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■目的
XCOPYコマンドでデータをバックアップします。
クラシックな方法ながら最も簡単かつ効率的かもしれません。
■XCOPY
XCOPYはファイルやフォルダーをツリー状態のままコピーするWindowsコマンドです。
新しいファイルだけ、かつ上書き指定ができ、最新履歴はもちろん削除や名前変更されたファイルを残すことができます。
■batファイル
バックアップには以下のbatファイルを使います。
set logfile=d:\bk\bk.log
echo %date% %time% >> %logfile%
xcopy D:\Documents Y:\bk\ /EXCLUDE:D:\bk\exclude.txt /D /S /E /C /Y
/R >> %logfile%
echo; >> %logfile%
項目 |
仕様 |
備考 |
logファイル |
d:\bk\bk.log |
日時/バックアップファイル/改行を出力 |
COPY元 |
D:\Documents |
|
COPY先 |
Y:\bk\ |
|
除外指定 |
D:\bk\exclude.txt |
|
オプション |
/D 新しいファイルのみ
/S /E 空を含むサブフォルダ―
/C エラーを無視
/Y 上書き確認を表示しない
/R 読み取り専用ファイルもコピー |
|
XCOPYのリファレンスページはこちら
■除外指定
以下は除外指定ファイルのサンプルです。
$~
~$
~WRL
.tmp
.temp
IMG00001.DAT
outlook.pst
Thumbs.db
pspbrwse.jbf
pagefile.sys
win386.swp
catalog.wci
.ci
.0
.1
.2
.3
.4
.5
.6
.7
.8
.9
.000
.001
.002
.003
.004
.005
.006
.007
.008
.009
.log
@done
@work
@backup
■ログファイル
ログファイルのサンプルです。
2014/09/05 12:59:15.34
D:\Documents\システム\Backup\xcopy_backup設定.docx
D:\Documents\システム\Backup\xcopy_backup設定.pdf
D:\Documents\システム\Centos\Linux_Backup&Recovery.docx
D:\Documents\システム\Centos\Linux_Backup&Recovery.pdf
D:\Documents\システム\Centos\Linux_VirusScan導入.docx
D:\Documents\システム\Centos\Linux_VirusScan導入.pdf
6 個のファイルをコピーしました
■結果
バックアップ先の容量増加を少なくできるのでフル+差分バックアップから切り替えました。
タスクスケジューラーでbatファイルを起動すれば定期的に自動実行が可能です。
ログファイルを出力することで実行結果を確認できます。