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■目的
再生時間2分のデジタル映像をMpeg変換するのに24分もかかります。
900MHzCPUが2~3万円台で入手できる状況にあるのでアップグレードします。
■構成品
Upgrade対象部品です。
部品 |
メーカー/型名 |
仕様 |
CPU |
Intel
/PentiumⅢ 933/133MHz |
Package: FC-PGA (Soket370) |
マザーボード |
ASUS
/CUSL2 |
対応CPU: PentiumⅢ/Cleron Soket370
Chipset: Intel815E
FSB: 100/133MHz
|
メモリ |
ー |
PC100/133 SDRAM |
■組込
マザーボードのマニュアルに従い部品を組み込み配線を接続する。
【注意事項】1
CPUファンの取り付け金具の強度が強すぎ、誤ってボードのパターンを破損しそうです。
はずす時は もっと大変...Intelの常識を疑いたくなるくらいです。
■BIOSセットアップ
以下を設定します。
・CPU Internal Frequency:933MHz
【注意事項】2
CUSL2のマニュアルにはAGPボードを使用するときは「BIOSで815E内蔵ビデオ機能をDisableに指定する」とありますが、BIOS
バー ジョン 1003では指定項目が存在しません。AGPグラフィックボードをさすと自動的に内蔵ビデオ機能はDisableになるようです。
■OSのインストール
今回はWin2000のCDがUpgrade版なので
・WinNTインストール(最小構成)
・Win2000へアップグレード(Full構成)
の手順でOSをインストールします。
Windows
NTの再インストールページはこちら
Windows
2000のインストールページはこちら
【注意事項】3
8GB以上の大容量HDDを使用する場合は問題が発生するケースがいくつかあるようです。詳細はIBMのWebサイト上の
テ
ク ニカルサポートを参照ください。
■ユーティリティのインストール
マザーボードの添付CDから必要なソフトをインストールします。
今回は以下をインストールしました。
・INF Update Utility for Intel 815 Chipset
・Intel Ultra ATA Storage Driver (IDE UltraATA 100 ハードディスク)
【注意事項】4
INF Update Utility for Intel 815 ChipsetをインストールしないとIntel 82801BA/BAM
USB Host
Controllerを不明なデバィスとして検出します。それでもUSBは使用できるようです。不明なデバイスを特定する手段がわかりませんので忘れずに
インストールした ほうがよさそうです。
【注意事項】5
Win2000でIntel Ultra ATA Storage
DriverをインストールするとIDE接続のハードディスクやCD-R/RW、DVD-ROMドライブをSCSIデバイスとして誤識別します。これが原
因でCD-Rなど
のライティングソフトを使用できなくなる場合はアンインストールで対処する旨の報告があります。実質ハードディスクの転送速度は66MB/秒に達していな
いの で影響はないようです。今回はSCSI接続のCD-Rを使用していて影響が出ないのでアンインストールはしていません。
■Over Clock
性能向上のためCPUをオーバークロックで動作させます。
動作安定のためVcore電圧を1.65Vから1.70Vに変更しています。
CPU |
FSB /SRAM /PCI |
Win 2000 |
Win Bench 99 |
HD Bench 3.22 |
933(標準) |
133/133/33 |
○ |
○ |
○ |
◎1064 |
152/152/37 |
○ |
○ |
○ |
1099 |
157/157/39 |
○ |
○ |
○ |
1106 |
158/158/39 |
○ |
○ |
× |
1120 |
162/162/40 |
×使用中エラ |
|
|
■ベンチマーク
オーバークロック後のベンチマークです。
項目 |
Cleron
@515 MHz |
PentiumⅢ
@1064 MHz |
CPUmark 99 |
39.6 |
93.3 |
FPU WinMark |
2480 |
5620 |
Business Disk WinMark 99 |
2530 |
9250 |
High-End Disk WinMark 99 |
5020 |
12600 |
High-End Graphics WinMark 99 |
343 |
965 |
■MPEG変換時間
項目 |
モバイルPentiumⅢ
500MHz |
PentiumⅢ
@1035 MHz |
MPEG変換時間
(再生時間2分3秒) |
26分35秒 |
9分32秒 |
■結果
PentuimⅢ933MHzが1100MHzあたりまで動くのを確認し1064MHzで使用します。
初めて1GHzオーバーを達成です。
交換した部品はCPUとマザーボード、メモリーです。