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■目的
TV番組表をクリックするだけで録画予約ができてしまうテレパソは優れもの。
具体的な例を報告します。
■構成
システム構成です。
OS |
WindowsXP Pro |
CPU |
Pentium4 1.8GHz |
Mother |
Intel D850MVL |
TVキャプチャ |
Canopus MTV1000 |
■番組予約
CanopusMTV1000を使用した時の録画予約フローは以下のとおり。
TV録画ボードが変わっても概ね同じと思われます。
(1)常駐しているTVRecordingManagerからインターネット番組表を開いて、番組を選択し「IPEG録画」をクリックします。
(2) TvRecordingManagerに番組情報が転送され、予約されます。必要なら画質などを指定できます。
(3) 後はPCをスタンバイ状態にします。
録画時間になれば自動的にPCが立ち上がり録画が始まります。
録画終了でPCがスタンバイに戻るように TvRecordingManagerで事前に設定しておきます。
■問題点
今回遭遇した問題点です。
現象 |
原因 |
対策 |
問題1
留守録のためにPCをスタンバイ状態にするボタンが有効にならない。
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PCIスロットに省電力未対応の拡張ボードがあるとスタンバイに移行できないようです。ビデオ編集用ボードDVStorm-RTをは
ずす とスタンバイOKとなります。ほかにもCanopusのボードは省電力未対応のものがあるようです。
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DV編集用PCとTV録画PCを分けた。
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問題2
インターネット番組表にアクセスするボタンが有効にならない。
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単純にTvRecording Managerへ番組サイトのアドレス設定漏れ。
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3つの番組サイトの中から選択設定。
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問題3
スタンバイから復帰しても録画を開始しない
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ログオンのためのユーザIDとパスワードを設定するが、パスワードなしのユーザIDでは録画開始できない。
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「コントロールパネル」-「ユーザアカウント」でパスワードありのユーザに変更し、ログオンする。これはマルチユーザに対応している
Win2000、WinXPに限定された問題と想定されます。
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■感想
最終的にWebページから録画予約、留守録がOKとなりました。
さらに携帯からも録画予約可能になりました。
以上今回のメモは予約録画に関する報告ですが、ほかにも
・PCのCHIPSETとTVキャプチャボードの相性問題
(一般にi845EなどIntel製Chipsetを使用したPCが無難)
・録画ファイル互換性と再生の問題
(「MPEG2録画」と謳っているのにMPEG2プレーヤで再生できない問題)
・FAT32やNTFSファイルシステム選択とMPEG2ファイル容量の問題
など技術的な難関が数多く存在します。
ハード的に歴史が浅いことと、動画ファイルが、システムのリソースを超える大容量である点に根本的な要因があります。
一般のユーザにとって現段階では、メーカ製のTV録画機能付きPCを購入し、その環境内で利用することが無用のトラブル回
避方法になると考えます。
ついでながら録画した映像を交換する手段としては、PC各社はDVD作成ソフトを必ず同梱していることからも、現段階ではDVD-Videoフォーマット
を推奨しているように見て取れます。これなら市販のDVDプレーヤで再生ができるはずです。
MPEG2は規格化されているにもかかわらずファイル自体のつくりや、デコーダの関係で意外と再生できる環境になっていないケースが多く、かつ外から環境
が見えにくいこともあり、実績のあるケースでのみ使う方が無難です。
全体としてデジタル映像の世界は残念ながらまだまだマニアの世界です。
ただ状況が劇的に変わる気配もなきにしもあらずです。