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2022年11月 アーカイブ

2022年11月 8日

FMV WU-X/F3 初期設定

■目的

富士通FMV WU-X/F3 (軽量634g) ノートPCを初期設定します。
ドライブは暗号化済で、プレインストールOffice 2021はプロダクトキーなしです。

■PC仕様

初期設定に関連するPCの仕様です。
fmv_AZ_WUXF3
Model FMV LIFEBOOK WU-X/F3
OS Windows 11 Home 64bit
Drive 暗号化SSD 256GB (Cドライブ)
プレインストール Home and Business 2021
@メニュー
マカフィー リブセーフ /CyberLink /Corel など

■設定事項

今回実施の富士通FMV WU-X/F3の初期設定事項一覧です。

項目 設定内容
富士通MyCloud モデル /S#登録
Windows 11セットアップ
ネットワーク接続
デバイス名=任意の名前
サインイン /Microsoft Account /PIN
デバイスのプライバシー設定
OneDrive設定
ソフトウェア Win Update (22H2を含む)
Edge初期設定 -> Chrome同期
"アップデートナビ"設定
"はじめに行う設定"設定
回復ドライブを作成
暗号化回復キー保管
マカフィー リブセーフ設定
詐欺ウォール設定
Office
ライセンス認証  (プロダクトキーカードなし)
カスタマイズ drive分割 ( d:\ Data)
ユーザデータ場所移動 (c:\user\user名\ -> d:)
OneDriveフォルダ移動 (d:)
Startメニュ /Taskバー /TaskTray
File Explore /Sound設定 /Deflagオフ
常駐アプリ無効化
Network Drive 接続
アプリ 追加: Chrome /Thunderbird /Adobe Acrobat Reader /Zoomなど
削除: Game /CyberLink /Corelなど
データ移行 Chrome (同期) /Thinderbird (Profile) /Filezilla (Import)
バックアップ
C:PARAGON HDM17 D:ROBOCOPY
FMVサポート [Windows 11] Windowsのセットアップを実行する方法を教えてください。
FMVサポート PCの初期セットアップについて教えてください。(2021年10月モデル以降)
Google Chromeヘルプ  Chrome にログインして同期する。
FMVサポート アップデートナビの使い方を教えてください。(Windows 11)
FMVサポート [はじめに行う設定] パソコンの初期設定を実行する方法を教えてください。(2021年10月モデル以降)
FMVサポート [Windows 11] 回復ドライブを作成する方法を教えてください。
FMVサポート [Windows 11] デバイスの暗号化の回復キーを取得する方法を教えてください。
FMVサポート [マカフィー リブセーフ] 初期設定の方法を教えてください。
FMVサポート[詐欺ウォール] 初期設定の方法を教えてください。
FMVサポート[Office] パソコンの購入や回復後のOfficeの設定方法を教えてください。
FMVサポート [Windows 11] 常駐アプリを解除する方法を教えてください。

■データ移動

標準だとCドライブにシステムとユーザデータが同居します。
今回はCドライブをC+Dに分割しユーザデータやOneDriveフォルダをDドライブ移動します。これによりCドライブの復元時のデータ回復の手間を省略できます。
[Drive分割]
  1. [スタート][ディスクの管理][Cドライブ選択 /ボリュームの縮小] [縮小する領域のサイズ =xxxx] [縮小]でCドライブを縮小します。
  2. [未割当領域/右クリック/新しいシンプルボリューム]でウィザード画面を開き、[シンプルボリュームサイズ=xxxx(最大値)][ドライ ブ文字=D][フォーマット][完了]でDドライブを生成します。

    drive_c-d

[Userフォルダ移動]
  1. C:\user\username内のフォルダーの場所をDドライブに移行します。
    NEC LAVIE Windows 10でお気に入りやドキュメントなどの保存場所を変更する方法
    user folder

[OneDriveフォルダの移動]
  1. タスクバーなどでOneDriveアイコンを選択し[設定][アカウントタブ][このPCのリンクを解除]で新しくセットアップ画面が表示さ れます。
  2. セットアップ画面はそのままで、C:\user\usernameにあるOneDriveフォルダを希望の移動先(d:)にド ラッグ&ドロップします。
  3. セットアップ画面に戻りセットアップを進めて[場所変更]が表示されたら新しい場所を指定します。[この場所を使用する]で完了です。

