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2013年12月 アーカイブ

2013年12月 2日

WinXPアップグレード

■目的
 WinXPのサポート終了まで残り4ヶ月ほどです。
 業務用で多いXPからWin7へのアップグレード方法をメモします。

■手順
 XPからWin7への直接のアップグレードパスは新規インストールだけです。
 したがって以下の手順となります。
 ・Windows転送ツールでのデータ/設定情報のバックアップ
 ・Windows転送ツール対象外データの個別バックアップ
 ・Win7新規インストール
 ・Windows転送ツールでのデータ/設定情報のリストア
 ・Windows転送ツール対象外データの個別リストア
upgrade
  Microsoft「Windows7アップグレード徹底ガイド」は こちら
  Microsoft「アップグレードの前に、これだけは必ず確認しよ う」はこちら

■Windows転送ツール
 使用中のXPでWin7/DVDの\support\migwiz\migsetup.exeを実行して転送ツール起動します。
 バックアップできるのはMicrosoft OSやアプリの設定情報やマイドキュメントなどのファイルなどです。
 保存先は内部HDD/外部USBストレージなどいずれも可能です。
  ・ユーザアカウント
  ・ドキュメント/ピクチャ/ミュージック/ビデオ/デスクトップ
  ・お気に入り/サウンド/Proxy/Printer
  ・OutlookExpressアカウントなど
  Microsoft「転送ツールを使ってXPのデータをバックアップする」はこちら
 upgrade tool
■個別バックアップ
 C:\Document and Settingにユーザ自身が作成したフォルダーは転送ツールがバックアップしてくれます。
 ただし使用した経験から転送ツールの確実性には疑問が残ります。
 安全性の向上には個別バックアップを組み合わせることが重要です。
   Microsoft「ユーザフォルダーをバックアップする」はこちら

■新規インストール
 Win7/DVDから起動して画面の指示に従ってWin7を新規インストールします。

■リストア
 Win7の[スタート][すべてのプログラム][アクセサリ][システム ツール][Windows 転送ツール]で転送ツールを起動します。
 画面の指示に従ってバックアップしたデータを復元します。
 なお必要なら個別バックアップのデータもリストアします。
   Microsoft「バックアップしたXPのデータを Windows7に復元する」はこちら

■転送ツールレポート
 [スタート][すべてのプログラム][アクセサリ][システム ツール][Windows 転送ツールレポート]で復元結果を確認できます。
report
■結果
 XPから直接Win7への上書き移行はサポートされません。
 転送ツールを使用することでWin7への移行が短時間で可能になりました。
 Win8.1への移行もWin7と同様に転送ツールを使用するようです..未確認。 
 なおバックアップと性能向上を兼ねて新しいHDDまたはSSDを準備するのがベストです。

2013年12月 8日

Windows8 回復ドライブ

■目的
 XPの回復コンソールはWindows8では回復に名前を変えました。
 回復に使用するブート起動対応回復ドライブをUSBに作成します。

■回復ドライブの作成
 起動不能になったWin8PCを初期化やトラブルシューティングで回復を図るためUSBメモリーに回復ドライブを作成します。
 回復ドライブの作成は[コントロールパネル][回復][回復ドライブの作成]でウィザードを起動し画面の指示で作成します。
 PCにすでに回復パーティションが作成されている場合はパーティションからコピーされます。
 回復パーティションがない場合でも指定のUSBドライブに回復ドライブを作成できます。
drive
 以下は作成された回復ドライブの内容です。
drive
■回復ドライブの起動
 回復ドライブUSBをブート起動し画面の指示に従って日本語レイアウトのキーボードを指定します。
 [オプションの選択]画面で[トラブルシューティイング]を選択すると[トラブルシューティング]画面が表示されます。
 コマンドラインを使用する場合は[詳細オプション]を選択します。
trouble shooting
■bootrec.exeツール
 MBRやBOOTセクターの修復を行うのにコマンドプロンプトで使用します。
 bootrecには以下のオプションを使用できます。
 /FixMbr        MBRを書き込みます
 /FixBoot        システムパーティションのブートセクターを書き込みます
 /ScanOS        すべてのディスクをスキャンしBoot Configuration Data(BCD)ストアにないエントリーを表示します。
 /RebuildBcd    すべてのディスクをスキャンしBCDストアにないエントリーを追加/再構築できます。

■結果
 Win8用にブート起動可能なUSB回復ディスクを作成しました。
 システムイメージバックアップのないPCが起動不能のケースで有効です。

2013年12月 9日

東芝USBメモリ/USB2.0

■目的
 マルチブートUSBメモリの容量が不足してきました。
 東芝UHYBS-016GH/16GB/USB2.0へ容量拡張します。

■UHYBS-016GH
 東芝製並行輸入パッケージ品で価格は国内相当品の40%ディスカウントの1kyenを切る価格で入手できました。
項目 仕様 備考
名称 TransMemory
モデル UHYBS -016GH (Made in China) 16GB 価格: 998yen
接続 Hi-Speed /Full-Speed USB 2.0
電源 USBバスパワー 4~6V
OS WindowsXP /Vista /7 /MacOS 10.0.2以降
サイズ 51.4 x21.4 x8.4 mm やや幅広サイズ (約+3mm)
重量 8g
 東芝TransMemoryの中国語ページはこちら

