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■目的
WinXPとLinuxのマルチブート環境を構築するためにはGrubをインストールします。
今回はそのカスタマイズを行うための設定ファイルについての報告です。
■Grubとは
GNUの開発したブートローダでGRand Unified Bootloaderの略です。
Linuxなどをブートでき最近ではLILOに代わってWinとLinuxのマルチブートの環境を可能にします。
■Grubの設定
/boot/grub/grub.confファイルで設定します。
設定例:
default=1 ..デフォルトのブートエントリ(ここではWin)です
timeout=5 ..この時間内に起動するOSを変更できます
splashimage=(hd0,6)/grub/splash.xpm.gz ..背景イメージファイルです
hiddenmenu
title Fedora Core (2.6.19-1.2895.fc6) ..エントリ#0のタイトル(OS名)です
root (hd0,6) ..エントリ#0のブートセクタです
kernel /vmlinuz-2.6.19-1.2895.fc6 ro root=LABEL=/ rhgb quiet ..エントリ#0のカーネルイメージです。
initrd /initrd-2.6.19-1.2895.fc6.img ..エントリ#0のinitrdイメージです。
# title FC6 (2.6.18-1.2798.fc6)
# root (hd0,6)
# kernel /vmlinuz-2.6.18-1.2798.fc6 ro root=LABEL=/ rhgb quiet
# initrd /initrd-2.6.18-1.2798.fc6.img
title Win ..エントリ#1のタイトル(OS名)です
rootnoverify (hd0,0)
chainloader +1
■結果
上記の設定ではデフォルトはWindowsになります。
FC6をデフォルトにするときは default=0 にします。
Splash.xmp.gzの画像を変更すると背景が変わるのを確認できます。画像サイズは640x480です。