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2006年11月 アーカイブ

2006年11月 3日

Desktopのカスタマイズ

■目的
Windows95から継続して、デフォルトのDesktopをより使いやすくカスタマイズしてきました。
WindowsXPを例にDesktopの例を紹介します。

■基本方針
(1)整理整頓..Desktopに物(アイコン)をおかない。
(2)APPおよびファイルへのアクセスを容易にする..使用頻度に応じて置き場所を分ける。
(3)使わない物は見せない


■Desktopアイコンの削除
 削除不能なアイコン(WinXPだとゴミ箱)を除いてすべてのアイコンをDesktopから追放します。
■タスクバーのカスタマイズ..以下を設定します。
 
(1)タスクバーのデザイン
 クイック起動を表示する=on
(2)スタートメニュー
 クラシックスタートメニュー=on
(3)クラシックスタートメニューのカスタマイズ
 スタートメニューに項目をドラッグアンドドロップできるようにする=on
 スタートメニューに小さいアイコンを使用する=on

■タスクバーのクイック起動
 1クリックでアクセスが可能なので最も頻繁に使用するアイコンを起きます..5個程度。
 例:エクスプローラ/Webブラウザ/電子メール
 

■スタートメニュ
 2クリックでアクセスが可能です。比較的頻繁に利用するアイコンをおきます..10-20個程度。
 スタートメニューには複数のアイコンを含むディレクトリを置くことができます。
例:メモ帳
  電卓
  コマンド
  圧縮/解凍
  Webアップロード/サーバ管理
  写真関連
  MsOffice
  ファイリング
  Video関連
  iPod
  Security関連
  PCの管理
■スタートメニューの編集
 アイコンをドラッグアンドドロップで置くことができますがエクスプローラで編集することもできます。
 
■スタート-プログラム
 2-4クリックしないと目的にアクセスできません。
 プログラムをインストールすると自動的にフォルダー内にアイコンが作成されますが、通常ここへのアクセルはないようにするのがポイントです。

■ファイルへのアクセス
 クイック起動内のエクスプローラアイコンをから1クリックでマイドキュメントなどにアクセスできます。
 
■Windowsファミリー
 多少の相違はありますが、Windows95/98/Me/2000/2003とも上記の内容でのカスタマイズが可能です。

■結果
Desktopのアイコンはゴミ箱のみになり、かつWindowsのデフォルトより効率的に目的のアイコンにアクセスが可能になったと感じます。

2006年11月 4日

ISOイメージからのCD-ROM作成

■目的
 LinuxのインストールディスクなどISOイメージファイルからCD-ROMを作成するケースがあります。
 今回はB's Recorder Goldを使った作成例の紹介です。

■手順
(1)ISOイメージのダウンロード
 今回はFedoraCoreのBootイメージからBoot CDを作成します。
 ISOイメージはFedoraCoreのサイトからダウンロードします。
(2)Boot CDの作成
 ・B's Recorder Gold8を起動し、ソースのWindowにISOイメージを表示します。
 ・ISOイメージファイルを選択し右クリックしてメニュを表示します。
 ・[トラックとして登録]をクリックすると準備完了です。
 ・CD-Rをセットし[書込み]でCD-Rの書き込みを開始します。
 
■結果
 通常のデータとは[トラックとして登録]が異なるだけで、簡単にISOイメージからCDを作成できます。

Office文書のpdf変換

■目的
 MsOfficeの文書を、オープンソースのOpenOfficeでpdf変換する方法を試みました。Acrobatなどの市販ソフトを購入することなく変換が可能です。

■準備
(1)Windows用OpenOfficeをダウンロード
  日本語版(最新Verは2.0.3)はこちら
(2)OpenOfficeをインストール

■Word/Excelのpdf変換
 (1)Word/ExcelをOpenOfficeのWriter/Calcで開く
 (2)[ファイル][pdfとしてエクスポート][エクスポート]で変換
Excelの変換例はこちら

