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■目的
 フリーソフトのCamStudioでPC操作画面を録画します。

■CamStudio
 AVI(Microsoft Video1)でWindows画面を録画するGPLフリーソフトウエアです。
 SWFのFlashビデオへの変換機能を有します。
 [経緯]
 ver1.0-2.0: GPLフリーソフトとしてRendersoftからリリース (2001/10-2003/12)
 Ver2.1-:競合製品RoboDemoのeHelpに買収され市販ソフトに..eHelpは最終的にAdobeが買収。
 Ver2.5b-:再度フリーソフトとして開発再開 (2007/9)
 今回使用するのはVer2.6r294です。
  CamStudioのサイトはこちら

■環境条件
区分 仕様 備考
OS Windows 95 /98 /Me /NT4.0 /2000 /XP /Vista 今回の環境は Win7 /64bit -> 画面録画できています。
CPU 400MHz CPU以上
Memory 64MB 以上推奨  
HDD 4MB 以上の空き  
Codec Microsoft Video1 SWF 変換機能をサポート
File Size 最大 2GB AVI の制限による

■設定
(1)Region
 キャプチャ領域の設定は以下の4種類から選択できます。
指定事項 内容 備考
Region マウスで矩形領域を指定できます
Fixed Region 矩形領域の位置とサイズを指定できます
Fixed Top-Left Corner: Off
 位置は録画前にマウスで移動できます。
Drag Corners to Pan: On
 サイズは録画前にマウスで変更できます。
Window 指定のWindowをキャプチャします
Full Screen スクリーン全面をキャプチャします

(2)Video Option
 録画のオプションを設定します。
指定事項 内容 備考

Compressor

圧縮エンコーダを指定します
デフォルトはMicrosoft Video1です
Configure:
 選択したエンコーダのパラメータを設定
Quality:
 録画品質を設定..特定のエンコーダのみ
Set Key Frame Every:
 キーフレームのレートを設定
Frame rates Capture Frames Every:
 録画フレームレートを設定します
Playback Rate:
 再生フレームレートを設定します
Auto Adjust キーフレーム/録画/再生レートを自動設定します
スライダが右にあるほど低速録画になります

(3)Enabling Autopan
 録画中に録画エリアをマウスで移動できます。

(4)録画保存先
 [Options] [Program Options] [Directory for recording]で指定可能です。
 デフォルトはC: \Windows \Temp

(5)その他の指定事項
 音声録音などの指定事項はヘルプを参照します。

■サンプル
 NextFTPの操作を録画したサンプルです。
 Compressor: MicrosoftVideo1 KeyFrameEvery: 30 Capture Frame Every: 30 Playbac kRate: 30

■結果
 Win7環境でCamStudioにより画面を動画として保存できるようになりました。
 Win7環境で日本語パッチをインストールしても言語はEnglishとGermanのままでした。
 CamStudioは多機能ですがRegion/Video Optionを理解すれば使用できます。
 CamStudioの次期Verは3.0の予定です。
 映像を埋め込みのためYouTubeを利用しました。

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