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2015年5月 アーカイブ

2015年5月 1日

WMwareの性能

■目的
 ActiveDirectoryシステムなどの検証にWMwareを利用中です。
 仮想マシン数の増加に伴う応答速度低下の回避方法をメモします。

■環境条件
 PC:FMV-A574/H
 OS:Windows8.1 Trial版
 APP:VMware Player for Windows 64bit 7.1.0

■ホストPC
 本来なら高性能デスクトップあるいはワークステーションがベストです。
 実際は普通のノートPCでVMware Playerを使います。
項目 LIFEBOOK A574H
備考
OS Windows8.1 Ultimate /64bit Trial
CPU i5-4300M /2.6GHz /2Core HTテクノロジ対応
Memory 4GB
HDD 320GB /SATA
USB USB3.0 x2   USB2.0 x2
 LIFEBOOK A574/Hのページはこちら

■ホスト構成
 パフォーマンスに影響を及ぼすホストPCの構成です。
項目
内容 
備考
ホストOS
32bitより64bit OSが高速

CPU CPUモデル :intel i3またはAMD A8相当以上
ハードウェア支援CPU仮想化..bios
 BIOS :Intel VT-x、AMD-V有効
TurboBoostを有効化..bios
ハイパースレッディングを有効化..bios
電源管理 :C1Eを無効化..bios
節電モード :無効化
CPU利用率を監視
メモリ 推奨メモリ容量 :8GB以上
ホスト割り当てメモリ容量 :4GB以上
メモリ利用状況を監視
仮想ディスク
十分な空き容量を確保
十分なパフォーマンスを確保
DISK利用率と転送速度を監視

■仮想マシン
 パフォーマンスに影響する仮想マシンの設定項目です。
項目
内容 
備考
CPU CPUコア数:最大コア数を設定
ハードウェア支援CPU仮想化
 Intel VT-x/EPT、AMD-V/RVIを仮想化=on

Memory メモリ容量=推奨メモリ容量 推奨最大メモリ容量以上に割り当てないこと
DISK DISK容量=推奨値
今すぐ全ディスク容量を割り当てる=on
仮想ディスクを単一ファイルとして格納=on
最適化 /デフラグ実行

VMWareTools VMWareToolsをインストール Gigabit Networkサポート
Display表示高速化 
ホスト /ゲスト間ファイル転送向上
Display
フルスクリーン表示


■構成
 構成1の性能低下回避のため構成2でMemoryとDISKを増強します。
項目
構成2 
構成1
OS
Win8.1 /64bit
Win8.1 /64bit
Memory
DDR3L 1600 SDRAM
PC3L-12800 /4GB x2 (8GB)
DDR3L 1600 SDRAM
PC3L-12800 /4GB x1 (4GB)
DISK HOST :HDD /SATA3 /320GB max75MB/s
Guestx4 :USB3.0 /SSD /SATA3 /240GB max240MB/s
HOST+Guest x2 :HDD /SATA3 /320GB max75MB/s

■仮想DISK
 今回DISK動作時間が100%につき仮想DISKファイルを内蔵HDDからUSB3.0接続SSDに移行します。
 内蔵HDDより2倍程度速い速度は、ノートPCでの有力なDISKパフォーマンス増強手段になります。
ssd
 
■パフォーマンス
 構成1では仮想マシンx2ですでにDISK使用率100%で体感上も大幅な性能低下がみられます。
 構成2ではメモリ/DISK補強で仮想マシンx4でも性能低下は見られません。

 [構成1]
performance01

 [構成2]performance02
■関連ページ
 WMware 「VMware Workstationのパフォーマンスベストプラクティスはこちら
 Windows Seven Forums 「Windows 7: Virtual Machine - Speed Up Performance」はこちら
 Sysprobs 「10 Simple Steps to Improve Virtual Machine Performance in VMware」はこちら

