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2008年6月 アーカイブ

2008年6月 2日

静音DVDドライブ

■目的
高速/静音で定評のDVDマルチドライブPioneer DVR-S15J-BKのメモです。
高性能/静音PCに組み込むには違和感のあるSonyNEC製DVDドライブと交換です。

■DVR-S15J-BK
 定評の静音DVDドライブモデル。
 状況に応じて回転速度を自動制御する動作モードや最大回転速度設定可能なユーティリティをサポートします。
  DVR-S15J-BKのサイトはこちら

■特長
1)高速DVD書込速度
 DVD±R: x20  DVD±R DL: x10
 CD-R: x40   CD-RW: x32
2)高精度のデータ記録
3)静音化
 静音化筐体: ノイズの吸収率と筐体の密閉率の向上により静音化を達成
 静音ファームウェア: ファームウェアが、自動的にディスクの回転速度を用途に応じて制御
 静音ユティリティ: 3つのモードを用途に応じてマニュアルで自由に切り替え、メディアの読み込み速度を調節
■仕様
項目 仕様 備考
設置 水平 /垂直
ディスクサイズ 12cm /8cm 垂直設置時は 8cmディスクは使用できません
転送レート [読取り]
DVD: max21.6 MB/s
CD: max6.0 MB/s
[書込み]
DVD: max27.0 MB/s
CD: max6.0 MB/s
上位インタフェース SATA (1.5 Gbit/s)
アクセスタイム DVD-ROM: 130ms CD-ROM: 120ms
シークタイム DVD-ROM: 120ms CD-ROM: 110ms
電源 DC +12V: 1.1A
DC+5V: 1.8A
外形寸法 148(W) x42.3(H) x180(D) mm
質量 0.8kg
付属品
(ソフトウェア)
Power Producer V3
Power Directer
Power 2GO
Instant Burn
Power DVD
Laber Print
Power Backup
DVD オーサリング
DVD 編集
DVD /CD 作成
Data
DVD Player
ラベル作成
Data backup
■Q945PC..自作
 Intel Core2Quad Q9450 CPUを使用した自作高性能/静音PC。
 DVDドライブSonyNEC Optiarc製DVDドライブAD-7200Sは静音PCに似つかない騒音を発します。
  Q945 PCの仕様詳細はこちら

■結果
 騒音が要因でSonyNEC Optiarc製AD-7200SはDVR-S15J-BKに交換しました。
 音楽CD再生中を含めて全体的に気にならない騒音レベルに改善されました。
 DVR-S15J-BKのドライブユーティリティは静音モード(デフォルト)で使用中です。
 DVR-S15J-BKのピアノブラック塗装は光沢がありMiniP180ケースとあわせて高級感があります。

2008年6月 7日

Core2Quadプロセッサ

■目的
 intelのCore2Quadの概要メモです。
 ちなみに使用中のCPUはCore2Quad Q9450(Penryn/45nmYorkfield)です。

■Core2Quad概要
 2006/7月発表のintelの最新Core2マイクロアーキテクチャを採用する4コアを持つCPUです。
[History]
 高速化が難しいX86命令の高速化は複数の簡単な命令(μOPs)への分割と半導体製造技術の向上が支えてきた。
 ..P6アーキテクチャ: PentiumPro/PentiumIII
 半導体設計ルールの微細化とクロックの高速化は消費電力と発熱の増大を招きコスト増大の要因となる。
 ..NetBurstマイクロアーキテクチャ: Pentium4
 低消費電力/高性能化両立のモバイルPentiumMアーキテクチャを発展させたのがCoreマイクロアーキテクチャ。
 消費電力と発熱を抑えるため高クロック化による高性能化にかえてマルチコアCPUを採用している。
 

■Core2Quadの機能
 Core2マイクロアーキテクチャに共通の以下の機能を備える。
 Advanced Smart Cache: 2つのコアがL2キャッシュを共有する。利用率は状況に応じて動的に変更。
 Smart Memory Access: メモリ内のデータや命令を予見してキャッシュに取込みメモリアクセス遅延を解消。
 Digital Media Boost: 従来2サイクルの128bitSSE命令を1サイクルで実行。
 Wide Dynamic Execution: μOPsの実行制御機構。パイプラインは従来の31から14に縮小。
 Intelligent Power Capability: 回路区画ごとに電源供給を制御する省電力機能。
 Dynamic Acceleration: 他のコアがC3以下の状態のときクロックを引き上げシングルスレッドの性能を向上。

