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2007年12月 アーカイブ

2007年12月 9日

XP:リモートデスクトップ

■目的
 リモートデスクトップ接続でメディアサーバの録画予約をほかのPCから設定できるようにします。

■リモートディスクトップ
 ネットワークに接続しているPCのデスクトップにアクセスし遠隔からデスクトップを操作する機能です。
 今回はメディアサーバPCのWinXPデスクトップにアクセスし、録画予約を行います。
 
  WinXPのリモートディスクトップのサイトはこちら

■リモートデスクトップ設定
 アクセス先のPCのリモートデスクトップを許可します。
 [設定][コントロールパネル][システム]でシステムプロパティ画面を表示して[リモートタグ][リモートデスクトップ]で
 このコンピュータにユーザがリモートで接続することを許可する=on
 にします。
 

■リモートデスクトップ接続
 アクセス先のPCにリモートデスクトップ接続します。
 [プログラム][アクセサリ][通信][リモートデスクトップ接続]で接続画面を開きます。
 
 [オプション]で必要な事項を設定します。
 プライベートネットワーク内のアクセスでは特に設定しなくても接続は可能です。
 [接続]でログオン画面が表示されます。
 
 ユーザとパスワードを入力でログインします。
 ログインで、接続先のデスクトップが表示されます。
 以下はリモートデスクトップで番組予約を実行中の画面です。
 
■結果
 簡単にリモートデスクトップの接続が可能になりました。
 現在リモートデスクトップを利用して別PCからメディアサーバの録画予約を実行中です。
 これによりメディアサーバ側でキーボードやマウスを使わなくてすみます。

■注意事項1
 外部からのアクセスの場合、3389番ポートを開く必要があります。
 またパスワードの設定されていないユーザでは接続できません。

■注意事項2
 転送データ量を考慮してデフォルトの色数は256色です。
 色数を変更可能にするには以下のように接続先のターミナルサービスの色の解像度の制限を変更します。
 [ファイル名を指定して実行する][gpedit.msc][コンピュータの構成][管理用テンプレート][Windowsコンポーネント]
 [ターミナルサービス][色数を制限する]をダブルクリックで[設定][有効=on][色の解像度=クライアント互換]でOKをクリック。
 

2007年12月13日

Thunderbird Profileの移動

■目的
 ThunderbirdのメールデータをCドライブから移動するにはProfilesディレクトリを移動します。
 移動方法をメモしました

■Thunderbird
 使用中のメールクライアントはオープンソースのThunderbirdです。
 メールデータ保護のためメールの保存先をDドライブ内に指定していますが、アドレス帳はエクスポートしかできません。
 メールを含めてアドレスデータ、カスタマイズされた設定などを移動するにはProfilesディレクトリを移動します。

■Profilesディレクトリの移動..新規インストール
 Thunderbirdの新規インストール直後の場合は新しいProfleを作成して、作成先をDドライブ側に指定します。
 詳細は以下を参照ください。
  Thunderbird Help「プロファイルの管理」

■使用中Profilesの移動
 *Thunderbirdを起動しているときは閉じます。

(1)以下のデフォルトのProfileを移動先にコピ-します。
 %AppData%\Thunderbird\Profiles\xxxx.defoult\
 * %AppDataは以下になります。
  WinXP C:\Documents and Settings\ユーザ名\Application Data\
  Win7/Vista C:\Users\ユーザ名\AppData\Roaming\
 [移動元]
 
 *移動元が表示されない場合は[スタート][ファイル名を指定して実行][%AppData%]から表示できます。
 [移動先]
 
(2)profiles.iniの編集
 移動先Profilesディレクトリを有効にするために以下のディレクトリにあるprofiles.iniファイルを編集します。
 %AppData%\Thunderbird\Profiles\
 [General]
 StartWithLastProfile=1
 [Profile0]
 Name=default
 IsRelative=0                     1 -> 0
 Path=D:\mail\thunderbird\Profiles\xxxx.default    移動先Profileを絶対パスで指定
 Default=1
 Thunderbirdを起動すると移動先のProfilesが有効になります。