■結果
・オープンソースのOpenOfficeと互換性のある文書ならMicrosoftのOffice文書をpdf変換可能です。

■参考
 (1)OpenOfficeは基本的にMsOffice互換なので大部分のMsOfficeの文書はpdf 変換可能と思われます。
 (2)Linux版はAcrobatと同様、エクスポートではなく印刷機能として実装されていました。
 (3)相手が文書変更しないのならMicrosoftのOfficeの代わりにOpenOfficeを使用してpdfで文書交換できます。

2006年11月 6日

最小容量イメージ圧縮

■目的
 スキャナで取り込んだイメージは、そのままだと大容量でとてもメールなどでは添付できそうにありません。
 A4サイズ/200dpiで100KB以下になるような圧縮フォーマットを検討します。

■画像取込と精細度
 精細度としてはおおよそ以下が目安です。
  一般文書:200dpi(ハーフトーン/カラー)
  名刺:400dpi(カラー)

■画像容量
 A4サイズとしては容量が小さいですが、本WebのトップページA4印刷原稿をスキャンしてテストします。
 200dpi/256諧調:3,883KB
 200dpi/24bit/color:11,645KB
 
■圧縮容量..PhotoShop
最も一般的と思われるPhotoshopでの変換結果は以下になりました。
(1)圧縮1(256階調原稿)
 モノクロ:494KB PNG256:518KB GIF256:554KB JPEG:578KB(画質90)
 モノクロ変換+tiff:92KB
(2)圧縮2(フルカラー原稿)
 JPEG:657KB(画質90)
 モノクロ変換+tiff:91KB

■圧縮容量..eTypist
 文字認識用に画像を最適化していると思われるeTypistで変換した結果は以下のとおりです。
 tiff(LZW圧縮):41KB tiff(g4FAX):35KB  ..256階調原稿
 JPEG:244KB  ..24Bitフルカラー原稿
 * eTypist: OCRソフトですが圧縮形式変換やpdf変換をサポートします。

■結果
・カラー/256階調原稿ともにモノクロ変換+tiff圧縮が最高の圧縮率となります。
・eTypist(OCRソフト)を使用するとさらにさらに高い圧縮率が期待できるようです。

■注意事項
 今回は画質については評価していませんので、実際の圧縮時は画質の確認が必要です。

2006年11月 9日

XPスタートアップ時間測定

■目的
 Windowsのスタートアップ時間が数分にもなるトラブルの経験から自身のWinXPのスタートアップ時間を測定します。  ハードウェア構成にもよりますが1~2分以内が正常値の目安と思われます。

■環境条件
OS: WindowsXP /Pro /SP2
 CPU:Pentium4 2.6GHz /FSB800MHz
 Memory: 1GB/400MHz*2
 HDD: HDS722525VLSA80 /SATA133
 拡張ボード
 ・DVStorm-RT
 ・MTV1000
■スタートアップ時間測定値
 (1)BIOS画面表示  7sec
 (2)BIOS終了   14sec
 (3)Winインストール画面 20sec
 (4)Winログイン画面   36sec
 (5)ユーザ画面   44sec
 (6)Startup終了   47sec

■測定結果
 合計47秒でハード構成など考慮すると短いほうと思われます。
■Startup時間を長くしない工夫
(1)[スタート][プログラム][スタートアップ]には極力登録しないようにします。
  *ソフトのインストール時に自動で登録され、登録される理由がはっきりしないケースが大半なのですべて削除されています。
  

(2)タスクバーのトレイに常駐するプログラムを最小限にします。
 これもソフトのインストール時に知らずに常駐させられるケースが大半です。
 現在1つの例外を除きすべて削除されています。
例外:NortonAntiVirusのオートプロテクト
(3)ネットワークのトラブルやソフトのインストール、デバイスの追加でStartup時間が増大することがあります。
 増大要因を知るためには日頃からStartup時間に気を配りましょう。

■参考資料
・Microsoft Windows XP パフォーマンス

2006年11月11日

Gigabit対応NAS

■目的
 最近のGigabit対応NASの仕様を見ているとさまざまなメリットが浮かび上がります。
 データのbackup/プリントサーバ/デジカメやTV録画などの共有に1台導入したいところです。

