日立Woooシリーズの各賞受賞はこちら

(2)録画機能など
 多くのTVが録画機能をサポートします。
 録画媒体ではBlu-ray/内蔵HDD/USB接続HDD/Lan接続HDD(NAS)などがサポートされます。
 またネットワークを介してPC内の写真などをリモコン表示できるDLNAなどの機能も便利な機能です。
 個人的には現時点で外付/交換可能な市販PC用のHDDを使える東芝REGZA/日立Woooが推奨です。
 
■エコポイント
 省エネ基準達成率が143%以上(4または5☆)の機種については規定のエコポイントを取得できます。
 *2010/12月からはポイントが半分になります。
 *2011/1月からは対象が5☆以上となります。
 *付加機能により変化しますが42形液晶TVだと基準エネルギ消費効率は300kWh/年前後です。
 *例えばREGZA 42ZS1のエネルギー消費効率は176kWh/年で達成率は164%(5☆)以上です。
 *例えばREGZA 42ZS1の電力料金は340円/月程度です。

■結果
 デジタル移行に伴うTVの購入には多くの確認事項が存在します。
 必要な確認事項をひと通りまとめたつもりです。
 またecoポイントのベースとなる省エネ達成率とエネルギー消費効率の例も記載しました。
 結果的にデジタル放送移行だけでなくEcoや電気料金コスト上も最新液晶TVへの買替えはメリットが有ります。

2010年12月 3日

自動起動アプリ削除

■目的
 Win7の自動スタートアップのアプリを制限し起動時間を短縮します。

■msconfig
 タスクトレイやスタートアップフォルダー以外にも自動起動されるアプリがあります。
 msconfigで不要なアプリのスタートを制限します。

■起動
 [スタート][ファイル名を指定して実行][名前=msconfig][OK]でシステム構成画面を開きます。
 

■設定
 [スタートアップ]で不要な項目のチェックマークを外します。
 自動アップデートなど確実に不要なコマンドだけをoffにします。
 

■結果
 使用していないアプリの項目をスタートアップ対象から除外しました。
  Acrobat/Cyberlink/QuickTime
 ウィルスチェックや日本語入力など必要な項目は除外しないようにします。
 タスクトレイ/スタートアップディレクトリと合わせて見直すことで起動時間の短縮が可能です。

デジタルサウンドボード

■目的
 2002年購入のOnkyo SE-U55Xは今でも現役ですがWin7に正式対応していません。
 ハイエンドHTPC及び2chヘッドフォン市場向けにリリースされたASUS Xonar Essence STXを導入します。

■Xonar Essence STX
 Xonar Essence STXはSN比124dBを実現した高音質ヘッドフォンアンプ搭載のサウンドボードです。
 USBサウンドデバイスのほうがノイズをうけにくいのですが今回はPCIe接続拡張ボードです。
区分 内容 備考
モデル ASUS Xonar Essence STX PCIe x1オーディオカード
SN比 出力: 124dB 入力: 118dB 高音質
周波数応答 10~90KHz  
ChipSet Audio: ASUS AV100
DAC: TI PCM1792A
ADC: Cirrus Logic CS5381
Head Phone AMP: TI 6120A2
192KHz /24bit
24bit
24bit
SN:120dB
接続 PCIe x1  
コネクタ 出力: RCA x2
MIC: AUX x1
Digital OutPut: S/PDIF 
Head Phone Out
Line-In /Mic
192KHz /24bit
OS Win7 /Vista /XP /MCE2005  
付属品 3.5mm -RCAアダプタ x1
S /PDIF 光デジタルアダプタ x1
6.3-3.5mm stereo アダプタ x1
 
Size 111.15 x168.26 mm  
  Xonar Essence STXのページはこちら

■インストール
(1)Driverインストール
 ASUSサイトよりSTX Driver for Windows 7 32/64-bitsをダウンロードしインストールします。
  Driverのダウンロードはこちら

