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■目的
拡張スロット増設のためmini-ITX 自作PCをmicroATXミニタワーにします。
CPUはそのままでケース、マザーボード、電源をmicro ATX用に組換えです。
■ミニタワーPC
現行mini-ITXをmicro ATXのミニタワーに組換えて標準でx3拡張スロット搭載とします。
現行mini-ITX
「r737自作PC 」 のページはこちら
■構成パーツ
ミニタワーへの移行に伴いケース、マザーボード、電源をmicroATX対応にします。
CPUは継続使用ですが将来的には5nmのRyzen7000を採用予定です。
Ryzen7000
CPUは「AMD、Computex 2022 に出展」のページを参照。
- Antec製ケースは容量27L、冷却重視につきファン回転数を抑えて静音化します。
- 前世代Ryzen 7 3700X CPUは現時点でも高性能につき継続使用です。
- マザーはAM4 /B550チップセットは変わりなく、背面のUSBポートが+4増加です。
- CPUクーラーはNoctuaの旧品NH-U12Pがケース内に収まるのでそのまま利用です。
- メモリはDDR4-3600の台湾Essencore製KLEVV BOLTX 16GB x2を継続使用です。
- SSDにはPCIe3.0 SSDを継続使用ですが将来PCIe5.0最大8GB/s以上を予定です。
- グラフィックはNVIDIA Quadro P2200を継続使用で4K出力対応です。
- 奥行160mmの電源に干渉するHDD /SSDプラケットは利用しないので取外します。
[Case]
Antec NX200M microATX
ミニタワー /容量27L
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[CPU] ..継続
AMD Ryzen 7 3700X 3.6-4.4GHz
8c16t /AM4 /7nm /TDP65W
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[Mother]
Gigabyte B550M AORUS PRO-P (r1.0)
microATX /AMD B550 /AM4 /PCIe4.0
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[Cooler]..継続
Noctua NH-U12P AM4
高さ158mm +120mmファン
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[Memory]..継続
Essencore KD4AGU880-36A180U
2x16GB /DDR4-3600
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[SSD]..継続
Western Digital WDS500G2X0C
PCIe 3.0 x4 NVMe /500GB
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[Graphic]..継続
NVIDIA Quadro P2200
x4 DisplayPort 1.4 4K@60Hz
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[PowerSupply]..継続
CORSAIR RM550x
80PLUS GOLD 550W /奥行160mm
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■CPU Cooler
旧品Noctua NH-U12Pが高さオーバー(158mm)で新製品 NH-D12L
(高さ145mm)を利用予定でしたが、ケース内に収まるので旧品を利用します。取付にはNM-AM4 Mounting kitを利用です。
■組込
概略以下の組込手順になります。
組込が終了したら電源ONしBIOSで構成情報などを確認します。
- 風向きを確認してSYS-FAN1、SYS-FAN2をケースに取り付けます。
- マザーボードにCPU、メモリー、M.2 SSDなど必要なパーツを取り付けます。
- マザーボードを組込み、また HDD/SSD、拡張ボードなどのパーツを取付けます。
- 電源を取付けてマザーボードやHDDなどに必要な電源ケーブルを配線します。
- フロントパネル、USB、AUDIO、SATAなどデータケーブルを接続します。
- 外部のディスプレイ、キーボード、マウスなどを接続します。
■パネル
本体上面フロントパネルと背面リアパネルのボタンや端子類です。
リアパネルのMouse/Keyboard端子に代わり4x USB2.0端子追加で使い勝手が向上です。
フロント
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リア |
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■BIOS-Memory
使用するメモリはDDR4-3600ですが、2666MHzで動作しています。
UEFI画面から付属のXMPプロファイルを指定して3600MHz動作にします。
■BIOS-ファン制御
騒音低減のため最適速度にファンの調整が必須です。
アプリにGigabyte Smart Fanを使用しますが、従来使用のASUSのAI
Suiteがより効果的につき、ASUSのサイレントモードとほぼ同じ値にマニュアルで設定です。
■BIOS-AMD Virtualization
VMwareなどの仮想マシンを動かすので仮想化テクノロジAMD SVMを有効にします。
- UEFI画面で[Tweaker][Advanced CPU Setting]を開いて
[SVM Mode = enabled]
- 変更を保存して再起動です。
■BIOS-Fast Boot
PCの起動時間短縮のためにFast Boot関連の設定変更を行います。
- UEFI画面で[boot]
・[fast boot][USB Support = partial initial]
・[CSM Support = disabled]
- 変更を保存して再起動です。
■Driver
マザーボードを組替えたので添付CDなどからドライバーをインストールします。
インストール後、デバイスマネージャーで「不明なデバイス」がないことを確認します。
またTPM2.0が実装されていなければBIOSでCPUのfTPMをONにします。
以下はドライバーインストール後のデバイスマネージャのサンプルです。
■温度上昇
室温30℃におけるHWmonitor によるPC内部温度とファン回転数です。
CPU温度はアイドル時40℃付近、高負荷時は80℃付近でファン61%出力です。
■性能
総合PassMarkベンチマークは台数ベースでトップ10%に近いレベルです。