■結果
 構成1では仮想マシン2台でDISK使用率100%による応答速度低下でテスト続行不能に陥ります。
 構成2は内蔵DISK+USB3.0接続SSD+8GBメモリ追加により仮想マシンx4でも動作に支障は見られません。
 パフォーマンスモニタは性能の可視化ツールとして有効です。

2015年5月 2日

PC3L-12800 Memory

■目的
 ノートPC用増設メモリを検討中です。
 タイプはDDR3L SDRAM/PC3L-12800/4GBです。

■メモリタイプ
 メモリ表示に使用のDDR3L SDRAM/PC3L-12800の意味をクリアにします。
 DDR3は論理的にDDR2の2倍高速ですが順次DDR4へ置き換わると予想されます。
項目
内容 
備考
SO-DIMM Small Outline Dual In-line Memory Module
小型メモリモジュール規格
DDR3 SDRAM Double-Data-Rate3
Synchronous Dynamic Random Access Memory
PC用メインメモリ規格
動作電圧
DDR3 :1.5V
DDR3L :1.35V
通常版
低電圧版.. 消費電力80%
チップ規格 DDR3-1600
転送周波数1600MHz
モジュール規格 PC3-12800
転送速度12800MB/s

■Tracend
 今回は価格と品質でTracend社のTS512MSK64W6H/4GBを選択します。
tracend
■結果
 DDR3L-1600/PC3L-12800/4GBメモリにTracendのTS512MSK64W6H/4GBを選択しました。
 現時点DDR3では2133も存在しますが一般には1600が最高速度です。

2015年5月 4日

X60 Linux Mint

■目的
 古くなったThinkPad X60をXPからLinuxに変更します。
 インストールするのはLinux Mint Cinnamon 64bitです。

■Thinkpad X60
 車載Wi-Fi機器の設定にX60/XPをたまに使用します。
 タブレットでも代用可ですが、ほかにもツールとして使うのでXPの代りはLinux Mintです。
 2007年発売。
 T7200(Core2Duo 2GHz)搭載。
 Thinkpad X60の概要は以下です。
項目 Thinkpad X60 (1709Q6J) 備考
CPU Core2Duo T7200 (2.0GHz) 4MB L2 cache
Chipset Intel 945GM Express  
Memory PC2-5300 (DDR2-667) 1GB 最大 3GB Slot2
HDD HGST 7K-320 320GB /7200rpm /SATA(換装) 標準:120GB /5200rpm /SATA
Display 液晶12.1" 1024*768  
LAN Gibabit /IEEE802.11a /g/b MIMO  
Size /Weight 268w *211D *20~35H mm /1.44kg  
 Thinkpad X60のサイトはこちら

■Linux Mint
 Ubuntuの派生Distributionながら本家を超えて現時点利用率1位のデスクトップLinuxです。
 デスクトップ環境はMate/Cinnamon/KDE/Xfceがあり今回はより洗練された感じのデザインのCinnamonです。
 いずれも使いやすさを追求し、Windowsに近いデスクトップ環境を提供します。
 ダウンロードイメージはLiveCDでありインストールはLiveCDからになります。
 Linux Mintのページはこちら

■ブートUSB
 X60はCD/DVDを装備しません。
 代りにPendrivelinuxのYUMIを使用します。
 YUMIで作成したブート可能なUSBからMintのLiveCDを起動します。
yumi
 Pendrivelinux YUMIのページはこちら

■インストール
 LiveCDを起動できたらHDD/SSDにインストールのためInstall Linux Mintアイコンを開きます。
 画面の指示に従ってインストールを完了させます。
install01
install02
install03
install04
install05
install06
install08
install09
 「Linux Mint ユザーズガイド」はこちら

■その他
 自宅内で自宅Webサーバにアクセスのためhostsファイルにエントリを追加します。
$ sudo gedit /etc /hosts
 192.168.xxx.xxx        www.cbreeze.info
■結果
 XPの代わりとしてのLinux MintのX60へのインストールを完了しました。
 廃棄予定のX60ながら、ノートPCは保守や設定のツールとして再認識しました。

