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2011年2月 アーカイブ

2011年2月 2日

Office2007文書の暗号化

■目的
 Office2007を使用中です。
 ExcelのID一覧表ファイルを暗号化します

■Office2007
 Office2007は文書の暗号化機能をサポートします。
 これを用いてExcelで作成したID/パスワード一覧表を暗号化します。

■暗号化
 [Officeボタン][配布準備][ドキュメントの暗号化]で暗号化ダイアログボックスを開きます。
 [パスワードを入力][OK]で暗号化されます。
 
■結果
 ID/パスワード一覧を暗号化保存しました。
 暗号化は保存のときパスワードを入力するだけなので簡単に利用できます。

2011年2月 4日

USB Safeguard暗号化

■目的
 もしものUSB Memory紛失対応のため暗号化します。
 使用するのはフリーのUSB Safeguardです。

■USB Safeguard
 USB SafeguardはUSB上のデータを暗号化して保護します。
[特徴]
項目 内容 備考
Drive USB Memory (Max128 GB) Free版< 2GB
インストール インストール不要  
暗号化 AES 256bit  
連絡先 紛失時連絡先設定  
[環境条件]
項目 内容 備考
CPU PentiumⅢ /1GHz 相当以上  
OS Windows XP /Vista /7 32 /64bit
Memory 128MB 以上  
 
  USB Safeguardのサイトはこちら

■使用手順
 準備:ダウンロードしたファイルをUSBにコピーします。
 暗号:起動してパスワードを設定し[Lock]でUSBドライブのデータが暗号化されます。
 解除:起動してパスワードを入力し[Unlock]で暗号化が解除されます。
 *1最初の起動で画面表示に従いイニシャライズを実行します。
 *2[Help(?)アイコン][USB Flash drive lost?]で連絡先を入力できます。
 
■結果
 AES 256bit暗号化でUSBの安全性を確保できます。
 暗号化と解除はパスワードを入力するだけで簡単です。
 2GBを超えるUSBを使う場合は有料版($10)の購入が必要です。
 OSはWindowsXP以降です。
 *2017現在、OSはWin10にしてBitLocker To Goを使用中。

2011年2月 5日

7-Zipフォルダの暗号化

■目的
 提案資料などをフォルダーごとzip圧縮を利用しまとめて暗号化します。
 使用するソフトは7-Zipです。

■7-Zip
 フォルダーやファイルを書庫にしてzip圧縮でAES256bit暗号化を行います。
 従来使用のExplzhでもzipの暗号化機能は使用可能ですが今回は7-Zipを使います。
  7-Zipの日本語サイトはこちら

■書庫作成と暗号化
 インストール後、エクスプローラで対象のフォルダー/ファイルを選択します。
 [右クリック][7-Zip][圧縮]で[ファイル圧縮]ダイアログを開きます。
 [パスワード][パスワード再入力][パスワードメソッド=AES256][OK]で書庫作成と暗号化が実行されます。

■書庫の解凍
 暗号化書庫を選択し[右クリック][7=Zip][開く]で7-Zipマネージャを開きます。
 対象フォルダーを選択し[展開][展開先を指定][パスワードを入力]で解凍/暗号化解除が実行されます。
 
■結果
 Zipにより暗号化したいフォルダーやファイルを書庫にして暗号化を実現しました。
 書庫作成と同様の手順で暗号化が可能です。
 解凍の時はパスワードを指定します。

TrueCryptドライブの暗号化

■目的
 暗号化ドライブを作成してデータを保護します。
 使用するソフトはTrueCryptです。

■TrueCrypt
 ディスク上に暗号化ドライブを作成しドライブ上のフォルダーやファイルを暗号化します。
 マウント時にパスワードを入力することでフォルダーやファイルへのアクセスが可能になります。
項目 内容 備考
OS WinXP /Vista/7
Win Server 2003 /2008
32 /64bit
暗号化 AES /Serpent /Twofish /Cascades 256bit
Hash RIPEMD -160 /SHA-512/ Whirlpool  
キーファイル  
ファイルシステム FAT /NTFS  
日本語  
  TrueCryptのサイトはこちら

■インストール
 ダウンロードしてインストールします。
 日本語ファイルはダウンロード/解凍後、ファイルを本体のインストール先にコピーします。
 起動するとメイン画面が表示されます。
 

