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■目的
SandyBridge CPUのThinkpad x220上でFedora15を動かしてみます。
■Thinkpad x220
第2世代intel core i3/5/7 CPU搭載の最新ノートPCです。
項目 |
x220 4286CTO |
X60 ..これまで使用 |
OS |
Windows7 Home Premium 64bit |
Windows XP (Vista) Pro 32bit |
CPU |
Core i5-2540 2.6/3.3 GHz 3MB L3 1333 MHz |
Core2 Duo T7200 2GHz |
Chipset |
Intel QM67 Express |
Intel 945GM |
Memory |
6GB /PC3 -10600 DDR3 SDRAM |
1GB /PC2 -5300 DDR2 SDRAM |
Display |
12.5" 液晶 WXGA /1366x768 LED バックライト |
12.1" 液晶 XGA /1024x768 |
HDD |
2.5" /7mm /320GB /7200rpm /SATA2 * interfaceはSATA3サポート |
2.5" /9.5mm /120GB /5200rpm /SATA2 |
Wire less Lan |
Centrino Advanced-N +WiMax6250 |
IEEE802 .11a/b/g |
Size |
W305 xD206 xH19-26 mm |
W268 xD211 xH20-30 mm |
Weight |
1.46 kg |
1.44 kg |
X220のサイトはこちら
X220の仕様はこちら
■Fedora15
Fedoraの最新版です。
SandayBridgeの内蔵Graphic/SATA3.0/SSD/WXGAディスプレなど対応状況がポイントです。
なおカーネルなどのverは以下になります。
kernel: 2.6.38 GNOME: 3
Apache: 2.2.17 MySQL: 5.5.10 Perl: 5.12.3 PHP: 5.3.6 vsftp: 2.3.4
Fedoraのサイトはこちら
■HDD
X220の標準構成ではFedoraをインストールできる空き領域は存在しません。
今回はWin7とデュアルブート構成にするのでCドライブをサイズ縮小し空き領域(31GB)を確保します。
サイズの縮小には今回Paragon SoftwareのHard Disk Manager8.5を使用しました。
* Dドライブ(191GB)はWin7のデータパーティションです。
■インストール
i386/32bit版ISOファイルをダウンロードしてDVDからインストールします。
以下はインストール時の指定事項です。
項目 |
内容 |
備考 |
起動 |
X60 電源オンでDVDよりインストール |
事前に CD/DVD ブートを可能にしておきます |
メディアテスト |
インストール DVD をチェック |
― |
言語選択 |
Japanese を選択 |
インストール画面の言語を指定 |
キーボード |
106日本語 キーボードを選択 |
ノートでも 106日本語 キーボードで OK |
パーティション |
空き領域にレイアウト作成 |
― |
ネットワーク |
ホスト名/IPアドレスなどを設定 |
― |
タイムゾーン |
アジア/東京を選択 |
― |
root パスワード |
パスワードを設定 |
― |
パッケージ |
インストールのパッケージを選択 |
FTP /Web /SSHなどを選択 |
ユーザアカウント |
root 以外のユーザを追加 |
― |
日付と時刻 |
日付/時刻 /タイムサーバーを設定 |
― |
ハードウェア情報 |
ハードウェア情報送信可否を指定 |
― |
完了 |
ログイン画面に移行 |
― |
■Gnome3
Gnome3のアクティビティ画面とGnome Tweak Toolでカスタマイズしたメイン画面です。
■Gnome Tweak Tool
Gnome3はデスクトップのカスタマイズ機能を標準でサポートしません。
デスクトップをカスタマイズするにはGnome Tweak Toolをインストールします。
# yum install gnome-tweak-tool
ツールの起動は[アクティビティ][アプリケーション][アクセサリ][高度な設定のカスタマイズ]です。
[File Manager][Have file manager handle the desktop=on]でアイコンの追加が可能になります。
■ランチャの作成
例えばThunderbird5をインストールした場合は起動用のショートカットアイコンを作成します。
* インストール先:/user/lib/thunderbird/thunderbird
[右クリック][ランチャーの生成]で作成画面を開いてThunderbirdのアイコンを追加します。
[コマンド=/user/lib/thunderbird/thunderbird]に設定します。
Desktop画面にアイコンが追加されます。
■Shut Down
[Ctrl]+[Alt]+[サスペンド]で電源OFFになる点で注意が必要です。
■関連記事
「Intel Sandy Bridge On Fedora 15 Is Decent」..phoronix
■結果
Fedora15のx220へのインストールは問題なく完了しました。
最新のSandyBridge搭載のX220でFedora15は特に問題なく動くようです。
X220はSATA3.0をサポートしますが今回は性能未確認です。
X60で確認の結果Fedora15はSSDをサポートの模様です。
Fedora15インストールによるHDDの使用容量は4.5GBで20数GBのWin7比較で圧倒的にすくないです。
Gnome3デスクトップのカスタマイズにはGnome Tweak Toolを使用します。