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■目的
FedoraCpre5をインストールしたメモです。
■FedoraCore5
FedoraCore5は2005/03/20にリリースされた最新Verです。
リリーリスノートはこちら(英文)
●GUIパッケージ管理(インストールがGUIベースに)
●日本語入力が格段に向上
kernel: 2.6.16
gcc: 4.1
Apache2.2
Samba3.0.21b-2
MySQL5.0/PostgreSQL8.1
Gnome2.14
OpenOffice.org2.0
FireFox:1.5
■動作条件と対象PC
[FedoraCoreの動作条件]
CPU |
linuxをテキスト・モードで利用する場合は200MHz/Pentium以
上、グラフィックス・モードで利用する場合は400MHz/PentiumII以上を推奨 |
メモリ |
256MB以上を推奨 |
ハードディスク |
フルインストールの場合は、9GBが必要 |
CD-ROMドライブ |
CD-ROMブートが可能なCD-ROMドライブ |
[PC/ブートデバイス]
以下は今回のインストール対象PCとブートドライブです。

ThinkPad X24/USB-CD(ノート)
ThinkPad X32/USB-CD(ノート)
Dell GX50/IDE-CD(ディスクトップ)
Dell Power Edge830/IDE-CD(サーバ)
■ダウンロード
32BitPC用にi386版Linuxをミラーサイトからisoイメージをダウンロードし、CDあ
るいはDVDを作成します。
ミラーサイトはこちら

DVD:FC-5-i386-DVD.iso
CD:FC-5-i386-disk1.iso~FC-5-i386-disk5.iso
■ブートディスクの作成
[作成方法]
B'sRecorderGold8でISOイメージファイルを選択し"トラックとして登録"で書き込みを行います。
書き込みが終わればブートディスクが作成されます。
[ブートディスク]
今回作成したディスクは以下です
・CD:boot.iso...FTPよりインストール(Dell GX50およびPoweEdge830)
・DVD:FC-5-i386-DVD.iso...DVDよりインストール(ThinPadX24、X32用)
■インストールThinkPad
[ThinkPad X32の構成]
(1)PC: ThinkPad X32 メモリ512MB/HDD空き8GB
(2)Boot Device:I/O Data Portable DVD Multi drive DVRP-UN8AS (
USB2 )...ドライブはNEC製
(3)Media:DVD-ROM
[インストール]
ブート画面で[Enter]を押すとインストールが開始され画面の指示通りインストールを実行します。

*1 [No Driver Found]のエラーメッセージが表示されたらI/O製DVD MultiDrive用に
[Select Driver]で[USB Mass Storage driver for Linux
(usb-storage)]を選択します。
*2 Partitionの作成はdefaultを使用しました。作成されたpartitionは以下です。
/boot:100MB
swap:RAM容量の2倍
/ :残りの空き領域すべてを使用
*3 Displayの解像度の設定はデフォルトで800*600になります。
MonitorをUnknown MonitorからGeneric LCD Displayに変更してLCD Panel
1024*768を設定します。
インストールガイドはこちら
■FTPからのインストール<
Dell
GX50とPowerEdge830はDVD-ROMドライブを持たないのでFTPサーバからのインストールを試みました。FTPサーバのある環境なら
CD5枚を焼くより簡単です。
[FTPサーバ]
今回はたまたまI/OData製HDL-GX250 NASのFTP機能を利用します。
[ダウンロード]
ミラーサイトftp://ftp.riken.jp/Linux/fedora/core/5/i386/osからNASにOSをダ
ウンロードします。
ダウンロード先ディレクトリはFTPルートディレクトリ内のfc5です。

[起動ディスク]
boot.isoをダウンロードしCDに焼き、起動ディスクを作成します。

[インストール]
CDあるいはDVDからの場合と異なる部分のみを以下に示します。
(1)Instalation MethodでFTPを選択します。

(2)TCP/IP Configurationでインストール時に使用するIPネットワーク情報を設定します。
DHCPサーバがある環境なので手っ取り早くDHCPを指定します。
(3)FTP Setupでサーバの情報を設定します。 ..今回は以下のとおりです。
FTP Site name:192.168.1.xx
Fedora Core Directory: fc5
anonymous FTP

■結果
今回はUSB-DVDドライブからノートPCへ、FTPからDVDドライブを持たないPCへ合計4台のインストールを試み無事に終了
できました。注意点は以下です。
●ノートPCで解像度を変更する場合、Unknown Displayのままで変更すると画面が乱れてしまいます。
Generic LCD Displayに変更してから解像度を変更します。
●I/O Data Portable DVD Multi drive
DVRP-UN8ASのドライバがないエラーが表示されました。
USB Mass Storage driver for Linux
(usb-storage)を指定して動くのを確認しました。