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■目的
z97チップセットのマザーボードからSATA EXPRESSコネクタが存在します。
従来のSATAとは何が違うのでしょう。
■SATA Express
SATA Epressの前身はSATAです。
max転送速度6GbpsのSATAは現時点最も多く使われているHDD接続インターフェースです。
ただ回転媒体を利用するHDD用に開発されたSATAでmax6Gbpsを超えるSSDに対応するのは非実用的です。
SATA Expressは高速PCIe接続SSDと従来SATAデバイスの両方に対応するインターフェースになります。
■ハードウエア
SATA EXPRESSのハードウェアはSATAデバイスとPCIeデバイスの接続を可能にします。
またSATA Expressコネクタには2台のSATAデバイスを接続できます。
コネクタを共用しているのでSATA EXPRESSデバイスとは当然排他利用になります。
図1 SATA Expressハードウェア
■ソフトウェア
SATA EXPRESSは従来AHCIとSSD対応NVMeのソフトウェアインターフェースをサポートします。
SATAポートではAHCIドライバーを、PCIeポートではデバイスに合わせてAHCIとNVMeドライバーを使用します。
以下の図で左側がSATAポート、右側がPCIeポートのケースになります。
図2 SATA Expressソフトウェア
■関連ページ
SATA-IO 「SATA EXPRESS」 のページはこちら
■結果
SATA EXPRESSは同じポートでSATAとPCIeで通信可能なハードウェア構成です。
ドライバーはSATAデバイスがAHCIをPCIeデバイスはデバイスに合わせてAHCIあるいはNVMeを使います。
転送速度は6Gbps以上ですが基本的にはデバイスと使用するPCIeレーン数で決まるようです。
現時点、SATA EXPRESSポートは2個のSATAポートとして使用しているのが現状です。