■ボリューム作成
 今回は仮想ドライブ設定の例です。
 [ボリュームの作成]でボリューム作成ウィザード画面が開きます。
 [暗号化されたファイルコンテナを作成=on][次へ]
 [ボリューム位置=暗号化コンテナファイル名とパス][次へ]
 [暗号化アルゴリズム=AES][ハッシュアルゴリズム=Whirpool][次へ]
 [ボリュームサイズ=xxxxMB][次へ]
 [ボリュームのパスワード=xxxxx][次へ]
 [巨大なファイル=いいえ][次へ]
 [ボリュームのフォーマット][ファイルシステム=NTFS][クラスター=デフォルト][フォーマット]
 以上で仮想ボリューム作成が終了です。
■マウント
 作成したボリュームをマウントして使用可能な状態にします。
 [メイン画面][空きドライブ文字選択:K][ファイルの選択=ファイルコンテナパス][マウント][パスワード=xxxx][OK]
 以上でK:ドライブに仮想ドライブがマウントされ利用可能になります。
 
■アンマウント
 必要なら[メイン画面][設定][各種設定][自動アンマウント]で設定を行います。
 以下はデフォルトの値です。
 
■USBドライブ
 USBドライブにTrueCryptトラベラーディスクをセットアップしUSB単独でTrueCryptを起動可能にします。
 [メイン画面][ツール][トラベラーディスクのセットアップ]で設定画面を表示します。
 [作成場所=USBルートディレクトリ][マウントするTrueCryptボリューム=xxxx]などを設定。 [作成]
 
■お気に入り
 ドライブのマウント処理を簡略化するにはお気に入りへ登録します。
 PC起動時にメイン画面を表示させることなくパスワードの入力だけでマウントが完了です。
 [メイン画面][お気に入り][マウントされたボリュームお気に入りに追加]
 [選択したボリュームをログイン時にマウントする=on]
 
■結果
 最終的にThinkPad X60のD:ドライブ全体を仮想ドライブとし暗号化を適用しました。
 D:ドライブ内のマイドキュメント/メールなどを含めてすべてのデータが暗号化されます。
 現時点では処理速度など使い勝手上の問題は感じません。
 WinXPにつては実ディスク/パーティションの暗号化はサポートしません..Vista/7以降のみサポート。
 USBメモリについても仮想ドライブでの暗号化を適用しました。

暗号化ソフトまとめ

■目的
 いくつかの暗号化ソフトの使い勝手を確認した結果です。
 結果的に用途によって使い分けます。

■暗号化ソフト
 以下の暗号化ソフトの使い勝手を確認してみました。
ソフト 内容 備考
KeePass パスワードデータベースを暗号化する AES/リジェンダール
Office 2007 Officeファイルを暗号化する Microsoft 128bit
7-Zip 書庫を作成/圧縮/暗号化する AES 256bit
USB Safeguard USBドライブを暗号化する AES 256bit /Max2GB ..Free版
TrueCrypt ドライブ/仮想ドライブ/USBを暗号化する AES 256bit
 パスワード管理と暗号化..KeePass
 文書の暗号化..Office2007
 フォルダの暗号化..7-Zip
 USBメモリの暗号化..USB Safeguard
 ドライブの暗号化..TrueCrypt

■用途
 想定している用途に対する暗号化ソフトウェアの個人的な選択結果です。
 それぞれの目的によって使い分けます。
用途 暗号化ソフトウェア 備考
文書ファイル Office 2007 パスワード一覧表など
フォルダー 7-Zip (Zip) ファイルを含む /メール添付など
可搬メディア TrueCrypt USBドライブなど
ドライブ TrueCrypt ノートPCなど

■結果
 パスワード管理にはExcelシートを使用しOffice2007暗号化機能を使います。
 メールでの文書交換には7-Zip暗号化を利用します。
 USBドライブの保護には容量制限のないTrueCryptを使用します。
 ノートPC内のデータ保護にはドライブ毎暗号化可能なTrueCryptを使用します。

2011年2月 7日

タイムサーバー

■目的
 PCの時刻がずれて予約したTV録画の時間もずれます。
 タイムサーバーの設定を見直し変更します。

■タイムサーバー
 PCの内部時計をインターネット時刻サーバーと同期することができます。
 内部時計は 1 週間に一度更新され、同期を実行するためにインターネットに接続します。
 現在同期中のサーバーは以下です。
 time.window.com

■代替タイムサーバー
 ISPや多くの機関がタイムサーバーをサポートします..Googleで検索出来ます。
 PCの時刻がずれるのは同期が確実でないのが要因と思われます。
 正確で同期が確実と思われるサーバーに変更します。
  接続変更先:gpsntp.miz.nao.ac.jp (国立天文台)

■設定
(1)タイムサーバー
 [コントロールパネル][日付と時刻][インターネット時刻][設定の変更][代替サーバー名を入力][今すぐ更新][OK]
 
