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2004年9月 アーカイブ

2004年9月 4日

WinXP/SP2注意事項

■目的
  WinXP/SP2が9/2日からダウンロード可能になったので、インストールやセキュリティの関連の注意事項をわかった範囲で報告します。

■WinXP/SP2
 WindowsXP/SP2は主にセキュリティ関係の機能強化を計ったマイナーチェンジ版です。
おもな機能や変更点は以下のとおりです。
 WindowsXP/SP2のページはこ ちら
機能 内容
セキュリティ センター セキュリティ設定の一元管理を行う機能を追加
Internet Explorer ポップアップ ウィンドウのブロック
ファイアウォール 外部からのアクセス制限
Outlook Express ウイルス対策の設定追加
無線LANセキュリティ WPA(WiFi Protected Access)をサポート
Bluetooth ドライバをサポート
■HDD空き容量
 SP2のインストールに必要なHDD容量は以下になります。最低でもCドライブに1GB以上の空き容量がないとインストールしてもHDD容量不足を招く のは 必至ですので注意ください。
・インタネットよりインストール:1060MB
・CDからインストール:1560MB
 インストールの結果、SP2(500MB)+システム復元用バックアップ(200MB)の合計700MBのHDDが消費されます。

■ダウンロード
 WindowsUpdateから手動または自動ダウンロードによるインストールが可能です。自動ダウンロードは9/29日より可能となるのでそれ以前だ と手 動によるダウンロードになります。なおWindows Updateには企業ユーザの要求により自動ダウンロードによる配布を無効にする指定が追加されました。

■メーカ別SP2情報
 ウィールス対策ソフトなどのベンダーのページには一度目を通すことを推奨します。
 メーカ別のSP2に関連する情報はこちら

■結果
 VaioPCV-R71改自作PCにSP2を適用し使用中です。
SP2のインストール方法はWindows Updateを使えば、通常のパッチのインストールとまったく同じです。ただし適用に当たっては以下の対策や処置を行いました。
(1)HDD空き領域確保のため1.5GBの仮想メモリ領域をC:ドライブからD:ドライブに移行しました。
(2)SP2適用後、セキュリティセンターがウィルス対策ソフトであるNortonAntiVirusの状態を確認できなく危険状態であることを表示する た め、暫定的にNortonAntiVirusを監視対象外に指定しました。NortonAntiVirusのベンダであるシマンテックによれば、SP2リ リー スにあわせて監視可能にLiveUpdateで変更するとありますが、9/4現在変更されていません。
(3)SP2適用後、デフォルトでIEは Webページのアクティブコンテンツのscriptを実行しません。今回のケースでは"cBreeze"のページで HomePageBuilderが自動的に生成したscriptにより警告メッセージが表示されるのですべてのページのscriptを削除更新しました。
 なお上記以外に参照したSP2関連情報は 以下です。
 Windows XP SP2 サポート情報
 Windows XP SP2 リリースノート
 Windows XP SP2 よくある質問 (FAQ)
 株式会社シマンテック(NAV)
 日本アイ・ビー・エム株式会社 (ThinkPad)

2004年9月22日

Weblogによる掲示板の作成

■目的
  話題のWeblogのコメント機能を利用してとにかく簡単に掲示板を設置します。

■ブログ
 Weblogの略。
自分の意見を記事にしインタネット上にアップし、日記風に更新していくWebサイトをいいい、 他のユーザの記事にコメントを付けたりトラックバックで参照したりできます。コメントをつける機能を利用すれば簡易の掲示板としても利用できそうです。
 特徴はとにかく簡単にページが作成できてしまう点で、特に米国では100万を超えるサイトが存在するといわれており 最近はブームなのかブログサービスを提供するISPが多くみられます。
[ブログサービスを提供する主なサイト]
サイト
内容
料金
ココログ @nifty運営。独自ドメイン/パスワード制限可。30MB        
250円/月
(会員は無料)
ウェブリ ブログ Biglobe運営。hp、Webメール/ディスク込み。
1MB (会員種別により50-150MBあり)
無料
Livrdoor Blog 独自ドメイン可。30MB 無料
TeaCup (AutoPage) パスワード制限可。複数人投稿機能。50MB 無料
Doblog Doblogツールバあり 無料
■掲示板作成
BiglobeのBlogサービスであるウェブリログを使って掲示板を作成してみました。
  Weblog登録手順はこちら

Weblog登録後のページ

掲示板ページ

■結果
 初めてのBlogでしたが簡単に掲示板の作成が終わりました。
登録から掲示板作成作業そのものは10分もあればOKです。掲示板はBlogの中の1つの記事の扱いとなるので、 話題ごとの書込みには対応できないのを除けばコメント機能を使って誰でも掲示板に参加できます。 パスワード制限機能を使えば非公開の掲示板の設置も可能です。
 またBlogは作成が簡単で、htmlやcssの利用、写真の掲示もできるのでhpのt特性に日記帳の手軽さを持 つので両方をうまく使えばより便利な使い方がありそうです。