(2)接続
 PCIe x1スロットに接続し4ピン電源ケーブルを接続します。
 PCのフロントパネルへの接続にはFront Panel Out端子を使用します。
 

■サウンド設定
 [コントロールパネル][サウンド][再生]でスピーカー(ASUS Xonar Essence STX Audio Device)を選択します。
 [録音]でライン入力(ASUS Xonar Essence STX Audio Device)を選択しカセットデッキからのダビングに備えます。
 [ライン入力][プロパティ][聴く][このディバイスを聴く=on]でライン入力を聴けるようにします。

■Xonar Audio Center
 Driverインストールのあとタスクトレイからコントロール用パネルを開きます。
 Xonar Audio Centerでヘッドフォン/スピーカー出力切り替えやボリューム設定などを行います。
 フロントパネルヘッドフォンで聴くにはアナログ出力のFPヘッドフォンを選択します。
 

■録音
 録音用のソフトはフリーのAudacityを使用しMP3で保存予定です。

■テストレポート
 製品には10ページのテストシートが添付されます。
 
■結果
 DriverインストールはWin7用をダウンロードしてSetup.exeを実行するだけです。
 headphone出力経由でJ-POP/映画音楽などイヤーフォンHP-FX500で聴いています。
 Nini Rossoの「夜空のトランペット」の響きからするとSE-U55X同様いい音が聞こえてきます。
 Dolby Vertual Speakerは2つのスピーカーのさらに外から音が聞こえるように感じます。
 カラオケのキーシフト、エコーやボーカルキャンセルはカラオケファンにはたまらないかも?

2010年12月10日

Office Web APPS

■目的
 Microsoft Office 2010の簡易版をWebで無償利用できます。
 Word/Excel/Powerpoint/Onenoteが対象です。

■Office Web APPS
 Office Web APPSによりWord/Excel/Powerpoint/OnenoteをWebブラウザ上で作成/編集可能です。
 個人で利用の場合SkyDrive上で無料で使用できます。
 IE/Firefox/Safariで利用でき作成した文書はストレージスペースが最大25GBのSkyDriveに保存されます。
 
  Office Web APPSの製品情報はこちら
  Office Web APPSのTipsはこちら

■サインイン
 Office Web APPSのページからWindows Live IDでサインイン出来ます。
 Windows Live IDはHotmailアドレスあるいはユーザ固有のメールアドレスを使用できます。
  Windows Live IDの登録はこちら

■文書の作成/編集
 Officeのページにサインインしたら文書の作成/編集/保存などが可能になります。
 なお保存先はSkyDriveになります。
 
■既存文書のアップロードと編集
 既作成文書(.ppt、.xlsxなど)をSkyDriveにUploadして閲覧/編集が可能です。

■ファイル/保存容量
 最大ファイル容量と保存容量を以下に示します。
 参考までにGoogle ドキュメントの容量も含めてあります。
項目 Office Web APPS Googleドキュメント
保存容量 最大25GB 無料 (SkyDrive) 1GB 無料
20GB 5$/年
200GB 50$/年
ファイル容量 アップロード最大50MB /ファイル インポート最大1MB /ファイル
■結果
 無償でOffice文書の閲覧/作成/編集/保存ができ共有や共同作業が可能です。
 保存スペースにはOffice以外の文書も格納可能です。
 Microsoft Office2010との親和性と無償25GB保存スペースに限ればGoogleドキュメントより優位です。
 個人的にはSkyDrive+Office Web APPS+iPhone4/GoodReader+PC/Office2007の構成で利用します。

*問題点
 現象:アップロード文書の編集時「接続の安全性を確認できません」のエラー表示でファイルアクセス不能
 原因:直接の原因はOfficeAPPS側発行の証明書の不整合
 対策:サインアウトできない問題でcookieを削除したら本問題も解消

2010年12月13日

Foxit J-Reader

■目的
 PDFに加筆して申込書などを作成します。
 使用するのはPhotoshopに替えてFoxit J-Readerです。

■Foxit J-Reader
 ユーザ7,000万人の米Foxit Softwareの無償pdf閲覧ソフトです。
 Adobe Readerに比較して軽く、速く、セキュリティ上の問題回避が人気の秘密のようです。
 またPDFファイルを開き必要な情報を追加入力して申込書を作成することも可能です。
 