■性能
 USB2.0環境での使用が大半なので20MB/s前後の性能が期待値です。
 CrystalDiskMarkの測定値を使用中のSandisk Cruzer Color+ 4GB製品と並べて表示します。
toshiba cruzer color+
■結果
 USBブートツール用のUSBメモリに東芝製16GB品を購入しました。
 1000円を切る価格ながら7年も前に発売のSandisk Cruzer Color+ 4GBのほうが性能は上でした。

2013年12月10日

XP/iPhone画像取り込み

■目的
 画像をPCに簡単に取り込めればiPhoneは強力なドキュメント作成ツールになります。
 WinXPでスキャナとカメラウィザードを使って簡単にカメラ画像を取り込んでみます。

■iTunes
 iTunesで写真をPCに取り込むにはiPhoneとの同期が必要です。
 同期に代えて今回WinXPにiPhoneを接続して手順が直観的なスキャナとカメラウィザードを使います。
 iTunesをインストールするとスキャナとカメラウィザードが使用可能になります。
 またiTunesを削除した後もスキャナとカメラウィザードは使用できるので業務用PCでは好都合です。
 スキャナとカメラウィザードの動作条件は以下です。
 ・Apple Mobile Device Support    ..iTunesと同時にインストールされます
 ・Apple Mobile Device Service    ..iTunesインストールで自動起動されるようになります
 ・Apple Mobile Device USB Driver    ..iTunesと同時にインストールされます

■接続
 スキャナとカメラウィザードを使うにはiPhoneをPCにUSB接続しiPone側でPCを信頼する手続きを取ります。
 [iPhoneをPCにUSB接続][iPhone:ロック解除/このコンピュータを信頼しますか?=信頼]
 *信頼の応答がないままだとiPhone内の画像がPCで表示されません。
 iphone

■スキャナとカメラウィザード
 iPhoneをPCに接続すると[Apple iPhone]ダイアログボックスが表示されます。
 [Microsoftスキャナとカメラウィザード]を選択します。
 * [コントロールパネル][スキャナとカメラ][iPhone5]でもウィザードの起動が可能です。
 [スキャナとカメラウィザードの開始]画面を開きます。
 [コピーする画像を選択]
 [グループ名=xxx][保存場所=xxx]
 [作業を終了する]
 [完了]でPCの指定した場所に画像が転送されます。
wizard
■結果
 iPhoneで撮影した画像を素早くPCに取り込み利用できるのでドキュメントの作成が容易になりました。
 iPhoneで手軽に画像を入力できる点で重宝します。
 なおWin8ではウィザードに代えてエクスプローラで直接iPhoneの画像にアクセスできます。

2013年12月12日

不具合/CPU使用率100%

■目的
 11月/12月で何もしてなくて自動的にCPU使用率100%の問題が発生です。
 結果的にサポート終了の迫るXPからのアップグレードの催促か?

■現象
 勤務先PCが突然遅くなった問題対応の依頼がきました。
 OSがWinXPでシングルCPUのCPU使用率は100%を表示しています。
 これではアプリがまともに動きません。
 [タスクマネージャ][プロセス]ではsvchost.exeのCPU使用率が100%です。

■原因
 Windows Updateにおける「IEの累積更新プログラム(KB289785)」の更新要否確認処理(svchost.exe)の不具合
 日本マイクロソフトWSUSサポート部門blogのページはこちら

■対策
 暫定:[コントロールパネル][自動更新=無効]で「IEの累積更新プログラム(KB289785)」を手動インストールします。
    インストール後[自動更新=有効]に戻せば残りの更新プログラムが自動的にインストールされます。
 根本:未発表につき未定

■結果
 サポート終了まであと3-4回のWinUpdateを残すのみですがとりあえず個別対応です。
 ほかにも可能性のあるPCが数十台あります。
 マイクロソフトさん最後まで責任を全うしましょう。

2013年12月13日

Buffalo USB3.0メモリ

■目的
 USBメモリはやはりUSB3.0対応がベストか?
 BuffaloのUSB3.0/16GBモデルを使ってみます。

■RUF3-K16GA
 Buffalo製USB3.0エントリーモデルで価格は東芝USB2.0/UHYBS-016GHの2倍です。
performance
項目 仕様 備考
モデル Buffalo RUF3-K16GA 16GB 価格: 2,083yen (定価4,680yen)
接続 USB3.0 /USB 2.0
電源 USBバスパワー 5V±5% 2.5W
OS WindowsXP /Vista /7/8/8.1 /MacOS 10.4以降
サイズ 55 x20 x9 mm やや幅広サイズ (約+2mm)
重量 10g
 Buffalo RUF3-K16GAページはこちら

■性能
 WinXPでのブートおよびポータブルアプリ用なのでUSB2.0接続で20MB/s前後の読取性能が期待値です。
 CrystalDiskMarkの測定値を使用中の東芝UHYBS-016GH/16GB、Sandisk Cruzer Color+ 4GB製品と並べて表示します。
usb3.0 usb2.0
toshiba cruzer color+
■結果
 RUF3-K16GAはバリューモデルとはいえ期待値を大幅に凌ぐ35MB/sのUSB2.0限界値に近い読取性能でした。
 USB3.0接続ではパッケージ表示70MB/sに対して実測88MB/sとHDDと変わらない読取性能です。
 購入価格はUHYBS-016GHの倍の2kyenですがもう少し人気が出てもいいモデルのようにも思えます。
 性能が気になるならUSB2.0ポートで使うにしても、サイズは大きめながらUSB3.0モデルの選択がベターのようです。

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