2015年5月11日

ER-M6オーブンレンジ

■目的
 古くて音のうるさい電子レンジを買い替えます。
 モデルは東芝ER-M6電子オーブンレンジです。

■東芝ER-M6
 石窯オーブンシリーズ東芝電子オーブンレンジの商品ランクでは最下から2番目のモデルになります。
oven
 ・コンパクト設置業界No.1
 ・ワイドフラット庫内
 ・庫内4面遠赤外/角皿スチーム/石窯グリル
 ・温め/解凍/スピードメニューのレンジ機能
 ・オートパワーOFF
 東芝ER-M6のページはこちら

■パネル
 パネルの外観です。
panel
■本体
size
■構造
 東芝石窯オーブン/ドームの構造です。
oven
●石窯オーブン
 遠赤外線コーティングにより遠赤外効果で内部まで効率よく加熱します。
 ER-M6は底面を除く庫内面にコーティングの「庫内4面赤外」モデルです。
 底面にセラミックを採用した「庫内まるごと遠赤」モデルも存在します。
 石窯ドーム採用モデルは石窯オーブンの仕組みも採用します。
doom
●石窯ドーム
 上下左右からの熱風で食材を包み焼く構造です。
 温度の素早い立ち上がりを実現し石窯のように一気に熱風で包み込みます
 うまみや水分を逃がさずむらを抑えてふっくら仕上げます。
 背面の石窯トルネードエンジンが高温熱風を、ドーム構造が対流を発生。
 さらに底面とサイドからも熱風を発生します。
 ER-M6は石窯ドーム構造は採用しません。

■仕様
 ER-M6の仕様です。
spec
■結果
 旧ターンテーブル式電子レンジからの買換えで、騒音は小さく扉の開閉も静かで高級感があり満足度大です。
 使用頻度の多い「あたためスタート」ボタンは必要なら温度仕上りボタンで微調整するだけの簡単操作です。
 22もあるワンタッチ/オートメニューは使っても角皿スチームを使わない#16番目までになりそうです。
 今回はコンパクトなオーブンモデルを選択ですが同じ価格帯の石窯ドームモデル選択が妥当でした。

2015年5月30日

無線LANシステム移行

■目的
 廊下を跨いでLANケーブルを這わすのは現実的でありません。
 光ルータから無線LAN親機(ブリッジ)を介して無線接続を構成します。

■AtermWG1800HP2
 今回使用するAterm WG1800HP2は11acでGigabit Ethrnetに迫る高速性能です。
 ルーター、親機(ブリッジ)、中継器、子機(コンバータ)として使い分けできます。
wg1800hp2
 WG1800HP2のページはこちら

■構成
 今回の無線LANを含むネットワーク構成です。
 親機はルーター機能なしのブリッジ、子機は無線LAN接続Gigabit Ethernetスイッチとして使います。
configuration

■親機設定..ブリッジ
 最初に本体のRT/BR/CNVモード切替スイッチをBR側に切り替えます。
 電源ONでPOWER=緑点灯、ACTIVE=橙色点灯でモード設定完了です。
 親機の電源OFF/再起動+[らくらくスタートボタン]でCONVERTERモードにしてDHCPサーバを起動します。
 IP=DHCPに設定のPCをLANポートに接続しhttp://192.168.1.210でクイック設定Webにアクセスしま す。
 最初のアクセスなら管理者パスワードを設定します。
 ID=admin、パスワード=設定したパスワードでログインします。
 動作モード=ブリッジモードであることを確認します。
 無線LANは2.4GHz/5GHzともに使用します。
 ファームウェアのアップデートを実行します。
 必要なら基本設定/Wi-Fi設定などを設定します。
web tool