  Foxit J-Readerのページはこちら
  Computer Worldの記事はこちら

■インストール
 Foxit日本語版のサイトからWindows版をダウンロー/解凍してインストールします。
 対応OSはXP/Vista/7です。

■申込書の作成
 Foxit j-ReaderでPDFを開きます。
 [注釈][タイプライターツール]にすると任意の位置にテキストを入力できます。
 タイプライターツールデフォルトの色は青ですがツールボタンで変更できます。
 [注釈][描画マークアップツール]で描画図形を選択すると矢印や矩形などの図形描画が可能になります。
 描画色のデフォルトは赤ですが[プロパティ]で変更可能です。
 以下の青色部分が追加された注釈です。
 
■結果
 Foxit ReaderによりPDFの原稿にテキストや図形の追記が可能です。
 追記後の保存容量増加が圧倒的に少ないので従来使用のPhotoshopに替えて利用します。
 個人的には各種大会のエントリー用紙の作成などに利用します。
 インストール容量が少なく起動が速くてセキュリティの問題も少ないのでAdobe Readerに替えて利用します。

2010年12月14日

HDM 2010 Suite

■目的
 Paragon Hard Disk ManagerはHDD管理ユーティリティです。
 今回、英語版2010 Suiteを利用します。
 * 最新版は2011 SuiteにUpされました。

■Hard Disk Manager 2010 Suite
 Hard Disk Managerは米国Paragon Software社のHDD管理ユーティリティソフトです。
 ドイツで生まれ世界150カ国で使用されている信頼のソフトウェアです。
 今回は価格が5,000円を下回る英語版を試用/購入します。
 
  Paragon HDM 2011 Suiteのサイトはこちら

■機能
 機能の概要です。
 本ソフトウェア1個で、OSのバックアップ/復元、パーティション変更/データ消去などのHDD管理が可能です。
区分 機能 備考
Partition 基本的なパーティション操作が可能です。
GUID Partition Tableのサポート
Linux ExtFSサポート
生成 /削除 /非表示 /アクティブ化
サイズ変更 /マージなど
Ext2-4 FS
Boot 管理 容易にマルチブート管理が可能です。
64bitプラットフォームサポート
複数OSのブート管理
Backup&
Recovery
OS実行中のバックアップ/リカバリーが可能。
多様なバックアップの保存先
スマートなバックアップウィザード
容易なアーカイブデータ管理
Video/Audioなどのバックアップ除外機能
リストアファイル/フォルダーの選択
バックアップスケジュール機能
暗号化 /パスワードでのデータ保護
別HDDへのマイグレーション機能
複数のリカバリ環境の選択
Dual-boot Macのディザスターリカバリー
バックアップ:
 HDD /CD /DVD /BD /Network /FTP
リカバリー環境:
 Linux /DOS /WinPE 2.1
データ消去 HDDデータ消去機能 消去データ:
 ユーザ /US DoD 5220 .22-M 米国防総省
デフラグ NTFS /FAT デフラグ機能  
HDD増設 スマートドライブ増設機能  
  professionalとの機能比較はこちら

■ダウンロード/インストール
 USサイトからTrial版をダウンロードします。
 ダウンロードしたファイルを実行してインストールします。

■バックアップの例
 パーティションバックアップの例です。
(1)起動/パーティションバックアップ
 
(2)バックアップ元選択
(3)バックアップオプション指定
(4)バックアップ先指定
(5)アーカイブファイル名入力
(6)コメント入力
(7)サマリー表示
(8)バックアップ実行
■購入
 2010 SuiteはWebより円にて購入可能です。
 支払いはCreditカード及びPayPalで可能です。
 
  Paragon Hard Disk Manager 2010 Suiteの購入サイトはこちら

■結果
 Win7/64bit環境での確認でしたが、英語版 2010 Suiteでも問題なく使用できます。
 2010 SuiteによりWin7/SSD/RAID0構成のバックアップ/リカバリーを問題なく完了しました。
 OSインストール先である60GB/SSD/RAID0のHDDへのバックアップ時間は5分50秒ほどでした。
 NetJapan Hard Disk Manager 8によるバックアップファイルの互換性も問題は見られませんでした。
 米国防総省データ消去方式DoD 5220.22-Mサポートのデータ消去機能はHDD廃棄時に利用します。
 最終的にUSサイトから価格$49.95(4,660円)の英語版を日本語版の1/2以下の価格で購入できました。

