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2021年9月 アーカイブ

2021年9月 1日

CDダイレクト印刷メモ

■目的

ラベルプロデューサでのCDダイレクト印刷を可能にします。
プリンタは新規導入のBrother DCP-J987Nインクジェットプリンタです。

■ラベルプロデューサ

MAXELL 社の宛名/表示ラベル用印刷ソフトで、無償で利用できます。
CDダイレクト印刷では、CDラベル用紙をユーザ定義して利用します。
MAXELL ラベルプロデューサーのダウンロードはこちら

■用紙登録

ラベルプロデューサでBrother用のCDダイレクト印刷用紙を新規登録します。
手順と設定値は以下です。
  1. メイン画面で[ファイル][新規作成]で用紙選択画面を表示します。
  2. [新規登録]をクリックして用紙追加編集画面を表示します。
  3. 種別をフリーラベルにしてCDラベルの詳細を指定します。
  4. [OK]でユーザ定義の用紙として保存され利用できます。

CD Brother (CD_B1) CD ワイド Brother (CD_B2)
種別 フリーラベル <-
台紙 台紙: 12cmディスク
横: 120mm 縦: 120 mm
<-
ラベル面 用紙左端より: 2mm
用紙上端より: 2mm
ラベルの幅: 116mm
ラベルの高さ: 116mm
内円サイズ: 41mm
用途: CD
ラベル形状: CDラベル
内円形状: 円形
タイプ: インクジェット(マット)
用紙左端より: 2mm
用紙上端より: 2mm
ラベルの幅: 116mm
ラベルの高さ: 116mm
内円サイズ: 17mm
用途: CD
ラベル形状: CDラベル
内円形状: 円形
タイプ: インクジェット(マット)
CD direct format

■印刷

CDラベルの印刷内容の編集が終わったら、印刷メニューから印刷を実行します。
CDの内円部分は印刷による本体汚れ防止のため実サイズより広めにマスク処理します。
  1. [印刷][プリンタ設定]で[出力先プリンタ]を選択し[用紙=12cmディスク]にします。
  2. [印刷開始]したらプリンタ本体パネルの指示に従って印刷を実行します。
  3. 本体からCDを取り出し、ガイドを元に戻したら終了です。
CD direct format

■結果

  • ラベルプロデューサによるCDダイレクト印刷が可能になりました。
  • これにより、過去にラベルプロデューサで作成のCDラベルの印刷が可能です。
  • なおCD内円部分の印刷は本体汚れの要因になるので広めのマスク処理が必須です。

2021年9月15日

Jabraワイヤレスイヤホン

■目的

iPhone 8用にJabraの完全ワイヤレスイヤフォンを準備します。
使うのはELITE 75tでアクティブノイズキャンセリング機能付きです。

■Jabra ELITE 75t

デンマーク GN Audio A/S社製イヤホンで上位モデルにはELITE 85tがあります。
軽量コンパクトで低価格ながらAirPods Proをしのぐレベルの音質や性能評価です。
ANC (アクティブノイズキャンセリング)はファームウェアVer2.0.0からサポートします。
Jabra ELITE 75tのページはこちら
GIZMODO 最高&お財布に優しいイヤホン:Jabra Elite 75tレビュ 2019/11/29
  • アクティブノイズキャンセル機能
  • 音楽および通話ともに高品質
  • 軽量コンパクトなデザインかつ快適なフィット感
  • My Sound音質最適化とカスタマイズ可能なEQ
  • 長いバッテリー動作時間
Jabra Elite75t

■仕様

Jabra ELITE 75tと競合のAirPods Proの仕様です。


Jabra ELITE 75t AirPods Pro (競合)
イメージ Elite 75t AirPods Pro
通販価格 11.6 kyen 26.0 kyen
ノイキャン Active Active
ドライバ 6 mm
通話マイク 4個 2個
Codec AAC、SBC AAC、SBC
機能 外音取込
音声アシスタント (Siri /Google)
EQカスタマイズ
自動電源ON /OFF
2台ルチ接続
MySound音質最適化
外音取込
音声アシスタント
アダプティブEQ
自動電源ON
接続 Bluetooth 5.0 Bluetooth 5.0
バッテリ イヤーパッド: 7.5 /5.5hr (ANC時)
ケース: 20.5 /18.5kr (ANC時)
充電: USB-C /Qi
イヤーパッド: 5 /4.5hr (ANC時)
ケース: 24hr
充電:Lightning /Qi
防水 IP55 IPX4
重量 5.5 g 5.4 g

■Sound+

Jabra イヤホン用のアプリで、今回はAppStoreからiPhoneにインストールします。
イヤホンと接続し、初期設定や利用時のモード指定などが主な機能です。
  • ANC /MySound /サウンドEQなどの設定やカスタマイズ
  • 利用時のANC/外音取込 /サウンドEQ /利用環境の指定や切り替えなど
  • ファームウェアのアップデート
Sound+