■子機設定..コンバータ
 本体のRT/BR/CNVモード切替スイッチをCNV側に切り替えます。
 親機の電源OFF/再起動+[らくらくスタートボタン]でCONVERTERモードにしてDHCPサーバを起動します。
 IP=DHCPに設定のPCをLANポートに接続しhttp://192.168.1.245でクイック設定Webにアクセスしま す。
 最初のアクセスなら管理者パスワードを設定します。
 ID=admin、パスワード=設定したパスワードでログインします。
 動作モード=Wi-Fi子機であることを確認します。
 親機を電源ONにしておきます。
 [基本設定/Wi-Fi設定]で[ネットワーク名(SSID)/アクセスポイント検索]で親機の接続先SSIDを選択します。
 [暗号化キー=SSIDの暗号化キー]を設定します。
 [設定][OK][保存][メンテナンス][再起動][OK]で再起動します。
 子機のACTIVEランプ=緑点灯で親機に接続完了です。
web tool
 以上で親機と子機の設定と接続が完了です。

■転送速度
 別途追加予定

■結果
 無線LANルータx2台で、無線LANへの移行を完了しました。
 想像以上に小型サイズのWG-1800HP2は2台を親機と子機として使い、子機は無線LAN接続のスイッチとして使います。
 トップモデルのWG-2600HPを使用しなかったのは約2倍の価格と消費電力(max32W)が理由です。
 親機には子機のほかにiPhone、NEXUS Player(TV)などが接続されます。
 子機に接続のPCなどの有線LANはすべてGigabit対応です。
 WG-1800HP2の消費電力は実測4WでPR-400KIルータは9Wでした。

光電話対応RV-440KI

■目的
 引っ越しでNTTからレンタルの光電話ルータが新しくなりました。
 モデルはRV-S340SEからRV-440KIへの変更です。

■RV-440KI
 BフレッツマンションタイプVDSL接続と組合わせてインタネット接続とひかり電話利用ができます。
 本装置はNTTからのレンタルのみの供給です。
 今回引っ越しに伴いRV-S340SEに替えてレンタルされました。
 仕様などが公開されていないのはいつものNTTです。
 RV-440KIのサイトはこちら

■機能
 RV-440KIの機能です
区分 機能 備考
ひかり電話 アナログ端末/IP端末/FAX端末 制限事項あり
ルータ IPマスカレード
静的IPマスカレード
静的NAT
WAN->LAN中継
静的ルーティング
パッケットフィルタリング
ステートフルパケットインスペクション
DHCPサーバ
DNS/Proxy
UPnP
簡易DMZ

無線LAN
(オプション)
IEEE802.1 11b/g/n
暗号化
MACアドレスフィルタリング
SSID隠ぺい
マルチSSID

WAN PPPoEブリッジ
PPPoEマルチセッション
IPv6セッション
無通信監視タイマー
PPPキープアライブ
VPNサーバ/パススルー


■接続構成
 今回の接続イメージです。
configuration
■Web設定
 デフォルト設定だとhttp://192.168.1.1/へアクセスしてログインします。
 id=userで最初の1回だけパスワードの設定が必要です。

(1)接続先設定
 メインセッションにISP(plala)への接続を設定します。
 
(2)DHCPサーバ設定
 レンタルするIPアドレスを設定します。
 
(3)Webサーバの公開
 Webサーバの公開設定を行います。
 

■速度測定
 フレッツ速度測定サイトで回線速度の測定が可能です。
 引っ越し先でのWG-1800HP2無線LAN経由の実測測定結果です。
performance
 フレッツ速度測定サイトのページはこちら

■関連資料
 「RV-440KI取扱説明書」のページはこちら
 「RV-440KI機能詳細ガイド」..自己解凍圧縮ファイルのページはこちら
 フレッツv6サービス情報サイトはこちら

■結果
 ISP接続/DHCPサーバ設定/Webサーバ公開など設定してBフレッツ接続を完了しました。
 RV-440KIへの変更で自宅内Webサーバへのアクセスが体感できるほど高速になりました。
 Bフレッツマンションタイプ2の引っ越し先での実測測定結果は92.02Mbpsでした。
 Bフレッツマンションタイプはフレッツ光ネクストのサービスに自動移行した模様です。

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