■Core2Quad製品
 intel Core2Quadの製品と仕様を以下に示します。
 現在Q9450/2.66GHzを3.04GHz OCで使用中です。
 

■性能
 intelのwebサイトの性能比較表を以下に示します。
 
  Core2Quad Q9450 /3.04GHz OCのSandra XII2008ベンチマーク結果はこちら
  Core2Quad Q9450 /3.04GHz OCのCrystal Markベンチマーク結果はこちら

■結果
 Quadコアの活躍場所は、複数APPを同時に使用する環境あるいはマルチコア用に作成されたAPPの実行時となる。
 個人的にはTV受信+Web作成(hpBuilder+Photoshop同時使用)のようにQuadコアの恩恵を受ける環境にいる。
 Core2DuoとQuadの選択肢では最終的にはトータル性能のCore2Quadにとなると思われます。
 一般的に45nmで消費電力も抑えられたQ9000シリーズの12MBキャッシュQ9450あたりが購入のターゲットか?。

2008年6月11日

Q9450オーバクロック

■目的
 intelのCore2Quad Q9450オーバクロックのメモです。

■オーバクロック
 X86 CPUなどは定格より高いクロックで動作させ、性能向上を図ることが容易に可能です。
 また最近のCPUは、定格の2倍を超えるクロックでも動作するモデルがあることが報告されています。
 オーバクロックでは消費電力や発熱の増加、信頼性・安定性の低下があることを考慮し実施します。

■ベースクロックと倍率
 オーバクロックのキーワードはベースクロックと倍率の変更です。
 一般的なCPUは倍率の変更はできないが、Core2Extremeなど一部のCPUではこれが可能です。
ベースクロック Pentium4以降はクアッドバンプ技術でベースクロックあたり4倍の信号をFSBで扱うので、FSB/4がベースクロックとなる。
倍率 CPU動作クロックのベースクロックに対する比が倍率となります。
 ちなみにQ9450CPUだとベースクロックと倍率は以下になります。
  Q9450のベースクロック=FSB1333MHz/4=333MHz
  Q9450の倍率=CPU動作クロック2666/333=8
 
■Q9450オーバクロック
 倍率を変更できないのでベースクロック333MHzをオーバクロックすることになります。
 ベースクロックをあげるとCPUはもちろんメモリなど周辺のクロックもアップします。
 max目標はCPU動作クロックで3.2GHz、常用3.06GHzあたりです。
比率 ベースクロック CPU FSB メモリー PCI バス PCIe x16
100% 333 2666 1333 400 33.3 100
110% 366 2928 1464 440 36.6 110
115% 383 3064 1532 460 38.3 115
120% 400 3200 1600 480 40.0 120
■BIOS設定(GigaByte GA-G33M-DS2R)
 MB Inteligent Tweakerの画面でベースクロックを変更します。
 電圧の設定はAutoで最適値に設定されます。
 
■オーバクロック値の確認
 CPU-Zのユーティリティで確認します。
 以下は常用時の設定値です。
 
■結果
ベースクロックが120%(400MHz)を超えたところで動作不安定になるのを確認しました。
最終的に112%の動作速度3.0GHzで使用中。これは価格が約3倍のQX9650(3.0GHz)と同等速度です。
CPU温度はなぜか低く表示されクロックアップしても、それだけではさほど変わりません。
..アイドル時はクロック倍率を8から6(約2GHz)にダウンしているのが要因かもしれません。
 CPU温度:19度/24度(MP3変換処理中)  System温度:32度
CPUクーラを触ってもまったく熱くないですが、ChipsetのG33はカチカチに熱く要注意です。
比率 ベースクロック CPU FSB 結果
100% 333 2666 1333 OK
112% 375 3000 1500 OK (常用)
115% 383 3064 1532 OK
120% 400 3200 1600 x (Win 起動不安定)