■暗号化回復キー

本PCのドライブはデフォルトで暗号化されています。回復キーは暗号化が実行されるつど新規に生成されMicrosoftアカウントに自動保存されますが、個別にファイル保管などが可能です。
  1. [コントロールパネル][デバイスの暗号化]でキーのバックアップ画面を表示です。
  2. [ドライブCの回復キーのバックアップ]で保存ポップアップを表示します。
  3. [ファイルに保存する]保存先を指定して[保存]で保管完了です。
  4. Dドライブも同様の手順です。
encrption key
encrption key backup

■@メニュー

PC個別のドライバやバンドルソフトは@メニューアプリの[ドライバ・ソフトウェア検索ユーティリティ]からダウンロードができます。
今回アンインストールしたソフトウェアはここからの再インストールが可能です。
@menu

■バックアップと復元

C+D暗号化ドライブ構成で「バックアップと復元 (windows7)」によるシステムイメージバックアップと復元を試しましたが、実行不能のエラーやタスクバーのアイコンが消えるなどのトラブルで使える状況にありません。最終的にはデバイスの暗号化をオフ状態にして従来通りPARAGON HDM17市販アプリを使います。デバイスの暗号化のオン/オフの手順は以下です。
  1. [設定][プライバシーとセキュリティ][デバイスの暗号化]
    [デバイスの暗号化=オンまたはオフ]
  2. 暗号化の有効/無効化を実行中を表示して 10~15分ほどで完了です。
    *C/Dドライブともに処理の対象です。
encrption on/off

■結果

  • システムバックアップまで一通りの初期設定を終了しました。
  • 保守サポートのためにユーザや購入モデルなどの富士通MyCloudへの登録が必要です。
  • Win11 HomeではMicrosoftアカウントが必須で、ローカルアカウントは追加可能です。
  • Edgeの代わりにChromeを使用するのでインストールと同期を実施します。
  • PCのアップデートには"アップデートナビ"アプリが便利です。
  • 機種登録など必ず実行すべき設定は"はじめに行う設定"アプリが便利です。
  • 暗号化ドライブの回復キーはMicrosoftアカウントにオンラインで保存されます。
  • 今回"マカフィー"と"詐欺ウォール"は使用予定なしです。
  • Microsoft 365試用期間終了のアカウントではプロダクトキーカードなしOfficeの認証ができなく新規アカウントに変更して解消です。
  • 今回ユーザデータやOneDriveのフォルダーはすべてDドライブに移動です。
  • ドライバやアンインストールしたアプリは@メニューアプリの[ドライバ・ソフトウェア検索ユーティリティ]からインストールが可能です。
  • ドライブイメージの作成/回復には、暗号化オフにして従来通り市販アプリを使います。
  • 暗号化のアンロックに失敗のケースでは市販アプリを使って、暗号化ドライブ削除、バックアップイメージ復元で暗号化なし状態にリカバリ可能でした。

2022年11月12日

FMV WU-X/F3 SSD交換

■目的

BTOより自前交換が圧倒的に格安なSSDを256GBから1TBに入替えます。
ただしユーザ側での交換は保証が無効になるなど自己責任です。

■PC仕様

WU-X/F3ノートPCの仕様です。
使うSSDはWestern Digital社WD SN570 1TBでREAD最大3500MB/sと高速です。
Western Digital WD SN570のデータシートはこちら
SN570
Model FMV LIFEBOOK WU-X/F3
OS Windows 11 Home 64bit
CPU Intel Core i5-1135G7 4C8T
SSD SAMSUNG PM991 /256GB
-> Western Digital SN570 /1TB
USB USB3.2(Gen2) Type-C ×2
USB3.2(Gen1) Type-A ×2

■ DISKコピー

SSD交換前にディスク暗号化オフと、元のディスクをDISKコピーしてクローンを作成します。
今回は新しいSSDをM.2 SSDケースを介してPCにUSB接続し、市販アプリ*PARAGON HDM17 でDISKコピーを実行です。容量差より生じる未割当領域は、HDM17で既存ドライブを移動/サイズ変更して割当てます。
* Western Digital製SSDなら無償のAcronis True Image for Western Digitalを利用できます。

copy
copy

■ SSD交換

本体裏側のOFFスイッチを押したあと裏面カバーを外してSSDを交換します。
  1. 電源アダプタを外し本体裏面のOFFスイッチを押し電源強制OFFにし、表面の電源スイッチONでも電源ランプが点灯しないのを確認します。
  2. 固定ねじ11個を外し、上方向にずらすようにして裏面カバーを外します。
  3. 固定ねじを外し黒色のシートの下のM.2ソケット接続SSDを交換します。
  4. 裏面カバーを戻して、電源アダプタを接続し電源ONを確認できたら終了です。
install

