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2016年10月 アーカイブ

2016年10月 2日

MAC/Sierra Upgrade

■目的
 9/21にMacOS Sierraが無償リリースされました。
 取り敢えずOSX El CapitanからUpgradeします。

■MAC
macbook
 Model:Macbook pro 13" Retina 2015
 OS:OSX EI Capitan
 Macbook Pro Retina のページはこちら

■バックアップ
 事前にシステムのバックアップを実行しておきます。
 今回はTimeMachineによるバックアップを使用します。
  「初めてのMac/バックアップと復元」のページはこちら

■アップグレード
 Mac App StoreのMacOS Sierraのページからダウンローダを起動します。
 ダウンロードを開始したら画面の指示にしたがいアップグレードを実行します。
download
sierra
■条件
 システム条件などです。
区分 条件
備考
システム条件
 OS:OS X 10.7.5以降
 Memory:2GB
 HDD空き容量:8.8GB以上
Leopard/ Snow Leopard/ El Capitan
の順にアップグレード
Hardware条件
 MacBook(Late 2009以降)
 MacBook Pro(Mid 2010以降)
 MacBook Air(Late 2010以降)
 Mac mini(Mid 2010以降)
 iMac(Late 2009以降)
 Mac Pro(Mid 2010以降)

機能毎の条件
  関連資料ページを参照


■機能
 MacOS Sierraに含まれるアプリとユーティリティです。
区分 アプリ ユーティリティ
機能
Automator
計算機
カレンダー
チェス
連絡先
Dashboard
辞書
DVDプレーヤー
FaceTime
Font Book
iBooks
イメージキャプチャ
iTunes
Launchpad
Mac App Store
メール
マップ
メッセージ
Mission Control
メモ
Photo Booth
写真
プレビュー
QuickTime Player
リマインダー
Safari
Siri
スティッキーズ
システム環境設定
テキストエディット
Time Machine
アクティビティモニタ
AirMacユーティリティ
AppleScriptエディタ
Audio MIDI設定
Bluetoothファイル交換
Boot Campアシスタント
ColorSyncユーティリティ
コンソール
Digital Color Meter
ディスクユーティリティ
グラブ
Grapher
キーチェーンアクセス
移行アシスタント
システム情報
ターミナル
VoiceOverユーティリティ















■問題点
(1)オートログイン
 現象:アップグレードのあとオートログインが無効
 原因:設定がリセットと推定
 対策:オートログイン再設定で解消
(2)NAS
 現象:アップグレードのあとNASに接続できない
 原因:ユーザーログインできていない
 対策:接続再設定で解消

■関連資料
  「MacOS Sierraへのアップグレード」のページはこちら

■結果
 OSX El CapitanからSierraへのアップグレードを完了しましたが作業はシンプルです。
 パスワードがリセットされたとみられる不具合は再設定で解消しました。

2016年10月 8日

W10/Anniversary update

■目的
 Windows 10 Anniversary updateがリリースから2か月です。
 今回はWindows Updateから自動でUpdateされたのでメモします。

■Windows Update
 Anneversary update(Ver1607)はWindows 10になって最初の機能アップデートです。
 Windows Updateで自動的にAnneversary updateが適用されました。
anniversary update
 
■設定リセット
 Anniversary updateによりいくつかの設定がリセットされていました。
項目 現象 対応
サウンド 「なし」 が標準にリセット 「なし」に再設定
再生デバイス サウンドの再生デバイスが変更
Digital Outputに再設定
Privacyオプション デフォルトにリセット 全項目再設定
Mouse
Keyboad
スタンバイ状態を解除OFFがONに変更 OFFに再設定
OneDrive OneDrive 同期OFFがONに変更 OFFに再設定

■Diskクリーンアップ
 使用ディスクスペースが大幅に増加につきディスククリーンアップを推奨します。
 *増加はシステムバックアップ時間の増大やSSDの寿命に影響が予想されるので好ましくありません。
 Update直後使用スペース:49.2GB
 Diskクリーンアップ後使用スペース:26.7GB (54%)

■結果
 Anniversary Updateそのものは自動で無事終了したようです。
 5件の設定の変更に気付きましたが、さらに増加が予想されます。
 Updateによりディスク使用スペースが倍近くに増大しました。
  -> Diskクリーンアップでほぼ元の容量に戻りました。
  -> 増加がみられないAppleのMacOS Sierraのようにはいきません。