2008年6月12日

Display/KeyboardレスPC起動

■目的
 m745メディアサーバは直接操作が必要ないのでディスプレイレス、キーボードレスでの起動を可能にします。

■m745メディアサーバ
 Pentium M745 CPU、TVキャプチャボード搭載のWindows PCです。
 録画予約時はWakeOnLan/リモートディスクトップで起動/設定/休止への自動移行が可能です。
 録画は、休止状態からの自動起動/録画/休止への自動移行が可能です。
 録画や音楽の再生はiOデータ製AV-LS300D LinkPlayerで起動/再生し、休止への自動移行が可能です。
 結果的にディスプレイ、キーボードは不要となります。
  m745メディアサーバの詳細はこちら
  Linkplayer AV-LS300Dの詳細はこちら
  WakeOnLanの詳細はこちら
  リモートディスクトップの詳細はこちら

■ディスプレイレス、キーボードレス起動の設定
 通常キーボードやディスプレイの接続がないとPCを起動できません。
 ディスプレイレス、キーボードレス起動のためにBIOS設定を変更します。
 設定事項:Advanced CMOS Features
  Halton=No errors
 
  Aopen i855GMEm-LFS Motherのマニュアルはこちら

■結果
 Biosの設定でディスプレイレス、キーボードレス起動でm745メディアサーバの起動を可能にしました。
 通常使用ではWakeOnLan/リモートディスクトップ/Link Playerの使用で、m745メディアサーバの直接操作は不要です。
 非常時以外はディスプレイ、キーボードなしでの運用が可能です。

2008年6月15日

pdf文書のword変換#1

■目的
 pdf文書のMicrosoft/wordへの変換ソフトのメモです。

■pdf>word変換
 pdfの申込書に追記が必要なときなどpdf>Word変換機能があると重宝します。
 最近になってAcrobatにpdf>word変換機能があるのに気づき使用中です。
 Acrobat以外にも変換ソフトはありそうなので見た結果をメモにまとめます。

■Acrobat
 Adobe Acrobat7でのpdf>word変換の例です。
 pdfファイルをAcrobat7で開いて
 [ファイル][名前をつけて保存][MicrosoftWord文書(*.doc)][設定..必要なら][保存]
 で保存先にdoc文書が出力されます。
 
■pdf>Word変換ソフト..Acrobat以外
 個人的にテストしてもいいかなと思えるものを一覧表にしてあります。
開発 /販売 名称 /価格 備考
レコソフト(株) PDF2 Office Personal v3.0/ 5,980yen WordのPlug-in/Trial版あり
BCL (USA) ALL PDF Converter/ US$49 15日間 Demo版 /全頁バナー挿入あり
Verypdf (USA) PDF to Word v3.0 / US$39.95 5頁 /100 使用回数 Demo版 /GNUオープンソース
Hellopdf (USA) Free PDF to Word Doc Converter Ver 1.1 Free /対象は英文 pdfのみ
■結果
 記録会へのエントリ作成や海外製品の英文マニュアルの日本語化などで使用中です。
 以前のテキストと画像の別々のコピー&ペーストに比べて一括Word変換ができるので手間が省けます。
 変換後のレイアウトが元のpdfと同じになるとは限りません。
 フリーの変換ソフトはFree PDF to Word Doc Converter Ver 1.1のみで日本語文書には対応していません。
 - > international language版を開発中とあるので期待します。
 Acrobatを除く市販ソフトは海外通販を含めて価格5,000yen前後から購入が可能です。

2008年6月19日

AIWA XK-S9000の故障修復

■目的
 AIWA XK-S9000カセットプレーヤの故障修復のメモです。
 テープのデジタル化用に再登場ながらいい音を出してくれます。

■AIWA XK-S9000...Cassette Player最後の名機
 
 1991年に発表された当時購入したカッセットデッキはなぜか心地いい音楽を響かせてくれるので気に入っていました。
 CDの時代に入ってもCDを直接再生するより、一旦テープに録音してから再生して聞いていたのを思い出します。
 個人的にはXK-S9000は録音したソースCDよりもいい音を奏でてくれていました。
 最近、FM受信などで録音したテープのデジタル化を思い立ち、構成を検討しながらテストを完了したばかりです。
 XK-S9000の電源を何年かぶりにONすると相変わらす浪々として粒立ちのいい音を聞かせてくれます。
 iPodのイヤフォンで聞いているのをつい忘れさせてくれるので、ついでにWebでXK-S9000の情報を検索して驚きました。
 Jank品でも58kyenもの価格が付いており歴代カセットデッキの中でも最高級レベルのデッキと謳われています。
 以下は特徴の一部です。これだけでも当時の技術者たちの奮闘が想像されます。
 ・ドルビーSを民生用で初めて搭載
 ・世界初superAMTS搭載でカセットシェルに加重を駆けテープ振動を徹底防止
 ・世界初生テープ録音専用BTORシステム
 ・世界初デジタルダイレクト入力システム
 ・ワウフラッタ0.018%の4モータクローズドループデュアルキャプスタンメカ
 ・世界初オートローディング式カセットドア
 ・オーディオデジタル独立トランス

