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■目的
TMPGEnc4 Express後継のVideo Mastering Works5の試用メモです。
iPhone4用のH.264変換速度が着目点です。
■TMPGEnc Video Mastering Works5
2006年発売の「TMPGEnc 4.0 Xpress」の後継製品です。
「TMPGEnc 4.0 Xpress」はitsのH.264変換に使用中でしたがPowerDirector9に乗り換えました。
Video Mastering Works5ではH.264変換の処理時間に注目です。
主な機能強化は以下です
区分 |
名称 |
備考 |
入力 |
MKVコンテナファイルの入力に対応
H.264 /FLVファイル入力にネイティブ対応
Dolby Digital Plus音声の入力に対応
HDV/DVカメラからのキャプチャ機能搭載
MPEG-2TSファイル解析機能
Blu-ray /AVCHDファイルからの映像読込対応 |
MPEG-2TSファイル解析機能:
マルチストリームファイルを識別 |
編集 |
タイムラインでのレイヤー編集に対応
クリップ間トランジション機能を搭載
高速レンダラー Intuitive Draw Technology 搭載 |
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出力 |
H.264 エンコーダーに x264 を採用
CUDAによるH.264エンコードに対応 MKVコンテナファイル出力に対応
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TMPGEnc Video Mastering Works 5のサイトはこちら
■H.264変換
(1)変換仕様
以下のとおりコーデック変換を行います。
MPEG2-ts -> H.264AVC/AAC
1920x1080 -> 1280x720
(2)入力画面
MPEG2-tsファイルをドロップダウンします。
(3)出力指定画面
H.264/AAC/1280x720を指定します。
■H.264変換時間とCPU使用率
(1)変換環境
環境及び入力/出力画像情報などです。
項目 |
内容 |
備考 |
環境 |
OS: Win7 /64bit CPU: Core2 Quad Q9450 2.66 GHz
Memory: PC6400 DDR2-800 4GB |
3GHz Over Clock
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入力 |
映像: mpeg2 1440 x1080 24Mbps 30fps
音声: mpeg2 aac 48kHz 2ch |
mpeg2 -ts
再生時間: 606秒 |
出力 |
映像: mpeg4 avc 1280 x720 9-10Mbps 30fps
音声:mpeg4 aac 2ch 256 kbps |
mpeg-4 avc /H.264 |
(2)変換時間とCPU使用率
比較のため旧製品TMPGEnc4ExpressとPowerDirector9のデータも表示します。
またPowerDirector9はHD4670のGPGPU変換時間も含めます。
■結果
H.264変換時間に関してはMW5での進展はみられません。
PowerDirector9+HD4670のGPGPUのH.264変換時間が最小です。
CPU使用率もPowerDirector9+HD4670のGPGPUが最小です。
結果的にH.264変換にはPowerDirector9を使用することになります。