[参考]
 以下は必ずしも2010 Suiteと同一製品とは限りませんがHard Disk Manager関連の日本語版です。
 * NetJapanからHard Disk Manager11(日本語版)が購入できます。
 * JustSystemからHard Disk Manager Suite10(日本語版)が購入できます。
 * 高機能版Hard Disk Manager 2010 Professional(日本語版)はパラゴンソフトウェアから購入できます。
 * LBドライブワークス10(日本語版)をLifeBoatから購入できます。

2010年12月16日

2011PCパーツ/ソフトメモ

■目的
 自作PCのターゲットとなる最新パーツ/仕様などの個人的なメモです。
 静音/高性能/高可用性を狙いにPC購入の際にも参考になるようにまとめました。

■ハードウェア
 PCハードウェアのパーツ構成と仕様の一覧です。
 性能はもちろん信頼性も考慮してバックアップ用のHDDを追加します。
項目 パーツ 備考
CPU
(intel)
Core i7 6Core
Core i7 4Core (第2世代)
Core i5 2Core (第2世代)
LGA -1366
LGA -1155
LGA -1155
Cooler Heat Pipe +Silent Fan  
Mother LGA1366 /Intel X58 +ICH10R /ATX
LGA1155 /Intel P67 /H67 /ATX
LGA1155 /Intel H67 /Micro ATX
Socket AM3 /AMD 880G +SB850 /Micro ATX
SATA3 /6Gbps /RAID USB3.0
SATA3 /6Gbps /RAID USB3.0
SATA3 /6Gbps /RAID USB3.0
SATA3 /6Gbps /RAID USB3.0
Memory PC3 -12800 /4GBx2
PC3 -10600 /4GBx2
DDR3 -1600
DDR3 -1333
Graphic Radeon 5000 /Heat -pipe +Silent Fan
GeForce400/Heat -pipe +Silent Fan
  
SSD /HDD SSD 60GB 2.5"
+SATA 2TB 7200rpm /3Gbps
+SATA 500GB 7200rpm /3Gbps
OS
+Data
+Backup
Drive Blu-ray CD /DVD /BD
LAN /Sound Gigabit /5.1ch OnBoard
PCI PCIe x16 /PCIe x4 /PCI OnBoard
USB /1394 USB3.0 /IEEE1394 OnBoard
Bay 5" /3.5" /2.5"  
Display IPS Display 1920 x1200  
Mouse /Key Wireless /Win106  
Power Supply Silent Fan > 500w
Case Silent Fan >12cm Fanx2
■ソフトウェア
 市販品は必要最小限としフリーソフトを活用します。
項目 ソフトウェア 備考
OS Win7 /64bit DSP Microsoft
OA Office Web APPS /Open Office (Office)
PrimPDF /Foxit Reader (PDF)
Label Producer (Laber Print)
7-ZIP (Archiver /暗号化)
Gimp (Photo)
Free
Free
Free
Free
Free
Internet
& Security
Firefox /Thunderbird
Microsoft Security Essentials
Spybot
Free
Free
Free
System Protect

Hard Disk Manager 2010 Suite (English)
True Crypt
Windows Backup /Recovery

Paragon
Free
Multi Media Windows Media Player
iTunes
VLC Player

Free
Free
CD /DVD /BD Power2Go Bandle
■結果
 CPUは6/4/2CoreおよびSocket1366/1155に分かれます。
 Coolerは冷却と静音を両立するヒートパイプ式を選択します。
 Motherの機能はX58/P67/H67/880Gなどのチップセットで機能と性能がほぼ決まります。
  -> SATA6Gbps/USB3.0/RAIDサポートのMother選択がベターと思われます。
 メモリーは価格と容量で優位のDDR3を選択します。
 Graphicは静音性を考慮してHeat Pipe + Silent Fanの構成を選択します。
 OS用はSSD、データはTV録画を想定して大容量/高速転送で低ビット単価の2TBのHDDを選択します。
 OSとデータのデータ保護のため、バックアップ専用HDDを追加します。
 光学ドライブにはメディア単価が200円/枚以下でコスト的に使いやすなったBlu-rayを使用します。
 Displayは広視野角IPSパネルの解像度1920x1200でDot by DotのHD映像表示を可能にします。
 ケースは冷却性/静音性を考慮して12cm FAN x2以上(または12cm+20cm Fan)が目安です。