■XK-S9000仕様
項目 仕様 備考
ヘッド構成 Stress Free 6N巻線ピュア・アモルファスヘッド  
ダブルギャップセンダスト消去ヘッド
3ヘッド
モータ ミューフラット DC サーボモーター (キャプスタン専用) x1 
DC モーター (再生 /録音巻取専用) x1
DC モーター (FF /RWD専用) x1
DC モーター (スーパー AMTS /カセットドア専用) x1
 
ワウ・フラッター 0.018% (WRMS)
±0.035 % (W・PEAK)
 
周波数特性 メタルテープ* (-20dB 録音)8~27kHz -10dB
13~24 kHz ±3dB
CrO2テープ: (-20dB 録音) 13~22kHz ±3dB
LHテープ: (-20dB 録音) 13~21kHz ±3dB
 
SN比 65dB (NR OFF,メタルテープピークレベル)
87dB (Dolby S NT ON,メタルテープピークレベル)
 
寸法 469W ×151H ×415D mm (サイドウッド含む)  
重量 14.0kg  
■故障と修復
 [現象]
  再生を開始してすぐに停止する。
  よく見ると右側のカセット駆動用ロータが回転していません。
 [原因]
  ロータとモータを結ぶベルトのはずれ
 [対応]
  カセットボックスの一部をはずしてベルトをプーリの溝に取り付けます。
 

■分解手順
1)サイドウッドパネルの取り外し
2)アッパカバの取り外し
3)カセットボックスカバー/フロントパネルの取り外し
4)カセット駆動メカカバの取り外し
5)カセットボックスブラケット固定ねじの取り外し(右側のみ) x3本
6)カセットボックスブラケットをずらすとカセットボックス裏のロータプリーにアクセスが可能
7)プーリに駆動ベルトをかけると修復完了..特に消耗や劣化の形跡はないようです。

■結果
 ベルトのはずれは、無事修復を完了し元の心地よい音を響かせています。
 録音テープの再生音が、明るく/どっしりして/艶やかで/粒立ちの良い音でCD以上に聞こえるから不思議です。
 気持ちいい音を聞かせるのでiPodのイヤフォンを使っていることをつい忘れさせてくれます。
 改めて聞いてびっくりとはこのことで、このような装置は個人的には後にも先にも初めてです。
 Netオークションでは人気の機種らしく、出たらすぐに買い手がつく最高級レベルカセットデッキだと初めて知りました。
 できるならこのまま故障もなく動いてほしいものです。

2008年6月21日

カセットTapeのMP3変換

■目的
 カセットテープのMP3デジタル化のメモです。
 過去に録ったAudioテープの保存とiPodでの再生が目的です。

■構成
 カセットテープデジタル化のためのハードウェア/ソフトウェア機器構成です。
 幸運にもAIWA XK-S9000 は、最高級レベルアナログテープデッキのようです。
 PC: Q945(WindowsXP)..自作
 Software: Onkyo Carry On Music..SE-U55Xに付属
 Audio Device: Onkyo SE-U55X Digital Audio Processer
 Cassette Tape Player: Aiwa XK-S9000
  *1991年購入。素人目にも音質はやけによく、CDをわざわざテープに録音して聞いていた。
 
■Onkyo SE-U55X
 SE-U55XはUSB接続のAudio Deviceです。
 ドライバをインストールしてWindowsのデバイスマネジャを開きUSBコントローラ内にSE-U55Xがあれば使用可能です。
  SE-U55Xの取扱説明書はこちら

 
■Carry On Music Ver2.70
 SE-U55X付属の本ソフトはDigiOn製をOnkyo用にカスタマイズしたソフトです。
 MP3コーディックはFraunhofer IIS製。
 [CarryOn Music ver2.70 主な特長]
 ・WAVE、MP3、WMA、MIDIファイルを一括管理する高度なライブラリ機能
 ・カセットテープなどのアナログ音源をPCにデジタル録音。自動曲分割、フェードイン/アウト機能などの編集も自在
 ・音楽CDタイトルを自動取得できるCDDB(R)対応
 ・高音質、高速でのMP3、WMAエンコード(外部機器からはMP3エンコードのみ)
 ・CD-R/RWライティング機能
  Carry On Music2.70の取扱説明書はこちら

