ホームネットワークの構築 Rev0:2000/08/31
HOME PC SKI お手伝い 管理人

ネットワークの概要
メリット
 ノートなどPCが2台以上あるならぜひネットワーク機能を利用しましょう。
電話回線をISDNにかえてモデムやTAの代わりにダイヤルアップルータを使えば即ネットワークを構築できます。便利な機能を意外と簡単に利用できるのでお奨めです。
たとえば
PC間でデータを共有できる
装置(FD,CD-R/RW,プリンタなど)を共用できる。特にノートPCから使えるのは便利
プロバイダとの契約変更なしで数台のPCを同時にインターネットに接続できる
PC毎にe-メールを利用できる。
高速転送なので数MBのデジカメやビデオのデータ交換が短時間ですむ。
PC相互間でバックアップデータを保管しあえる。
など。
機器構成 ここではダイヤルアップルータを使ってネットワークを構築します。
【PC/OS】
 PC1:Disktop(オリジナル)/Win2000
 PC2:東芝Dynabook SS3440/Win98SE
NIC:ネットワークカード
 NIC1:3COM Ether Link 10/100(3C905B-TX)
 NIC2:東芝LANアダプタ(内蔵)

【ダイヤルアップルータ】
 YAHAHA RTA50i 
【ケーブル】
 イーサネットケーブルx2

【電話回線】
 INSネット64(ISDN)






NICのインストール
PCのマニュアルを参照しネットワークカードのドライバーのインストールを行います。
結果は [コントロールパネル] [システム] [デバイスマネージャ]の画面でネットワークアダプタのリストにあるかどうかで確認できます。


ネットワークの設定
PCのマニュアルを参照しネットワークの設定を行います。
ここではWin98での設定例を紹介します。
[コントロールパネル] [システム] [ネットワーク]でネットワークの詳細を設定します。


【ネットワークコンポーネント】
 以下を確認します。なければ[追加]します。
 ・Microsoftネットワーククライアント
 ・Microsoftネットワーク共有サービス
 ・TCP/IP->NICカード名

TCP/IPの設定
 [TCP/IP->NICカード名] [プロパティ]で
 設定します。(詳細はルータのマニュアルを参照)
PC1 PC2
IPアドレス 192.168.0.20 192.168.0.21
WINS設定 解決しない 解決しない
ゲートウェイ 192.168.0.1 192.168.0.1
DNS設定 192.168.0.1 192.168.0.1

今回は使用しないが
アドレスレンタル(
DHCP)機能を使う場合は以下。
PC1 PC2
IPアドレス 自動取得 自動取得
*1 IPアドレスは192.168.0.xxxが割振られます

ルータ
の設定

接続先のプロバイダとは端末型ダイヤルアップ接続です。
WEBブラウザを使用して設定するのでモデムやTAより簡単です

【プロバイダの登録】
 電話番号などを設定します。
 (詳細はルータのマニュアルを参照)
プロバイダ名 wakwak
電話番号 xxxx-xx-xxxx
ユザID xxxx
パスワード xxxx
DNSアドレス 自動取得
自動接続/切断*1 する
*1 Win2000で自動接続の場合、本頁の下段も
  参照ください。

ファイル
共有の設定
ネットワークに接続されたPCのファイルや、CDROMドライブ、などを共有できます。

【共有の設定】
 エクスプローラの
 [ファイル] [共有]で設定する。
共有名 xxxx
最大ユーザ数 無制限
アクセス許可 Read/Write/Exe
/グループ

プリンタ
共有の設定

ネットワークに接続されたプリンタを共有できます。
【共有の設定】
 [コントロールパネル] [プリンタ] [プリンタの設定] で画面の指示に従いネットワークプリンタを設定します。

共有資源へのアクセス
エクスプローラのネットワークコンピュータから共有資源へアクセスできます。
ファイルのコピー、移動、削除、作成などすべてローカルファイルと同じように扱えます。

【PC2:3440からPC1:C515の共有資源にアクセスした例】

NAT機能
プロバイダから割り振られた1つのグローバルIPアドレスを、複数のPCのプライベートアドレスに自動変換する機能をルータが持ちます。これにより
例えばネットワーク上のPC1,PC2から同時にインターネットへアクセスできるようになります。うれしいことにプロバイダとの契約変更などは必要ありません。

e-メール
PC毎にe-メールを取得できます。
最も簡単な方法は
プロバイダ側のメールアドレス追加のサービスを利用することです。


「予期せぬ自動発信」に注意!!
Win2000ではネットワークドライブを表示しただけでインターネットに向けて予期しない自動発信
を起こすケースがあるようです。思わぬ課金につながるので自動発信を設定したら問題がない
チェックするのが賢明です。
現象
PC1(Win2000)側のエクスプローラでPC2(Win98)の共有資源へアクセスしただけでプロバイダと自動的に通話状態になる。PC2(Win98)側では、同じ設定でもおこらない。

原因
不明(H12/8/31現在)
・Win2000での自動発信の報告例があるが事例とは一致しない
・最も可能性の高い、相手PCのIPアドレス取得する「NetBIOSの名前解決」とは関係してない。

【ログ解析結果】
・インターネット上のクラスA,B,C外のアドレス「0.0.13.112」へアクセスしている
ポート135(DCE endpoint resolution)でアクセス要求が出ている
 DCE:Distributed Common Environment

暫定対策
ルータ側でポート135の要求をインターネット側に出力しないように設定。

【設定方法】
ルータの設定ページから
[システム管理] [フィルタ設定]を開き、 [フィルタ定義の追加]から以下の設定を行う。
番号:80
フィルタ:reject-nolog
始点IPアドレス:*
終点IPアドレス:*
プロトコル:*
始点ポート:*
終点ポート:135
上記を設定し、追加ボタンを押す。

[フィルタリングのセット]でPPのOUTの80のチェックを追加して、 設定ボタンを押す。



 

[HOME] [PC] [SKI] [お手伝い] [管理人]