2016年10月18日

安全性の低いアプリ

■目的
 Outlook2013でGmailを受信しようとすると認証エラーとなります。
 GoogleがOutlookを「安全性の低いアプリ」としているのが要因です。

■現象
 OutlookにGmailのアカウントを追加しようとするとログオンエラーとなります。
outlook error

■原因
 Googleにおいては、
 最新のセキュリティ基準に対応していないアプリや端末からのログインをブロックします。
 たとえば次のようなアプリは、最新のセキュリティ標準に対応していません
 ・iOS 6 以下を搭載する iPhone または iPad のメールアプリ
 ・Windows Phone 8.1 より前のメールアプリ
 ・一部のデスクトップ メール クライアント(Microsoft Outlook など)
 とあります。
 Google Security Blog April 23, 2014
  「New Security Measures Will Affect Older (non-OAuth 2.0) Applications」はこちら

 Google「安全性の低いアプリがアカウントにアクセスするのを許 可する」のページはこちら

■対応
 最終的にはOutlook2013でなくThunderbird ver38以降を使います。
 該当Googleアカウントにログインして「安全性の低いアプリのアクセス=オン」でOutlookも利用可です。
setup for access
■結果
 エラーの要因はOutlookが最新認証方式OAuth 2.0に非対応によるものです。 
 今回はOAuth 2.0対応のThunderbird 38以降を使って認証方式をOAuth 2.0で利用します。
 安全性の低いアプリのアクセスをオンに変更してOutlookを使用することも可能ですが非推奨です。

2016年10月21日

更新確認が終わらない

■目的
 「更新プログラムを確認しています」のまま終了しないWinUpdate不具合のメモです。
 Vista/Win7など古いWindows OSで発生します。

■現象
 半年以上前から「更新プログラムを確認しています」のまま1日過ぎても終了しません。
 管理しているVISTAとWindows 7 PCの全数12台が該当です。
Update

■原因/対応
原 因
(1)Windows update が更新プログラムの増加に対応できていないようです。
(2)更新履歴などを含むSoftware distribution フォルダが破損している可能性があります。
対 応
(1)手動Updateでの更新数低減
(2)WSUSサーバー接続による分割Update
(3)Software distribution フォルダのリセット

■前提条件
 対応にあったってのWindows 7での前提条件です。
 前提条件を満たさない場合はSP1とIE11のインストールを実行します。
  ・Windows 7 sp1
 ・IE11..Windows 7のデフォルトはIE8
 Internet Explorer のダウンロードのページはこちら

■詳細対応
(1)Win 7での更新数低減...@itのサイトによる。
 低減効果の高い更新を手動で実行のあとでWindows Updateを実行します。
 2016/9月時点でのWin7における必要な手動更新は以下です。
 Windows 7用更新プログラム (KB3138612)
 Internet Explorer 11の累積的なセキュリティ更新プログラム (KB3148198)
 Windows 7 および Windows Server 2008 R2のサービススタックアップデート(KB3020369)
 2016年7月版Windows 7 SP1 および Windows Server 2008 R2 SP1のロールアップ更新プログラム(KB3172605)
 Windows 7用更新プログラム (KBKB3125574) ..参考資料はこちら

(2)WSUSサーバ
 Windows Server Update Services(WSUS)なら分割Updateが可能です。
 更新対象の一部分を一時的に「拒否」に設定してUpdate更新対象を低減します。
 Vista/Win7ともに適用可能ですが、管理者向けの内容につき一般的に適用するには難点があります。
 詳細は参考資料を参照できます。

(3)Software Distribution フォルダ修復..Vistaでは未検証
 更新数低減でも進展がない場合は更新履歴などが含まれる管理フォルダーをリセットしてみます。
 なおそれまでの更新履歴などは失われるため必要なら事前に内容保存などを行います。
 実際の処理は以下のバッチファイルを管理者権限で実行します。
 net stop wuauserv
 net stop bits
 ren %SystemRoot%\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
 net start wuauserv
 net start bits
 net stop cryptsvc
 ren %SystemRoot%\System32\catroot2 catroot2.old
 net start cryptsvc
■参考資料
 @it 「終わらないWindows Updateの問題を解決する(2016年9月版)」はこちら
 @it 「Windows 7 SP1向けパッチの集大成KB3125574ロールアップをインストールする」はこちら
 @it 「これから始めるWSUS 3.0入門(前編)--2007/08/16」はこちら
 @it 「これから始めるWSUS 3.0入門(後編)--2007/09/13」はこちら

