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■目的
致命的なハードエラーで突然再起動となる対策でCPUを5700Xに交換します。
対象は自作のmicroATX /容量22LのコンパクトミニタワーPCです。
■自作ミニタワー
Ryzen 7 3700X搭載現行PCは、microATX /容量22Lのコンパクトミニタワーです。
完成後からたまに突然再起動するハードエラーのため CPUを5700Xに交換します。
今回はCPUと電源を先に交換し、他の要因のメモリー/マザーボードは様子見です。
現行「r737改2自作ミニタワー」 のページはこちら
■Ryzen 7 5700X
今回利用の5700Xは3700Xと同じAM4ソケットで旧Zen3世代の8C/16T CPUです。
最新7700Xが高TDP105Wに対して5700Xは65W低発熱かつ旧モデルになり低価格です。
ゲームなしなのでこのクラスのCPUなら十分すぎる性能です。
AMD Ryzen 7 5700X CPUのページはこちら
■構成パーツ
CPUと電源以外のパーツは基本的に継続使用です。(購入価格合計:148.6 kyen)
- CPUはZen3世代ながら7nm回路のAMD Ryzen 7 5700X に入換えです。
- 電源もエラー対応で余剰品を利用しATX 550Wに容量アップです。
[Case] ..継続
Galax Revolution-03 /microATX
ミニタワー /容量22L
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[CPU]
AMD Ryzen 7 5700X 3.4-4.6GHz
8c16t /AM4 /7nm /TDP65W
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[Mother] ..継続
ASUS Prime B550M-A
microATX /AMD B550 /AM4 /PCIe4.0
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[Cooler]..継続
Noctua NH-D12L
高さ145mm +120mmファン
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[Memory]..継続
Essencore KD4AGU880-36A180U
2x16GB /DDR4-3600
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[SSD]..継続
Western Digital WDS500G2X0C + WD_SN850
PCIe3.0 /500GB + PCIe4.0 /1TB
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[Graphic]..継続
NVIDIA Quadro P2200
x4 DisplayPort 1.4 4K@60Hz
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[PowerSupply]..旧品
CORSAIR RM550X
80PLUS GOLD 550W
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■BIOS Update
ハードエラーの対応でBIOSを最新ver2806にUpします。
BIOSアップデート後は設定データがリセットされるため再設定が必要です。
PRIME B550M-A の「BIOS
&FIRMWARE」のページはこちら
- ASUSサイトからBIOS image fileをダウンロードしUSBに保存します。
- UEFI BIOS画面からASUS EZ FLASH 3 Utilityを起動します。
- DriveフィールドでBIOS保存先USBドライブを選択してBIOSファイルを選択です。
- [このファイルを読む]でアップデートの開始です。
- 終了したら[F1]キーでBIOS画面に戻り、EXITでPC再起動して終了です。
■BIOS再設定
BIOSのアップデートやCPU交換後はBIOSが初期値に戻るので再設定します。
-
BIOS-Memory
使用するメモリはDDR4-3600ですが、2666MHzで動作しています。
UEFI画面からDDR4-3600を指定します。
- UEFI BIOS画面で[Ai Tweaker] [Mrmory Frequency = DDR4-3600MHz]
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BIOS-ファン制御
騒音低減のため最適速度にファンの制御が必須です。
BIOSからQ-Fanコントロールを起動しファンのCalibrationを実施すると、検出したファン最低出力をベースに温度に対するファン出力
カーブが 設定されます。これまでと同様にアイドル域での騒音低減のためカーブの立ち上がりポイントを高温側にシフトします。
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BIOS-AMD Virtualization
VMwareなどの仮想マシンを動かすので仮想化テクノロジAMD SVMを有効にします。
- UEFI BIOS画面で[Advanced] [SVM Mode = enabled]
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BIOS-Boot
PCの起動時間短縮のために Boot関連の設定変更を行います。
- UEFI BIOS画面で[boot] [CMS][CMS = Disabled]
- [boot] [boot cofiguration]を開いて
・[Post Delay Time = 1 sec]
・[First Boot = enabled]
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BIOS-TPM
Win11必須の機能で、TPMデバイス実行のために TPMの設定を確認します。
- UEFI BIOS画面で[Advanced] [AMD fTPM Configuration]
