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2020年9月 アーカイブ

2020年9月 9日

Rufus ブータブルUSB作成

■目的
オープンソースのRufusを使って起動可能なUSBドライブを作成します。
Rufusポータブル版ならはインストールなしでも利用できます。

■Rufus
起動可能なUSBメモリなどを作成したり、フォーマットのためのソフトウェアです。
こんなときに便利です。
Rufus のサイト(日本語訳)はこちら
●起動可能なISOファイルからUSBインストールメディアを作成するとき
●OSがインストールされていないシステムを使うとき
●BIOSや他のDOSファームウェアを更新するとき
●ローレベルなユーティリティを使うとき
Rufus
■手順
Rufusのサイトからポータブル版をダウンロードして使います。
①ダウンロードしたポータブル版を起動します。
②作成先USBメモリー/ISOファイル名などを指定します。
 今回は古いPCでも使えるようにターゲットは[MBR]/[BIOSまたはUEFI-CSM]です。
③[スタート]で処理開始で、終了を待ちます。
■結果
オープンソースのRufusで、USBメモリの起動ドライブの作成が可能になりました。
今回はHDDイメージバックアップツールの起動USBメモリーの作成に利用です。
作成先ドライブやISOファイルなど指定してスタートするだけで手順はシンプルです。

2020年9月13日

HDM17 SSDディスクコピ

■目的
HDD(Cドライブ)を容量の小さなSSDにディスクコピーして交換します。
使用するアプリはParagon社Hard Disk Manager 17 Proです。

■HDM17
Hard Disk Managerは独Pragon software社のユーティリティソフトウェアです。
ハードディスク関連の機能がオールインワンパッケージとなっています。
PARAGON社Hard Disk Managerページはこちら
HDM
function
■準備
事前に準備作業を行います。
●コピー元のDISKの全てのパーティションについてCHKDISKを実行します。
●Cドライブの最適化(デフラグ)を実行します。
●コピー先のSSDをPC本体に接続します..SATA/PCIe/USBなど。
■手順
Hard Disk Managerを起動したら以下の手順です。
①[バックアップ]メニュ画面から[ディスクとパーティション]メニュ画面にします。
HDM Disk
②[ディスクまたはパーティションの選択]でコピー元のDISKを選択します。
HDM copy
③[ハードディスクのコピー]で[ディスクのコピー]ポップアップが表示されます。
④[コピー先ディスク]のドロップダウンリストからでコピー先のDISKを選択します。
⑤[パラメータ]で[サイズを比例して変更=on] [コピー先ディスクから起動=on]を確認します。HDM Option
⑥[今すぐコピー]でコピー開始で、コピー終了のメッセージで完了です。
■結果
Hard Disk Manager17のディスクコピーで簡単にHDDからSSDへのコピーが可能です。
コピー先のSSDの容量がコピー元より小さくても自動調整されます。
パラメータは条件に合わせて自動設定されるので特に変更の必要はなしです。

2020年9月18日

PCパフォーマンス低下対応

■目的
PCを長く使っていると動作が重くなり作業効率が低下する問題に対応します。

■項目
速度低下要因と回復のための事項です。
■対処法

①スタートアップアプリ

Adobe/iTunes/iCloud/SkypeなどPCと同時に自動起動されるアプリは増加します。
ウィルススキャン通知などを除いてこれらのほとんどはなくても支障ないので無効にします。
[設定][スタートアップ]
startup app

②バックグラウンドアプリ

バックグラウンドで実行するアプリを非許可にするか最小限にします。
[設定][プライバシー][バックグラウンドアプリ]
background app

③同期

ネットワークがビジー状態だと性能に影響します。
OneDrive/Google Drive/iCloudなど不要なクラウド間の同期を停止するか対象を最小限とします。
OneSrive

④未使用アプリ

未使用アプリでも常時起動やリソース消費に影響を及ぼすことがあります。
とくにウィルススキャンなどの試用版や未使用アプリはアンインストールします。
OneSrive