(2)同期間隔
 1週間の間隔は長いのでregistry変更で1日間隔にします。
 regedit.exeを起動し間隔を0x93A80から0x15180(秒)へかえます。
 なお間隔のスタートは最後に同期した日時になります。
 場所: HKEY_LOCAL_MACHINE \SYSTEM \CurrentControlSet \services \W32Time \TimeProviders \NtpClient
 名前: SpecialPollInterval
 種類: DWORD
 値:      0x93A80 (604800)  -> 0x15180 (86400)

(3)サービス再起動
 間隔を変更したらWindows Timeサービスを自動(遅延開始)で再起動します。
  
■結果
 予約のTV録画開始/終了時間が正確になることが期待されます。
 今回接続したのは国立天文台のタイムサーバーです。
 デフォルトでWindowsTimeサービスの起動が「手動」だったので時間ズレはこれが原因かも?
 同期が確実かは今後の確認になります。

2011年2月16日

Recuvaファイルの復元

■目的
 削除されたファイルを復元します。
 使用するソフトウェアはフリーのRecuvaです。

■Recuva
 Recuvaはフィルタリング機能を備えたフリーのファイル復元ソフトウェアです。
 日本語もサポートされます。
 
 Recuvaのサイトはこちら

■特徴
 Recuvaの特徴です。
項目 内容 備考
ファイル復元 PCはもちろんUSBドライブ/カメラ/iPodなどの削除されたファイルを復元。 障害やフォーマットされたディスクのリカバリも可能です。
Email復元 削除emailの復元が可能 対象:Outlook Express /Thunder bird
/Windows Live Mail
音楽ファイル復元 Musicの復元が可能 対象: iPod /MP3 Player
Word 復元 未保存Word 文書の復元が可能  
Quick スタート Quick スタートウィザードをサポート  
詳細スキャン デフォルト/詳細スキャンをサポート 詳細スキャンは長いスキャン時間となる
ファイル消去 削除ファイルを永久に消去  
ポータブル ポータブル版をサポート  
OS WinXP /Vista /7
Win2000 /2003 Server /2008 Server
32/64 bit
言語 30言語をサポート 日本語を含む
■スキャンと復元
 スキャンしたいドライブを選択して[スキャン]ボタンをクリックして削除ファイルのリストを表示させます。
 ファイル名などを指定して目的のファイルだけをフィルター表示できます。
 復元は対象ファイルをマークして[復元]ボタンを押して復元先を指定します。
 復元先は元のファイルが上書きされるのを回避のため別ドライブを選択します。
 
■結果
 削除ファイルを簡単にスキャンし検出します。
 フリーズなどの問題で未保存となったワード文書の復元も可能です。
 スキャンしたファイルはツリー形式で表示可能です。
 スキャンしたファイルのプレビューや詳細(テキスト)、ヘッダーの表示が可能です。
 復元は対象ファイルにマークして復元先を指定するだけです。

2011年2月17日

2011小田原スキー選手権

■第43回小田原スキー選手権大会  日付:2011/02/13
 場所:長野県飯綱リゾートスキー場
 種目:大回転
  小田原スキー選手権大会の開催要項はこちら

■飯綱リゾートスキー場
 上信越道信州中野ICから志賀高原の反対側の18号線を北上して25分ほどのスキー場です。
 変化に富んだ平均斜度20度のスラロームコースでの大会になります。
  飯綱リゾートスキー場のサイトはこちら

 
■Photo
2011iizuna
■いこいの村アゼリア飯綱
 今回の大会宿泊場所です。
 長野オリンピックモーグルの選手宿泊施設にもなった公共の宿です。
 自然に囲まれた敷地には体育館やテニスコートもありスキー以外でも利用したい宿です。
  いこいの村アゼリア飯綱のサイトはこちら
 

2011年2月22日

2010感謝の無料アプリ50選

■目的
 米Lifehackerの「ありがとう」って伝えたい無料アプリ50選(2010)が目に入りました。
 使用中のアプリをリストアップしてみます。

■無料アプリ
 最近はブラウザ/メールはもちろん暗号化やクラウド関連など多くの無料アプリを使用しています。
 以下は米Lifehackerの読者アンケートで選ばれたアプリのうち個人的に使用中のものです。
順位 アプリ名称 備考
1 Dropbox 容量25GBがフリーのSkyDriveに変更
2 VLC Media Player WMP12についで使用頻度の高いプレイヤ
4 FireFox 常用のWebブラウザ
6 Google Apps 容量25GBのWindows Webappsに変更
12 Open Office Office 2003の代換え
14 Evernote PC/iPhone共用のメモデータベース
15 GIMP Photoshopの代換え
16 KeePass Password管理 Excel2007 暗号化機能に変更
18 7Zip 書庫の暗号化
20 Microsoft Security Essentials ウィールススキャンソフト
24 TrueCrypt ノートPC/USBメモリーの暗号化
25 Handbrake tsに未対応みたい
27 Audacity 音声編集ツール
29 iTunes iPhone4用
30 Thunderbird メールクライアント
■関連記事
  米Lifehackerの「ありがとう」って伝えたい無料アプリ50選(2010)はこちら