■結果
 ThunderbirdはProfilesを移動することで全てのデータや設定値を移動できます。
 今回はすでに使用中ProfilesのCドライブからDドライブへの移動を完了しました。

2007年12月12日

XP:データの自動バックアップ

■目的
 WinXP Home Editionでntbackupを用いてデータの自動バックアップを行います。
 インストールと設定のメモです。

■WinXPバックアップ
 メールやアドレス帳、電話帳など消えてしまって初めてバックアップの必要性に気付きます。
 WinXPでは標準機能で簡単に自動バックアップをスケジュールできます。

■バックアップユーティリティ..ntbackup
 WinXP Professionalでは[プログラム][アクセサリ][システムツール][バックアップ]でntbackupを起動できます。
 WinXP HomeではあらかじめインストールされていないのでWinXPのCDから以下のファイルを実行しインストールを行います。
 \ValueAdd\Msft\Ntbackup\Ntbackup.msi
  WinXP Home Edition CD-ROMからバックアップユーティリティをインストールする方法はこちら

■バックアップの設定
(1)ntbackupを起動すると「バックアップまたは復元ウィザード」が開きます。
(2)「ファイルの設定とバックアップを作成する=on 」で「次へ」を選択します。
(3)バックアップする項目を決めます。
 大量のデータバックアップは格納先のストレージ容量とバックアップのための時間を消費するので、必要最小限とします。
 ここでは「項目を指定する=on」として今回は以下のデータにマークをつけます。
  C:\Documents and Settings\xxxx\デスクトップ
  D:\mail
  D:\mydoc
   D:\mydoc\temp ..バックアップしないのでマークをはずします
   D:\mydoc\My Pictures   ..定期的なバックアップを行わないのでマークをはずします。
   D:\mydoc\My Videos   ..定期的なバックアップを行わないのでマークをはずします。
   D:\mydoc\My Music   ..定期的なバックアップを行わないのでマークをはずします。
 
(4)バックアップ先と名前を決めます。
 データとは別のHDDをバックアップ先として準備します。
 バックアップ先:E\
 バックアップファイル名:fullw
(5)詳細設定で種類/スケジュールを設定
 バックアップの種類:通常..フルバックアップ
 バックアップオプション:既存のバックアップを置き換える=on
 作成する時刻:後で実行=on ジョブ名=fullw
(6)スケジュールの設定
 スケジュール:週単位 時刻:22:00
 間隔:1回 月曜日=on
 *アカウント情報の設定を行ったらスケジュールの設定は完了です。
(7)アカウント情報の設定
 
 これで週一回のフルバックアップのスケジュールが完了です。

■バックアップ計画
(1)差分バックアップ
 毎日のバックアップが必要な場合は通常(フル)+差分バックアップを推奨します。
 差分バックアップは前回のフルバックアップ以降変更されたファイルのみをバックアップするので、短時間ですみます。
 復元はフルバックアップを復元した後、差分バックアップ分を復元します。
(2)過去データの保存
 過去にさかのぼって復元の必要がある場合は(5)項バックアップオプションで「既存のバックアップに追加=on」とします。

■スケジュール例
 複数のバックアップをスケジュールできます。
 以下は月曜日のフルバックアップと火曜から金曜までの差分バックアップを組み合わせた例です。
 
■スケジュールジョブの確認とテスト
 [設定][コントロールパネル][タスク]でスケジュールされたバックアップタスクを確認できます。
 対象のタスクを選択して右クリック[実行する]でバックアップのテストが可能です。

■バックアップファイルの保存
 バックアップしたファイルはCDRあるいはDVDに保存すればさらにデータ消失のリスクを低減できます。

■結果
 デスクトップ、mail、マイドキュメント(mydoc)などのバックアップを毎日自動実行中です。
 mydoc内のビデオ、音楽データは大容量になるので定期的なバックアップの対象外にしてあります。
 スケジュールは月曜がフルバックアップ、火曜から金曜が差分バックアップの組み合わせです。
 バックアップ対象は9GBと大容量ですが、ダウンロードデータなどを対象外にすることで低減予定です。
 フルバックアップ時間は20分程度かかりますが差分バックアップは1分以内に完了です。
 以下はバックアップ完了後に作成されたバックアップファイルです。
 