CPU /メモリ /ディスク各性能はトップ10%前後、グラフィックが平均以上です。
■仕様
microATXミニタワーr737m 自作PCの仕様になります。
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r737改1 |
r737..従来
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Case
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Antec NX200M /micro-ATX |
Sliger SM550 /mini-ITX |
CPU
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AMD Ryzen 7 3700X
8C16T@3.6-4.4GHz /AM4 |
<-
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CPU Cooler
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Noctua NH-U12P
+ NF-A12x25 PWM |
Alpenföhn® Black Ridge
+ Noctua NF-A12x15 PWM |
Mother board |
Gigabyte B550M AORUS PRO-P (rev1.0) |
GIGABYTE B550I AORUS PRO AX (rev. 1.0) |
Memory
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Essencore KD4AGU880-36A180U
DDR4-3600 /16GB x2 |
<- |
SSD |
C: WDS500G2X0C /500GB
D: Samsung 950 Pro /512GB
E: VK000960G WCNR /960GB |
<-
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Extension Board |
ELSA NVIDIA Quadro P2200
PT3 /PCIe2.0 x1 TV Tuner |
<- |
LAN |
1x Realtek® 2.5GbE LAN |
<-
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Wireless |
ー
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Intel Wi-Fi6 AX200 a/b/g/n/ax + Bluetooth5
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Audio
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Realtek® ALC1200 codec |
Realtek® ALC1220-VB codec |
I/O Panel
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4 x USB 2.0/1.1 ports
4 x USB 3.2 Gen 1 ports
1 x USB 3.2 Gen 2 Type-A (red)
1 x USB Type-C™ -USB 3.2 Gen 2
1 x Q-Flash Plus button
1 x RJ-45 port
1 x optical S/PDIF Out
5 x audio jacks |
1 x USB 3.2 Gen 2 Type-A(red)
4 x USB 3.2 Gen 1 ports
1 x USB 3.2 Gen 2 Type-C
1 x Q-Flash Plus button
1 x RJ-45 port
2 x SMA antenna
3 x audio jacks
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Graphic出力
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x4 DisplayPort 1.4 4K@60Hz |
<-
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Power Supply |
CORSAIR RM550x 550W Gold |
Corsair SF450 450W Gold |
Display
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Dell U2720QM (4K) |
<- |
Mouse
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Logcool MX Anywhere 3 |
<-
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Keyboard
|
Topre RealForce SJ08B0 |
<- |
Power
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Idle:39W
Max:140W |
Idle:39W
Max:-W
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Size
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W200 xH390 xD351 mm |
W139 xH208 xD335 mm |
Weight
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約6.5kg |
約5.0kg |
■結果
- mini-ITXからmicroATXミニタワーに組換え完了です。
- Antec NX200 micro-ATXケースは静音ファンとファン制御で静音化です。
- マザーはAM4 /B550でDDR4 /PCIe4.0 サポートになります。
- NX200MのCPU高さ制限150mmでも、+8mmのNoctua NH-U12Pは干渉なしです。
- 奥行160mmの電源に干渉するHDD/SSD取付ブラケットは利用しないので取外します。
- 12V電源ケーブルとの干渉回避のため、天井奥ファンは120 x15mmサイズに変更です。
- CPU温度はアイドル時40℃付近、高負荷時82℃ /ファン出力61%はマージンありです。
- グラフィックやSSDの温度上昇も想定内で高負荷時でもマージンありです。
- PassMarkベンチマークは組換前とほぼ同じです。