■結果
 15件程のアプリの使用実績がありました。
 OnlineStorage/MediaPlayer/Office/Mail/Brower/Cloud/暗号化/Encorderなど使用範囲は多岐です。
 特にMicrosoft Security Essentialsはフリーのウィルススキャンソフトとして重宝しています。
 Firefox/Thunderbird/iTunesは定番です。
 OfficeアプリはOffice2007との互換性で今一歩です。
 7Zip/TrueCryptの暗号化アプリはノートPC/USBメモリを使用するうえで必須です。

2011年2月24日

HDD映像アーカイブ

■目的
 TV録画サーバーのHDD空きエリアが少なくなってきました。
 Blu-ray Diskを予定していた映像のアーカイブ媒体を見直します。

■要件
 大容量の映像ファイルの保存媒体を何にするかは悩ましい課題です。
 個人的にアーカイブのおおよその要件をあげると以下です。
項目 内容 備考
容量 2TB /年 16GB x125 番組/年
価格 < 12.5kyen /年 < 100yen /番組 
速度 > 20MB/s < 25hr/2TB
保存 10年  

■媒体
 以下はアーカイブ用の媒体として使えそうなものです。
項目 内容 備考
HDD 保存期間以外は要件を満たしそう 容量: 2TB /3.5" HDD
価格:8kyen /2TB
速度:100MB/s
BD 大容量とは言ってもHDDの 1/80
低価格と行ってもHDDの2倍
高速と入ってもHDDの1/3
容量: 80枚 /2TB
価格:16kyen /2TB
速度:30MB/s
LTO-5
(Tape)
容量1.5TBながらドライブが高価格
シーケンシャルアクセス
ドライブ価格: 238kyen
容量: 1.5TB /媒体
価格: 10kyen /媒体
速度: 140MB /s

■HDDケース
 HDDをアーカイブに使うとしたらリムーバブルHDDケースの使い勝手がベストと思われます。
 以下は「Novac 3.5"SATA はい~るKIT出し入れ楽太郎」の概要です。
項目 内容 備考
Model NV-SR301B ブラック
Interface SATA /SATA2 SATA3: 不明
Factor 5" ベイ取り付け  
HDD 3.5" max 2TB
Weight 245g  
価格 約2.3 kyen  
 
  「Novac 3.5"SATA はい~るKIT出し入れ楽太郎」のページはこちら

■結果
 BDを使用予定でいましたが手軽で低コストなHDDを使用するのがベストのようです。
 これだと1回/年のアーカイブですみ、余っているHDDの再利用もでき一石二鳥です。
 ただしHDDは長期保存に適さないためBDと併用を考慮します。
 HDDを使用するためにリムーバブルHDDケースの増設を行います。
 ソフトウェアはミラーバックアップのスケジュール化が可能なFreeFileSyncを使用予定です。

FreeFileSync映像アーカイブ

■目的
 HD映像ファイルのアーカイブを検討します。
 ソフトはミラーバックアップサポートのFreeFileSyncです。

■FreeFileSync
 FreeFileSyncは2つのフォルダー間のファイルの比較/同期やミラーコピーをサポートします。
 今回の目的はTV録画サーバーにあるHD映像ファイルをミラーバックアップです。
 
  FreeFileSyncのサイトはこちら

■設定
(1)比較設定
 比較機能の設定を指定します。
 今回はデフォルトの「ファイルサイズと日付」を指定して比較します。
(2)同期処理設定
 今回はミラーバックアップを指定します。

■フォルダーの指定
 今回の指定サンプルです。
 左側:TV録画サーバーのアーカイブ元フォルダー..事前にリモートドライブに設定済
 右側:アーカイブ先のフォルダー

■比較/同期
 [比較]で同期の詳細を確認できます。
 [同期]でファイルコピーや削除が実行されます。

■一括ジョブ
 一括ジョブファイル+タスクスケジューラで指定されたスケジュールでの自動処理が可能になります。
 

■使用例
 バックアップ先HDDがフルになったらPCからHDDを取り出して保管します。
 取り出したHDDに換えて新規HDDをアーカイブ媒体としてPCに挿入します。
 同時にバックアップ元からファイルを削除し、録画のための空き容量を確保します。

■結果
 FreeFileSyncを使用することでHD映像ファイルのミラーバックアップが可能です。
 バックアップ先がフルになった時点でアーカイブHDDとして保管できます。
 FreeFileSyncの操作は簡単で直感的です。
 FreeFileSyncはタスクスケジューラによる自動化が可能です。

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