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■目的
Canon HF M41ビデオ出力であるAVCHDのカット編集についてメモします。
テストしたのはTMPGEnc4Xpressなど4種類のソフトウェアです。
■HF M41
Canonのプロ用カメラと同じ撮像素子HD CMOS Proを採用するビデオカメラです。
映像H.264/MPEG4-AVC、音声ドルビーデジタルAC-3、コンテナはMPEG2-TSのAVCHDフォーマット採用です。
HF M41添付のVideoBrowser映像管理/編集ソフトはWin7/64bit環境で起動直後フリーズして使えません。
* Ver2.6(2012/12月リリース)より使用可能になりました。
AVCHD映像カット編集のため替りのソフトを探します。
Canon HF M41のページはこちら
■ソフトウェア
テストしたのはいずれもAVCHD入力が可能な以下のソフトウェアです。
・Pegasys TMPGEnc4 Xpress
・Pegasys Video Mastering Works5
・Cyberlink Power Director10
・Corel Video Studio X4
■入力画像
項目 |
映像 |
音声
|
HF M41 出力
AVCHD
|
種類: H.264 AVC
ビットレート: 23.15 Mbps
解像度: 1920x1080
フレームレート: 29.97fps
アスペクト比: 16.9
プロファイル: ハイプロファイル
フレーム種類: インターレース
|
種類: Dolby Digital
サンプリングレート: 48kHz
ビットレート: 256Kbps
チャンネル: ステレオ
アスペクト比: 16.9
プロファイル: ハイプロファイル
フレーム種類: インターレース
|
■編集
AVCHDの映像をカット編集してAVCHDフォーマットで出力します。
スマートレンダリング、Intel Quick Sync Videoの状況とiPhone変換(H.264)の結果も示します。
■出力時間
以下はAVCHDへの出力時間と再生時間の比です。
スマートレンダリングをサポートのVideoStudioが最も高速でリアルタイム再生の1/3以下でした。
テスト環境:
OS: Win7/64bit
CPU: i7-2600K 3.4GHz
Mother: ASUS P8Z68-M Pro
Memory: PC3-12800 /8GB
VGA: Intel HD3000 (on board)
■結果
レンダリングが最も長いですが当面手持ちのTMPGEnc4ExXpressでカット編集してH.264で出力します。
仮に新規購入ならTMPGEnc4Xpressを除いていずれもAVCHDのカット編集/AVCHD対応出力が可能です。
TSの編集まで考慮するとVideoStudioはTSの音声変換に問題ありです。
-> Version x5ではtsファイル入力時エラーになるケースがあります..2012/04/12
フリーのTsSniperはカット編集可ですがPlayerによってはカット部分の映像がブランクになるだけのケースがあります。