 OSは環境が整備されてきたWin7/64bitが4GB以上メモリサポートで性能上も有利です。
 パーソナルユースならOfficeソフトはフリーのOpenOfficeとOfficeWebAPPSでもなんとかなりそうです。
 PDF作成/閲覧/Photo編集にはフリーソフトを使用します。
 VirusスキャンソフトはフリーのMicrosoft Security Essentialsを使用します。
 Cドライブバックアップ用にPragon Hard Disk Manager 2010 Suite(英語版)を選択します。
 データバックアップにはスケジュール設定可能なWindows「バックアップと復元」ツールを使用します。
 Blu-rayディスクの書き込みにはドライブにバンドルのソフトを使用します。

2010年12月22日

HDDデータ消去

■目的
 廃棄前のHDDデータ消去を行います。
 使用するソフトはParagon Hard Disk Manager 2010 Suite英語版です。

■HDDデータ消去
 ファイルを削除してもHDD内のファイルデータは残ったままです。
 HDD廃棄の時は安全のためにデータ消去を行います。

■Hard Disk Manager 2010 Suite
 Hard Disk Managerは米国Paragon Software社のHDD管理ユーティリティソフトです。
 対象OSはWindows XP/Vista/7で64bit OSをサポートします 。
 
  Paragon HDM 2010 Suiteのサイトはこちら

■機能
 HDM2010Suiteの機能概要です。
 米国防総省のデータ抹消方式(DoD 5220.22-M)などの方式で消去が可能です。
区分 機能 備考
Partition 基本的なパーティション操作が可能です。
GUID Partition Tableのサポート
Linux ExtFSサポート
生成 /削除 /非表示 /アクティブ化
サイズ変更 /マージなど
Ext2-Ext4 FS
Boot管理 容易にマルチブート管理が可能です。
64bitプラットフォームサポート
複数OSのブート管理
Backup&
Recovery
OS実行中のバックアップ/リカバリーが可能。
多様なバックアップの保存先
スマートなバックアップウィザード
容易なアーカイブデータ管理
Video/Audioなどのバックアップ除外機能
リストアファイル/フォルダーの選択
バックアップスケジュール機能
暗号化/パスワードでのデータ保護
別HDDへのマイグレーション機能
複数のリカバリ環境の選択
Dual-boot Macのディザスターリカバリー
バックアップ:
 HDD /CD /DVD /BD /Network /FTP
リカバリー環境:
 Linux /DOS /WinPE 2.1
データ消去 HDDデータ消去機能 消去データ:
 ユーザ/US DoD 5220 .22-M 米国防総省
デフラグ NTFS /FATデフラグ機能  
HDD増設 スマートドライブ増設機能  
  professionalとの機能比較はこちら

■データ消去
 WiperウィザードでHDD上のブートやファイルシステム/データを完全に消去します。
 [Security& Optimization] [Wipe]でWipeウィザードを起動します。
 [対象HDDを選択] [Wipe Mode /Wipe Out All Data= on][Wipe Method= US DoD 5220 .22-M]
 [確認画面]で設定内容がOKなら消去開始です。
 
 消去には長時間を要するので終了後の自動シャットダウンの指定が可能です。

結果
 HDM2010SuiteによるHDDのデータ消去を完了しました。
 3回の全面データ書込実行で今回の消去時間は30GB容量で1hr55minでした。
 2-3個/数年程度の数ですがHDD廃棄の場合はデータを消去するか物理的に破壊しましょう。

2010年12月23日

第2世代Apple TV

■目的
 AppleTVはインターネットやPCの映像/フォト/音楽をTVで再生します。
 TV再生デバイスとしての内容をメモします。

■AppleTV
 特徴は以下です。
 ・人気の映画をTVの前でレンタル
 ・PCの映像や写真をTVで再生(iTunes)
 ・複数PC内コンテンツ再生に対応(ホームシェアリングなど)
 ・iPhone/iPod/iPadの映像などをTVで再生(AirPlay)
 ・YouTubeなどのWebコンテンツをTVで再生
 ・小型/静音/省エネ
  Apple TVのサイトはこちら