■デジタル化..録音
 XK-S9000をSE-U55Xを介してCarry On MusicでPCに録音しMP3ファイルに変換します。
1)SE-U55XのInputセレクタをLineにします。
2)Carry ON Musicの録音設定
 [Setting][ライン入力録音]で録音設定を行います。
 
 *自動曲分割を設定しておくと無音区間を検出して自動分割されます。

3)Carry On Musicでの録音
 [Line][SYNCRO][録音ボタン=on]で録音スタンバイ状態になります
 XK-S9000で再生を開始すると自動的に録音開始になります。
 *録音レベルはSE-U55XのInput Levelボタンで調整します。
 

4)A面の録音が終わったらそのままテープを入れなおしてB面の録音が継続できます。
5)録音ボタンをoffにしてSAVEボタンを押すと録音されたファイルが保存先に転送されます。

■ファイル分割
 曲間の無音区間が保証されないので録音後ファイル分割を行います。
 対象のファイルをlineパネル画面へドロップします。
 再生しながら[MarkAdd]を加えると分割され結果がリストに追加されます。
 保存が不要ならリストの先頭にあるボタンを赤からグレイに変えます。
 分割の指定が終われば[Save]で分割保存が実行されます。
 

■編集
 リストで選択された曲情報の編集が[Edit]ボタンで可能になります。
 
■結果
 カセットテープのMP3ファイル変換を可能にしました。 基本的な操作はダビングの操作と同じです。
 CarryOnMusic2.70はMP3とWavのみサポートなのでAAC変換は別途行う予定です。
 曲の分割は自動で可能ですが、無音区間がない場合もあるので、ファイルを再生し波形とあわせて手動分割を実施中です。
 課題は以外にも、デジタル録音よりもアーティスト名や曲名をクリアにすることです。

2008年6月22日

NextFTP設定情報backup

■目的
 FTPソフトのNextFTP設定情報バックアップのメモです。
 接続先が多いときなど重宝します。

■NextFTP
 Linux Webサーバのアップロード用に使用のWindows日本語FTPクライアント。シェアウェア:@2079yen
 IPv6/SSL/ブロードバンド/漢字コード変換/日本語ドメイン対応!
 ホームページ転送にも最適な、ツリー表示もできるFTPソフト
 対応OS: Windows Vista/XP/2000/Me/98/95/NT4/IE4.0以降
  NextFTPのサイトはこちら
 
■設定情報
 接続先毎に異なるオプション情報などを設定しますが接続先が多くなると内容を記録しておく必要に迫られます。
 設定情報がバックアップできれば管理が楽になります。
 [接続先一覧]
名称 用途 備考
X24 Web /Blogサーバ ThinkPad X24 /Linux /Apache
X24log WebAlizer ログ解析 ThinkPad X24 /Linux /Webalizer
X24SQL MySQL バックアップ ThinkPad X24 /Linux /MySQL
X60 Web /Blog サーバ (予備) ThinkPad X60 /Linux /Apache
■設定情報バックアップ/リカバリ
 NextFTPのシステムバックアップ機能で設定情報の一括バックアップが可能です。
 [オプション][システム][全設定をファイルにバックアップ]で指定の保存先にバックアップします。
 リカバリは[全設定をファイルから復元]でバックアップファイルを指定します。
 
■結果
 4を超える接続先設定情報の一括バックアップ/復元のが可能になりました。
 OSの再インストールなどのケースでは毎回設定/接続確認の手間が省けます。
 以下はバックアップファイルです。
 

pdf文書のword変換#2

■目的
 pdf文書をMicrosoft/wordへ変換してレイアウトの再現性をテストします。
 テスト対象はAcrobat7.0/VeryPdf/AllPdfです。

■pdf>word変換ソフト
 今回のテスト対象は以下です。
開発 /販売 名称 /価格 試用 /備考
レコソフト(株) PDF2 Office Personal v3.0/ 5,980yen Word の Plug-in /Trial版あり
BCL (USA) ALL PDF Converter/ US$ 49 15日間 Demo版 /全頁バナー挿入あり
Verypdf (USA) PDF to Word v3.0/US$ 39.95 5頁 /100 使用回数 Demo版 /GNUオープンソース
Adobe Acrobat 7.0Standard /36,540 yen -
■変換対象pdf文書
 レイアウトの再現性確認のテストpdfの一部です。
 段組を含む解析ができるかが試されます。
 
