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2011年6月 アーカイブ

2011年6月 5日

20thingsilearnedメモ

■目的
 「ブラウザやウェブについて知っておきたい20のこと」の概要です。
 本ドキュメントはGoogleが公開した絵本になります。

■20 things I learned about browser and the web
 GoogleがWebの基本からHTML5までWebブラウザに関して20項目につて解説しています。
 概要をまとめてメモしました。
分類 項目 内容
その1 インターネットとは
..君がトマトなら僕は TCP/IP
TCP/IP の発明:
 コンピュータ同士の情報交換ルール
パケット:
 情報は小さなパケット単位で送信
 パケットは受信側で組み合され再現
帯域幅:
 1秒間に伝達できるデータ量 ..回線速度
 速度向上には物理的なインフラ改善が必要
インターネット: インタネット回線で世界中のウェブにアクセス
その2 クラウドコンピューティング
..なぜノートパソンが潰されても大丈夫なのか
クラウドコンピューティング: 世界中の膨大な数のコンピュータを使う
メリット:
 Webでニュースを読む/音楽を聞く /買い物
 ウェブサイトで支払い /予約する
 ウェブにファイルを保存する
  ->どこでも別のPCからアクセスできる
その3 ウェブアプリ
..生命、自由及びアプリの追求
アプリ:
 経理やワープロなどのプログラム
ウェブアプリ:
 ブラウザの中で動作するアプリ
 多くが双方向性を装備..Mapのルート検索など
メリット:
 どこからでも自分のデータにアクセス可能
 いつでも最新verのアプリを利用可能
 デバイスを問わずブラウザがあれば動作
 PCのコードと分離しているのでより安全
その4 HTML, JAVA SCRIPT, CSS...
..AJAXは他人ごとじゃない
HTML:
 ウェブページはHTMLという言語で記述
 文章,リンク,画像の構成要素を提供
JAVA SCRIPT:
 MAPのスクロールなど動的なページを提供
XHR (XML Http Request):
 ページの読み込みなしで一部分のみ変更可能
  -> 動作と応答を高速化
CSS (カスケーディングスタイルシート):
 レイアウトを簡単に効果的に定義できる
AJAX(Asychronous Javascript and XML):
 Javascript /XHR /CSSなどを合わせて呼ぶ
 AJAXテクノロジ開発と実装でウェブが進化
その5 HTML5
..最初は< video> タグはなかった

HTML5:
 HTMLの最新バージョン
 次世代アプリ開発のための機能を追加
< video>タグ:
 従来はプラグイン追加ソフトをインストール
 HTML5ではプラグインは不要
オフライン機能:
 インターネット接続なしでアプリを操作可能
ウェブブラウザ:
 HTML5利用には最新ブラウザが必要
その6 ブラウザでの3D
..奥行きのあるブラウジング
3D:
 光/影/反射 /細かい構造などデータ量大
  -> インタネット帯域と演算能力が向上
ウェブテクノロジの進展:
 WebGL /3D CSSなどオープンテクノロジー
 ハードウェアアクセラレーションによる高速化
メリット:
 3Dをウェブブラウザ内で利用
 情報の3D視覚化や3Dゲームを楽しめる
その7 ブラウザ叙情詩
..古いブラウザvs. 新しいブラウザ
最新にアップグレードの理由:
 古いと攻撃に弱い
 Webの進化は早く古いとうまく動作しない
 古いブラウザは革新の足かせになる
会社でアップグレード禁止なら:
 Google chrome frameをインストール
その8 プラグイン
..チーズピザにはペパローニ