2007年12月16日

Firefox Profileの移動

■目的
 FirefoxのブックマークデータなどをCドライブから移動するにはProfilesディレクトリを移動します。
 移動方法をメモしました。

■Firefox
 使用中のWebブラウザはオープンソースのThunderbirdです。
 システムの再インストールなどでブックマークなどのデータがリセットされないように保存先をDドライブに移動します。
 ブックマークやカスタマイズされた設定などを移動するにはProfilesディレクトリを移動します。

■Profilesディレクトリの移動..新規インストール
 Firefoxの新規インストール直後の場合は新しいProfleを作成して、作成先をDドライブ側に指定します。
 詳細は以下を参照ください。
  Firefox Help:プロファイルの管理

■使用中Profilesの移動
 *Firefoxを起動しているときは閉じます。

(1)以下のデフォルトのProfileを移動先にコピ-します。
 [移動元]
 Win7 C:\Users\ユーザ名\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox\Profiles\xxxx.defoult\ ..2010/4月追加
 WinXP C:\Documents and Settings\ユーザ名Application Data\Mozilla\Firefox\Profiles\xxxx.defoult\
 *移動元が表示されない場合は[スタート][ファイル名を指定して実行][%AppData%]から表示します。
 [移動先]
 D:\firefox\Profiles\xxxx.defoult\


(2)profiles.iniの編集
 移動先Profilesディレクトリを有効にするために移動元のProfilesディレクトリ内のprofiles.iniを編集します。
 [General]
 StartWithLastProfile=1
 [Profile0]
 Name=default
 IsRelative=0                     1 -> 0
 Path=D:\firefox\Profiles\xxxx.default    移動先Profileを絶対パスで指定
 Fireを起動すると移動先のProfilesが有効になります。

■結果
 FirefoxはProfilesを移動することで全てのブックマークや設定値を移動できます。
 今回はすでに使用中ProfilesのCドライブからDドライブへの移動を完了しました。
 Profiles.iniの編集だけでシステム再インストール時のブックマークや設定値の修復が可能になります。
 Win7はXPと比べてProfileの場所が変更になっています。

2007年12月19日

WakeOnLan..MagicPacket

■目的
 サーバ設置場所まで行って電源ONする手間を省くため、LAN経由で電源ONできるようにします。
 リモートディスクトップと合わせて手元のPCから録画予約がLAN経由で可能になります。

■WOL..Wake on LAN
 WOLはネットワークを経由してPCの電源を投入するための機能です。
 WOLに対応する条件は以下です。
 ・電源/Motherboard/OSがACPI2.0仕様に対応
 ・PCIバスからの電源投入のためのPCI2.2仕様にチップセットやPCIバスが対応している
 ・ネットワークアダプタがMagic Packetを解釈できる

■ACPIパワーステート
 ACPIの状態には電源ONのS0から完全電源OFFのS5までありS1/S2がスリープ、S3がスタンバイ、S4が休止状態です。
 Windows2000/XP/Server2003はWOLでS1~S4状態からS0への移行をサポートします。
 Intel製のネットワークアダプタなどはS5からS0への移行をサポートするものもあります。

■環境条件
 WOLに関する今回の環境条件は以下になります。
 OS:WindowsXP Pro SP2
 Mother:Aopen i855GME
 Bios:Award ..Wake On Lan対応
 LAN:Dual Marvell Gigabit PCI LAN
 電源:Antec ATX 430W

■BIOSの設定
 ターゲットとなるメディアサーバのBIOSでWake On PCI Cardの設定をEnabledにします。
 Power Management Setup
  Wake On PCI Card=Disabled -> Enabled
 

■LANアダプタの設定
 メディアサーバ側のLANアダプタでMagic PacketによるWake On LANを有効にします。
 [プログラム][管理ツール][コンピュータの管理][デバイスマネージャ][ネットワークアダプタ]
 [Marvell Yukon Gigabit Ethernet..][プロパティ][詳細設定]で
 WakeUpCapability=MagicPacket
 