⑤ディスク空きエリア

ディスクの空きエリアが少ないとパフォーマンス低下となります。
個別の不要データ削除のほかにディスククリーンアップを実行します。
ディ スククリーンアップのページはこちら
disk cleanup

⑥ドライブ最適化

HDDの場合はファイルやアプリの削除を繰り返すと断片化により性能に影響します。
デフラグをスケジュール化して最適化が推奨です。
SSDの場合はデフラグ不要かつ寿命に悪影響があるのでスケジュール化や実行を回避します。
disk deflag

⑦視覚効果

アニメーション効果などグラフィック関連の処理はCPUリソースを消費します。
必要最小限にすることで性能低下を回避できます。
[コントロールパネル][システム/システムの詳細設定][パフォーマンス/設定]
visial

⑧タスクマネジャ

タスクマネジャでCPU/Memory/Disk/Networkなどの使用率の大きいアプリを特定できます。
ゲームなど使う予定のない関連アプリなどがあれば起動停止やアンインストールします。
TaskManager

⑨バックアップと復元

速度低下より以前のバックアップがあれば復元して回復します。
Windows 10では[バックアップと復元]を利用できます。
[コントロールパネル][バックアップと復元(windows7)][システムイメージの作成]
image backup

⑩SSD

SSD転送速度はSATA 3Gbpsタイプがmax300MB/s、6Gbpsでmax600MB/sです。
HDDの比較では3~5倍の速度になり性能向上を期待できます。
最近のサイズ自動調整サポートのコピーツールなら容量の小さいSSDへの移行も容易です。
交 換例:「HDD/SSD交換 HDM2017」のページはこちら
image backup
■結果
長期使用で性能低下による作業効率低下を回避する事項をリストアップしました。
要因はアプリ、ハードウエア、ネットなどによります。
性能低下回避のためには経験的に定期的なイメージバックアップ/復元の活用が有効です。

2020年9月20日

ノートPCリプレースプラン

■目的
動作が重くなったノートPCリプレースプランです。
2013年発売の15.6"エントリーモデルからの移行です。

■条件
①廉価かつOffice付き15.6"ノートPC
②CPU性能2倍 /8GBメモリ /256GB SSD /FHDディスプレイ

■旧モデル:LIFEBOOK AH42/K
Intel Pentium B970 CPU /750GB HDD /4GBメモリ  /15.6"HDディスプレイモデルです。
2013年発売で使用しているうちに動作が重く作業効率も著しく低下してしまいました。
ah42/k
■新規モデル:HP 15s-eq1000
富士通/NEC/Lenovo/Dell/Mouseなどからコスパ最良のHPエントリーモデルを選択です。
特に価格.com限定モデルは、AMD Athlon Silver3050U CPU /256GB SSD /8GBメモリ /15.6型フルHD IPS液晶モデルで、半額のOffice2019付きで価格は最安の55Kyenです。
リプレース前との比較でCPU速度は3倍、Memory容量は2倍、SSD、FHDディスプレイとすべての条件をクリアします。より価格重視なら4GBメモリ /128GB SSDのHP 15s-eq1000ベーシックモデルを選択できます。
HP 15s-eq1000のページはこちら
HP laptop PC
■特徴
HP 15s-eq1000の特徴です。
AMD CPU搭載で価格35.5kyenからの15.6"エントリーモデル
故障しやすいHDD /DVDドライブを非搭載のシンプルなミニマルPC
PCIe M.2 SSD搭載で起動時間は10秒ほどの高速起動
フルHD解像度で広視野角のIPSパネルを採用
高速で安定の次世代無線通信規格11ax(Wi-Fi 6)対応
高速5Gbps USB、USB-C、HDMI、SDスロットを装備
■CPU
新旧CPUの比較です。
AMD Athlon Silver 3050Uのページはこちら