プラグイン:
 特定コンテンツの処理に特化した追加ソフト
  -> 初期のHTMLの限界を打破
ブラウザから独立:
 ブラウザはプラグイン領域を定義するだけ
  -> 複数の異なるブラウザで動作する
  -> セキュリティ攻撃の目標になりやすい
プラグインの進化例:
 ブラウザへのプラグインの統合
  -> 自動更新メカニズムで自動アップデート
   (Adobe Flash Player /Chrome)
その9 ブラウザの拡張機能
..ブラウザをパワーアップ
機能拡張:
 ユーザが必要な機能を追加して機能を拡張
通貨変換ツール:
 ページ内の価格を指定通貨に換算
メール通知機能:
 ページ内容とは独立して機能する
最近の開発言語: 
 C++などからより簡単なAJAXへ
拡張機能の検索:
 拡張機能ギャラりを参照
その10 ブラウザの同期
..なぜノートPCが潰されても大丈夫なのか#2
同期:
 ブックマークや拡張機能をクラウドに保管
 同期で複数のPCの設定に自動反映可能
その11 ブラウザのCOOKIE
.. 覚えてくれてありがとう
Cookie:
 ウェブサイトから送られるテキストデータ
 言語など覚えて次のアクセス時に反映
Cookieを利用したくないとき:
 信頼のサイトだけにCookieを許可など
セッションCookie:
 1回のブラウジングセッションだけ有効
永続Cookie:
 複数のセッションの間有効
Flash Cookie:
 Flash Playerで保存されるCookie
その12 ブラウザとプライバシー
..ブラウザでプライバシーを守るための選択肢
ブラウザのセキュリティ機能:
 不正なソフト /phishing /その他の攻撃から守る
プライバシー:
 履歴データ/ID/パスワードなどが保存される
シークレットモード:
 履歴を記録しない
 ウィンドウを閉じるときCookieを削除
プライバシー設定:
 サイト毎にCookieやScriptの処理を指定可能
その13 不正なソフト、Phishing、セキュリティリスク
..鳴き声はアヒルだけど実はアヒルじゃない
Phishing:
 他人になりすまし個人情報を盗む行為
 (餌をまいて誰かが食いつくのを待つ手法)
 メールで偽サイトへ誘導し講座#などを入手
不正ソフトウェア:
 知らずにインストールされた不正ソフト
 データやファイルを他の場所に送信
 カード#やパスワードを盗む
防御:
 最新ブラウザならウェブページ解析で警告
その14 最新ブラウザでの不正ソフト、Phishingの防止法
..ろくでなしに注意
攻撃を受ける頻度を軽減:
 不正サイトの疑いがあれば警告
 不正サイトのリスト照合
攻撃を受けた場合のブラウザの脆弱性を軽減:
 最新ブラウザ/OS修正プログラム自動更新
ブラウザの脆弱性によるダメージを軽減:
 不正なソフトなどの悪影響から隔離するサンドボックス
その15 ウェブアドレスをチェックして安全をキープ
..URLは体を表す

URL (Uniform Resource Locater):
https://www.bankofamerica.com /sb
https: スキーム
www.bankofamerica.com: ホスト名
com: トップレベルドメイン
sb: パス
疑わしいURL:
bankofamerica.xyz.com
www.xyz.com /bankofamerica

その16 IPアドレスと DNS
..実態のない電話交換機
IPアドレス:
 URLにはIPアドレスが割り振られる
 DNSにURLのIPアドレスを問合せ接続確認
  -> 確認応答ならウェブページをリクエスト
その17 オンラインでの身元確認
..「〇〇さんでいらしゃいますか?」
EV (Extended Validation)証明書:
 サイトがEV証明書発行なら組織を特定可能
 証明書発行には審査に合格が必要
銀行の例:
 南京錠アイコン+銀行名を表示
その18 より早いウェブへの進化
..ウェブでの画像、動画、JavaScriptの高速化
画像の情報量:
 ウェブページの 65%
YouTube:
 35時間分の動画/分がアップロード
JavaScript:
 ソースコードは数百kBの大容量
高速化:
 WebM や WebPなどの圧縮方式の開発
 JavaScript 実行エンジン
 DNS 事前解決
その19 オープンソースとブラウザ
..巨人の方の上に立つ
共有の精神:
 インターネットは共有の精神で成り立つ
オープンソース:
 ソースコードをすべての人が利用出来る
 ウェブの様々な部分で重要な役割を果たす
オープンソース:
 Chrome /FirefoxはWebkit利用
 ウェブサイト用Apache HTTP Server
その20 19の事の次に来るのは
..クラウドで過ごす一日
インターネット上のクラウドコンピューティングを利用して生活:
 ニュースを読む/映画を観る /チャットするなど
どこからも利用出来るのはウェブアプリのおかげ:
 HTML /Java Script /CSS /Plug-in進化に負う
 HTML5は独創的な次世代アプリを開発可能
  「ブラウザやウェブについて知っておきたい20のこと」はこちら