■ペアリング

今回はiPhone 8とイヤホンをBluetoothでペアリングして接続します。
ペアリングが完了なら次回以降は自動で接続になります。
  1. ケースから取り出した左右イヤホンのボタンを同時に長押しし、右青色LEDが点滅まで待ちます..約3秒。
  2. iPhoneの[設定][Bluetooth]画面で[Bluetooth=on]でデバイスが検出されるので[Jabra Elite 75t]を選択してiPhoneとペアリングします。
  3. Sound+アプリで[Bluetoothペアリングの要求]画面が表示されるので[ペアリング]をタップします。イヤホンがiPhoneに 接 続中を確認できたら[OK]で終了です。
pairing

■ANC

ファームウェアVer2.0.0以降でANC (アクティブノイズキャンセリング)をサポートします。
古いVerならファームウェアアップデートが必要です。
以下は追加手順です。
  1. [Sound+にようこそ]または[パーソナライズ]メニューから[ANCを追加する]を選択
  2. 外部音が最小になるように最適なノイズキャンセリングを設定..2画面
  3. ON/OFFで効果を確認出来たら[終了]
pairing

■操作

イヤホンの操作詳細についてはユーザマニュアルを参照ください。
Jabra ELITE 75tのユーザマニュアルはこちら
項目
操作
電源ON/OFF
左右のボタンを同時に1秒押下
音楽
右ボタン : 再生 /一時停止
右ボタン連続押下: 音量+
左ボタン連続押下: 音量ー
左ボタン x2 : 次へ
左ボタン x3 : 前へ
通話 右ボタン : 通話応答/終了
右ボタン x2: 通話拒否
右ボタン x3: 通話保留 /再開
右ボタン連続押下: 音量+
左ボタン連続押下: 音量ー
左ボタン  : MICのミュート /解除
左ボタン x2 : 側音ON /OFF
ANC /外音取込 左ボタン: オフ切替 (通話中を除く)
音声アシスト 右ボタン x2: 有効化 (通話中を除く)
リセット 充電ケースで左右ボタンを同時に10秒押下
蓋を閉じて5秒で完了

■結果

  • レビューからはAirPods Pro同等の音質/ANCながら、1/2以下の低価格です。
  • 軽量コンパクトでシンプルなデザインかつ高いフィット感が特徴です。
  • ANC /MySound /サウンドEQなどの設定やカスタマイズが可能です。
  • バッテリー駆動時間が長くIP55防塵防水性能です。
  • 最初ANCが機能しない不具合があり返品/交換して解消しました。

2021年9月22日

Windows11仮想マシン#2

■目的

無償版VMwareのWin11 preview仮想マシンのUpdateができません。
最近TPMの制限が強化されたようなので対応します。

■現象

無償版VMware Workstaion Player 16のWin11 Preview版仮想マシンをアップできません。
(!)このPCは現在、Windows 11システム要件を満たしていません。
  TPM2.0がこのPCでサポートされ有効になっている必要があります。
VMware Win11 preview

■対応1

仮想マシンにTPMを追加します。
現時点VMware無償版では追加のためのUIをサポートしないのでPro trial版で代行です。
TPM追加時に要求される暗号化とあわせて、Secure Bootを同時に追加設定します。
  1. 無償版に替えてVMware Workstation Proのtrial版をインストールします。
    ..元の無償版はアンインストールされます。

  2. Proのホーム画面で[仮想マシンを開く]で元のWin11仮想マシンを開きます。
  3. [仮想マシンの設定][オプション /アクセスコントロール]からSecure Bootのパスワードを設定して暗号化します。
  4. [詳細 /ファームウェアタイプ][UEFI=on]します。
    [セキュアブートを有効にする=on][OK]でSecure Bootを有効にします。
  5. [ハードウェア][追加]でリストから[Trusted Platform Module]を選択し追加します。
    ..以上で仮想マシンの変更は完了です。

  6. Pro Trial版をアンインストールし、無償版 Playerを再インストールします。
  7. 無償版で[仮想マシンを開く]で更新されたWin11仮想マシンを開きます。
  8. 「PCの正常性アプリ」でWindows 11の要件を満たしていることを確認します。
    PC 正常性チェック アプリのダウンロードはこちらから
guest machine

■対応2 (Ver16.2.0)..非公式

WMware Playerのver 16.2.0で、vmxファイルを編集してTPMに非公式対応です。
これにより起動時のパスワードの指定も不要になります。
  • 起動してない状態で仮想マシンのvmxファイルに以下を追加します。
    managedvm.autoAddVTPM="software"