■NASとは
ネットワークに接続して使用する外付けのHDDと思えばOKです。
WindowsやMacのファイル共有機能をサポートしておりネットワークに接続してあたかも内蔵ディスクのように使用できます。最近はGigabit Ethernet、RAID、eSATA、バックアップ、プリンタ共有、FTPの機能なども備え信頼度とともに使い勝手、性能ともに向上してるようです。

左の図はエクスプローラでNASを見た例です。C:ドライブやD:ドライブと同様に扱えることが想像できると思います。

■NASの設置
Gigabit Ethernet対応ブロードバンドルータを使用している場合はルータの空きポートに直接接続可能です。通常はGigabit Ethernet対応Switching Hubを準備しましょう。10/100Mbps LAN環境でも接続できると思いますが高速転送を生かすためにはGigabit LAN環境にしたいところです。

■NASのメリット
パーソナルユースでもNASを使用するメリットが増えてきました。

(1)データバックアップ
HDDが壊れることを想定して、これまで1台のPCには2個のHDDを装備していましたが、PCの台数が多くなるとコストがかさみます。NASを使えば複数のPCを1台のNASでバックアップでき、またコストを最小限にできます。バックアップソフトはこれまでどおりWin装備のユーティリティ(ntbackup)を使用しバックアップ先をNASに変更するだけで移行できます。

(2)データの共有
ホームネットワークなどでデジカメ、TV録画などを複数のPCで共有するにはNASが便利です。ただしFAT32の制限で4GBを越えるようなファイルを扱う場合は専用フォーマットにする必要があるようです。

(3)My Documentやメールデータ
システムの再インストールなどで消えるのを避けるため、これらはC:ドライブからたとえばD:ドライブに格納先を移動していました。いっそのことNASに移動してしまえばD:ドライブ作成の手間とコストが省けます。もちろんユーザごとにアクセスを制限できます。ただし応答時間や転送時間が問題になる場合は推奨できません。以下の例はマイドキュメントのプロパティ画面で、N:ドライブがNASになります。

(4)プリントサーバ
NASに接続したプリンタを複数のPCで共有できます。

(5)FTPサーバ
 DynamicDNSと組み合わせれば、FTPサーバとしてインタネットを経由してアクセスが可能になります。

(6)省電力/低騒音
常時パワーオンのため20W程度の省電力と低騒音は必須ですがパーソナルユースのNASならこの条件を満たします。

■注意事項
(1)ファイルシステムは実質上の範囲でファイル容量の制限がないNTFSをサポートしてももらいたいところですがFAT32場合、容量4GBを越える録画ファイルなどは扱えないので専用フォーマットを使用することになります。専用フォーマットが何か不明ですがFAT32にこだわる理由は特にないので専用フォーマットにするつもりです。
 ..ntfsは読取りのみ可なのでコントロール部分はLinux+Sambaを使用か?。
(2)I-Oの場合プリントサーバ接続はWinのみの環境に限定され、双方向通信には対応していません。
 業務用にCanonのiP4200を接続しましたが、サポート機種にもかかわらず時々通信不能で接続をあきらめました。

2006年11月12日

Gigabit LANへの移行

■目的
100MHz LAN環境からGigabit LAN環境へ移行の報告です。
もちろんGigabit LANの環境では10M/100M LANの機器も混在使用が可能です。

■Gigabit対応機器
hubを100MHzのSwitchからGigabit Swithへ変更するのみで、ルータなどの変更は必要ありません。
PCのLAN Adapterは順次Gigabit対応に変更します。

Switch:Corega CG-SW08GTV2B(8port) @8,420yen
LANボード:Corega CG-LAPCIGT2 @1,780yen
LANケーブル:移行したPCのケーブルはGigabit対応のUTPケーブルに変更します。Switchの指定は1000Base-Tのばあいカテゴリ5eあるいはカテゴリ6以上です。
 
■Network構成例
 今回はパソコン1とパソコン2間のデータ転送にGigabitを使用します。
 ほかの機器は従来どおりの100MHzのLANです。
 
■PCの設定
(1)Gigabit対応LANボードを取り付けdriverをインストールしたら従来のLANアダプタを無効にします。
(2)IPアドレスなど従来のLANアダプタの設定値をGigabitアダプタに設定します。
  *DHCPを利用している場合は何もすることはありません。
 