■結果
 キーワードを並べると以下になります。
  インターネットとは/クラウドコンピューティング
  ウェブテクノロジー
   HTML /HTML5 /JAVA SCRIPT /XHR /CSS /AJAX。
  3Dとウェブテクノロジー、ハードウェアアクセラレーション
  プラグイン /拡張機能 /ブラウザの同期 /Cookie
  セキュリティとプライバシー
   不正ソフト /フィッシング /プライバシー
  DNSとIPアドレス /ウェブブラウザの高速化
  ウェブブラウザとオープンソース
 個人的に参考の事項です。
  XHR..XML Http Request
  AJAX..Asychronous Javascript and XML
  Google Chrome Frame/Cookie
  Extended Validation
  WebM /WebP

2011年6月 7日

利用なしで通信料が上限に

■目的
 利用中のソフトバンク2段階定額利用料金で総務省が行政指導とのニュースあり。
 iPhoneを全く使わなくてもパケット使用料が上限に達する問題です。

■パケットし放題 for スマートフォン
 下限値1029円/上限値4410円の2段階パケット定額プラン。
 初期設定のまま一切使用しなくても上限値料金に達する問題で5/10日、総務省がSBMに行政指導を行ったニュースあり。
 なお自動通信の告知がなかった件で条件を満たせば1ヶ月分のパケット通信下限値無料申請が可能です。
 原因は調査中。
 現在このサービスを利用中です。
 
  「iPhone使わなくても通信料うなぎのぼり 総務省が行政指導」..2011/5/10 MSN
  「スマートフォン自動通信の告知に関するお詫び」..2011/5/10 Softbank
  「自動通信に伴う2段階定額の下限値無料申請受付開始」..2011/5/19 Softbank

■パケット通信料実績
 念のため使用料を確認してみました。
 特に問題なしです。
分類 パケット通信料請求金額 備考
1月 980円 (税込1,029円) ..下限値 モバイルデータ通信 =OFF
2月 980円 (税込1,029円) ..下限値 モバイルデータ通信 =OFF
3月 980円 (税込1,029円) ..下限値 モバイルデータ通信 =OFF
4月 4200円 (税込4,410円) 帰省時にモバイルデータ通信 =ON
パケット通信料: 13,097円
5月 1838円 (税込1,929円) 一時的にモバイルデータ通信 =ON
パケット通信料:1,838円
6月 980円 (税込1,029円) ..下限値 一時的にモバイルデータ通信 =ON
パケット通信料: 582円

■自動通信の回避
 モバイルデータ通信をOFFに設定します。
 ・OFFでも通話/SMSは使用可能です。
 ・OFFだとMMSの送受信ができません..WiFiでの自動着信/通知可能なGmailで代用。
 ・OFFだとビジュアルボイスメールメッセージを聞けません。
  「モバイルデータ通信設定」の詳細はこちら
  「Gmail/Google Sync」の詳細はこちら

■結果
 料金実績からは問題は確認できませんでした。
 モバイルデータ通信をOFFに設定すると料金は下限値になります。
 告知漏れに対する1ヶ月分のパケット下限値無料申請を行いました。

2011年6月13日

X60 Web/Blogサーバ

■目的
 Thinkpad X24で運用中のWebサーバーをX60にアップグレードします。
 狙いはMovableType処理時間短縮ですが、OS/MovableTypeも最新版にします。

■Thinkpad X60
 IBM B5モバイルノートで、CPUにCore2Duo2.0GHzを搭載。
 今回HDD/120GB SATAⅡをOCZ Vertex SSD/30GBに換装します。
項目 X60 X24 (従来)
CPU Intel Core2 Duo T7200 (2GHz) FSB667 MHz PentiumⅢ 1.13 GHz
OS Fedora 15 WinXP から変更
ChipSet Intel 945GM Express Intel 830MP
Memory 1GB 384MB
HDD OCZ SSD /Vertex 30GB SATA HDD 250GB SATA
CD /DVD IOData BRP -US6 (USB2.0) IOData DVRP -UN8AS (USB2.0)
Display 12.1" 1024 x768 12.1" 1024 x768
Size W268 xH20-30 XD211 mm W279 xH25-30 XD227 mm 
Weight 約1.44kg 約1.64kg
  ThinkPad X60のサイトはこちら

