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■目的
成績一覧表作成に関するExcel 2007関数のメモです。
■SUM:合計
max255までの数値の合計点を計算します。
■IF:条件判定
全教科未受験なら合計セルは未記入のままにします。
IF(COUNT(C2:G2)=0,"",SUM(C2:G2))
*COUNTは指定範囲に数値の含まれるセルの数を返します。
■平均:AVERAGE
平均点を算出します。
全教科未受験だと#DIV/0!エラー回避のため合計セルと同様にIF判定を行います。
IF(COUNT(C2:G2)=0,"",AVERAGE(C2:G2))
■RANK:クラス順位
5教科合計のクラス内の順位をつけます。
対象範囲は全員同一なので絶対参照にします。
全教科未受験だと#VALUE!エラーになるのを回避のためIF判定を行います。
IF(H2="","",RANK(H2,$H$2:$H$5,0))
■RANK:学年順位
別シートに別のクラスの成績表があると仮定します。
RANK関数の参照範囲は同一シート内に限定されるようです。
したがって学年全体の合計点を同一シート内(P2:P5)に計算式を使ってコピーします。
参照範囲が複数の時は範囲全体を()でくくります。
IF(H2="","",RANK(H2,($H$2:$H$5,$P$2:$P$5),0))
■VLOOKUP:段階評価
5段階評価表を作成しておいて各人がどの段階に該当するかを判定します。
5段階評価表は全員について共通なので絶対参照します。
平均点が未記入時#N/A!エラーを回避のためIF文を追加します。
IF(I2="","",VLOOKUP(I2,$M$2:$N$6,2,TRUE))
■STDEVP:標準偏差
教科毎の標準偏差値を算出します。
STDEVP(C2:C5)
■MAX:最高点
教科ごとの最高点を返します。
MAX(C2:C5)
■MIN:最低点
教科ごとの最低点を返します。
MIN(C2:C5)
■結果
成績表を作成するとしたら計算処理のほとんどは関数が出力してくれます。
関数の検索、引数の内容の確認、出力結果などの確認は関数挿入時に可能で使いかっては良好です。
関数の挿入とエラー回避の処理の手間は同程度です。