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■目的
FedoraCore6でtarコマンドを使用してデータをLTOテープドライブにバックアップを試みました。
デバイスが自動認識されるので以外にも簡単な印象です。
■環境条件
[Hardware]
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PC :Dell PowerEdge830
Tape :IBM LTO3Drive
SCSI :Adaptec39160(Ultra160)
[Software]
OS :FedoraCore6
MT :mt-st 0.9b2-2-2 |
■準備
[デバイスの確認]
[root@d830 ~]# cat /proc/scsi/scsi
Attached devices:
Host: scsi5 Channel: 00 Id: 15 Lun: 00
Vendor: IBM Model: ULTRIUM-TD3 Rev: 64D0
Type: Sequential-Access ANSI SCSI revision: 03
[テープ制御ソフトインストール]
mt-stをパッケージマネージャでインストールします。
■バックアップとリストア
[テープのロードとStatusの確認]
テープをドライブにロードしてstatusを確認します。
[root@d830 ~]# mt -f /dev/nst0 status
SCSI 2 tape drive:
File number=0, block number=0, partition=0.
Tape block size 0 bytes. Density code 0x44 (no translation).
Soft error count since last status=0
General status bits on (41010000):
BOT ONLINE IM_REP_EN
[バックアップ]
ためしに/rootディレクトリをテープにバックアップしてみます。
[root@d830 ~]# cd /home/kuri
[root@d830 kuri]# tar cvf /dev/nst0 /root
root/
root/.wapi/
root/.xsession-errors
root/.gnome2/
.
[リストア]
テープからリストアします。
[root@d830 kuri]# mkdir restore
[root@d830 kuri]# cd ./restore
[root@d830 restore]# mt -f /dev/nst0 rewind
[root@d830 restore]# tar -xvf /dev/nst0
root/
root/.wapi/
root/.xsession-errors
root/.gnome2/
.
■結果
・Adaptec39160SCSI、IBM LTO3 Driveドライバーは自動インストールされてしまいました。
ちなみにWindowsの場合IBM LTOドライブドライバをマニュアルでインストールが必要です。
・テープのマウントは不要ですが、読み取りの前にはテープの位置決めが必要です。
・デバイスの認識後のARCServなどの市販ソフトのセットアップはWinとほぼ同じと想定できます。
結果からは、市販ソフトでのバックアップ運用開始までは案外容易かもしれません?