■Fedora15
 予定していたFedora14に代えてリリース直後のFedora15をインストールします。
 同時にApache/mySQL/Perl/PHP/vsftpをインストール/セットアップします。
 また現時点でこれらの最新verは以下になります。
  kernel:2.6.38  GNOME:3
  Apache:2.2.17 MySQL:5.5.10 Perl:5.12.3  PHP:5.3.6  vsftp:2.3.4
 
  Fedoraのサイトはこちら

■Fedora15インストール
 i386/32bit版ISOファイルをダウンロードして作成したDVDからインストールします。
 インストール時の指定事項です。
項目 内容 備考
起動 X60 電源オンで DVD よりインストール 事前に CD/DVD ブートを可能にしておきます
メディアテスト インストール DVD をチェック
言語選択 Japanese を選択 インストール画面の言語を指定
キーボード 106日本語 キーボードを選択 ノートでも 106日本語 キーボードでOK
パーティション 全パーテイション削除 /デフォルトレイアウト作成 設定後のパーティションです
LVM Volume Group
vg_x60 30016 -> 30016
lv_root 28032 -> 25920 /ext4
lv_swap 1984 -> 4096 swap

Hard Drive
sda
sda1 500 /boot ext4
sda2 30032 vg_x60
ネットワーク ホスト名/IPアドレスなどを設定
タイムゾーン アジア /東京を選択
root パスワード パスワードを設定
パッケージ インストールのパッケージを選択 FTP /Web /SSHなどを選択
ユーザアカウント root 以外のユーザを追加
日付と時刻 日付/時刻 /タイムサーバーを設定
ハードウェア情報 ハードウェア情報送信可否を指定
完了 ログイン画面に移行
■アプリ設定
(1)httpd
 /etc/httpd/conf/httpd.confを編集します..セキュリティのため非公開

(2)vsftp
 設定内容のサンプルを以下のドキュメントに示します。
  「ftpの設定」はこちら

(3)mySQLの設定
 X24に設定のdatabeseをバックアップし移行します。
  MovableType5ドキュメント「mySQLの設定」はこちら

(4)サービスの自動起動
 いずれ復活するとは思いますがFedora15ではGUIの設定ツールが消えました。
 以下のようにコマンドでhttpd/mysql/vsftpの自動起動を設定します。
 # chkconfig httpd on
 # chkconfig mysqld on
 # chkconfig vsftpd on
■mySQLのリカバリ
 mySQLの設定が完了したらX24のデータベースをx60に移行(リカバリー)します。
 # mysql --user=root --password =XXXX DATABASE名 < BACKUP名 .mysql

■MovableTypeのインストールと設定
(1)インストール
 MovableType5.11をX60にインストールしパーミッションなど必要な設定を行います。
  詳細は「MovableType5ドキュメント」を参照します。

(2)システム情報の確認
 以下にアクセスして必要な条件を満たしているか確認します。
 http://URL/cgi-bin/mt/mt-check.cgi

(3)mt-config.cgiの設定
 使用するmySQLのデータベース関連の情報を設定します。
CGIPath http://mydomain/cgi-bin/mt/
 StaticWebPath http://mydomain/mt-static/
 ObjectDriver DBI::mysql
 Database myblog
 DBUser mybloguser
 DBPassword xxxxxx
 DBHost localhost

(4)アップグレードウィザード
 インストールが完了したら以下にアクセスしてアップグレードウィザードを開始します。
 http://URL/cgi-bin/mt/mt.cgi
* ウィザードが完了したらMovableTypeが使用可能になります。
 

(5)再構築
 MovableTypeで全ページの再構築を行います。

■Blogタイトルの表示
 Feed2jsを使用してBlogのタイトルをWebページに貼り付けています。
 X24の環境を移行しただけでは動作しないことが判明しました。
 最新Verで再構築しなおします。
(1)php
 Fedora15のインストール時にPerlなどと同時にphpをインストールします。
 Verはphp5.3.6になります。

