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■目的
Linux系のテキストファイルをWin標準のメモ帳で開くと改行しません。
改行コード(LF)を識別してくれるテキストエディターNotePad++を使います。
■メモ帳
メモ帳はWindows標準のテキストエディターです。
ANSI(CP932)、Unicode、UTF-8(BOM:Byte Order
Mark付)を扱えますが、EUCやJISコードは文字化けとなります。
またUTF-8はBOM付UTF-8に変換されるので好ましくありません。
さらに改行コードはWindowsのCR+LFのみでUNIX系のLFやMACのCRは認識してくれません。
以下はLinuxテキストファイル(UTF-8)をメモ帳で開いたサンプルで改行ができていません。
■NotePad++
Linuxなどを含むインターネット環境ではメモ帳の機能不足が問題となるので代わりにNotePad++を試します。
NotePad++はWindows/MAC/UNIXフォーマットに対応しANSI/UTF-8/UCS-2など必要な文字コードをサポートします。
NotePad++はSourceforgeのEditor部門第1位のアプリです。
昨日 |
内容 |
備考 |
表示
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構文のハイライト表示に対応 |
ユーザカスタマイズ可能
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検索 /置換 |
PCRE対応検索 /置換 |
PCRE: Peal Compatible Regular Expression |
GUI |
カスタマイズ可能なGUI |
Minimalist /Close ボタン付きタブなど
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言語 |
標準で日本語対応 |
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タブ表示 |
複数文書のタブ表示 |
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開発言語 |
豊富な開発言語対応
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ブックマーク |
ブックマーク機能 |
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フォーマット
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豊富なエンコードとフォーマット |
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NotPad++のページはこちら
記事「高機能なプログラマ向けテキストエディターNotePad++」 MyNaviニュース 2011/10/06 はこちら
■新規ドキュメント
Webページのコピー&ペーストで文字化け回避のため新規に作成するドキュメントのフォーマットを以下とします。
フォーマット:Windows
エンコード:UTF-8(BOMなし)
■既存文書のエンコード
文字コードがShift-JISの既存文書はデフォルト設定で文字化します。
Shift-JISにエンコードしANSIなどに変換/保存することで対応します。
[エンコード][文字セット][日本語][Shift-jis=on][ANSIに変換][ファイル][上書き保存]
■関連付け
.txtなどへの関連付けを"メモ帳"からNotePad++に変更できます。
[設定][環境設定][ファイルの関連付け][サポート形式=NotePad]で登録済形式に.txtなどを移動させます。
この後[既定のプログラムを選択]でNotePad++を選択します。
■スペルチェック
英文字と日本語が混在すると日本語部分がスペルチェックで警告表示になります。
警告部分はアンダーラインで印刷されるのでスペルチェックを無効にします。
[プラグイン][DSpellCheck][AutoCheck Document=off]
■結果
NotePad++は日本語対応で文字コードや改行コードなどメモ帳の機能不足を補完し操作もシンプルです。
当面は主にLinux系の.CONFファイルなどを扱いますが文字化けメールの表示にも使えそうです。
複数ファイルはタブ切替で1つのウィンドウに表示できるのでメモ帳より操作が楽です。