« 2002年9月 | メイン | 2002年11月 »

2002年10月 アーカイブ

2002年10月20日

X24/HDDの交換

■目的
  ThinkPad X24のHDD空き容量が1GBを切ってしまいました。
 今回60GBが28k\で入手できたので交換の報告です。

■X24
ThinkPad X24のHDD容量は30GBで2002夏モデルのノートPCとしては大容量です。
項目 仕様 備考
OS Windows XP Pro
CPU Intel Pentium Ⅲ 1.13 GHz-M
Memory 128 +256MB (増設)
HDD IBM Travel star 30GB
リカバリCD HDDに内蔵
■HDD
 HDDの仕様です。
機種 IMB Travelstar
IC25N030 ATCS04-0
日立
DK23EA-60
サイズ 2.5" 2.5"
容量 30GB 60GB
回転数 4200rpm 4200rpm
キャッシュ 2MB 2MB
■HDDの構成
ThinkPad X24はリカバリCDの代用で隠しパーティション(IBM_Service)を使用しています。
またオリジナルのX24のパーティションはCドライブのみですが、システム側の障害がデータまで波及することを防止しかつデータバックアップを容易にする 目的 で、購入後Dドライブを分割作成しデータ用パーティションとして使用しています。Dドライブ側には、IEのキャッシュ、ログファイル、メールボックス、 DIVX変換用一時ファイル、My DocumenntなどもCドライブから移行してあります。
隠しパーティション(IBM_Service)はエクスプローラから見えませんが[コントロールパネル]-[管理ツール]-[コンピュータの管理]- [ディス クの管理]で確認できます。

■移行ツール
 以下を準備します。
 ・2.5"HDDケース 恵安 UG-2502SI USB1.1
 ・PowerQuest Drive Image

■移行手順
 転送速度が遅い旧HDDから新HDDへの転送データ量が最小になる方法を選びます。
バックアップ

DriveImageでCドライブをDドライブにバックアップしておきます。
バックアップは必ずDOS環境で行います。
 (DriveImage2002からは自動的にDOSに移行して実行してくれます)
30GB
ドライブコピ
DriveImageでDドライブと隠しパーティション(IBM_Service)を新しいHDDにコピ
します。コピはWindows環境でもOKです。
HDD交換
60GBのHDDに組み替えます。

リカバリ
DriveImageでDドライブ中のバックアップファイルからCドライブをリカバリします。システムのリカバリはDOS環境で行い ま す。
60GB

■結果
今回はパーティション単位でのバックアップ、リカバリ、コピで対応したことで、使用中の環境を短時間で新HDDに移行することができました。
結果的にはDドライブの空き容量は、HDDの容量アップ分だけ増えて30GBです。これでやっとTV番組10数時間ほどの映像が 入る余裕が確保できた勘定になります。
作業していて、リカバリCDもOSのCD なくなって、密かにHDDに入ってしまっていたりと、最近のPCがさらに進化しているのにあらためて気づきました。 もっとも初期状態へのリカバリしかサポートされていないのは今までと同じですが...。
USB1.1にHDDを接続しての作業は、Cドライブのバックアップだけでも3Hrと長時間を必要とします。USB2.0の環境なら10分前後で済むはず なの でこれからは可能な限りUSB2.0の環境を検討すべきでしょう。ちなみに今回のCドライブのリカバリはHDD間での転送なので10分以内(バックアップ の 1/20以下)で終了しました。