(2)php実行環境の構築
 http.confでApache+phpの実行環境を指定します。
LoadModule php5_module modules/libphp5.so
AddType application/x-httpd-php .php

<FilesMatch \.php$>
  SetHandler application/x-httpd-php
</FilesMatch>

(3)Feed2js
 インストールして設定/Scriptの生成を行います。
  詳細は「Blogのタイトル表示#2..Feed2js」を参照

■ハードウェエアの設定
 X60をWebサーバーとして使用するには以下のハードウェアの設定も忘れなく
(1)電源
 [システム設定][電源]でアイドルでのシステムスリープをoffにしておきます。

(2)液晶パネル開閉センサー
 液晶パネルを閉じたまま使用します。
 X60は磁気センサを採用しているようです。
 パネルを閉じてサスペンドした後ドライバーなどを開閉センサーに近づけ電源オンに復帰させます。
 *開閉センサーは液晶パネルケーブルのすぐ右側のベースくぼみ部分にあります。
 
■結果
 30GB/SSD搭載のX60でWeb/Blogサーバーを立ち上げました。
 アップグレードによりMovableTypeの再構築時間は1/2に短縮されました。
  Blog:100->55秒   Web:125->62秒
 OSはFedora7から最新Fedora15にアップグレードです。
 MovableTypeはVer4.1から5.11にアップグレードです。
 サーバーなのでX60の液晶パネルを閉じた状態で動作させます。
 サーバーなのでサスペンドはなしにします。
 CentOS5.1も試しましたがSSDの認識が不安定で断念しました。
 64bit版Fedora14はmySQLが起動不能で断念しました。
 アップグレード中の技術的な問題点は以下のとおりで全て対応済です。

 *左からSwitch/X60/Desktop
[問題点1]
 現象:Fedora15でrootでのログインができない
 原因:Fedora15の仕様
 対応:/etc/pam.d/gdmとgdm-passwordの編集(コメントアウト)でrootでのログインを可能にします
    #auth required pam_succeed_if.so user != root quiet

[問題点2]
 現象:Fedora14/64bitでmysqlを起動できない
    ..Can't connect to local MySQL server through socket '/var/lib/mysql/mysql.sock'(2)
 原因:mysql.sockが生成されないのが要因だが原因不明
 対応:原因究明をやめてOSをFedora15/32bitに変更で解消

[問題点3]
 現象:Fedora15のデスクトップ画面でShutdownメニューが見つからない
 原因:Fedora15の仕様
 対応:サスペンド表示+[alt]キーでシャットダウン表示になる

[問題点4]
 現象:Fedora15でvsftpサーバにアップロードできない
    ..500 OOPS: cannot change directory:/home/xxx
 原因:SELinuxによるブロック
 対策:今回は/etc/sysconfig/selinuxを編集しSElinuxを無効にします
     SELINUX=enforcing -> disabled

[問題点5]
 現象:Fedora15でhttpd/vsftpサーバーにアクセス出来ない
 原因:Firewallによるブロック
 対策:以下のポートを許可する
    ftp: 21/22 tcp   www: 80/tcp

[問題点6]
 現象:MovableTypeページ作成でエラーとなる
     ..Can't call method "category" on an undefined value
 原因:Category_ArchiveページのMTタグ記述誤りと推定..Ver4.1では問題とならなかった
 対策:Category_Archiveページの記述修正/再構築で問題解消

[問題点7]
 現象:MovableTypeで「イメージドライバーが設定されていない」警告表示となる
 原因:Image::Magick /NetPBM /GD /Imagerいずれもインストールされていない
 対策:PerlモジュールのImagerをインストールしてmt-config.cgiに以下を追加
     ImageDriver Imager

[問題点8]
 現象:httpdサーバーが初期画面(noindex.html)を表示しない
 原因:/etc/httpd/conf/httpd.confの設定
    # Include conf.d/*.confのコメント化が原因
 対策:httpd.confの変更..コメント化をやめる

