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■目的
WinXPのインストールされるシステムパーティション容量は、バックアップの時間短縮の観点で必要最小限にしたいところです。最適システムパーティ
ション 容量についての技術資料がどこにも見当たらないので使用中のVAIO改(詳細はこちら)の現物で調査してみました。
■バックアップ時間
容量がS(GB)のパーティションを「ImageDrive」などでバックアップするのに要する時間TはHDDとメモリ間の転送速度V(MB/秒)で決
まり
T=2000*S/60V 分
であらわせます。Vの実効速度は15MB/秒程度と考えられますので
T≒2.2*S 分
となり、容量が4GBなら10分以内ですみますが10GBだと30分近くかかり無視できません。
■HDD容量
現物を調べた範囲では20%の空き領域を確保のために以下で見積もることができます。
容量=(WinXP+SP2+WinUpgrade+仮想メモリ+休止+APP)×1.2
内訳は以下のとおりです。
WinXPインストール |
2.5GB
内訳 WinXP 1.5GB
ProgramFiles 0.5GB
Document&Setting 0.5GB
*MyDocumentは含まない |
SP2インストール |
0.7GB |
Win Upgrade退避 |
0.5GB |
仮想メモリー (pagefile.sys) |
メモリ容量×1.5 |
休止時メモリー退避 (hiberfil.sys) |
メモリー容量×1 |
APP インストール |
2GB |
■結果
WinXPインストール+APPの容量を想定していましたが以外にも以下の領域を加えたパーティションの作成の必要が分かりました。
・WinXP SP2
・WinUpgrade退避領域
・仮想メモリ領域
・休止メモリ退避領域
Win2000では実質4GB程度で間に合っていましたが、現在使用中のPCは1GBメモリを実装し、休止機能を有効にしていることもあり合計で
8.2GB
が使用済みとなります。2割の空きエリアを確保のためには10GBの容量が必要なことが判明しました。従ってシステムバックアップ時間も30分ほどを要す
るこ とになります。...(-_-;)悲しい!!
システムバックアップ時間短縮のためWinUpgrade退避領域や休止メモリ退避領域をシステムパーティション以外に設定する方法を探しましたが見つ
かり ません。