■LANアダプタ情報の確認
ターゲットとなるメディアサーバLANアダプタのIPアドレスとMacアドレスをあらかじめコマンドで確認しておきます。
 C:\>ipconfig /all
 ..省略..
 Description . . . . . . . . . . . : Marvell Yukon Gigabit Ethernet 10/100/1000Base-T Adapter, Copper RJ-45
 Physical Address. . . . . . . . . : xx-xx-xx-xx-xx-xx     Macアドレス
 Dhcp Enabled. . . . . . . . . . . : No
 IP Address. . . . . . . . . . . . : 192.168.xxx.xxx
 ..省略..
■WakeOnLanToolのインストール
 送信元となるPCにMagic Packet送信用ソフトウェアをダウンロードしてインストールします。
 今回インストールするのはフリソフトのWakeUpOnLanToolです。
 インストールは圧縮ファイルを適当なフォルダに展開するだけです。
 展開したらwol.exeを実行するとプログラムが起動します
  WakeOnLanToolのサイトはこちら

■WakeOnLanToolの使用
(1)WakeOnLanToolを起動したら画面の右クリックでメニュを開き
 [編集][新規追加]で設定画面を開いてターゲットとなるPCの情報を入力します。
 OKで登録完了です。
 
(2)Magic Packetの転送
 登録されたPCを選択し[右クリック][起動]でターゲットPCが起動します。
 今回はS4(休止)からの電源オンを確認できました。
 
■結果
 LAN経由でメディアサーバの休止状態からの電源ONに成功しました。
 これでメディアサーバの場所にいかなくても電源オンとリモートディスクトップによるTV録画予約が可能です。
 アイドル状態から自動的に休止へ移行することでメディアサーバの自動電源オフが実行されます。
 結果的に電源ON/OFFを含めてメディアサーバの場所に行かなくてもTV録画予約、録画、再生が可能になりました。
 ..録画再生時の電源ONについては 「Link PlayerからのPC起動」を参照ください。

2007年12月27日

VP-700のパラレル-USB接続

■目的
 シリアル/パラレルインタフェースのVP700プリンタをPC(WinXP)のUSBポートに接続します。
 USBポートに接続するにはUSB-パラレル変換ケーブルを使用します。

■Epson VP-700
 VP-700はシリアル/パラレルインタフェースの連続複写紙の伝票発行用のインパクトプリンタです。
 今回はシリアル/パラレルインタフェースのないPCにUSB-パラレル変換ケーブルを使用してUSBポートに接続します。
 使用する変換ケーブルはサンワサプライのUSBプリンタコンバータケーブルUSB-CVPRです。
  サンワサプライのUSBプリンタコンバータケーブルUSB-CVPRのページはこちら
 
■VP-700 Driverのダウンロード
 Epsonのサイトより自己解凍Driverファイルv72k410.exeをダウンロードします。
  VP-700Driverのダウンロードページはこちら

 解凍するとDISK1、DISK2のディレクトリが作成されます。
 \DISK1\FDSETUP.exeを実行し[ハードディスクにコピ=on]で、DriverファイルがWIN2000ディレクトリに展開されます。
 
 
■プリンタの追加
 VP-700とPCを変換ケーブルで接続します。

 [設定][プリンタとFAX][プリンタの追加][次へ][プリンタの種類=ローカルプリンタ][次へ]で手動設定に入ります
 [ポート=USB001 Vertual Printer Port][次へ]でDriverのインストールに入ります
 [ディスクを使用][参照]で先にダウンロードしたWIN2000ディレクトリ内のE_ESCP4K.INFを選択します。
 [OK][プリンタ=EPSON VP700 ESC/P][次へ][通常使うプリンタ=off][共有しない=on][テスト印字=on]
 [次へ][完了]

 でプリンタがインストールされます。
 

■結果
 パラレルIFのVP-700のUSBポート接続が問題なく完了しました。
 WinXPではUSBプリンタコンバータケーブルUSB-CVPRのDriverは自動でインストールされます。

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