AMD Athlon Silver 3050U
(HP 15s-eq1000)
Intel Pentium B970
(LIFEBOOK AH42/K)
Archtecture Zen+ / 14nm Sandy Bridge / 32nm
Core /Thred 2 / 2 2 / 2
Clock /Turbo 2.3 / 3.2 GHz 2.3  / なし GHz
max TDP 15W 35W
発売時期 2020 Q2 2012 Q2
CPU Mark 3233 1044
■仕様
HP 15s-eq1000 価格.com限定モデルの仕様です。
参考までに旧モデルも併記します。

HP 15s-eq1000 価格.com限定
LIFEBOOK AH42/K
Price 55Kyen(税込) 110Kyen前後
OS
Windows 10 Home
Windows 8
Office Office Personals 2019
(Home and Business 選択可)
Office Home and Business 2013
CPU
AMD Athlon Silver 3050U
Intel Pentium B970
Memory
DDR4-2400 /8GBx1
DDR3-1600 /4GBx1
Graphic
AMD Radeon グラフィックス
Intel® HD Graphics
HDD/SSD 256GB SSD (PCIe NVMe M.2) HDD 約750GB
CD/DVD なし DVDスーパーマルチ
Wireless IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6)
Bluetooth
Wi-Fi 802.11b/g/n
Bluetooth v4.0+HS
Port
1x SDカード
1x USB 3.0 Type-C
2x USB 3.0
1x Express Card
1x SDXC
2x USB 3.0
2x USB 2.0
Graphic出力
HDMI HDMI /mini-D sub15
Display
5.6インチワイド  /1920 x1080 フルHD非光沢 15.6型ワイド /1366 x768 HD
Camera
HP TrueVision HD Webcam HD Webカメラ内蔵(有効画素数 約92万画素)
Keyboard
10キー日本語配列 10キー搭載108
Pointing Device
タッチパッド
(タッチジェスチャー対応)
内蔵フラットポイント
Battery
最大 11 時間
Lion 24Wh 約3.9時間
AC Adaptor 45W スマートACアダプター100-240 VAC /50-60 Hz
Power 約 7W / max 45W
Size
358W x242D x17.9-19.5H mm 378W x252D x33.2H mm
Weight
約1.6kg
約2.3kg
■結果
最終的にリプレースでなくパフォーマンス低下見直しとSSD交換で継続使用となりました。
15.6"エントリーモデルをターゲットでベストはHP 15s-eq1000価格.com限定モデルでした。
55kyenでOffice、256GB PCIe/SSD、FHD/IPSパネル、Wi-Fi6、8GBメモリは高コスパです。
さらに性能重視なら7nm Ryzen 3 4300U搭載モデルのCPU性能が旧モデルの7倍は注目です。

2020年9月23日

HDM17 ディスクバックアップ

■目的

Hard Disk Manager 17 ProfessionalをHDイメージバックアップに利用します。
操作画面がリニューアルされ、バックアップファイル形式がpvhdに変更です。

■Hard Disk Manager 17 Pro

独Paragon Software-Group社のハードディスク/SSD管理のオールインワンツールです。
HDD/SSD、パーティション、ファイル、フォルダ単位のバックアップ、パーティション操作、ディスクコピー、データ抹消、仮想化機能が含まれます。
PARAGON社Hard Disk Manager 17 Professionalのページはこちら
HDM
function

■対応OS

対応OSはWindowsになります。
Windows 7(sp1) Home / Professional / Enterprise / Ultimate
Windows 8.1 Pro / Enterprise
Windows 10 Home / Pro / Enterprise / Education October 2018 Update (Version 1809)
(x86, x64各日本語版)