データ消失回避

■目的
 システムのフリーズやウィールス感染の対処などでPCの再セットアップは避けられませんが、再セットアップでマイドキュメントやメールの消失回避メモで す。

■消失回避
 以下のいずれかでデータの消失を防止します。
・保存先がC:ドライブのデータをD:ドライブが保存先になるようにあらかじめ設定を変更します。なおDドライブを確保するには以下の方法があります。
 C:ドライブを分割する...PartitionMagicなどの専用ソフトが必要です
 HDDを増設する
・保存先を変更できないデータはエクスポート/インポートによりバックアップ/リカバリします。

■対象データ
 今回のOSはWinXPとします。WinXP以外も基本的には同じです
対象データ 対象ソフト 対処方法
マイドキュメント エクスプロラ 保存先変更(C→D)
メール アウトルックエクスプレス メール本文:保存先変更(C→D)
アドレス帳:エクスポート/インポート
アカウント:エクスポート/インポート
お気に入り インタネットエクスプロラ エクスポート/インポート
■マイドキュメント
 マイドキュメントのプロパティを開いてリンク先(保存先)をD:ドライブに移動します。PC再セットアップ後は同じくD:ドライブの保存先を指定すれば OK です。

■メール
・メール本文
 アウトルックエクスプレスを開いて[ツール][オプション][メンテナンス][保存フォルダ]で保存先をD:ドライブに変更します。PC再セットアップ 後は 同じくD:ドライブの保存先を指定すればOKです。

・アドレス帳
 アウトルックエクスプレスを開いて[ファイル][エクスポート][アドレス帳]でファイルとして保存します。PC再セッタップ後は保存したアドレス帳 ファイ ルをインポートすればOKです。

・アカウント
 アカウントの情報もアウトルックエクスプレスを開いて[ツール][アカウント][メール][エクスポート]でエクスポートしておき、後でインポートしま す。

■お気に入り
 インタネットエクスプロラを開いて[ファイル][インポート/エクスポート]でウィザードが開くので[お気に入りのエクスポート][エキスポート元フォ ルダ 選択:Favorites][エキスポート先フォルダ選択]でファイルとして保存します。PC再セッタップ後は保存したお気に入りファイルをインポートす れば OKです。

■結果
 メールなど、C:ドライブのデータがPCの再セットアップで消えてしまうのはこまりもので、多くの方が経験していると思われます。本来 は"C:\Documents and Settings"ディレクトリをD:ドライブに移行できれば問題がないのですが、把握している範囲ではソフト個別に対応せざるを得ないようなので具体例 をまとめてみました。ただ、フリーズの場合などエクスポートができなくなるのでアドレス帳やお気に入りなどはあらかじめエクスポートしておくことが重要で す。今回紹介した以外にC:ドライブのデータを一気に退避する手段として以下の2つの手段を利用できます。
 1.WinXPの転送ウィザードを使う
 起動:[スタート][アクセサリ][システムツール][ファイルと設定の転送ウィザード]
 2.WinXPのバックアップユーティリティで"C:\Documents and Settings"を定期的にバックアップする
 起動:[スタート][アクセサリ][システムツール][バックアップ]
 いずれにしてもPCの再セットアップ時は事前の注意が必要です。

WinXPパーティション容量見積

■目的
 WinXPのインストールされるシステムパーティション容量は、バックアップの時間短縮の観点で必要最小限にしたいところです。最適システムパーティ ション 容量についての技術資料がどこにも見当たらないので使用中のVAIO改(詳細はこちら)の現物で調査してみました。

■バックアップ時間
 容量がS(GB)のパーティションを「ImageDrive」などでバックアップするのに要する時間TはHDDとメモリ間の転送速度V(MB/秒)で決 まり
 T=2000*S/60V 分
であらわせます。Vの実効速度は15MB/秒程度と考えられますので
 T≒2.2*S 分
となり、容量が4GBなら10分以内ですみますが10GBだと30分近くかかり無視できません。

■HDD容量
 現物を調べた範囲では20%の空き領域を確保のために以下で見積もることができます。
容量=(WinXP+SP2+WinUpgrade+仮想メモリ+休止+APP)×1.2
内訳は以下のとおりです。
WinXPインストール 2.5GB
内訳 WinXP 1.5GB
    ProgramFiles 0.5GB
    Document&Setting 0.5GB
     *MyDocumentは含まない
SP2インストール 0.7GB
Win Upgrade退避 0.5GB
仮想メモリー  (pagefile.sys) メモリ容量×1.5
休止時メモリー退避 (hiberfil.sys) メモリー容量×1
APP インストール 2GB
■結果
  WinXPインストール+APPの容量を想定していましたが以外にも以下の領域を加えたパーティションの作成の必要が分かりました。
・WinXP SP2
・WinUpgrade退避領域
・仮想メモリ領域
・休止メモリ退避領域
 Win2000では実質4GB程度で間に合っていましたが、現在使用中のPCは1GBメモリを実装し、休止機能を有効にしていることもあり合計で 8.2GB が使用済みとなります。2割の空きエリアを確保のためには10GBの容量が必要なことが判明しました。従ってシステムバックアップ時間も30分ほどを要す るこ とになります。...(-_-;)悲しい!!
 システムバックアップ時間短縮のためWinUpgrade退避領域や休止メモリ退避領域をシステムパーティション以外に設定する方法を探しましたが見つ かり ません。

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