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■目的
Fedora16をThinkPad x220ノートPCにインストールします。
X220はWebサーバのバックアップ機として使用します。
■Fedora16
Linuxの代表的なディストロでRedhat Linuxの開発無償版に位置づけられます。
Fedora16の特徴は以下になります
項目 |
内容
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備考
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OS
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Win、Macとは異なりオープンソースのUNIXライクなフリーのOSです。
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Fedora Projectは開発のコミュニティです。
Redhatが後援します。
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APP
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Officeなどを含めて数千の無償アプリが実装されます。
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Security
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ウィルスやスパイウェアからシウテムを保護します。
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Firewall /ユーザID /ファイルパーミッション /ポートアクセス /Upgradeなど
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Fedoraのサイトはこちら
■環境条件
ThinkPad X220にインストールします。
今回Windows7とのデュアルブート環境で使用します。
項目 |
ThinkPad X220 仕様 |
環境条件
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CPU
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Core i5-2540 2.6/3.3 GHz 3MB L3, 1333 MHz
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> 400GHz
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Chipset |
Intel QM67 Express
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Memory
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PC3 -10600 DDR3 SDRAM
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> 1GB推奨 |
HDD |
2.5" /320GB /SATA 7mm
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> 10GB空き
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X220のサイトはこちら
X220の仕様はこちら
■準備
(1)ダウンロード
Fedoraのダウンロードページにアクセスします。
[形式]タブを選択しFedora16DVD/32ビット[今すぐダウンロード]でISOイメージをダウンロードします。
ファイル名:Fedora-16-i386-DVD.iso 3.5GB
*
トップページからはLIVE用(Fedora-16-x86_32-Live-Desktop.iso)がダウンロードされるので注意が必要です。
Fedora16のダウンロードページはこちら
(2)インストールDVD作成
DVD-Rを書き込み可能なドライブに挿入します。
ISOファイルを選択し[右クリック][プログラムから開く][Windowsディスクイメージ書き込みツール]でツールを開きます。
[書き込み]で書き込み開始です。
書き込みが完了でインストールDVDの完成です。
*CD-Rにも書き込み可能ですがインストール時の読み込み速度が速いDVD-Rが効率的です。
■インストール
インストールDVDからブートされるようにしてインストーラを起動します。
GUIの画面が立ち上がり、インストーラの支持に従って項目を設定しインストールを実行します。
今回は既存Linux領域31.5GBに新規インストールします。
項目 |
設定値
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備考 |
言語
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Japanese
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インストーラの言語
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キーボード
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日本語
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ストレージタイプ1
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ベーシックストレージデバイス
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インストールタイプ
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新規
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コンピュータ名
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xxxx
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コンピュータ名を指定
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地域
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Tokyo
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rootパスワード
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xxxx
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rootのパスワードを設定
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インストールタイプ2
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既存Linuxシステムを置き換え
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インストールセット
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Webサーバー
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日付と時刻
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日付/時刻設定
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一般ユーザ
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一般ユーザ作成
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Profileの送信
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送信しない
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Profile: Hardware Profile
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■Graphical Rootログイン
rootでのGraphicalログインはデフォルトでできません。
これを可能にするには2ファイルをの記述から以下の行を削除します。
/etc/pam.d/gdm-password
/etc/pam.d/gdm
#auth required pam_succeed_if.so user != root
quiet
■メイン画面
以下はメイン画面のサンプルです。
■Shut Down
[Ctrl]+[Alt]+[サスペンド]で電源OFFになる点で注意が必要です。
■関連ページ
「ThinkPad X220+Fedora15」
「Fedora11インストール」
「Fedora15+Thunderbird」
「Fedora15 Screenshotの取得」
■結果
無事にインストールを完了しました。
APPにOfficeなどを追加して、必要なHDD容量は4.3GBでした。
Gnome3になりスタートバーが無いデスクトップ画面には違和感があります。