2011年6月20日

Thinkpad X220購入

■目的
 Thinkpad X60をWebサーバーに流用してX220をモバイル用に購入します。
 第2世代Core i 搭載ながら約1/2のメーカディスカウント価格で購入しました。

■Thinkpad x220
 第2世代intel core i3/5/7 CPU搭載の最新ノートPCです。
 購入するのはハイパフォーマンスパッケージ版です。
項目 x220 4286CTO X60 ..従来使用モデル
OS Windows 7 Hom ePremium 64bit Windows XP (Vista) Pro 32bit
CPU Core i5-2540 2.6/3.3 GHz 3MB L3 1333MHz Core2 Duo T7200 2GHz
Chipset Intel QM67 Express Intel 945GM
Memory 6GB /PC3 -10600 DDR3 SDRAM 1GB /PC2 -5300 DDR2 SDRAM
Display 12.5" 液晶 WXGA /1366 x768 LEDバックライト 12.1" 液晶 XGA /1024 x768
HDD 2.5" /7mm /320GB /7200 rpm /SATA2
* interfaceはSATA3サポート
2.5" /9.5mm /120GB /5200 rpm /SATA2
battery 6セル Li-Ion 8.9Hr 3.6Hr
Wire less Lan Centrino Advanced-N +WiMax 6250 IEEE802. 11a/b/g
Size W305 xD206 xH19-26 mm W268 xD211 xH20-30 mm
Weight 1.46kg 1.44kg
Price 119ky (amazon経由 lenovo 直販モデル) 129ky
  X220のサイトはこちら
  X220の仕様はこちら

■特徴
 ・Intel Core i第2世代Sandy Bridge CPUを採用
 ・電力使用量を平準化するピークシフト機能搭載
 ・6セルLi-Ionバッテリで駆動時間8.9hrと使いかってが向上
 ・トラックポイント+タッチパッドを装備
 ・720pのHD対応液晶ディスプレイ
 

■Win7 HP(HomePremium)64
 6GBメモリーサポートのため今回のパッケージ4286CTOのOSはWin7HP64です。
 HP版では必要な機能が一部サポートされないので対応を以下とします。
項目 HP未サポート機能 対応
WinXP モード XPのWin7非互換アプリを実行する 非互換アプリは使用しない
ドメイン ネットワークドメイン環境で使用する Work group 環境で使用する
バックアップ ネットワークバックアップ及び修復機能 ローカルHDDへのバックアップとする
BitLocker USBなどの暗号化 代換えでフリーのTrue Cryptを使用
マルチ言語切替 35ヶ国語の切り替えが可能 使用しない

■X220価格推移..価格.com
 4286CTOよりCPU性能とメモリー容量で下位モデルの4290RW4の価格推移です。
 SandyBridge Chipsetリコールと震災の影響で5月の中旬から6月初旬にかけて急落しているのがわかります。
 
  「パソコン価格が史上空前の急落 17万円の高機能ノートが9万2000円」日経Web刊 2011/04/08
  参考:Thinkpad x220 4290RW4の価格はこちら

■納品スケジュール
 予定納期は1-3週間以内の発送です。
 注文日付:6/19
 発送日付:6/24..海外より
 配達日付:6/30

■関連記事
  「SandyBridge世代X Thinkpad X220の価値は?」ASCII.JP 2011/04/28
「伝承を継承しながらさらにつかいやすく-B5モバイルThinkpad X220を試す」マイコミジャーナル 2011/06/17

■結果
 87.9kyのモデルでもOKだが4-5年の長期使用につきi5-2540/6GBメモリーモデルを選択。
 実使用時間6時間のバッテリーによりACアダプターを持ち歩く必要はなさそう。
 OSはProfessinal希望ながら実質Home Premiumで問題なし。
 メモリーが6GB実装なのでOSは必然的に64bitになります。
 発売当初想定価格200kyは急落で今が買い時か?

2011年6月22日

X220+Vertex 3はあり?