■機器仕様
 AppleTVの仕様を見てみます。
 比較としてDLNAクライアントのデバイスであるIOデータのAV-LS700の仕様を記載します。
項目 AppleTV AV-LS700
PCコンテンツ ○ (iTunes) ○ (DLNA)
共有 ○ (ホームシェアリングなど)
TV&レンタル ○ (Apple Store: HDは 1280x720) ○ (アクトビラ /TSUTAYA TV)
Webコンテンツ ○ (YouTubeなど)
Videoカメラ △ (AirPlay: iPhoneなど) ○ (AVCHD)
デジカメ △ (AirPlay: iPhoneなど) ○ (USB/SD)
リモコン ○ (+Remote アプリケーション)
接続 10 /100BASE -TX
Wi-Fi(802.11 a/b/g/n)
10/100BASE -TX
映像出力 HDMI HDMI /D /コンポジット
音声出力 光デジタル アナログ /光デジタル
電源 /消費電力 AC100V 50/60Hz 6W AC100V 50/60Hz 15W
サイズ/重量 約98W ×98D ×23H mm 272g 約260W ×125D ×43H mm 930g

■対応フォーマット
項目 AppleTV AV-LS700
Video H.264 /1280 x720
MPEG-4 /640 x480 /2.5 Mbps
Motion JPEG /1280 x720 /35Mbps
WMV9 (VC-1) /1920 x1080 /10Mbps
MPEG1 /720 x480 /12Mbps
MPEG2-PS /1920 x1080 /15Mbps
MPEG2-TS /1920 x1080 /25Mbps
MPEG4 /1920 x1080 /5Mbps
H.264 /1920 x1080 /25Mbps
Xvid /1280 x720 /1.5Mbps
Audio HE-AAC /AAC /Apple Loss less
MP3 VBR /AIFF
WAV /Dolby Digital 5.1
AAC /LPCM
WMA 8/9
MP3
Photo JPEG
GIF
TIFF
JPEG /8192 x8192
BMP /2048 x1024
PNG /2048 x1024
GIF /2048 x1024
TIFF /2048 x1024
■接続
 代表的な接続形態です。
 DLNAの場合と基本的に同じ構成になります。
 * WMP12などのDLNAサーバーに代えてiTunesを使用します。
 

■使用
 基本機能はPC内コンテンツをAppleTVのリモコンでTVで再生します。
 Apple固有の機能として以下があります。
  AirPlay:iPhone/iPadなどのPhoto/映像などをTVで再生します。
  Remoteアプリケーション:iPhone/iPad/iPod TouchでAppleTVをコントロールします。
  ホームシェアリング:複数のPCをAppleTVに接続します。
 使用上の最大のメリットはPC内のコンテンツを寝転がってリモコンで再生できる点です。
 RemoteアプリケーションでMacのスリープ解除が可能です。
 Windows PCの電源On/OffはWiFi環境とiPhoneアプリを使ってiPhone4で代用できます。
  電源on:RemoteBootアプリ
  電源off:RDPアプリ+Winコマンド(休止セットコマンド)

■結果
 価格も下がって機能やデザインもOKで個人的には使用したい商品です。
 ただしAppleTVはコーデックなどがApple中心で、汎用性や仕様が限定されます。
  ・最大解像度1280x720までサポートながらフルHD解像度1920x1080に非対応
  ・地上デジタルTVのフォーマットであるMPEG2-tsに非対応
  ・Apple固有の方式採用で業界標準のDLNAに非対応
 AppleStoreのTVレンタルには期待できます。
 Fi-Wi標準搭載はありがたいです。
 仕様上はAV-LS700がより好ましく思えます。