  変換文書のサンプルはこちら
■テスト結果
 デフォルトの設定のままでのテストになります。
 最も基本となるレイアウトの再現性はVeryPdf>Pdf2Office>Acrobatの順になりました。
 Allpdfは今回のサンプルを変換できませんでした。
開発 /販売 名称 /価格 変換結果 (pdfにしてあります)
レコソフト(株) PDF2 Office Personal v3.0 レイアウト再現はまあまあか?
BCL(USA) ALL PDF Converter 変換不能
Verypdf (USA) PDF to Word v3.0 ソースとほぼ同じレイアウトで再現
Adobe Acrobat 7.0 Standard 段組の解析ができていないようです
■結果
 VerySoftなら違和感なくWordに変換してくれるようです。
 最高価格のAcrobatは最低のレイアウトの再現性で単純なレイアウトにしか使用できそうにありません。
 BCLのソフトは今回pdfファイルの読み込みに失敗しています。

2008年6月28日

mp2音声カット/Audacity

■目的
 TV音楽番組録画mpeg2の音楽をiPodに移動するのに音声分離し音声カット編集/mp3変換を行います。
 使用したのはCanopusの録画ボードに付属のデマルチプレクサとフリーの音声編集ソフトAudacityです。

■Audacity
 AudacityはWin/Mac/Linux/Unixで動作するオープンソースのフリー音声編集ソフトです。
 ・WAV/MP2/MP3/OGG Vorbisなどの音声フォーマットのインポート/エクスポート
 ・波形を表示しながらカット/コピ/ペーストなどの編集が可能。
 ・マイク入力録音/マルチトラックミキシング/VSTプラグインでのデジタルエフェクト/エンベロープ編集/ノイズ除去など可能
 ・日本語対応
    Audacityのサイトはこちら
  Audacityのマニュアル(英文)はこちら

■Audacity1.2.6インストール
1)ver1.2.6をダウンロードしてインストールします
2)書き出し用にlame mp3エンコーダをダウンロードし、Plug-insディレクトリ内に置きます。
3)必要ならLADSPA/VSTプラグインをインストールします
AudacityのWin用ダウンロードはこちら
 
■Audacityの設定 
1)日本語の設定
 [Edit][Preference][Interface][Language=Nihongo]で日本語画面にします。
2)MP3書き出しプラグインの設定
 [編集][設定][ファイル形式][ライブラリ検索]で日本語画面にし、Lame mp3エンコーダの格納先を指定します。
 MP3のビットレートを指定します。128-256あたりが適当と思われます。

■映像/音声分離..デマルチプレクサ
 mpeg2の音声分離はフリーソフトTMPGEncでもできそうですが今回はCanopusTVボード付属のソフトを使います。
 録画したm2pファイルをCanopusのデマルチプレクサにより音声m2aと映像m2vファイルに分離します。
 
■カット編集..Audacity
1)mpeg2から分離したm2aの音声ファイルをAudacityにドロップしてインポートします。
2)タイムスケールをズームによりカット編集に適当なスケールにあわせます
3)カットポイントをマウスクリックしてスペースキーを使って再生しながらカットポイントを確認します。
4)マウスをドラッグして音楽区間を選択しの後、先端/終端をマウスで微調整します。
5)[ファイル][選択範囲をmp3で書き出し]で画面の指示で格納先と音楽情報を入力してmp3変換します。
6)次の曲を変換するには3),4)を繰り返します。
 
■結果
 mpeg2ファイル内の音楽を分離/カット編集しmp3に変換してiPodで聞くことが可能になりました。
 TVソースがMP2なのでMP3変換後の音質はお世辞にもいいとは言えません。..悪すぎる感じ。
 Audacityのカット編集はマウス選択した部分を保存するだけの簡単操作です。
 Audacityは区間をマウスで選択するだけでフェードイン/アウトの処理がワンクリックで可能です。
 分離の処理時間は1Gbpsのネットワークを介して130秒/30分(8.5MB/s)、mp3変換が5-6秒/曲でした

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