Sambaサーバ構築 | Rev0:2000/07/02 | ||||
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項目 | 内容 | ||
目的 |
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Linux | 産声を上げてまだ9年たたないが今ではWindows、UNIXと並ぶOSとして注目を浴びています。特徴は一言でいえばオープンソース。ソースは自由に使用でき複製も改変も自由であるがソースは公開の義務があります。 使う側から見たメリットは、UNIXが備えるWEBサーバーやtelnetなどのネットワーク機能のほかに ①堅牢で安定している。 ②遠隔管理が容易 ③ライセンスフリー(クライアントライセンスが無償) などがあります。 スペースシャトルの実験装置や映画"タイタニック"の製作、play stationの開発環境にlinuxが使われているのは周知の事実です。 |
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samba | sambaはWindowsクライアントに、リモートドライブ/プリンターの機能を提供します。クライアント側に手を加えることなく、ある日突然WindowsサーバーをLinuxに換えても誰も気づかないほどスムーズに転身します。 samba自身はオープンソースソフトウェアでLinuxだけでなくSolarisやFreeBSDでも動作します。実際solarisでも構築しましたが問題なく動きます。 詳細はこちらのサイトを参照ください。
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構築のポイント | samba構築のポイントは ①日本語ファイル名コード変換と大文字、小文字の扱い ②WinNTの暗号化パスワードのサポート ③セキュリティ です。 Win2000環境では新たに採用されたActive Directory Service、kerberos検証、ダイナミックDNSなどへの対応を要求されますがこれらについては以下の報告などを参照ください。 日経Linux 2000/5月号「Windows2000とSambaの接続性を検証」 |
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sambaの設定 |
設定は/etc/smb.confファイルで行います。 今回の変更点は以下です。 [global] workgroup = wg01 (環境に合わせて指定します) serverstring = c515 (サーバ名です) security = user (ユーザ認証にlinuxサーバのユーザ名を使います) encrypt password = yes (暗号化パスワードをサポートします) smbpasswd = /etc/smbusers (パスワードファイルを指定します) client code page = 932 (クライアントコードはsjis…932) coding system = EUC (linuxでEUC変換します) preserve case = yes (長い名前で大文字、小文字を区別します) short preserve case = yes (短い名前で大文字、小文字を区別します) [lnx] 共有の指定です。環境に合わせて指定します。 comment = linux path = /home/linux public = no writable = yes printable = no create mask = 0775 (パーミッションを設定します) *詳細はこちらを参照ください。 |
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ユーザの 登録 |
ユーザの認証をWindowsNTのサーバに代行させることができますが今回はlinuxサーバ側でsamba専用にユーザを/etc/smbusersに登録します。 ①/etc/smbusersへの登録 mksmbpasswd.shを使いpasswdファイルからユーザを登録します。 #cat /etc/passwd | mksmbpasswd.sh > /etc/smbusers ②これでパスワードを含めてユーザ登録されるはずですが実際はsmbpasswdで パスワードを再指定しないとユーザ認証に失敗します。 |
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sambaの起動 | "Run Level Maneger"などのツールでinetd.confやinitd.confを編集し以下のデーモンが自動起動するように設定します。 smbdデーモン nmbデーモン |
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結果 | 無事構築を完了した。 クライアント側からは見かけはLinuxとWindowsNTサーバの区別がつかない。 ①日本語ファイル名 ②暗号化パスワード ③セキュリティ とも予定どおりです。 smb.confのパラメータはほかにも多数あり環境やセキュリティなどの要求レベルに応じて設定可能です。 |
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