2010年12月24日

iOSとAndroidメモ

■目的
 注目を集めるiOS(iPhone)とAndroidですが相違点などをメモします。

■モバイル端末向けOS
 iOS4はAppleのiPhone/iPadに搭載のOSで2010年6月にiPhone4に最初に搭載されました。
 AndroidはGoogleが提供するモバイル端末向けのOSです。
 2010年秋以降先行するiOSを追ってAndroid搭載端末が多数販売されて注目を集めています。
 Wiredvisionによると両者の相違は以下のとおりです。
項目 iOS4 Android2.2
マルチタスク
Folder機能
Flash Player
Wi-Fi
ホットスポット
○ 最大8台
Video 通話 Add-in
電子書籍 Add-in
Audio ○ iTunes MP3
統合メール受信
メールスレッド Gmail
テザリング
Copy& Paste

■搭載デバイス
 2010/末時点の搭載端末です。
 搭載端末にはGlobalなモデルとガラパゴス携帯の機能を引き継ぐモデルの2つが存在します。
項目 iOS4 Android
スマートフォン Soft bank: iPhone 4 Docomo:
 Xperia /GalaxyS
 Regza Phone /LYNX
au:
 IS03 /IS04 /IS05 /IS06
Softbank:
 HTC /Dell Streak
 Garapagos /Libero
タブレット Softbank: iPad Docomo: GALAXY Tab

■結果
 両者とも以下をサポートします。
 ・基本的にPCと同等のフルブラウザでインターネットにアクセスします。
 ・メールは一般にSMS/MMS/Email/Gmailなどをサポートします。
 携帯メールやワンセグ/お財布携帯機能など携帯固有の機能は各モデルの仕様を参照ください。
 iOS4はFlash Playerをサポートしません。

2010年12月26日

2010総括:PC Upgrade

■目的
 2010年PC関連ソフト/ハードの個人的なUpgradeまとめです。
 対象PCは自作Q945/E520などです。

■ハードウェア
日付 Upgrade 備考
01/01 三菱液晶 Display RDT231WM -S Wideに買換 -> 視野角不足でAuction
02/11 Pioneer Portable BLu-ray Drive BRP-US6 ポータブルDVD Drive速度向上のため買換
04/14 NANAO 液晶 Display SX2462W 視野角拡大のため RDT231 WM-S から買換
05/22 東プレ Keyboard Realforce 108UBK 故障代換え
06/27 Sapphire HD4670 処理速度向上/温度上昇低減のため買換
07/14 iPhone4 携帯機種変更 (au-> softbank)
07/15 Bufallo AirStation WZR-HP -G301NH iPhone4 WiFi接続 のため新規導入
08/23 Sony Bluetooth Head-set MW600 iPhone4 用に新規導入
10/12 Pioneer Blu-ray Drive BDR-S06J BDアーカイブ用にDVDから買換
10/12 OCZ SSDx2 RAID0 転送速度向上のためRAID0再構築
11/01 ASUS Graphic Board ENGTS450 H.264変換短縮目的で買換-> 効果小でAuction
12/03 ASUS Sound Board Xonar Essentials STX XPからWin7用に買換

■ソフトウェア
日付 Upgrade 備考
01/23 PDF reDirect (free) Adobe Acrobat代換え
01/28 Lyrics Master +iKara (free) iPod 歌詞表示
01/30 Ts Splitter (free) tsプログラム分離
03/21 TMPGEnc MPEG EDITOR3 tsカット編集/変換
06/26 Primo PDF (free) PDF変換
08/18 Sky Drive+Good Reader (free) クラウドストレージ導入
11/19 Power Director9 カット編集/H.264変換
12/10 Office Web APPS (free) クラウドアプリケーション
12/13 Foxit J-Reader (free) PDFテキスト入力
12/14 HDM2010 Suite HDDバックアップ /消去

■結果
 ハードウェアのUpgradeには失敗が付いてきます。
 今年は液晶DisplayとGraphicボードがAuction行になってしまいました。
 Blu-rayメディアの価格低下でアーカイブ用にDVDに代えてDlu-rayドライブを導入しました。
 iPhone4の導入でカレンダーや路線検索/列車運行情報などネットアクセス環境は大幅改善です。
 注目のクラウド関連ではSkyDriveとOffice Web APPSを利用中です。
 Adobe AcrobatはWin7へのUpgradeに合わせて使用終了しFreeソフトを導入しました。
 HDD管理ユーティリティは同一機能で国内価格の1/2以下の英語版ソフトを導入です。

