FedoraCore3インストール | Rev1:2005/01/17 | ||||
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LinuxディストリビューションのFedoraCore3をノートPCへインストールした記録です。 |
項目 | 内容 | ||||||||
目的 | 以下の目的でFedoraCore3をThinkPad X24ノートPCにインストールします。 1.CGI実行環境を構築します。 2.Webサーバ(東芝SS3440ノート)のバックアップ機として、X24を準備しておきます。 |
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FedoraCore | Red Hat Linux に取って代わる位置づけのFedoraCoreは商用版Red Hat Enterprise Linux のテスト環境でもあり
最新の最も優れた機能が盛り込まれており、 FedoraCore3は2004/11/8にリリースされた最新Verです。 ■SELinuxがデフォルトで有効に ■udevが標準に ■ブラウザ、メーラーにMozilla FireFox&Thunderbirdを採用 ■リモートディスクトップvinoの追加 ■日本語入力切替:Ctrl+SpaceまたはShift+Space ■パッケージVer kernel:2.6.9 gcc:3.4.2 glibc:2.3.3 Apache:2.0.52 Samba:3.0.8Pre X11:6.8.1 Gnome:2.8 OpenSSH:3.9p1 |
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インストール | 今回は雑誌付録のCD-ROM(4枚組)からインストールします。通常はWebからISOイメージをダウンロードしCDに焼いて使うのが一般的と思われます。 [FedoraCoreの動作条件]
[準備] 1.空きHDD領域をPartionMagicを使って8GBほど確保しておきます。 [X24へのインストール] 1.X24はUSB接続CDドライブからのブートが可能なのでPanasonic KXL-CB20AN CDドライブを接続します。 2.PCの起動画面で"F12 Choose Temprary Boot Deviceで"CD-ROMを選択しCDから直接ブートします。 3.以下インストール画面の指示に従ってインストールを実行します。主なポイントは以下です。 ■デュアルブート 今回はWindowsXPとのデュアルブート環境を構築します。 ■パーティションの設定(今回固有) C: D: ドライブに加えて以下のパーティションを追加します。 /dev/hdh5 /boot 103MB /dev/hda6 / 6128MB /dev/hda7 swap 768MB ■パッケージのインストール CGI利用環境構築のため以下のインストールを必須とします ftp,OpenSSH(telnet),perl,Apache ■Displayの設定 GenericLCDでLCD 「Pnel 1024×768」を設定 インストールの例はこちら(563kb) |
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SSH | FedoraCoreのシェル実行環境であるTelnet機能をOpenSSHで構築します。 [sshdデーモン] 設定ファイルは/etc/ssh/ssh_configです。なおFedraCore3ではデフォルトでsshdを起動しているようです。 [sshdクライアントのインストール] UTF-8/SSH2対応TeraTermPro2.3をWinXP側にインストールします。 UTF-8/SSH2対応TeraTermProのダウンロードはこちら |
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FTP | cgiやWebページのアップロードのためにvsftpdを使用します。 設定ファイルは/etc/vsftpd/vsftp.confです。 vsftpdの設定例はこちら |
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HTTP | WebサーバをApacheで構築します。 設定ファイルは/etc/httpd/conf/httpd.confです。 cgiはデフォルトで使用可能です。 Apacheの日本語サイトはこちら |
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結果 | [インストール] 無事インストールが完了しました。 なおperlなどの開発ツール、XwindowやOpenOfficeなど含めてHDD3GBを必要としました。 [SSH] 問題なく使用しています。FedoraCoreではUTF-8対応TeraTermProを使用しないと文字化けがでます。 [ftp] 問題なく使用しています。 [http] 運用中(SS3440東芝ノート)のサーバと同じ構成でWebサーバを構築し、以下のCGIプログラムの実行を確認しました。 ファイル名:first.pl #!/usr/bin/perl print "Content-Type:text/html\n\n"; print "This is first CGI \n"; |
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注意事項 | [FedoraCoreインストール時の注意点] ■インストール時にネットワークを設定の後、初回起動でLANケーブル未接続だとフリーズします。 ■インストール時設定のユーザパスワードはrootでログイン後再設定するまで有効にならないようです。 ■デュアルブート設定でMBRが壊れるケースがあります。修復にはDOSコマンド「fdisk /mbr」を使います。 [CGI実行時の "Internal Server Error" ] 現象:WinからアップロードしたCGIプログラムを実行すると「Internal Server Error」を表示する。 調査:FedoraCore側でCGIを実行すると以下となりperlインタプリタへのパスが不良と判明。 # ./first.pl : bad interpreter: そのようなファイルやディレクトリはありません 原因:アップロードしたファイルの#!/usr/bin/perlの行の改行(CR+LF)のままだとエラとなる 対策:とりあえずFedoraCore側のエディタで#!/usr/bin/perlの改行をやり直してOK。 *見た目はどこも問題がないので注意が必要です。 |
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