■ 速度&温度

SN570のCrystal Disk Markによる転送速度とHWMonitorでの温度実測値です。
速度は交換前比1.5~2倍ほど、温度は高負荷時68℃で問題なしです。

SN570 CDM

■結果

  • FMV WU-X/F3 軽量PCのSSDを無事WD SN570 /1TBに交換完了しました。
  • トラブル防止のためディスク暗号化は事前にオフにしての作業です。
  • 今回のDISKコピーには市販M.2 SSDケースとPARAGON HDM17を使用です。
  • バッテリー内蔵につき、SSD交換の前に電源強制OFFにします。
  • SSDへは本体裏面カバーを外せば容易にアクセス可能です。
  • SN570は交換前比1.5~2倍ほど高速で、温度は高負荷68℃で問題なしです。

2022年11月23日

メモリー診断 Memtest86+

■目的

Win11 22H2以降、意図しない再起動など目につくのでメモリーテストを実施します。
使用するツールはオープンソースのMemtest86+になります。

■Memtest86+

今回はv6.0版を使用し、最初にブート可能なUSBメモリーを作成します。
ブートメニューからUSBメモリーを起動するとメモリテスト開始です。
Memtest86+ のサイトはこちら
  1. Memtest86+ サイトからWindows USB Installerをダウンロード/実行し画面の指示に従い起動USBメモリを作成します。
  2. 再起動してブートメニューから起動し、停止しない限りテストを繰り返します。
  3. test#10まで完了でPass回数1となり、時間は以下の条件で66分/1passでした。
    *Ryzen7 3700X /DDR4-3600 /32GB
memtest86+

■結果

  • PassMark版もありですが今回は元々のv6.0版を利用です。
  • Memtest86+をダウンロードしたらブート起動用USBメモリーを作成します。
  • ブートメニューから起動し、停止しない限りテストが繰り返されます。
  • テスト時間はRyzen7 3700X /DDR4-3600 /32GBで66分/1Passでした。
  • 8hr/7Passテストでもエラーなしの結果で、逆に22H2の安定性に疑問です。

2022年11月26日

Logicool /休止解除オフ

■目的

マウスのスタンバイ解除をOFF指定で、マウスが動くと休止解除となる問題の対応です。
この時のマウスはLogicoolのUSB UNIFYINGワイヤレス接続です。

■現象

Win11でマウスのスタンバイ解除OFF指定でも、マウスが動くと休止解除でPCが起動します。
 Device:Logicool MX Anywhere 3 マウス    (USB UNIFYING接続)
Logicool MX Anywhere 3のページはこちら
logicool anywhere 3

■対応

マウスのスタンバイ解除オフはHID準拠マウスのプロパティで指定済みです。
今回はさらにHIDキーボードデバイス(場所:Logitech USB Input Device)のスタンバイ解除オフの追加指定で解消です。なお当該HIDキーボードデバイスは、LogicoolのUSB UNIFYINGワイヤレスアダプタに接続のデバイスと推定されます。
  1. デバイスマネージャで[キーボード]を展開します。
  2. 複数の[HIDキーボードデバイス]内の[プロパティ/全般]で場所が[Logitech USB Input Device]のキーボードを選択し[プロパティ/電源の管理]タグで[このデバイスでコンピュータのスタンバイ状態を解除できるようにする=オフ]を指定し[OK]をクリックします。
keyboard device

■結果

  • HIDキーボード (Logitech USB Input Device)のスタンバイ解除オフ追加設定で解消です。
  • 上記デバイスはUSB UNIFYING接続のキーボード&マウスが対象と推定されます。
  • 結果としてUSB UNIFYING接続マウスやキーボードでは接続先のHIDキーボード (Logitech USB Input Device)の追加設定が必要です。
  • 現在マウスはスタンバイ解除オフ、標準キーボードは解除オンで使用中です。

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