■目的
 Thikpad X220にOCZ Vertex 3のSSDの組み合わせを検討します。
 SATA3.0のVertex 3を接続するためにX220の詳細仕様などをメモします。

■Thinkpad x220
 第2世代intel core i3/5/7 CPU搭載の最新ノートPCです。
項目 x220 4286CTO X60
CPU Core i5-2540 2.6/3.3 GHz 3MB L3, 1333MHz Core2 Duo T7200 2GHz
OS Windows 7 Home Premium 64bit Windows XP (Vista) Pro 32bit
Memory 6GB /PC3 -10600 DDR3 SDRAM 1GB /PC2 -5300 DDR2 SDRAM
Display 12.5" 液晶 WXGA /1366 x768 LEDバックライト 12.1" 液晶 XGA /1024 x768
Graphic Intel HD3000 Intel 945GM
HDD 320GB 7200rpm 120GB 5200rpm
battery 6セル Li-Ion 8.9Hr 3.6Hr
Wire less Lan Centrino Advanced-N +Wimax 6250 IEEE802. 11a/b/g
Size W305 xD206 xH19-26 mm W268 xD211 xH20-30 mm
Weight 1.46kg 1.44kg
Price 119ky (amazon 経由 lenovo 直販モデル) 129ky
  X220のサイトはこちら
  X220の仕様はこちら

■X220は6Gbps(SATAⅢ)サポートか?
 X220のメインおよびウルトラベイのHDDバスは6Gbpsをサポートします。
  「SATA3.0 600 MB/s on Thinkpad Notebook」Lenovo Blogs Inside the Boxより

■X220にVertex 3/SSDは実装できるか。
 標準のHDDは2.5"/7mm厚さのフォームファクターです。
 Vertex3は2.5"/9.5mmにつき実装不可です。
 * ただしHDD/キーボード/パームレスト/キーボードシャーシを外せば実装可能の報告あり。
  分解方法は 「X220 Hardware maintenance Manual」による。
  「Vertex 3+X220 Compatibility」OCZ FORUMより ■Vertex 3でのトラブルは?
 いくつかの問題点と回避方法がWebで開示されています。
 (1)IntelチップセットではIntel AHCIとMarvelコントローラを提供します。
    ->問題点回避と性能向上のためにはIntel AHCIコントローラの使用を推奨
 (2)Winの電源オプション設定でフリーズする..SATA仕様の問題
    ->回避のためにはドライブの電源offへの移行を無効にします。
 (3)安定性を高めるにはホットプラグを有効にします。
 (4)多くのUpdateがされたIntel RSTソフトウェアを最新版へUpdateします。
 (5)Intel RST関連の問題点回避のためにWindowsレジストリを変更する事を推奨。
  Windows Registry Editor Version 5.00
  [HKEY_LOCAL_MACHINESYSTEMCurrentControlSetservicesiaStorParametersPort0]
  "LPM"=dword:00000000
  "LPMDSTATE"=dword:00000000
  "DIPM"=dword:00000000

  [HKEY_LOCAL_MACHINESYSTEMCurrentControlSetservicesiaStorParametersPort1]
  "LPM"=dword:00000000
  "LPMDSTATE"=dword:00000000
  "DIPM"=dword:00000000

  [HKEY_LOCAL_MACHINESYSTEMCurrentControlSetservicesiaStorParametersPort2]
  "LPM"=dword:00000000
  "LPMDSTATE"=dword:00000000
  "DIPM"=dword:00000000

  [HKEY_LOCAL_MACHINESYSTEMCurrentControlSetservicesiaStorParametersPort3]
  "LPM"=dword:00000000
  "LPMDSTATE"=dword:00000000
  "DIPM"=dword:00000000

  [HKEY_LOCAL_MACHINESYSTEMCurrentControlSetservicesiaStorParametersPort4]
  "LPM"=dword:00000000
  "LPMDSTATE"=dword:00000000
  "DIPM"=dword:00000000

  [HKEY_LOCAL_MACHINESYSTEMCurrentControlSetservicesiaStorParametersPort5]
  "LPM"=dword:00000000
  "LPMDSTATE"=dword:00000000
  "DIPM"=dword:00000000
  「OCZ Vertex 3 Freezes, Locks Up, Stutters and Crash」Geek Montageより
  「X220 Freezes, Locks with 240GB OCZ Vertex3 SSD」Notebook Reviewより