■その他
 注意点などです。
リカバリ補修ディスクの作成
ThinkPadの電源オン直後に「To start the IBM Product Recovery Program ,Press F11」の表示がされなくなる場合があります。これは、隠しパーティション(IBM_Service)へのリンクが取れなくなったとき出るようですが、事 前に作成したリカバリ補修ディスクでリンクを再度確立できます。...実際起きてしまいました。
「使用上の注意と問題判別」のマニュアルに従ってリカバリ補修ディスクをあらかじめ作成しておくことがを忘れてはいけません。
ウィールスチェック機能の停止
BIOSや市販ウィールスチェックソフトが動作中はマスターブートレコード(HDDの先頭のセクタ)への書き込みを禁止している可能 性があります。これによりマスターブートレコードのリカバリが行われないと、電源ON直後にPCがフリーズ状態になります。...実際なって しまいました。WinXPではfdisk /mbr コマンドでもリカバリできませんでした。
ウィールスチェック機能は停止して作業する必要があります。
IBMプロダクト
リカバリ
ThinkPadの電源オン直後の「To start the IBM Product Recovery Program ,Press F11」でCドライブのリカバリを試みました。出荷時の初期状態まではノンストップで実行されます。時間にして1時間半程度です。

2002年10月25日

YahooBB-12M

■目的
 YahooBBのADSL-12Mサービス開始に伴い、8Mサービスから乗換ます。

■12Mの内容
(1)料金
 Modemは8Mレンタルから12M買取としたので月額は¥3143から¥2653となりました。
 ・YahooBB ADSL利用料 2480円
 ・NTT回線利用料      173円
(2)転送速度
 YahooBBホームページより(3) 接 続環境
 回線総延長の許容範囲が広がるようです。
環境 回線総延長(m)
/伝送損失(dB)
8M 速度(kbps)
/12M速度(kbps)
速度差(kbps)
A
1,016 /25  6,368 /8,032 +1,664
B
2,473 /39 3,808 /4,960 +1,152
C
3,286  /46 1,984 /3,328 +1,344
D
4,570 /68 0 /960 +960
■接続
(1)ADSLモデムの接続
送付されてきたモデムはトリオモデム12Mで接続は基本的に8Mに同じです 。スプリッタ内蔵になり無線LANモジュールをオプションで追加可能です。

(2)ブロードバンドルータの設定
  ルーターの設定はデフォルトです。
 PC側はノートはIPをDHCPから、ディスクトップは固定のアドレスです。
*ルータのIDのデフォルト値:root

■速度検証
ADSL測定サイトでの転送速度測定
結果として8Mの+58%の転送速度向上が見られました。
予想以上の向上で体感的にも明らかに早くなっているのが感じられます。
これまで導入したADSLを比較すると以下の表のとおりになります。

川崎8M  熊谷8M 熊谷12M
回線長 (km) 0.5 2.0 2.0
転送速度 (Mbps) 5 4.6 7.3

■注意事項
もう何度も導入しているので設定は簡単!!
のはずでしたが思わぬトラブルで夜中の2時まで原因究明に没頭してしまいました。

現象:
12Mモデムに直接PCを接続して接続確認を終了した後、モデムとPCの間にルータを入れてインターネットに接続すると、接続できない状況が発生します。 逆も 同様のようです。よく見るとルータがYahooBBのDHCPからIPアドレスを取得できない状況になっています。

原因:
Yahoo BB関連のサポートサイトで同様の現象を確認すると、多くの書き込みが見られます。原因はYahooBBのDHCPサーバは、レンタルしたIPと共に、接 続先のPCやルー タのMacアドレスを24Hr保持していて、異なるMacアドレスの機器が接続されても、新しいIPアドレスをレンタルしてくれないからのようです。

対策:
対処方法はルータを接続したままレンタル期限が切れるまで24Hr待つと言う原始的な方法です。12Mを導入し接続を確認した次の日の同じ時間が来る前に ルー タを接続して待つと、程なく接続が確定できました。24Hr待たなくても、ipconfig /releaseコマンドでDHCPのレンタルを解除できるとの報告もあるようですが、今回はなぜかうまく行きませんでした。レンタル解除までではOKな ので、ルータの電 源切断、再投入でIPを取得できたかもしれません。

*Yahoo BBのサポートではルータについてサポートしないと明示されています。PCを直接モデムにつないで問題がある場合のみしか対応してくれないようです。この ときは 「Yahoo!BB 非公式情報局」などのサポートサイトの情報が有効です。今回はここで対策方法が見つかりました。

About 2002年10月

2002年10月にブログ「cbreeze」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2002年9月です。

次のアーカイブは2002年11月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。