■結果
 30分ほどで移行は完了です。
 100M LANとの転送速度の比較などは別途報告予定でいます。

2006年11月17日

Gigabit LAN速度測定

■目的
Gigabit LAN環境へ移行したので約4GBのTV録画ファイルを転送した速度測定結果の報告です。
ただGigabitの実効転送速度は100MB/Sec程なので今回の測定環境ではLANよりもPCの性能が問題となることが予想されます。

■測定環境
 PC1とPC2をSwitchを介して接続します。
[PC1]..VAIO PCV-R71改
 CPU: Pentium4 2.6CGHz FSB800MHz
 Memory: PC3200/DDR400-SDRAM 512MBx2 Dual Channel
 ChipSet: i865GE
 LAN:Corega CG-LAPCIGT2
 HDD: HDS722525VLSA80 160GB SATA133
[PC2]..Cube50
 CPU: Pentium4 1.8GHz FSB400MHz
 Memory: PC2100/DDR-SDRAM 256MBx2
 ChipSet: SIS650
 LAN: Buffalo LGY-PCI-GT
 HDD: IBM IC35L080AVVA07 UltraATA100 80GB
[Switch]
 Corega CG-SW08GTV2B(8port) Gigabit Ethernet対応
[LANケーブル]
 UTP 100Base-TX Category5...従来品
 UTP 1000Base-T Category6...Gigabit対応
■ファイル転送速度測定値
(1)100M LAN (参考)
 100Base-TX/Category5ケーブル: 3785MB/365Sec = 10.4MB/Sec (83MBps)
(2)Gigabit LAN
 100Base-TX/Category5ケーブル: 3785MB/118Sec = 32.1MB/Sec (257MBps)
 1000Base-T/Category6ケーブル: 3785MB/117Sec = 32.3MB/Sec (258MBps)

■結果
(1)GigabitでのTV録画file転送速度は100Mの約3倍の32MB/Secで、今回はこれがPC性能限界と思われます。
  2hrのTV録画ファイルだと2分で転送できる速度なので、従来に比べて十分に速いです。
(2)ちなみに100Base-TXのカテゴリ5のケーブルでも32MB/Secをマークしました。
(3)Switch、PCともJumbo Frame対応ですが、以下の理由で適用していません。
 ・設定すると転送速度がわずかに低下する
 ・ノートPCなど非Jumbo Frameの機器がネットワーク内に存在する。

[参考]
(1)Cube50のhdbenchの結果 単位:KB
 
(2)PCIの最大転送速度(32Bit/33MHz)は133MB/Secです。

2006年11月19日

G965/HDDアップグレード検討

■目的
現在メインで使用中のPCのIOインタフェース部分がAGPx4、PCIが133MHzと低速のままなのでCore 2 Duo+i965+最新HDDでどの程度の性能向上が見込めるか見ます。

■仕様概略
(1)E6600 Core2Duo
 2.4GHz/1066MHz 共有4MBキャッシュ
  E6600の詳細はこちら

(2)G965 Express
 2GB/s DMI 500MB/s PCIExpress x1 3Gbps SATA 60MB/s USB2.0
 
  G965の詳細はこちら

(3)Deskstar T7K500
 SATA3Gb 7200rpm メディア転送速度998Mbps

■性能見積(予測)
(1)E6600
 CPU性能でP4 2.6CGHzの1.5~2倍を予測
(2)G965
 PCIの性能133MB/sは500MB/s x6(GbitLANを含む)に飛躍的に向上。
 SATAは3Gbps(約300MB/s)に向上
(3)HDD
 内部転送速度が30%向上見込。
 2台のHDDのRAID0構成で約100MB/s以上の転送速度を見込。

■結果
 RAIDやGigaBitLANを使うとG965のIO周りの転送速度が有効になりそうです。
 現状のPCでも性能のボトルネックが見られないのでCPU価格が1/2以下を待ってアップグレードを実施予定。

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