■関連情報

Qiita 「VMware Workstation 16 Pro / Player で Windows 11 受け入れ準備をするには」
Neowin 「Windows 11 compliant TPM support added to the free version of VMware Workstation 16.2.0」2021 /10/16

■結果

  • VMware Win 11 preview版仮想マシンの最新Updateを完了しました。
  • Win 11の要件を満たすには仮想マシンでTPMとSecure Bootを構成します。
  • 無償版では追加構成のためのUIをサポートしないのでPro trial版で代行です。
  • 非公式ながら無償VMwareでもver 16.2.0でvmxファイルでTPMに対応です。

2021年9月25日

リモート会議とイヤホン

■目的

通話可能なノイズキャンセリングイヤホンをリモート会議アプリで利用します。
今回はJabra Elite 75tイヤホンをPCのマイク/スピーカに設定しMeetで試してみました。

■Elite 75t

デンマーク GN Audio A/S社製のノイズキャンセリングワイヤレスイヤホンです。
マイク4個搭載で軽量コンパクト、低価格でAirPods Proをしのぐ高音質 /性能です。
Jabra Elite 75tのページはこちら
Jabra Elite75t

■接続

Elite 75tとWindows PCを接続するためにBluetoothペアリングを実行します。
  1. [設定][デバイス][Bluetoothとその他のデバイス][+Bluetoothまたはその他のデバイスを追加する][追加するデバイ スの 種類=Bluetooth]で[デバイスを追加する]画面を開きます。
  2. Elite 75tをペアリング状態にし、表示された[Jabra Elite 75t]を選択して完了です。
  3. もし接続済でなければ[Jabra Elite 75t]を選択して[接続]します。
pairing

■サウンド

PCのサウンド設定で複数デバイスの中から入出力デバイスともJabra Elite 75tを選択します。
Bluetoothのprofileに関連して、スピーカはStereo再生が可能なヘッドホン (Stereo profile) を、マイクにはヘッドセット(Hands-Free Profile)を選択します。
なおボリュームはスピーカ/マイクとも[デバイスのプロパティ]を開いて調整可能です。
日経XTECH「...Bluetooth、ヘッドセットとヘッドホンは何が違う?」 2018/03/23
  1. [設定][システム][サウンド]で設定画面を開きます。
  2. [出力デバイス=ヘッドホン(Jabra Elite 75t Stereo]を選択し音量を調節します。
  3. [入力デバイス=ヘッドセット(Jabra Elite 75t Hand-Free AG Audio)]を選択します。
  4. [サウンド]の設定画面で[デバイスのプロパティ]を開くと音量の調整が可能です。
sound device

■トラブルシューティング

マイクデバイスとしてのJabra Elite 75tが見えないトラブルの例です。
  • 現象:サウンド設定の入力デバイスのリストにJabra Elite 75tがない。
  • 原因:Jabra Elite 75tが有効かつ接続されていない
  • 対応:[サウンドコントロールパネル]から当該デバイスを[有効]にし[接続]します。
sound control panel

■Google Meet

サウンド設定完了ならリモート会議アプリでElite 75tをマイク/スピーカで利用できます。
以下はGoogle Meetの例ですが、必要ならMeetの[メニュ][設定]からデバイスを変更できます。
Meet

■参考: Elite 75t仕様

Jabra Elite 75tと競合のAirPods Proの仕様です。

Jabra Elite 75t AirPods Pro (競合)
イメージ Elite 75t AirPods Pro
通販価格 11.6 kyen 26.0 kyen
ノイキャン Active Active
通話マイク 4個 2個
Codec AAC、SBC AAC、SBC
機能 外部音取込
音声アシスタント (Siri /Google)
EQカスタマイズ
自動電源ON /OFF
2台マルチ接続
MySound音質最適化
外部音取込
音声アシスタント
アダプティブEQ
自動電源ON
接続 Bluetooth 5.0 Bluetooth 5.0
バッテリ イヤーパッド: 7.5 /5.5hr (ANC時)
ケース: 20.5 /18.5kr (ANC時)
充電: USB-C /Qi
イヤーパッド: 5 /4.5hr (ANC時)
ケース: 24hr
充電:Lightning /Qi
防水 IP55 IPX4
重量 5.5 g 5.4 g

■結果

  • Jabra Elite 75tをGoogle Meetのマイク/スピーカに無事設定できました。
  • Elite 75tはBluetooth接続につき最初にPCとのペアリングを行います。
  • 一般に複数のサウンドデバイスが存在するので入力/出力デバイスの選択が必要です。
  • Bluetooth profile関連で、出力にヘッドホン、入力はヘッドセットとする点に注意です。
  • リモート会議の参加の前にサウンドや映像の設定と確認は必須です。

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