■結果
 X220は本体/ウルトラベイともに6Gbps SATAをサポートします。
 X220のHDDフォームファクターは2.5"/7mm厚です。
 Vertex 3は2.5"/9.5mmのためVertex 3は仕様上実装できません。
 ただしキーボード周りの分解により実装の報告があります。
 6Gbps/7mmに対応のSSDは現時点Micron製RealSSD C400のみです。

2011年6月24日

Windowsサーチ全文検索

■目的
 Win7はWindowsサーチを標準装備し全文検索をサポートします。
 まとまったドキュメントが見当たらないのでインデックス作成方法などをメモしておきます。

■Windowsサーチ
 Win7の場合はIEと同様にOSインストール時に自動インストールされます。
 * アンインストールは[コントロールパネル] [プログラムと機能] [Windowsの機能の有効化または無効化]でWindows Search=offにします。
  Win7の「Windowsサーチ」の詳細はこちら

■フォルダーオプション設定
 エクスプローラのフォルダーオプションででファイル名検索/全文検索などの動作モードなどを設定できます。
 検索対象フォルダーを選択し[ツール][フォルダーオプション][検索]で必要事項を設定します。
 
■インデックス作成
(1)検索中
 検索時のインデックス追加メッセージ表示からインデックスを追加できます。
 デフォルトではインデックスに追加されたらのち再検索すると全文検索になります。
 
(2)コントロールパネル
 [コントロールパネル][インデックスのオプション][変更]で検索対象フォルダーをインデックスに追加できます。
 
■ファイル名検索
 デフォルトの設定では検索対象がインデックス未作成だとファイル名検索になります。

■全文検索
 デフォルト設定ではインデックス作成完了で全文検索が可能になります。
 [エクスプローラ]または[スタート]の検索枠で検索単語を入力すると即結果が表示されます。
 以下は全文検索でヒットしたファイルのコンテンツが表示されたサンプルです。
 
■結果
 Win7ではWindowsSearchが標準でインストールされます。
 デフォルトでは検索対象がインデックス未作成だとファイル名検索になります。
 デフォルトでは検索対象がインデックス作成済だと全文検索になります。
 全文検索結果ではヒット位置が必ずしも表示されるとは限りません。

2011年6月26日

アーカイブFileの検索

■目的
 TV録画をアーカイブしたオフラインHDDのタイトル検索を行います。
 検索にはWin7標準のWindowsSearch全文検索とメモ帳を利用します。

■アーカイブ
 録画したTV番組はtsファイルでHDDにアーカイブしオフラインで保管します。
 タイトル数は約100タイトル/年なので500タイトル/5年あたりが検索対象です。
 番組の内容はファイル名でわかるようにしておきます。
 
  HDDへの映像アーカイブの概要はこちら

■ファイルリストの作成
 オフライン保管の前にファイルリストを作成しておきます。
 ファイルリストはdirコマンドでtextファイルとして作成/格納出来ます。
 dir e:\My_Videos /s /c > d:\Archive\Archive20110624.txt
  ファイルリスト作成の例はこちら

■WindowsSearch
 (1)インデックス追加
  全文検索の前にインデックスを作成しておきます。
  [コントロールパネル][インデックスのオプション][変更]で検索対象フォルダーをインデックスに追加できます。
  
 (2)全文検索
  タイトルをキーに全分検索で該当のファイルリストつまりHDDを探し出します。
  [エクスプローラ]の検索枠で検索キーを入力すると即結果が表示されます。
  デフォルトではインデックスが作成されていないとファイル名のみの検索になります。
  以下は全文検索結果ヒットしたファイルのコンテンツが表示されたサンプルです。
 
■メモ帳検索
 全文検索でヒットしたファイルリストの内容をメモ帳で開いてファイル(タイトル)名検索します。
 以下は検索結果のサンプルです。
 
■番組再生
 ファイルリストに対応するHDDをPCに接続してファイル名で検索して再生します。
 
■結果
 Win7標準の全文検索でとメモ帳の検索で番組タイトルの検索が可能になりました。
 検索タイトル数は1000件以下なので実用上はOKと思われます。
 現時点では2段階検索になりますが一回の検索で実現可能な方法は今後の課題です。

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