■特徴・機能

HDM 17 Proの特徴や機能です。
Win10 2004 ●Windows 10 May 2020 Update(バージョン 2004)に対応
ライセンス ●1ライセンスで3台のパソコンまで同時に利用可。
デザイン ●ユーザーインターフェイスデザインを刷新
design
バックアップ ●対象:PC全体、HDD/SSD、パーティション、ファイル・フォルダまど
●保存先:ローカルドライブ・外付けドライブ・ネットワークドライブ
●スケジュール設定:シンプル操作
●増分バックアップサポート
パーティション ●OSを含むパーティションの拡張、縮小、分割
DISKコピー ●HDDから容量の小さいSSDへの変換も自動実行
データ消去 ●SSDにも対応のデータ消去サポート
ファイルシステム変換 ●ファイルフォーマットの相互変換(NTFS⇔ReFS)、APFS/XFSなどの最新ファイルシステム操作が可能。
Eメール通知 ●GmailやOutlookに加えて、プライベートSMTPを介してスケジュールバックアップなどの各操作の結果を通知
起動メディア ●Windows PEに加えて、Linuxベースの起動メディアも作成可
*LinuxメディアならuEFI+NVMe(NVM Express)データ消去可
旧PBF互換性 ●バージョン15までのPBF形式復元に対応

■リカバリーメディアビルダー

リカバリーメディアビルダーから起動用メディアを作成できます。
OS が起動不能でも、メディアからPCを起動して、システムの復旧を行えます。
recovery media
メディアの作成手順です。

  1. [設定とツール][リカバリーメディアビルダー/Microsoft Windows PE]を選択。
  2. [Creation Mode=Use ADK]にしてADKが未インストールなら[Download ADK]リンクからMicrosoft ADKをインストールします。
  3. インストール終了なら[Find ADK]でインストールパスを探します。
  4. [Path to Installed ADK]にADKのインストール先を入力します。
  5. [Choose Media Distination=ISO file]でISOリカバリーメディアが作成されます。
  6. 完成したISOファイルはRufusアプリ等でUSBメモリから起動可能にします。
    Rufus ブータブルUSB作成のサンプルはこちら

■イメージバックアップ

Cドライブを含むHDD/SSDドライブのイメージバックアップの手順です。
recovery media
  1. [バックアップ]メニュを開きます。
  2. [バックアップの対象]から[ディスクまたはパーティション]を選択します。
  3. 選択画面から[バックアップ対象ディスク]を選択し[OK]です。
  4. [保存先]からイメージの保存先を[ローカルフォルダ]にし保存先フォルダを選択し[OK]です。必要ならフォルダーの新規作成が可能です。
  5. 必要なら[スケジュール]や[バックアップオプション]を指定します。
  6. [今すぐバックアップ]でバックアップが開始で、終了でバックアップ完了です。

■イメージ復元

ドライブのバックアップイメージを復元の手順です。
restore
  1. [メニュ]画面で[ファイルから復元]タブを選択します。
  2. [パーティション/ディスクの復元]をクリックします。
  3. [復元するイメージを選択]画面から保存先フォルダーを選択します。
  4. [復元対象と復元先]画面が表示されるのでそれぞれ復元対象を選択します。[変更前]と[変更後]ボタンで復元先のパーティション構成を確認 できます。
  5. [今すぐ復元]でリストア開始し、完了したらPCを再起動します。

■性能

Cドライブを含むSSDのイメージバックアップ/リストアの処理時間実測値です。
これまでの旧バージョンで10分前後が、2分程度に大幅に短縮されました。
Partition Copy
[対象ドライブ]
バックアップドライブ:SSD /M.2 PCIe NVMe /512GB (使用済: 51.5GB)
保存先ドライブ:SSD /SATA /1TB

■結果

  • Amazonでの販売とプロモーションでほぼ半額での購入です。
  • 通常はWindows上にインストールして使用しますが、個人的には起動メディアからのCドライブSSDのイメージバックアップ/リストアがメインです。
  • CドライブのあるHDDを小容量のSSDにイメージコピーでもサイズは自動調整されます。
  • SSDデータ消去やVer15までの旧PBFバックアップファイルからの復元もサポートです。
  • 約50GB使用済み/512GB SSDのバックアップ時間は1分余りと高速です。

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