TMPGEnc VMW5メモ

■目的
 TMPGEnc4 Express後継のVideo Mastering Works5の試用メモです。
 iPhone4用のH.264変換速度が着目点です。

■TMPGEnc Video Mastering Works5
 2006年発売の「TMPGEnc 4.0 Xpress」の後継製品です。
 「TMPGEnc 4.0 Xpress」はitsのH.264変換に使用中でしたがPowerDirector9に乗り換えました。
 Video Mastering Works5ではH.264変換の処理時間に注目です。
 主な機能強化は以下です
区分 名称 備考
入力 MKVコンテナファイルの入力に対応
H.264 /FLVファイル入力にネイティブ対応
Dolby Digital Plus音声の入力に対応
HDV/DVカメラからのキャプチャ機能搭載
MPEG-2TSファイル解析機能
Blu-ray /AVCHDファイルからの映像読込対応
MPEG-2TSファイル解析機能:
 マルチストリームファイルを識別
編集 タイムラインでのレイヤー編集に対応
クリップ間トランジション機能を搭載
高速レンダラー Intuitive Draw Technology 搭載
 
出力 H.264 エンコーダーに x264 を採用
CUDAによるH.264エンコードに対応
MKVコンテナファイル出力に対応
 

 
  TMPGEnc Video Mastering Works 5のサイトはこちら

■H.264変換
(1)変換仕様
 以下のとおりコーデック変換を行います。
  MPEG2-ts -> H.264AVC/AAC
  1920x1080 -> 1280x720
(2)入力画面
 MPEG2-tsファイルをドロップダウンします。
 
(3)出力指定画面
 H.264/AAC/1280x720を指定します。
 
■H.264変換時間とCPU使用率
(1)変換環境
 環境及び入力/出力画像情報などです。
項目 内容 備考
環境 OS: Win7 /64bit
CPU: Core2 Quad Q9450 2.66 GHz
Memory: PC6400 DDR2-800 4GB
3GHz Over Clock
入力 映像: mpeg2 1440 x1080 24Mbps 30fps
音声: mpeg2 aac 48kHz 2ch
mpeg2 -ts
再生時間: 606秒 
出力 映像: mpeg4 avc 1280 x720 9-10Mbps 30fps
音声:mpeg4 aac 2ch 256 kbps
mpeg-4 avc /H.264

(2)変換時間とCPU使用率
 比較のため旧製品TMPGEnc4ExpressとPowerDirector9のデータも表示します。 
 またPowerDirector9はHD4670のGPGPU変換時間も含めます。
 
 
■結果
 H.264変換時間に関してはMW5での進展はみられません。
 PowerDirector9+HD4670のGPGPUのH.264変換時間が最小です。
 CPU使用率もPowerDirector9+HD4670のGPGPUが最小です。
 結果的にH.264変換にはPowerDirector9を使用することになります。

2010年12月24日

2011チャレンジ杯第1戦

■第9回チャレンジ杯#1(2010/12/18-19)
場所:鹿沢スノーエリア
種目:回転/大回転

■鹿沢スノーエリア
 2011シーズン最初のレースは早い時期から滑走可能な群馬県鹿沢スノーエリアで開催です。
 レースには写真右側のレーシングバーンを使用します。
 
  鹿沢スノーエリアのサイトはこちら

■真田屋
 今回の宿は24時間入浴可能な温泉です。
 〒377-1614群馬県吾妻郡嬬恋村田代682
  TEL:0279-98-0111 FAX:0279-98-0950

■第9回チャレンジ杯
 種目:回転(2010/12/17)
    大回転(2010/12/18)
 初日の回転はバーンが柔らかく3段掘れなど掘れたコースの攻略にてこずりました。
 2日目の大回転は天気も快晴でバーンも締った良いコンディションでした。

■結果
 回転は早いスタート順ながらヘアピンゲート入口で登ってしまいました。
 大回転は普通どおりの成績です。
 シーズン初めの条件なのでポール感覚を戻す目的は達成です。

About 2010年12月

2010年12月にブログ「cbreeze」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2010年11月です。

次のアーカイブは2011年1月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。