■結果
 WinUpdateでの更新確認が終わらない不具合対応をメモしました。
 実施したのは以下の2項目で、VistaとWindows 7のPCで更新確認時間を15分ほどに低減できました。
 (1)Vista/Win7:WSUSサーバーでの分割Update
 (2)Win7:Software Distribution フォルダの修復

2016年10月29日

NAS/Synology DS216j

■目的
 Video/Photo/MusicへPC/MacBook/iPhoneからアクセス可能にします。
 Videoはローカル側のUSB接続/裸HDDにPCから移動します。
 Photoは容量無制限のAmazonPrimePhotoと同期しWebアクセスとBackupを可とします。
 MusicもNASとクラウドで同期してWebアクセスとバックアップを実現予定です。

■DS216J
 NASにはSynology DS216jを使用します。
 なお転送速度はGigabit帯域フルの約100MB/sで現行NASの2倍です。
 Disk Station DS216jのページはこちら
spec

■設置
 NAS本体のカバーを外して3.5"HDDを組み込みます。
 組込みが終わったらカバーをねじ止めします。
setup
 Disk Station DS216jのハードウェア設置ガイドのダウンはこちら

■FAN交換
 FAN騒音が目立つわけではないですが余っていたNOCTUAの92mm/FANに交換します。
 Low Noise Adapterを接続して風量は若干落ちますが騒音低減を優先します。

Noctua
DS216j
Model NOCTUA/ NF-B9 PWM+LNA
Y.S.TECH/ FD129225LL-N
Size 92mm
<-
Input/ Power
12V/ max0.96W
12V/ max1.2W
RPM max 1300
1900
Air Flow max 52.6 m3/h
61.7 m3/h
Noise max 13.1 db(A)
23 db(A)
Static Pressure 1.09mm H2O max1.5mm H2O

■DSMインストール
 HDD組込みを終了したらDHCPサーバのある環境でネットワークに接続して電源をONします。
 同じネットワーク内のWebブラウザでhttp://diskstation:500にアクセスしWeb Assistantを開きます。
 [設定][今すぐインストール]で画面の指示に従ってDiskStationManager(DSM)をインストールします。
 組込みのHDDはデフォルトでSynology Hybrid Raidに2台とも初期化されるので注意が必要です。
DMS install

■DSMログイン
 インストール直後はhttp://diskstation:5000でログインします。
 最初のログインでホスト名、管理者ID/パスワードを設定します。
DSM setup
 続いて以下を設定します。
 ・DSMアップデートとメンテナンス
 ・QuickConnectの設定
 ・推奨パッケージのインストール ->スキップし必要な時点でインストール
 Disk Station DS216jのユーザーガイドのダウンロードはこちら

■ネットワークの設定
 この時点で本体のIPアドレスはDHCPによる自動設定です。
 今回はDSMのネットワーク設定メニューから固定IPアドレスに変更します。
 [コントロールパネル][ネットワーク/ネットワークインターフェース][LAN/編集/IPv4]で設定画面を開きます
 [手動で設定する]をクリックし[IP][サブネットマスク][ゲートウェイ][DNS]を設定します。
network
 
■ストレージマネージャ
 RAIDなどDISKボリュームの設定や管理が可能です。
 以下はHDDx2構成のデフォルトのDISK構成サンプルです。
disk

■共有
 デフォルトの共有フォルダーサンプルです。
share

■Cloud Sync
 Photoは精細度制限なし/容量無制限のAMAZON Prime Photoと同期します。
Cloud Sync

prime photo

■性能
 PCから有線LAN経由のアップロードの転送速度です。
performance

■結果
 HDD組込み/インストール/セットアップを終えて8TBの容量を利用します。
 Video/Photo/MusicへPC/Macbook/iPhoneなどからアクセスできます。
 PhotoはAmazonPrimePhotoとの同期でWebアクセスとBackupの両方を実現です。
 注目のアップロードでの転送速度は約97MB/sで、Gigabit帯域をフル利用状態です。
 大容量ファイルのNASへの移行で、PCのストレージはスリムになりました。

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