[Select TPM Device = Enable Firmware TPM]
■ソフトウェアライセンス
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内容
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Windows 11
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CPU交換後もライセンスはリセットされず有効でした。 |
■温度上昇
室温22℃でHWmonitorによるPC内部温度とファン回転数です。
低発熱ゆえCPU温度はアイドル34℃、高負荷時56℃で3700Xよりさらに低下です。
CPUファンはアイドル340rpm、高負荷時850rpm /42%出力で低回転/低騒音です。
またM.2/SSDのCドライブ温度は高負荷でも46℃と許容値内です
■性能PassMark
CPUマークは+15%、Memoryを除くすべての項目でポイントアップです。
■消費電力
PassMark Bench実行時のシステム消費電力はアイドル時58W、高負荷時145W付近です。
3700X比較でアイドル時+18W、高負荷時+5Wで特にアイドル時のUpが目立ちます。
■仕様
microATXミニタワーa757 自作PCの仕様になります。
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r757 |
r737改2 (従来) |
Case
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Galax Revolution-03 /micro-ATX |
<- |
CPU
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AMD Ryzen 7 5700X
8C16T@3.4-4.6GHz /AM4 |
AMD Ryzen 7 3700X
8C16T@3.6-4.4GHz /AM4 |
CPU Cooler
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Noctua NH-D12L
+ NF-A12x25 PWM |
<- |
Mother board |
ASUS Prime B550M-A |
<- |
Memory
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Essencore KD4AGU880-36A180U
DDR4-3600 /16GB x2 |
<- |
拡張Slots |
1 x PCIe 4.0 x16 (x16 mode)
2 x PCIe 3.0 x1 |
<- |
SSD |
C: WD_BLACK /500GB PCIe3.0
D: WD_SN850 /1TB PCIe4.0
E: VK000960G WCNR /960GB |
<- |
Extension Board |
ELSA NVIDIA Quadro P2200
PT3 /PCIe2.0 x1 TV Tuner
TP-Link TX50E V2 Wi-Fi |
ELSA NVIDIA Quadro P2200
PT3 /PCIe2.0 x1 TV Tuner |
LAN |
1x Realtek RTL8111H 1Gb LAN |
<- |
Audio
|
Realtek ALC887 7.1 codec |
<- |
I/O Panel
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1 x PS/2 keyboard/mouse ports
1 x DVI-D
1 x D-Sub
1 x HDMI
1 x LAN (RJ45) port(s)
2 x USB 3.2 Gen 2 (teal blue) Type-A
4 x USB 3.2 Gen 1 (blue) Type-A
3 x Audio jack(s) |
<- |
Graphic出力
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x4 DisplayPort 1.4 4K@60Hz |
<- |
IC Card Reader |
SCM SC3310 v2 |
Gemalto PC-USB-TR |
Power Supply |
CORSAIR RM550X 550W Gold |
CORSAIR SF450x 450W Gold |
Display
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Dell U2720QM (4K) |
<- |
Mouse
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Logcool MX Anywhere 3 |
<- |
Keyboard
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Topre RealForce SJ08B0 |
<- |
Power
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Idle: 58W
Max: 145W |
Idle:40W
Max:140W |
Size
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W185 xH303 xD391 mm |
<- |
Weight
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約8.5kg |
<- |
■結果
- 電源容量Upなどのハードエラー対策はCPU交換で収束です。
- CPUは旧Zen3モデルながら低発熱かつ価格ダウン大の5700X採用です。
- BIOSのUpやCPU交換ではBIOSがリセットされるので再設定が必要です。
- OSライセンスはCPU交換でもリセットされることなく有効のままです。
- CPU性能は+15%アップで、Memoryを除いた全項目で向上です。
- CPU温度とファン回転数とも低下で省電力/低騒音に貢献です。
- システム消費電力はアイドル時が58W、高負荷時145W付近です。