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■目的
 地上デジタル放送が始まっているのにPCでのデジタル対応TVキャプチャ関連の製品化が最近見られません。
 調べてみると著作権保護の制限が製品化を困難にしている事情が浮かび上がります。

■地上デジタル放送の受信制限
著作権保護の目的で主に以下の3つの制限が存在しているように見えます。
(1)暗号化されて映像が放送されます。受信にはデコードのためにB-CASカードが必要になります。
  著作権保護の観点で認定された機器のみにB-CASカードが発行されます。
(2)コピーアットワンス
  録画は1回のみでMOVEで元の画像は削除されます。
  カット編集などが可能か要チェックです。
 
(3)PC受信上の規制
 PCでの受信には以下の規制があります。
 ・デジタル放送のデジタルデータを汎用バスに流す事はARIBで規制
 ・アナログRGBビデオ出力や、従来のビデオ出力からハイビジョン映像を出力することは禁止。

■パソコンでのデジタル放送受信
 WikiPediaによれば現状は以下のとおりです。
  1. SD解像度(800×600(4:3)、960×540(16:9))へ変換した上汎用バスに流す。ハイビジョン高画質は得られない。
  2. チューナーカードからディスプレイへ直接専用ケーブルないしD端子ケーブルで流す。
  3. チューナーカードでHDCP暗号化し、HDCP対応DVIでディスプレイ流し、HDCP対応ディスプレイで暗号化を解除して表示する。HDCP対応製品は高価である。

同様にWikiPediaによれば
1番目と2番目は組み合わせて利用されている事が多いが、いずれの場合も、「信頼できるメーカー以外B-CASカードを提供しない」取り決めにより、自作PCなどで利用できる様になるのはワンセグ放送を除いて当分先になると思われる。
とあります。

■Windows Vistaの国内デジタル放送対応
Windowsと国内デジタル放送の状況については以下の記事が参考になります。
「難航するVistaの国内デジタル放送対応」

■結果として
PCでの受信には、価格の高いメーカー製の地上デジタル対応PCを購入するしか選択手段がない状況に見えます。
また録画制限に関しては、最低でもハイビジョン録画を捨て、SD解像度で受信録画、カット編集、DVD保存を可能にしたいところですが、最新の地上デジタル対応PCの機能を見るとアナログ変換録画でもコピーアットワンスの制限が残るようです。

■参考
地上デジタル放送対応のPCの例です。

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